浩介「ふぅ・・・狙撃も良し・・・忍術も大丈夫・・・リハビリも今日で終わったし・・・」
華奈「ならばちょうどいいです」
浩介「か、華奈先生!? 久しぶりです・・・あ、あの・・・」
華奈「それは後です。浩介君。貴方に名誉挽回の機会を与えます。・・・参加、します?」
浩介「・・・あの時の俺はアサギ姉さんの事だけだったけど・・・兄貴の事での扱いを払拭したり守ってくれたみんなや、忍術なしでも鍛えてくれた華奈先生のことも大切ですし、迷惑をかけた分、助けになりたいです!! お願いします! その機会をください! 何でもします!」
華奈「ん? 今なんでもって言いましたよね」
浩介「え? あ・・あ、あの・・・め、目が怖いです・・・」
華奈「ふふ。冗談です。では、今夜の夜中に出ます。病院も院長先生から許可をもらっていますのですぐにでも準備を。いいですか」
浩介「はい!」
華奈「では、私も出ます。一時間後にそちらの方に連絡が来ますので」
(手を振って病院を出る)
~武器庫~
華奈「メンバーはそろいました。今夜動きます」
アサギ「ええ・・・でも、前に浩介君に課したものが・・・」
華奈「私たち『へ』の接触は駄目ですが、私達『から』ならいいでしょう? それに、以前決めた罰は課します。アサギさん、気合を入れてください。間違いなく大取物ですよ」
アサギ「とんちでもないような・・・でも、分かっているわ。このための仕込みを今使わないとだしね。頑張りましょう」
華奈「はい」
「ちっ・・・どれもこれもだめか・・・」
灰色じみた髪に浅黒い肌が特徴的な美丈夫。黒井竜司。聖修学園の3年生。というのが表向きだがその正体は淫魔族の王。人間界への進出をもくろみ、ヨミハラ、東京キングダムで人を隷属させることで自身らの存在を隠してノマドの目を盗み戦力を拡充していたのだが、ここ最近はひたすらに事が運ばなくなっていた。
「鬼族、ヤタガラス族、魔人・・・すべて潰される・・・腹立たしい!」
ヨミハラのアンダーエデンであの水城不知火、そしてその娘のゆきかぜを対魔忍たちに救出されてからというもの東京キングダムをはじめとした魔界都市の数々の拠点、設備をノマドに散々にたたかれ、自分たちの手ごまで財源となっていた鷲津財閥や学園も黒い情報を暴かれ続けて疲労困憊。
つい先日も龍門と手を組んで馬超を量産しての逆転の奇策を用意しようとするもそれも井河さくらをはじめとする部隊につぶされ、最後のトレーラーもエドウィン・ブラックと船坂華奈、水城ゆきかぜに完全につぶされて計画も水泡に帰す始末。
「あの女に・・・地獄の番犬にこうも翻弄されるのか!!!」
ここまで順調だった勢力拡大が鈍った原因は一つ。船坂華奈。地獄の番犬と恐れられるあの対魔忍に不知火の、いやゆきかぜの情報をつかんでそこからこちらの存在に気づいてからだ。
あちらとしては魔族同士で食い合ってくれればいいやという感じだろうが、政府と財閥、対魔忍としてのノウハウを生かして得た情報をノマドに渡したせいでもとより直接戦闘は強くない淫魔族は散々に打ち破られ、新たに引き込もうとした裏社会の勢力は早急につぶされ、直接接敵する前という手際の良さで対魔忍を自身の勢力に篭絡もできない。
これだけでも散々だが、アンダーエデンで奴隷娼婦にしていた魔族や人間。中に混じっていたそれなりに名の知れた戦士階級や実力者たちの情報を流したせいで魔界でも協力関係を結んでいた勢力からも手を切られてしまい淫魔族は方々から攻撃を受けて孤立無援に近い状況。
日本にある残りのアミダハラも魔術師組合もヘンダーランドでの一件から対魔忍に協力的な姿勢がみられる。あのノイ・イーズレーンやエウリュアレーが華奈と茶のみ友達な時点でお察し。最近はさらにリリスの孫もいるせいでますますもって相手を手籠めにして戦力にする方法から嫌われている淫魔族があちらで場所を確保することは無理。
そのせいで魔界都市にもはや淫魔族の場所はなく、竜司も鷲津財閥の用意したシェルター兼豪邸の一角で報告書を読んで渋面浮かべて一人怒鳴ること品出来ない始末。
「あの女が消えて、それまでは穴熊を決め込むしかないか・・・この俺たちがこうも・・・!」
「おいたわしや・・・王。しかし、やつらの寿命は低俗である分短く、我らにとっては瞬きする瞬間。その瞬間すら耐えてしまえば今度こそ我らの望みも成就するでしょう」
「それに地獄の番犬、華奈も今は休職中ゆえにまた表に出ずに精神の安定のために休んでいる様子。動くのなら今しかないでしょう」
怒る淫魔の王を宥めるのは側近の淫魔族の男と女二人。どちらも何も言わずに身の回りの世話を焼き、用意をしてくれる敏腕さ。今もこうして気持ちが落ち着くために焚いていた香を取り換え、紅茶を用意してくれる。
人を家畜、性欲発散のための道具としか見ていない淫魔族らしい傲慢さを振りまく王の気を抑えつつ、新たに書類を持ってくるふたり。
「ふぅ・・・ちっ・・・それが新しい報告か・・・今夜あたりから動けると・・・」
「はい。魔界の門を通れるよう米連のほうにいた部下に手配してもらいまして。ですので今夜のうちに輸送機に我らの財貨と共に米連に移動し、そこから魔界の門を通って魔界で再起を図るようにしております」
「あちらでならまだ我らの奴隷の戦力もあればギランボと名乗る奴隷商人が戦力を用意してくれまして。対魔忍相手であるのならそれなりに割安で売っても良いと」
「それが最善か。そして、例のハロウィンパレードの件からも何やら華奈に執着していたとも聞く。値は弾んでもいいから専属の奴隷商人とできるよう動け。あいつ自身も戦力になるし、対魔忍相手とうまくたきつけておけばいいだろう」
日本脱出の手はずを整えてくれることに内心安堵の息を吐き、書類に目を通していく。なるほどよくできているプランであり、うまく財貨もばらけて運ぶことでリスク分散も問題ない。これらを元手に再度魔界での力を蓄え、次回のリベンジに活かす。
次は魔界騎士でも引き抜き、魔人も多くの人材を。メンツをつぶされ、逃げる形になった原因のノマド、そして対魔忍を潰し、今度は逆に隷属させてやる。そんな野望をふつふつと抱いていた黒井。いつの間にやら此方の心情を少しでも安らげるためか、部屋に備え付けのオーディオで音楽をかけ始めた側近の女性。人間界の音楽の中でも比較的気に入ったものだ。
「王、鷲津が脱出前に最後の打ち合わせをしたいと」
「ああ、わかっ・・・」
新たに扉をノックして入ってきた淫魔族の言葉に書類から顔をあげた黒井は、次の瞬間黒塗りの刃に両の眼を切り裂かれて視界がふさがれ、その次の瞬間には自らの首が落ちる感覚を味わう。
ごとり。と首が床に転がり落ちる感覚を最後に一切抵抗をさせないまま淫魔族の王は死亡。魔界から進出していた大者の一角がここに潰れた。
「ここ・・・は・・・俺は・・・死んだ・・・のか?」
自分が死んだことを自覚した黒井が何故か目を覚ました次の瞬間。目に映ったのはなんてことない、ただの公園。多少大きく、休日にはそれなりに人が集まるであろうくらいか。
魂魄の存在や異界に関すること、天国や地獄の事は知っているが、だとすればここは魔族が行きつくあの世、冥界に当たるのだろうか? そう考えつつやることも無し、どうにかここを脱しようとふらふらと足を運べば、公衆便所のある小さな広場に出た。
「・・・・・・・・・」
そこにあるベンチに腰かけている涼し気な風貌が特徴なちょっと悪っぽい、青いツナギを付けた男が黒井を見つめていた。
やばい。あれは今すぐ逃げるべき存在だ。黒井の本能がそう警鐘を鳴らし続ける。淫魔族の王だとか、そんなものは今すぐ捨てて逃げるべき。そう考えていたのだが後ろにも同じ男が、更にはマカオとジョマも出てくる。
「!?」
それだけでは終わらず、かつて自分の手ごまにした男たち、間違いなくこれは何らかの夢に近しいものや術の類だと気づくも、淫魔族や夢魔などの夢見の術が敗れた気配はまるでない。それどころか気配は増え続け、黒井に向けて湿った瞳を向けて近づくのをやめない。
魔力を使った攻撃に、淫魔族とはいえかなりの高い水準を持つ身体能力もまるで使えず一歩、また一歩と歩み寄られる。そして、黒井を青いツナギを付けた男と黒の革製の覆面を付けたパンツだけの男に絶望を叩き込まれた。
「やらないか」
「DEEP♂DARK♂FANTASY」
抵抗らしい抵抗もできないままに黒井は公衆便所の中に引きずり込まれ、男たちは列をなして並び、黒井の悲痛な悲鳴が常に響き渡ることとなる。
「これから魂魄が消滅するまでひたすらにこの状態ですよ。淫魔族の王様らしい、ハッテンにまみれた最後をお楽しみくださいませ」
どこからともなく聞こえたその声を誰も聞くことなく、肉体のみならず何もかもを淫魔族の王は殺されつくされることとなった。
「はーい皆様お仕事終わり。後は検査をしてしばらく休みましょうか。下手に飛び火で火傷はしたくないですからねえ~♪」
黒井の首をこれまた専用のボックスに入れて写真を取っておいてから東京キングダムのエドさんに向けて配達をガチムチオークに頼んで仕事終了。
淫魔族の王様、黒井は何重にもがんじがらめの作戦を持って殲滅完了しました。
「ふぅー・・・しーかし、香水の用意や変装術。紅ちゃん、多くのメンバーが動けたからこその成功よね。これ」
「ははは。違いねえ。そして、休職を利用してうまい具合に動けたのも大きい」
淫魔族の側近に変装していた静流さんと拳志も鷲津財閥の邸宅を破壊し、財貨を根こそぎ奪ってテロリストの仕業に偽装工作をしてから戻ってきました。今回の作戦は静流さんと拳志、災禍さんが変装し、静流さんは淫魔族や王たちの力を奪ったり幻覚効果のある香で敵の力をうまく使えない、下手に夢を見させないようにし、拳志はセキュリティーなどをこっそり無力化。災禍さんはその邪眼を活かして淫魔族の王の意識をさらにこちら側を認識させないようにさせます。
そしてさらに視界を塞ぐためにさくらさんを侵入させて黒井の背後に回らせて影を伝って最後は影の刃。私も報告に来た淫魔族の一人に化けて縮地で首をスパン。
ここまでしても尚相手の術中に落ちる可能性があったのでアミダハラで用意した夢魔、淫魔族の夢に落ちないように対策した呪符を全員で装備。更に私は嗅覚、静流さんと拳志、災禍さんにさくらさんに武器の数や通信機の場所、銃弾の残弾数のずれなどで夢と見抜けるように細工を仕掛け、更にバックアップに時子さんと紅さん。
時子さんの千里眼で俯瞰から見て私たちが相手にやられていないかを安全な位置からのチェック。紅さんはその身体能力の高さと旋風陣での殲滅。邪眼・神眼で夢の世界に陥った私達への術を斬り捨てるための補佐。
周辺への殲滅は拳志がセキュリティーを無力化した瞬間に今度はもう一つの部隊に入れておいた凜子さんの空遁の術。それを活かして真空の空間を黒井の部屋周辺に設置。外部の音を聞こえなくした瞬間にあやめさん、浩介君、達郎君、鹿之助君で狙撃と手裏剣、苦無で屋敷にいたすべての淫魔族を殲滅。
結果として淫魔族の親玉と人間界で支えていた側近は皆殺し。そして鷲津財閥の資産は全てこちらのものに。念のためと罰ということで淫魔族の王にはナディアさんの領地にいる森の妖精のつてを貰い、男が好きな男の高位の夢魔やそのほか多くのそっちのけの夢魔を動員。加えてアミダハラの魔女さんで以前飛燕さんを呼んでもらえた方にも協力して黒井の魂魄がいろいろな意味で死に絶えるまで彼らのお楽しみとなってもらう特殊な空間結界に魂魄を送り届けて任務完了。師匠と教え子を食い物にしようとした相手ですし、これくらいがちょうどいい。
凜子さんの空間跳躍で後詰の紅さんや時子さん連れて戦う策を使わずに済みましたし、明日の朝にでも鷲津財閥にとどめを刺すニュースは政府にもマスコミにも流れるよう用意済み。今回の暗殺と惨劇も組織内の暴走ということで不祥事として届け、更には偽装工作したテロ事件のドッキング。やれるだけはやりました。
「先生・・・無事でよかったです」
「うふふ。紅さんがいたからこそですよ。すんすん・・・ん。匂いのずれも無し。ですが念のために今回の任務に関わった人は一度病院でのチェックや脳波のずれがないかをチェックします。私と紅さんで見てもずれはないですが、念には念をです」
「い、いいきなり匂いをかがないでも・・・! で、ですが了解です」
「了解よ。私たちも一応あの竿野郎の近くにいたものね。そのほうがいいか」
「だねー。念には念を。警戒のし過ぎで死ぬやつはいないってどこかで聞いたことあるし。で、さ・・・・浩介君の事だけど・・・今回の件である程度罰の緩和って・・・」
さくらさんの言葉を皮切りに空気が少し重くなる私達。まあ、今回のことで浩介君は淫魔族の幹部を数名射殺。情報をすっぱ抜いたり金品の強奪にも成功。現在日本に救う魔族の一大勢力の壊滅に貢献したことを踏まえればまあ、無視もできないです。さくらさんの場合はアサギさんと一緒に過ごしていますし、私よりも浩介君と長くいた。その分想うものもあるでしょう。
「駄目です。そも今回の任務での抜擢も特例です。浩介君以外の狙撃手がほかに動かせなかった。そういう理由にしておいての事でもあります。これ以上の恩情は、間違いなく井河の横暴と独断ととられますよ」
「う・・・うん。そうだよね」
今回幹部メンバーで固めたのは任務への相性もありますが、浩介君に対して心無い言葉や余計な騒ぎを起こさないためでもありますからね。これ以上浩介君に処罰を与えないで、むしろ軽くすれば愛人のために自ら与えた罰を捻じ曲げることと同義。
ほとぼりが冷めるころと、罰が終わり、この功績をもってある程度見直してくれるようにするだけでも危なかったのですから。
「頭領の下半身事情であんな騒ぎ起きて、更にこの功績で甘々制裁にしちゃいましたーってシャレにならないわ。華奈さんの今回の件も私は不安で仕方なかったのに、これ以上したらそれこそ井河の長老衆と同じよ。さくら」
「俺もそこは同意だな。大将があまちゃんだからこそ俺は好いているが、さすがに今回は不安だったし。罰はまだ始まってすらいねえ。それなのにこれをしたらなあ・・・?」
「う、うぐぅ・・・」
「浩介の事は私も心配だが・・・信賞必罰。まずは罰を償わせてからでのほうが。リハビリだって終わったばかりでしょう?」
「私も散々部隊の皆さんに怒られましたしね・・・とほほ」
「さすがに私もこの時は華奈さんを阿保かと思いましたね」
「あやめさんまで・・・まあ、うん。わかっていましたが」
まあ、うん。ほんと皆さんの言う通り。私も説得するのに時間かかりましたし、さくらさんの言い分や思いもまあわかりはするんですがね。これ以上は無理。本当に無理です。組織運用の今後のためにも、心情的な意味でもいろいろ。
この後はわいわい騒ぎながら部隊を分けて帰還。情報操作のほうの準備や流す情報もナディアさんとメイアさんにも渡しましたし、さてさて。後はもう一つですねえ。
「先生・・・その、わざわざありがとうございました」
「・・・ええ。今回の功績は大きいですし、昇格は定めた罰で無理ですが、まあ、貴方の実力は再度示せたでしょう」
検査を終え、アミダハラでの呪符のデータを記録、裏方の仕事を終えて次の任務。まあ仕上げの用意を終えた後に私と浩介君で面談。一発拳骨を落としてからですので浩介君にはでかいたんこぶが。
「それで・・・ありがたいのですが、俺、このリハビリの間ずっと考えていて・・・その。兄貴のことで俺たちが白眼視されていたことの理由がようやくわかって。それ以上の事をした俺にこの配慮は本当に優しいと理解しました。そして、これ以上迷惑をかけるわけにはいきません。俺、対魔忍を抜けようかと思います」
「・・・アサギさんの事はいいのですか?」
引退というよりもこの場合は退学といえるのでしょうか? 深く頭を下げて謝る浩介君、でも、アサギさんの事はいいのでしょうか? 能力も含めてアサギさんを補佐できるようにひたすら頑張っていましたし。
「アサギ姉さんは愛しています! だけど、そのアサギ姉さんや、恩人の華奈さんをこれ以上俺がいることでつらい目にあわせたくは・・・俺なりにけじめをつけたいんです・・・」
「・・・・・・・・・ふむ」
まあ、考え直して、そして色々不安やら後悔もあるのでしょうねえ。やらかしたことの大きさにつぶされそうな部分もですし。ですが、その考えだけをもってこれからの罰に臨むのも、なんか嫌ですし・・・あはは。私も大概あまちゃんですね。いや本当。
少し違うかもですが、まあ、聞いてくれればいいですね。
「いいですか、浩介君。こんなお話があります。お釈迦様の元にいた信者の一人が、人助けをするという自らの欲のために戒律を破ったことがあります。その後、この信者の方は破門にしてほしいとお釈迦様に言い。お釈迦様もまた信者を追放しました。教団の戒律を破った。つまりはトップの顔と教えに泥を塗ったわけですからね。お釈迦様も彼の意をくみ取って引き留めはしませんでした」
「・・・・・・・」
「ですが、去り行く信者にお釈迦様はこういったそうです。 また、おいで と。その後はまたもう一度一からやり直し、かつての後輩に何度も頭を下げて学びなおしニルヴァーナに至ったといいます。・・・アサギさんも、さくらさんもまた戻ってきてほしいと言っています。つらい日々を送ってでも、また一からやり直してでも、アサギさんや皆と一緒にいたいと思うのであれば、その時は受け入れますよ」
「・・・!」
「まだ互いに持ち直せて、やり直せます。その上でまだ浩介君の愛があるのなら、もう一度来なさい。課された罰を越え、なお愛する人の元へと来て、今度こそ、支えて尽くしなさい。一度追い出されたとき以上の器と力量をもって、今度こそ本当にアサギさんを・・・ね?」
アサギさんの思いを聞けたせいでしょうかね。浩介君はボロボロ泣きだしちゃいました。ここまで泣いているの、ハロウィンで私たちの仮装を見たときか、手術が終わって元通りになった直後でしょうか。その後アサギさんとアスカさんの修羅場が即発生でしたけど。
「はい・・・! 俺・・・先生にあんな悪口いっていたのに・・・いいんですね・・・俺なんかが戻ってきて・・・!」
「対魔忍は万年人手不足。その中で浩介君みたいに反省して、次を歩める子は貴重です。組織としてもしっかり反省して、鍛え直した狙撃手は必要なんです。個人としても、アサギさんの秘書としても言いましょう。浩介君。また、おいで」
能力を見ても、色々ありましたが大切な教え子であり人材。未来ある若者。これからの可能性の一つを潰したくない本音でしたが、この後浩介君。本当に泣き続けて大変でした。泣きまくって、後日泣きはらした目がすごいことになるというおまけがつきましたが、凄く覚悟を決めた目でツヨシ工業に出向。
なんやかんや実力者は認める五車の里でも元々浩介君は忍術なしでも実力を見せていけていたのに加えて火遁系忍術も目覚めた。更には私も認める鬼教官たちにしごかれていくのです。戻ってくれば任務を与えて名誉挽回の機会なんていくらでも与えます。だからどうか、戻ってきますように。
私たちたちは私たちでこの大物が倒れたことをこれだけでは終わらせるわけにはいかないので次の仕込みの準備。とはいっても大体は終わっているので大体3日後くらいでしょうか? 楽しみですねえ。うふふ・・・♪
嘘の情報を流して油断させてのすっぱり。華奈、怒りのハッテンへ淫魔族の王様魂送り。死して尚、ひでえやな状況へ。このために休職中で回復してからひたすらにスケジュールを開けておけるように調整を相談していたり。
そして浩介はガチムチの職場へ。この対魔忍ワールド、クレしんばりにオカマやホモの出現率が多い気がします。
次回はまた華奈が礼のバイクを乗り回して愉快な現場へ戦線復帰。
華奈のヒーロー、戦士の在り方ってどれに近いと思います?
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