原作、時系列のゆがみが出るかもですが生温かく見てくだされば幸いです。
アクション対魔忍、事前予約のやり方がわからないので配信されてから探してみようかと思います。
ちなみに華奈のあこがれる先生は矢的先生です。
私に対する周りの評価は、物心ついたときから最悪だった。穢れた血のせいで、生まれの私を助けたせいでふうま八将の一角、心願寺は力を失い、おじい様もその時のダメージがきっかけで現役引退を余儀なくされた。
里に私の居場所はなく、気が付けばいじめられる、悪口を言われる。化け物だと、事実かもしれない。だけど、小さい私にはどれも耐えきれないし、周りの子たちがしっかりと親がいることや、愛されることを見ているとそれだけで胸が締め付けられて・・・いつもいつも隠れるように人のいる場所を離れた。逃げる場所は決まって竹林。笹のざわめきが里の音を消してくれたから。
でも、そんなある日私・・・心願寺 紅以外に竹林に人がいた。
その人は銀の髪と柔らかい笑顔が特徴的で、いつも私が座っていた岩に腰かけ、目を閉じてほほ笑んでいた。けど、私にすぐに気づくと「あら、貴女の場所だった? ごめんなさいね。少し探索をしちゃっていて」とほほ笑み、お詫びにとお菓子を持っていたカバンから取り出して渡してくる。
思わず、後ずさってしまう。だって、知らない人で、けどここに来るってことはきっと対魔忍で、なら私はきっと怪物だから、血が混じっているから馬鹿にされちゃう・・・
すぐに逃げ出して、竹林を抜けて家に帰るとおじいさまと自分なんかに声をかけてくれた小太郎、小太郎のお姉さんの時子姉さま、災禍姉さまがいた。ここに客が来るらしく、出迎えの準備をしていたからちょうどいい。お茶くみをやってきてほしいとおじいさまに頼まれて、台所で待つことにした。
しばらくして、玄関が開いた音がして、みんなが出迎えたりした。その後は、客間で何やら話しているらしい。声からして、女の人。なんだか落ち着く声で、最近ピリピリしていたおじい様たちも緊張はしていたけど今から来る人もことは嫌だとは思っていなかったのか、ニコニコしていた。と思う。
「・・・ということなんですよ。なので、やはりこれは避けられないかと・・・」
「・・・・・これもふうまのためでしょうかね」
私がお茶をお盆に乗せて客間に入ると、時子姉さまと話していた人は竹林であった銀髪のお姉さんだった。私に気が付いたのだろうか、ひらひらと手を振り
「うふふ。ありがとう。お手伝いして偉いわね。これはお駄賃です♪」
キャラメルを一箱渡してポンポンと頭を撫でていた。びっくりして、固まったけど、不思議と悪い気はしなかったのが不思議だった。
それから、縁側で見ていると必死にお姉さんは身振り手振り、紙束を見せては説明したりして、何度も何度も時子お姉さまに頭を下げていた。ものすごく真剣で、同時に私よりも何かに怯えていた。けど、それでも逃げないで話しているのがすごかった。私なら逃げているくらい怖いことを相談しているのだろうか。
「あの子に助けてもらうのがこの子のためかもしれんのお・・・」
隣で小太郎と私と一緒にキャラメルを舐めていたおじいさまの、その言葉の意味は、すぐに知ることになった。後日、小太郎と時子姉さまと一緒に一軒の大きな家に行った。そこにいる人がきっと二人のためになる。いい友達になるって言っていたが、正直信じられない。
里で私も小太郎もいじめられたり、敬遠されてばかりで・・・蛇子ちゃんや骸佐がおかしい。私なんかに・・・
また嫌われたり、何か言われる。そんな私の思いとは別にインターホンを鳴らす時子姉さま。その後に聞こえてきたのが
「はいはーい。あ、時子さん。ちょっとま・・・あ、ゆきかぜちゃん!? ちょっ、びりびり耐久勝負はあと・・・みゃぁあ”あ”あ”あ”あ”!!!!!?!?? ギブ! お姉さん降参ですからって・・・わっ!? 達郎君に浩介君!? 玩具を投げ合ったらだめ。凜子ちゃんもとめ・・・ぶっ!?」
あのお姉さんの振り回されている声と、私たちと同じくらいの子供たちの賑やかな声だった。電気のせいなのか、声がした直後に爆発が起きてもいた。
「はー・・・・はぁー・・・・お、お待たせしました」
しばらくして何か髪の毛がもじゃもじゃになってたり、顔にあざのできたお姉さん、時子姉さまが言うには華奈さんが出てきて、私たちをしばらく預かると言い出してきたのだ。
「この人は大丈夫よ。お館様、紅。骸佐、蛇子。華奈さんはね井河アサギに拾われるまで東京キングダムで生き延びて、そこからどんどんいろんなことで活躍している人なの。きっといい刺激になるから、遊んできてね」
時子姉さまはそういうと自分はやることがあるから。と言って帰っていってしまった。
「よーし、今日はこれで全員かな? じゃ、何してあそぼっか!」
心からニコニコと楽しそうに、ゆきかぜ? ちゃんやほかの子供以上に元気な笑顔を見せる華奈さんは、すごく、羨ましいと思った。
「ふふ。小太郎君。貴方はきっと、多くの人の希望や支えとなりますよ」
正直な話、これを聞いたとき俺は、ふうま小太郎は意味が理解できなかった。
俺たちとよく遊んでくれて、ご飯をくれたり、色んな事をしてくれる人、華奈先生はそういっていつもにこにこしていた。
忍術・・・邪眼に目覚めず、片目を閉じたまま。「目抜け」と呼ばれて、馬鹿にされている。そんな俺に希望や支え。そう言われてもピンと来なくて、むしろ華奈先生が言っていると皮肉にも聞こえる。
自分のくそおやじ・・・ふうま弾正の暴走を止めるために何度も出向き、頭を下げ、ダメだと理解するや時子姉や心願寺、二車、中忍、下忍を問わず反乱に加わらないことを水面下で画策。結局、ふうまの反乱も5分の3が参加しなかったために親父やほかの連中も死亡。
何度もふうまの里に出向くためにくそおやじの愛人になるかの呼びかけにはぐらかし、うまく茶を濁したりしながら立ち回り、小さい俺たちを何度も井河やほかの子供、特に幹部候補となりえる子供たちと遊ばせていたのは反乱時に俺たちを守るため、そしてその後にやってきたふうま隷属時代、その際のふうまへの悪感情を次世代に強く引き継がせないための配慮だったらしい。
隷属下、さらには今の対魔忍のトップが井河で固められていることで報酬も中抜きは当たり前、使い捨ての手ごま扱いもいつもの事。これに対しても救援部隊の用意や華奈先生個人の資産から普通の報酬、更には特別危険手当と称して任務に出向いたふうまの対魔忍たちに割増しでお金をいつも支払い、出向くたびに陰で石を投げつけられようとも、ののしられようともふうまのために手を尽くしてくれた。
そんな色んなことが出来る人が、まだ何もできていない子供の俺に希望や支えと何を言っているんだよ。と。
一度だけ「こんなことをして、わざわざ痛い目にあいに来なくても大丈夫だよ」と言ったが。それに対しても
「同じ対魔忍で、身内の失敗があっても頑張っているふうまのみんなも私にとっては仲間。それに、魔族と戦うためには一緒に頑張らないと勝てないですからね」
と笑ってご飯のリクエストを聞いてきた。ふうまや井河ではなく、対魔忍全体を見ている。すこし、大きくて変わった人だという感情が心の中に芽生えるのを感じていた。
「ねえ、小太郎君。貴方はこの人たちが弱いと思いますか?」
よく先生は特撮をテレビで見せてくれた。様々なヒーローが色んな能力を使って戦う物語。その中でヒーローを助ける組織の隊員たち。それを指さして質問を投げかけてくる。
「思わない」
素直な感想だったと思う。巨大化しないし、宇宙人や怪人に真正面から戦うには武器とか、人数がいないと無理。だけど、それでもできる限りの用意をして、どんなに相手が強かろうと勇気を振り絞って、みんなと協力してヒーローでは倒せなかった相手からも時に勝利をもぎ取るその姿に、忍術という異能がまだない自分とある意味重ねていたのか、時にヒーロー以上に入れ込んで、かっこいいとさえも思う。
「ですよね。変わった能力もない。あっても人の特技レベル。だけど、使える手をもって、身を危険にさらす。同時に、そんな人間でも戦えることを示し、その力を振り絞って時にはヒーローたちに負けないほどの力を見せた。小太郎君も、達郎君も浩介君もそれができるんですよ」
「え?」
「目抜けだろうと、忍術が使えなくても、邪眼がなくても体術は使える。頭を使える。前に進める心がある。それらはね磨けばそこらの忍術を持てる、早く使える才能よりもずっと強力な武器になります。そしてもし小太郎君が忍術に目覚めないままでも頑張れば、多くの人に希望を持たせられます。たとえ強力な忍術が使えなくてもここまで戦える人がいる。自分も忍術が使えないけど、ここまで戦えるようになるかもしれない。そういう希望を与えられます。
そして、その時に苦労をした小太郎君は同じ目線で、同じ立場で手を差し伸べることが出来る。だから貴方は今のままでも腐らずに強くなるために進めばそれだけ多くの悩める対魔忍たちの救いになるかもしれません。そして、強くなったうえで忍術に目覚めればそれこそ魔界の大物たちも倒す、だれもが認めるヒーローになれます」
嬉しかった。忍術が使えない、ふうま宗家でも一部を除いて使えないと言われた俺がここまで素直に評価されて、俺に道を示してくれた。
「俺に・・・あのヒーローと、戦う皆のように立派になれますか・・・?」
「できます。そして貴方にはもうたくさんの友達がいて、支えてくれる仲間が、家族がいます。そして、強くなる手助けをするための先生がここにいます♪ 小太郎君は頭もすごくいいですから作戦や裏方の勉強もすればそれこそ何でもできるようになりますよ~」
頭をポンポンと撫でまわしながら微笑んでくれる華奈先生をみて、俺は誰よりもきっと目を輝かせていたと思う。
「紅さんはすっごく優しい子ですね。だからこそ、貴女は誰よりも強くなれます」
私に華奈先生はいつもそう言って、落ち込んだり、泣いている私を抱きしめてくれた。怪物で、魔族の血が入っているのに、そんなことはどうでもいいといつもいつも笑って、一緒に悩んで、小太郎やみんなと楽しく遊んでくれた。
「先生は・・・私が怖くないの・・・? だって・・・だって先生は・・・魔族と戦っているんでしょ・・・?」
まだ写真とかでしか見たことがないけど、恐ろしい、お化け屋敷に出たお化けよりも怖くて、嫌な魔族たち。その血を、なんでもそれらのはるか上の血を引いているヴァンパイアハーフの自分を目の前の人はいつも遊んで、本当のお姉さんのように遊んでくれる。
遊園地で自分と同じかそれ以上にお化け屋敷で驚いたり、おいしいご飯に誰よりも目を輝かせて、台所で再現しようとしてみせたり、骸佐たちと訓練したり、漫画やアニメを大量に買い込んで一気見したり、使える技はないかとみんなで探したり、オリジナル必殺技を考えたり、学校の宿題を見てもらったり、いじめてくる子たちに誰よりも怒ってくれた。
忍術の修行も良くしてくれて蛇子ちゃんの不意打ちの墨をうけて顔が真っ黒になって目をぱちくりさせたり、骸佐のどくろの甲冑を見るや怪獣映画のもんすたーX? のフィギュアをプレゼントしたり、凛子や達郎二人の剣の指導をしたり、浩介と鹿之助には苦無や銃器の取り扱い。
ゆきかぜちゃんには雷の忍術の制御の修行をするたびに加減を間違えた雷で黒焦げになっていた。それをみていたみんなが「これがスーパーマサラ人とあの電気ネズミの日常だったんだなあ」とつぶやいていたのは笑ってしまった。
優しくて、暖かくて、お母さんとかお姉さんの温かさってこんなことなのかな。といつまでも甘えたくなる。抱き着かれると柔らかくて、心地よくて、怖さとか、悲しさが消えていく。
けど、同時に先生は対魔忍。しかも私にもわかる最強の対魔忍アサギ、それ以外にも大物たちが認める人。そんな人を傷つけて、足を引っ張りたくない。化け物が近くにいたらだめ・・・そう思っているのに。
「怖くないですね。むしろ、私には最高の美人ちゃんが心配してくれるという最高のエールを貰っているのですが? そうだ! 今度一緒にテレビを見ましょ?」
いつもみんなで見ている特撮。その中でも特に私に見せたいということで二人で見た特撮。それは、どっちも印象的だった。
人を対象にした狩りのゲームをする怪人。そして、その力を後天的に持ちながらも人のために戦い続けるどこまでも優しくて、明るい戦士。自分の力のルーツがわかってもそれを人のために使い続けるヒーロー。もう一つは遠くの星から来た若い戦士。失敗したり、馬鹿にされたり、自分の正体がばれてもどうにか受け入れられ、地球の仲間と成長して地球のため、人類を守り続けた戦士。
魔族の力を強く持っている自分と同じような境遇なのに頑張る姿、星も種族も違うのに、頑張って受け入れられ、でも裏切られたりしても、また応援されて、使命を果たしたヒーローたちはかっこよくて、強くて、立派で・・・こうして泣いている自分とは違って・・・自分の情けなさにもっと涙が出てしまう。
「紅さん。彼らもね、すごく迷ったり、悩んだり、できないことに苦しんだりもしました。それは自分の力の危険さにも。だけどね、それを理解した上で使いこなし、たとえルーツが危険なものであっても、力の大きさを危惧しながらも正義のために使えた。そして似たような境遇の紅さんは彼らと同じように・・・いえ、よりも優しく、強くなれます」
「そんなことない! 紅は・・・こんな、弱虫で・・・だめで・・・危険なんだよ・・・だから・・・だから・・・」
「そこですよ。危険な力、存在。そう考えながらも、いじめられながらもおじいさまや、大切な人のためにと思うことが出来る。私みたいな人にも心配してくれる。幼いのに、自分のことで一杯一杯なのに、それでも気遣ってくれる。あのヒーローたちも大人になってからのことをもうしている。生まれなんて関係ない。その美しい心は、私たちを守ろうとしている思いは紅さんが持っている最高のものなんです」
また抱きしめられていた。少し強く、そして、どこまでも落ち着く感触。
「その心の光が曇った時は、私が曇らせる雲を晴らします。力が怖いのならその力を理解して使えるまで私が鍛えます。勇気がないのなら、勇気が持てるように側にいます。・・・素直に甘えていいのですよ? 貴女はここにいていい。自分から卑下して一人に、孤独になろうとしないで」
気が付いたら私は華奈先生の胸でずっと泣いていた。多分、一番泣いたと思う。泣いて泣いて、泣きつかれて、いつの間にか眠っていた私を起こしてくれたのは華奈先生の膝枕の感触と優しくほほを撫でる感触だった。
「んぇ・・・・? あ、おはようですよ~紅さん。早起きですね。朝ごはん、何がいいですか?」
「・・・オムレツ。が食べたいですおねえ・・・・・先生」
この後に食べたオムレツは本当においしくて、暖かくて、みんなで遊んだ後で作ってくれたハンバーグの味は、一生忘れられない。
ふうまの反乱、そこからの隷属状態をどうにか緩和したりあれこれ起きたり(アサギさんや紫さんやさくらさんが捕まったの救助しつつ敵施設を発破解体したり)しながら過ごして早数年。今日はまためでたい日を迎えられることが出来ました。
「皆さん、入学おめでとうございます。五車学園にようこそ♪ とまあ、何度目かの挨拶はさておいて、先生からの入学祝です」
ふうまと井河。ふたつの対魔忍の次世代を担うメンバー、幼いころから私の家で一緒に遊んで、修行して、私たちの学園に入ってくれた。その入学式の後、私の持つ家に来てくれたみんなに私なりのプレゼントを。渡そうと思います。
であった頃はみんな小さかったのに、あっという間に大きくなって、たくましく、かっこよく、美しく成長して、思わず二度目の嬉し涙が・・・おっと、いけないです。これからのことも考えれば同時に厳しくもしないといけませんからね。先生ですし。
「じゃ、小太郎君。はい」
「これは・・・討魔剣士の銃!? しかも剣も!」
前もって知り合いのガンスミスに用意させておいた私の使う銃をもうワンセット、そして剣も同じものを用意。いやあ、幼いころ見せたマジンカイザー〇KLとガンカタアクション映画に魅了されるわ私の変装の一つ、討魔剣士にあこがれてまさか独自でジュウクンドーを生み出すとは思いもしませんでした。
もともと筋肉質な体質ですし、判断力も悪くないですからと大型の銃持たせればレイジングブルやデザートイーグル、特種弾頭も使いこなしますし、やっぱりフィジカルお化けですね。この子。
「ええ、彼からの許可ももらいましてね。『彼なら問題ない』と。それと、小太郎君には期待していると救助隊の皆さんからもメッセージをもらっていますよ」
まあ、その剣士私なんですけどね。この子たちにも正体は内緒です。あと、救助部隊の皆さんもたびたび交流がありましたが小太郎君たちのひたむきさや心に感動してすっかり仲良しになったり。
「・・・はい! おれ、この銃に、討魔剣士に負けないような対魔忍になるために頑張ります!! ・・・先生?」
っはぅあ~~・・・こうも面向かって真っすぐな瞳を輝かせて目標だと言われると顔が熱く・・・あ、アブナイアブナイ。
咳ばらいをして、と。
「ん”っ・・・ふふ。よろしい。一緒に任務をすることもあるでしょうし、お願いします。さ、次は紅さん。これを・・・」
「砥石に、手入れ道具・・・あ、リボン・・・可愛い・・・」
紅のお爺さん。ふうま八将最強とも言われた心願寺 幻庵 彼から受け継いだ刀。それと私もその刀のメンテの時の間に用意した刀。それの手入れ用の最高品質の道具、そして、真っ白な髪結い用のリボンのスペアも着けてのセット。前のリボンは訓練中に切れてしまったので新しく用意しておいたのですが、どうやら気に入ってもらえそうでよかったです。
「ありがとう、先生! っ・・・似合う・・・?」
かわいい・・・美人で、ほほを赤くしながら笑いかけてくれる仕草がもう素的過ぎて・・・
「ものすごく。つけてくれてありがとう。紅さん。また欲しかったら言ってくださいね。用意しますから」
「はい!」
力強く返事をして、プレゼントを受け取って次の子たちのために下がってくれる紅さん。本当に、出会ってからのしばらくの間とは違い、よく笑ってくれるようになりましたし、素直につらいときは来てくれて助かります。まあ、私の家、もはや生徒たちのたまり場なんですけどね。漫画やおもちゃ、私物が多いこと多いこと。個人用の布団も毛布もありますし、名前の書かれたお菓子やジュースが冷蔵庫にもぎっしり。
その後も、剣術だけでもう現役対魔忍たちに張り合えるほどに成長した秋山姉弟には緊急時の予備の短刀。戦闘力が低いうえに忍術もまだ弱い鹿之助君には遠距離攻撃のできる棒手裏剣や苦無、専用の合金で編み込んだ見えないほど細い金属製の糸。浩介君は体術のセンスがなかったのでスタミナをひたすらにつけさせてあやめさんたちと相談して用意した対物ライフル。
骸佐君にはプロテインと訓練用の大太刀。蛇子さんには稲毛屋から頼んで用意してもらったアイス引換券50回分と頑丈さを追求した忍術使用時に使うための忍者刀。ゆきかぜさんには専用の対魔忍武装の銃、ライトニングシューターを用意。結局、制御よりも出力の成長がすごすぎて制御はまだ難しいですしね。ゆきかぜさんの忍術。
ほかにも多くの人にプレゼントを渡し、ひと段落。いやあぁ・・・・本当、私何人の子供たちと幼いころから遊んでいたのでしょうかねと。
「さて、じゃあ明日から私は皆さんの担任だったり世界史や日本史の先生です! そして戦闘訓練も行いますから今まで以上に頼ったり、わからないことがあったら聞いてください。文字通りこれから貴方たちが踏み込む世界は修羅の世界。そこに踏み込むために力を蓄え、知恵を蓄え、経験を積まないといけません。そのための方法がわからないときは私に聞いてください。先生たちに聞いてください。
人生の先輩で、この世界に足を入れているのです。怖がらず、恥ずかしがらずに聞いてください。それが先生やみんなのためになるのです。・・・ふふ。固い話もここまで。明日からの授業、遅刻は駄目ですよ」
元気よく答えてくれるみんな。本当、この生徒たちを対魔忍の現場に送ることは心苦しいのですが、同時に若き才能が頑張って邁進したり、ワイワイしている姿を見ると、どうしても教師というのは魅力的に思えるのですよね。私もこの子たちを育て、どうか生き延びていけるような立派な人物にしないと。
ちなみにその後、皆さんを家に送り返した後に時子さん、災禍さん、天音さんたちからメールやテレビ電話が来て内容は「討魔剣士と同じ武器を用意してくれてありがとう」というものでした。小太郎君、相当嬉しかったのですかねえ。
華奈の特撮好きの理由はしっかり見ると本当に大切なことを語っていたり、未来予知したような話も多いこと。ぶっちゃけた話魔族の敵勢力の手口が冗談抜きで実現可能なものばかりなのでそれをケースに作戦や対策を考えられるから。です。ヒーローたちの強さに憧れたりもしている部分もありますけど。
反乱時に馬鹿をされないように子供たちを避難、ついでに次世代に今の禍根を残さぬように小さいころからの交流。そのさいに大人たちも来て修行を手伝ったりで原作のメインメンバー、若い世代たちは多分大分強化されちゃったり。学園では「華奈の教え子たち」といろいろ注目されていることでしょう。
ゆきかぜも原作よりもパワーアップ。だけど、結局制御困難で武器は変わらず。幼いころからの修行で電撃喰らっている華奈の反応にいたずら心が芽生えて遊んでいたりした結果出力の修行になったりとしていますがそこが先行しすぎて制御は二の次になったせいです。
あと、忍術が使えない三人組が仲良しになりました
次回も過去編。