こちら対魔忍特別諜報室   作:零課

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感想は今のスタイルでとりあえず続けていこうかどうか迷っています。多くの作者様の影響を受けているのもありますが、スレイヤーズのように作者とキャラクターがワイワイやっているようなノリで感想に返事が出来ればと思います。が、今スタイルが引っ掛からないか不安になりまして。

そして感想が200件を超えました。本当にありがとうございます。いつも楽しく拝見させてもらっております。華奈たちを応援してくださり感謝します。





~東京キングダム・用水路兼人工川~

拳志「おい銃兵衛! って板なし水上スキーしてやがるぜ。器用なこった」

銃兵衛「あぶがばごぼおぼぼぼ・・・! ぶはっ・・・! た、確かこういう時は、日本男児に不可能はないのだ!!」
(拳志から渡されたロープをつかんで板なし水上スキー中)

不知火「それ、ギャングスターとか好きな銃兵衛君の天敵の刑事さんのセリフじゃなかった? 拳志君。そろそろ乗せてあげなさい」
(ボートを操縦中)

拳志「アイマム。っしょ!」
(ロープを引っ張って船に乗り込ませる)

銃兵衛「どわっ!? ふぅー・・・割と楽しか・・・拳志さん。相手がロケランぶっ放してきやがった!」

拳志「手数が足りねえよ!」

敵1「なっ!? 照明弾で撃ち落とした!?」

銃兵衛「なーるほど。照明弾をフレア代わりにしたわけか。でも、今度はもっと数を増やすみたいだぜ。俺も」

拳志「銃兵衛は少し備えてな。ここは俺ちゃんの出番ってね。弾丸はたっぷりさ。とーはいえ、これ以上の数は勘弁だが」
(打ち込まれるRPG、ロケットランチャーを銃弾で全て撃ち落としていく)

不知火「相変わらずの腕前だけど、華奈ちゃんや小太郎君みたいにオートマは持たないの? 弾数もあっちの方がいいのに」

拳志「不知火さんの言葉でも俺はリボルバーが好きなんでね~♪ まあ、腰の方に一丁予備があるけど」

銃兵衛「わかるぜ拳志さん! オートマのスタイリッシュさもいいが、リボルバーの渋さや武骨さもいいよな!」

不知火「やれやれねえ。ま、そろそろ勝負決めるから頼むわよ」

拳志「不知火さんこそ、運転頼むぜ~? うっし。専用弾丸準備よし」

不知火「行くわよ。水遁・水槍滅陣!」

拳志「雷遁・雷牙弾!」

不知火・拳志「「水雷双檄刃!」」

敵1「!? み、水の対魔忍が何人も来て・・・!?」

敵2「ひ、し、しかも雷をまと・・ぎゃばばばうあっああああ!?」



~東京キングダム・合流地点~

あやめ「敵のボートでの追跡部隊が全滅・・・相変わらず、えげつない威力ですね」

静流「不知火さんの忍術で生み出した水の分身の薙刀と水圧。そこに拳志の弾丸と雷撃を加えた連撃。水の刃と弾丸でボートも穴だらけ傷だらけで、敵さんはみんな水の中に押しつぶされる」

小太郎「そこにボートから流れた燃料が電撃で引火して焼かれるし、切り刻まれるし・・・えげつないですね」

あやめ「あの二人の忍術は応用性もそうですが、そこを本人たちが理解していますからね。だからこそ救援も小回りもできるのでしょう。若」

静流「ま、そこに加えて幻影やセキュリティー突破の得手もあるし。怖いわよ。さ、私たちも周辺の敵は殲滅済み。そろそろ合流だし、すぐにでも出せるよう準備するわよ~」

小太郎「了解です。あ。そういえば華奈先生のチームも合流するそうですが、今どこでしょうか?」

あやめ「ん・・・あー・・・その。若。おそらくですが・・・」

静流「おそらく世界最高峰の絶叫アトラクションに乗っていると思うわよ」

小太郎「? そういえばやたらエンジンの音がうるさいし、それかな?」


~東京キングダム・某所~

華奈「イヤッホー♪」
(ホワイトファングに乗りながらケルベロスと収束手りゅう弾を乱射)

きらら「いやぁあぁああぁあぁぁああ!!!? 骸佐、がいさぁあぁあ!! 助けて! ママに、ママのマシンに殺されるうう!?」

蛇子「ふうまちゃん・・・ふうまちゃぁああ~~ん!!! はや、な、なにこれぇええ!?」
(華奈の後ろでたこ足を使ってきららをホールドしながら華奈に必死に捕まっている)


ひと騒ぎとおかえりなさい

 「んふふーいい感じですねえ。やはりバイクはこうでなくては」

 

 

 ただいま時速500キロ強で東京キングダムを爆走中の私達。今回の任務は簡単に言えば淫魔族の根切り。そしてまあ、私のアピールになるでしょうかね。存在を表にもう一度アピールするというか、淫魔族と適当にそこらの連中を潰す様を見せるというか。

 

 

 手当たり次第に太刀でバイクと同乗者の重量を乗せた斬撃で切り伏せたり、ケルベロスでハチの巣にしたり、収束手りゅう弾で建物ごとダイナマンしたり。

 

 

 「ひゃぁああぁあっ!!!!??!? いや、いやぁあああ! ママ、これ、早すぎるぅう!! しゅくち、縮地使おうよお! 合流にはそれでいいってえ!!!」

 

 

 「きららちゃん暴れないで! この風でも大丈夫だけどブンブンバイクが動くせいで・・・きゃあああぁあ!?」

 

 

 私の後ろでは一緒に組織をいくつか潰してきた蛇子さんときららさんがすごい悲鳴を。いやあ、やっぱり速度は高速道路の時よりも落としていますが狭い路地をこの速度で爆走したり、車を吹き飛ばしたりしながらの強硬突破は怖いのでしょうか。

 

 

 凜子さんやアサギさんの速度に比べれば軽いほうだとは思うのですが。

 

 

 「まあまあ。お二人とも。もうすぐ戻れますから。あ、きららさん。私の足のそば、右のほうにライフルがあるのでそれをセットしてください。で、それに思いきり冷気を篭めてください」

 

 

 「ひぇ? あ、ここ・・・りょうか・・・何で折り畳み式の対物ライフルが出てくるのよ!? えっと・・・あ、こうして・・・蛇子ちゃん、支えて・・・落とさないでね? 絶対よ!!」

 

 

 「わわわ・・・分かっているわ! これでいい?」

 

 

 「いっだだだっだだあ!! 吸盤がお腹にすいつくぅ!?」

 

 

 「女性同士の触手って結構特殊ですねえ。ま、冗談ですが」

 

 

 「「ママ!?(先生!?)」」

 

 

 後ろからも冷気が集まり、パキパキとライフルに氷が張り付く音が聞こえます。どれどれ。そろそろ見えるはずなんですが。あ、あったあった。

 

 

 「きららさん。標的はあのビルです。私が少し細工を今使うのでその後に冷気を篭めた弾丸をぶつけてください」

 

 

 「あれって・・・ギランボの任務の際に吹っ飛ばしたビル?」

 

 

 さすがに蛇子さんは覚えているらしくその通り、目標はまだ工事中のビル。以前ギランボの件で盛大に一部を蛇子さんと紅さんの技でえぐり取った高層ビル。まだまだ工事が終わりかけなのをいいことにこっそりあれこれさせてもらいました。

 

 

 ただまあ、私以外にも別のチームも今回は派手に暴れていたのと流石にホワイトファングの爆音は響き渡っていたのでそこら中から敵さんがうじゃうじゃ。

 

 

 「いたぞ! 地獄の番犬とその教え子たちだ! 殺せ! もしくは捕まえてやっちまえ!」

 

 

 「いい度胸です。ならこれを代りに差し上げましょうか」

 

 

 何度も判を押したようなセリフですがきららさんたちに言われるのはむかつくので思いきりホワイトファングで敵の波に体当たりしながらケルベロスで穴だらけ、手りゅう弾の爆風で仲間だったものに吹き飛ばされたりぶつかり合ってあの世へ特急便で送りつけたりして強硬突破。

 

 

 蛇子さんもたこ足を伸ばして忍者刀で切り捨ててくれたりとしてくれて助かります。では。合図代わりにスイッチをぽちっとな。

 

 

 「!? び、ビルが崩れて・・・? え、水?」

 

 

 「さ、今ですよ?」

 

 

 「え・・・は、はい! フリージング・シュート!」

 

 

 きららさんもお母さんから受け継いだ冷気を使える能力をより強化して、射程圏内や能力を篭めた物質を長時間使用可能などなどできるようになりました。おかげで結構色々技を磨けそうです。その冷気を纏った弾丸は私がビルに仕込んでいた爆薬で崩れて斜めに倒れていきながら水を吹き出すビルに直撃。

 

 

 その後はその冷気を起点に一気にビルがカチンコチンに凍り付いて即席超巨大ジャンプ台の出来上がり。

 

 

 「「ええぇええぇぇええぇええ!!!!!??」」

 

 

 「今度弥右衛門さんにお礼をしないとですねえ」

 

 

 当然。まだきららさんの冷気だけでは高層ビル一つを凍らせてジャンプ台にできる力はないです。だけど、それを補佐するためにビルに爆薬とかと一緒にありったけの水と液体窒素のボンベを隠してビルの各所に仕込んでいました。

 

 

 これをするために弥右衛門さんの忍術、水以外の物質と同化できる『無形秘疑』 これで同化した物質で作り出した分身を私、拳志の変装術で清掃員、工事作業員。などなどに化けさせて仕込んで設計図の影や警備の死角、偽の設計図を用意して仕込んでいたのを最初の爆破で爆ぜさせ、更にきららさんの冷気で瞬間凍結。

 

 

 ワン〇ースの元海軍大将の能力を疑似再現したことに誰も彼もが驚いていますがその瞬間を無駄には出来ません。

 

 

 このジャンプ台に向けてアクセル全開。更にニトロも使ってジャンプ台になったビルを爆走。避雷針を蹴ってフライアウェイ。

 

 

 「まっ! せんせ・・・い! どどどど、どこに着地するの!?」

 

 

 「ママ!? 縮地もできない場所に行ってどう・・・・!?」

 

 

 このジャンプに驚いている二人と私、ホワイトファングの目の前には私たちの部隊の専用機のハッチがこんにちは。

 

 

 この時間にこうして合流。すでに専用機も速度を出しているので相手も追いつけないようにしておいたのですがさすがは拳志とあやめさん。800後半の速度を出すバイクをしっかり入れてくれました。

 

 

 「ほっ!」

 

 

 空中でぐるりと回って私たちを回収してくれた専用機は即座に加速。私は私でバイクが勢いよく専用機の中に突っ込んでいくので身体を回してドロップキックの要領でクッションを用意した壁にキックでバイクの勢いを殺す。

 

 

 「きゃんっ!?」

 

 

 「きゃふっ! うぐ・・いた、くない? クッション?」

 

 

 この速度の切り替わりにはきららさんと蛇子さんも専用機の床に投げ出されるのですがエアクッションで怪我をせずに済み、だんだん遠くなっていく氷漬けのビルを眺めていました。

 

 

 「さ、最後にこちらからのプレゼントです。少しどぎつい酒ですけどもしっかり味わってくださいね?」

 

 

最後の仕上げにとハッチを閉じる前に瓶詰の爆弾をポイ。専用機の中に私達を拾う前に満載していた爆薬をばらまいてくれているように頼んでいたのでこれで発破。

 

 

 こちらにまで伝わるほどの衝撃と爆音と同時に東京キングダムの一角は炎に包まれました。いやー氷漬けになった倒壊途中のビルに火の海とはなかなかに幻想的。しかも花火の火薬も仕込んでいたのか綺麗ですし。あ、協力してくれた弥右衛門さんたちのお土産に写真撮りましょう。

 

 

 「ヒュー! 相変わらず派手だねえ。お疲れ大将。どうだったよ。ドライブは」

 

 

 「お疲れです華奈さん。静流さんたちは少し先に出ているから私たちが追いかける形になるかと思います」

 

 

 「ありがとうございます。楽しいドライブでしたよー。ふむ。不知火さんや小太郎君たちはそっちですか。しかし、そちらより先とは相当手際よくできたんですね」

 

 

 写真を撮っていると拳志とあやめさんから声をかけられ、私にドリンクを数本手渡してくれました。あちらのグループにはついでに金品の強奪も依頼しておいたのですが、それでもこちらより早いとは大したものです。

 

 

 「さてと。蛇子さん。きららさん。大丈夫ですか? はい。スポーツドリンク」

 

 

 「はひ・・・ハヒー・・・う・・・ううぅえ・・・何この滅茶苦茶な任務ぅ・・・・ママたちっていつもこんな感じなの・・・」

 

 

 「ふぐ・・・ごく・・・こく・・・ふは・・・おち・・・つかないけど・・・ありがとうございます・・・生きててよかった・・・」

 

 

 「いやいや。今回はわざと派手にしました。基本は逃げる時以外は静かな時がほとんどですよ? 派手なのは救出任務や増援の時くらいで」

 

 

 まあ、その際の脱出ルートもしっかり練り込んでからのものですがねえ。しかし相当に怖かったのでしょうかねえ。二人とも目はグルグル。涙も鼻水も流しちゃっていますし。ほら。タオルもどうぞ。

 

 

 「さーて。東京キングダムも出て、あとは報告書を書かないとだな。いやーこの騒ぎだから徹夜確定か?」

 

 

 「普段よりも多めに始末しましたし、加えてあの爆発。大変でしょうね」

 

 

 「ふふ。みんなでしましょうか。コーヒーとお茶うけは出しますよ~」

 

 

 とりあえず徹夜確定していることをみんなで笑いつつ、そのまま東京キングダムを脱出。さてさて。効果のほどはどうでしょうかね?

 

 

 

 

 

 「・・・・今回の華奈たちの襲撃で死者は2000名。中堅組織をはじめとして30以上の組織が壊滅。あのビルをはじめとして周辺の建物は崩壊、爆破で使い物になりません」

 

 

 「ほう。で、こちらの被害は?」

 

 

 「傘下を潰されはしましたが四次、三次団体ばかりですので何の問題も・・・ですが、早くも地獄の番犬の復活と幻影の対魔忍の参加ともあって淫魔族を叩き潰す勢力に魔界の腕利きが多く参加しております。キリシア・オズワルドにアスラ・ヒュードラ。魔界騎士カルメア。ラークシャシャ。アスタロトにブリュンヒルデ。ナディアの領地からもメイア・ブラッドロードが来ていますし・・・おそらく。そのまま何名かはこちらに来るかと思われます」

 

 

 東京キングダムのノマドのビル。そこですでに倒壊したが氷漬けのビルとあたりを覆う花火と爆薬の火の海を眺めながらエドウィン・ブラックはイングリットの今回の被害の報告を聞いていた。

 

 

 被害を起こした元凶たちの動きはカメラで確認したがあのビルを爆走するホワイトファング、それを操縦する華奈。ビルからジャンプした次の瞬間には垂直離陸機が空中でぐるりとまるでコマのように回転して一瞬の間にバイクを収容。すぐさま元の軌道に戻って東京キングダムを離脱というふざけた方法を見た時は二人して目を見開いたもの。

 

 

 「そうなれば、淫魔族と我らの抗争がこれで終わっても、更に魔族同士の抗争は激しくなるかもしれないということか?」

 

 

 「おそらく・・・こちらに引き込める者もいましょうが、鬼族はラークシャなどはブラック様を敵対視している上に他も好戦的。メイアもナディアの盟友故にはじめから敵と考えてもいいでしょう。つまりは・・・」

 

 

 「ノマドと腕自慢達の乱闘騒ぎ。それに巻き込まれる米連や中華連合・・・いや、龍門か。やれやれ。魔界都市とは言え世紀末都市に変わるとは予想外だ」

 

 

 華奈の事だからどうせ淫魔族、自分の恩師、教え子に手を出した時点で容赦をしない。それも即座につぶせるのなら動くと思っていたが魔界の勢力を動員、人間界でもノマドや対魔忍を動員して叩き潰し、更にはこの派手な騒ぎでノマドを下手に動かさないための適当な遊び相手すらも用意してきた。

 

 

 イングリットは愚かブラックですら少し手間取りかねない相手がゴロゴロ。それが組織立った動き、もしくはそれ以外のある程度の予測ができない相手が出てくるということ。更にこれに加わりかねないのがもう一人。

 

 

 「それと・・・この騒ぎです。エウリュアレーもまた楽しむために来襲する可能性も捨てきれません」

 

 

 「そういえばアミダハラで散々暴れまわったと聞いている。なるほど。魔族同士、魔界都市でのストリートファイトのためにこの騒ぎを火種にしたか」

 

 

 華奈と仲良くなっていたあの神話級の魔女も面白いもの見たさにまた魔界から出てくるかもしれない。華奈の復帰の時に魔界から腕自慢達が出てきて一時騒ぎになっていたがこれ以上の騒ぎを誘発するとはとブラックはほくそ笑む。

 

 

 そこらの有象無象はまだしも、多くの実力者を食い合わせ、その中の実力者と自分で一勝負するのも良し、もしくはわざと対魔忍が動くような情報を流して魔界の有力者とぶつかり合わせる。それも華奈やアサギが動くレベルのものであれば一層楽しみが深く熟成する。

 

 

 ブラックはそう考えるがイングリットは別。主の作り上げた魔界都市、それを好き勝手にされまいと動きたいがこの騒ぎ。果たしてどれほど抑え込めるか、そしてその被害は。考えるだけで頭が痛いというもの。ともあれ、しばらくはそちらに時間も戦力も向けねばいけず、淫魔族の抗争の時のように大きな動きは出来ないだろう。と結論付けていく。

 

 

 「忌々しいですが・・・華奈たちはまた表立って動かないでしょう。ヨミハラも同様。むしろあちらは淫魔族の元拠点にすでにほかの組織が巣食っているのでそこの把握にも時間がかかります。しばらくは魔界都市の敵対勢力に動きたいと思います」

 

 

 「いいだろう。ただし、歯ごたえのある相手の報告はしっかりと頼む。私はもう少しこの様子を見てから休む」

 

 

 「ハッ! 失礼します」

 

 

 ぴしりとした姿勢で頭を下げた後に部屋を出るイングリット。それを横目で見送りつつ、ブラックは手元のブランデーを開け、まだまだ収まる様子のない窓の外の燃え盛る爆心地を見てほくそ笑む。

 

 

 「私の街を荒したのはいただけないが、遊び相手を用意したところは感謝しよう。そちらの思惑にも乗っておくとして、しばらくは退屈しないで済みそうだな」

 

 

 グラスに注いだ液体を飲み干し、いったい誰がこの日本の魔界都市に踏み込むか。そして自分に肉薄するかを想像しながら燃え盛る街を眺め、口に残る酒気を味わう。

 

 

 

 

 

 「ふぃー・・・・・・ん・・・いやあ・・・終わりましたあ・・・時間、かかりましたねえ」

 

 

 あの任務での騒ぎは国際的なニュースにも取り上げられているようで、まあ情報統制はしてあるので問題ないですし、テレビ局やその手が来る前に離脱したのですっぱ抜かれる心配もなし。対策もしましたし。

 

 

 ただあの報告書の量は流石に多く、成果と諸々の情報をまとめるだけで一日かかりました。そりゃ、30近くの、大体は発破解体した組織のパイプとか諸々を書くのだけでもあれですしねえ。

 

 

 そのための休暇をいただいた後に少し紅さんや不知火さんと楽しんでから私も晴れて復帰。お昼からになりましたが今は私の特別クラスに足を運んでいます。アサギさんが担任代わりだったそうですが、はてさて・・・何というか、普段から接してはいたんですが先生としてはどう反応されるのか。

 

 

 「さて、皆様久しぶりでーす」

 

 

 ガラガラと教室の扉を開けると

 

 

 「「「「先生おかえりなさーい!!!」」」」

 

 

 クラッカーの音と舞い散る紙吹雪。黒板にはデフォルメされた私の絵にお帰りの文字、そして机には大量のお菓子にジュース。クラスにはいつものメンバーに新しく入ることになった舞さんやアリカさん。そしてさくらさんにアサギさん、紫さんに時子さん、ナディアさんもいました。

 

 

 「先生、待っていましたよ! 任務もお疲れ様です!」

 

 

 「ってわけで俺たち校長先生から許可貰って今日の午後はクラス内レクで先生おかえりパーティーになったんだ。お菓子食べようぜ!」

 

 

 「ふふふ。あの任務のねぎらいもあるし、私たちも同席させてもらうわね? それと、新しい体制についても報告しないとだから」

 

 

 「待っていたわよ。華奈。メイアがああも上機嫌で喜んでいたのは久しぶり。ありがとね♪」

 

 

 紅さんに手を引かれ、骸佐君にお菓子をババーンと見せられてからのアサギさんからジュースの酌をしてもらいました。ナディアさんもお菓子をよそってくれますし。いやはや。とんでもなく嬉しいサプライズです。

 

 

 「うふふ。ありがとうございます。では、ただいま戻りましたよ皆様。迎えてくれて、ありがとう。では、いただきます」

 

 

 その後はみんなでお菓子を食べたりジュースを飲んでいてしばらく。私とアサギさんたちで相談していた今後についての話にうつりました

 

 

 「さて、と。みんな。華奈ちゃんだけど今後は世界史、日本史の授業は持たずに戦闘訓練、そして対魔忍の生存、基本行動マニュアルの教官に集中してもらうことになったわ。歴史については今後も紗也子さんに任せていく」

 

 

 「それと必然戦闘訓練ですので治療のメンバーに友奈さんは同行。ナディアさんを副担任として今後は一緒に過ごしてもらいます」

 

 

 「わかったわ♪ うっふふ。学校って楽しみだったのよ。食堂もおいしそうなメニューが多かったし」

 

 

 エヘエヘと笑いながら今後の先生ライフを思い浮かべるナディアさん。何というか、ここだけ見ればむしろ生徒ですがね。

 

 

 「それと、私からも一つ。アサギさんやお館様、ふうま全てと話し合った結果ですが、報告が一つあります」

 

 

 微笑むナディアさんを撫でていると時子さんとアサギさんが急に真剣な顔になりました。え? 何かありましたっけ? ほかには何もなかったような気がしますが。

 

 

 「ええ。この度、遅い気もするけど華奈ちゃんの今までの功績と今後の動きやすさを助けるために華奈ちゃんに一つ辞令と指示を与えるわ。

 

 

 ・・・・・・・船坂華奈を当主として船坂家を設立。そして諜報部隊をその家の流派の中に加えます。すでに参加を望むメンバーがいるのでその人達とも話し合ってね。その間はまた休暇としておくわ」

 

 

 「・・・・・・・ええ・・・?」

 

 

 思わず持っていたフォークを落としそうなほどの衝撃を受けましたとも。私が当主? 冗談でしょう?




 華奈。仲間たちと少しばかり東京キングダムを荒して帰宅。流石に騒ぎが騒ぎなので大きなニュースになりました。真相は知れ渡っていませんが。


 そしてとうとう船坂家設立。これに関して次回に説明でしょうか。



 ~プチ設定・井河三羽烏~


 華奈、静流、拳志の呼び方。いい意味ではなく三馬鹿を隠す。皮肉る意味で三羽烏と呼ばれていた。

 華奈はふうまの反乱後もふうまを助けていた。しかもアサギの補佐の立場でしていたこともあって井河、ふうまも隷属させておいてということで馬鹿扱い。

 静流はアサギ相手に口論かますわ馬鹿にした発言をしたり学生時代からエキサイトしていた+潜入や諜報を大事にしていたことから。

 拳志は飛燕などの雷遁使いなのに裏方をやっていたり威力不足のせいでやることを間違えている。進んで花形から離れるとはもったいないということで馬鹿に。


 現在はむしろいい意味。井河三女傑(アサギ・さくら・紫)と並ぶ扱いに

華奈のヒーロー、戦士の在り方ってどれに近いと思います?

  • ウルトラマン
  • 仮面ライダー
  • こち亀
  • クレヨンしんちゃん
  • スーパーヒーロー戦隊
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