今までの華奈たちの季節での大きな出来事
春 ヘンダーランドでオカマ魔女と対決。
夏 合宿。花火で爆発オチ
秋 コスプレ筋肉式ハロウィンヒーローショー
冬 ミッションインポッシブル~子供たちに夢とプレゼント~
「はぁー・・・」
「この脳筋共・・・」
合宿が終わり、五車に帰還した私達。他の生徒たちとは別に合宿をしたので他の生徒たちからは色々ずるいだと言われていましたが、私との訓練時間を長くしたと言ったらみんな怯えたとか。
なんだか私が鬼教官扱いされているのが悲しいのか、それほどに皆さんを鍛えられている。甘えを入れていないと自分を評価すべきか困りますが、不満が収まったのは嬉しいです。ですが、戻ってきてアサギさんたちとバトンタッチして臨時対魔忍総隊長となってみて現状把握してみればひどいの一言。
私たちの資料を見た結果の突撃突破であっさり罠にはまって「いつもの」になったり、奴隷娼婦になったり、諜報を怠った結果で騙して悪いがされたりで・・・おお・・・もう・・・・・
「奴隷娼婦の相場で対魔忍。の相場が下がるくらいには捕まっているし・・・えっと・・・捕まった人数が・・・」
「娼婦、男娼含めて・・・40人・・・隊伍で小隊作れば8部隊も消えているって冗談でしょう!!? ああー!!? もう! 拳志の諜報でまだ出るって中間報告出ているし、冗談じゃないわよぉお!!!」
バァンッ!! と机をたたいて壊す静流さんの嘆きと怒りが私たちの総意を代弁しています。そう。早い話が私達五車の諜報や救出などの難易度の高い任務をこなし続けた精鋭、隊長格がそろって周りの対魔忍に仕事を譲ることになった結果、私たちの真似事を見よう見まねでした結果多くの対魔忍が失敗したというひどい状況。
諜報も2、3回でおざなり。情報屋もすり合わせを行わないどころか『ペルソナ』やアルベルタさんらを使用もしない。しかも金をケチってそれをしなかった疑いのある部隊もいる。
私たちも基本強襲や突撃による強硬策を使いますがそれは相手のアジトのつくりや武装、備え、情報を精査に精査を重ねてベストなタイミングで狙っているから。なのにぱっと情報を見てからすぐに襲いまーすってそりゃあ裏社会の連中は常に切った張ったをしているので備えますし、最近は腕の立つ連中も少し前の私たちの策で魔界から来ていますから返り討ちにもあいますよ。
『あーもしもし。いいかご両人』
頭の痛くなる現状理解をしていたら聞きたいか聞きたくないか拳志から連絡が。現在拳志とうちの部隊で残っていたメンバーで魔界都市にもう一度網を飛ばして調査していましたがその結果が出たそうで。
「もしもし。ええ。どうぞ聞かせてください」
『ほかの任務に出ていた対魔忍も既に捕まっていた連中が情報ゲロっちまったらしく、新たに10人追加だ。しかも、うちのセーフハウスも二つほど見つかったらしい・・・まあ、偽装した企業や倉庫、重要度が低いのが不幸中の幸いか』
「うっそでしょう・・・・これで50人・・・軍隊でも小隊レベルじゃないのぉオォオ・・・・」
「頭が痛い・・・」
予想の2割増しのひどさに私も天を仰ぎ、静流さんはべちゃりとなんか溶けそうな感じに。私達のセーフハウス・・・多分拠点として貸し与えたところがばれたんでしょうねえ・・・組み敷かれて快楽堕ちさせられてぺらぺらと・・・普通に立地とかも魔界都市でいい所も抑えていましたし、情報としては高い。命乞いやご褒美欲しさにはもってこいですか。はぁ・・・
『それで、この件から俺たちや名の知れたメンバーも釣れると魔界都市の連中はうきうきしているな。どうする? 油断を狙えるかもだが、少し危ないでもある。個人的な意見としては今は成功が6、失敗が4 正直見捨てていきたい気持ちもあるくらいだが』
拳志の意見ももっとも。静流さんも拳志もいい女に男。他にも私たちの部隊はどれもこれも持ち得る情報も最高レベル。それをこんな失敗の高い状況でつぶすのは駄目。
ですが同時に隊長としても、救援や諜報を主としている私たちがこれを捨ておくのは駄目。アサギさんたちのためにも、一肌脱ぐべきなのでしょう。
「それはしません。私が下ごしらえと、場を整えます。拳志とその部隊は帰還。あやめさんを私の寄越してください。静流さん、不知火さん、拳志は私の情報をもとに救出プランの策定。若いさくらさんと、ひびきさんを私のもとに」
「なら、小太郎君たちも動かすわよ。あの子達もいないとちょっとこの数は助けきれないわ」
『りょーかい。大将は無理すんなよ? それと、一応第二九郎隊からも一応、3名は貸し出せてもらえそうだ。どうする?』
「第一九郎隊からも一人貸してもらって別動隊として運用を。私達以外で呼吸を合わせられる人がいませんから。では学生メンバーの隊長として小太郎君、達郎君、蛇子ちゃん。第一九郎隊のメンバー。不知火さん、静流さん、拳志で作戦を組んだ後に部隊を6つに分けて動かします。いいですね?」
皆さんも了解を取ってくれたので作戦を開始。とりあえず、旅行している皆さんには余計な心配をかけないようにしておきたいですね。普段から私の無茶ぶりに付き合ってくれている皆さんたちですからここの休みは潰したくないですし、まあどうにかなる程度で済んでいますから。
「ねむ・・・眠い・・・うぁ・・・コーヒー・・・飽きました・・・うぇ・・・っ・・・」
「見事につぶれているわね・・・華奈ちゃん・・・」
「休ませてあげましょう・・・水でとりあえず色々流しながら・・・いま、カフェイン取りすぎて眠れないそうですから」
あの後、3つの魔界都市とそこから流れた対魔忍たちの救出任務は成功。計50人ちょいを全て救出できました。
不知火さん、拳志、静流さんを主とした救出部隊と第一、二合同九郎隊、小太郎君、あやめさんをバックアップ、遊撃の隊長に据えて私が好きに動けるワイルドカード。という合計6部隊と+1部隊の編成で臨んだ3方面作戦。後、協力者に珠由良ブラザーズが来てくれました。
まずは私が対魔忍をとらえている店や場所に潜入、調査して場所の弱点や動きを調査。そこから利益で釣ったり、周りを炊きつけて対魔忍を動かしたり、商品である対魔忍と娼婦を一か所で守るように誘導。そこから私がホワイトファングとケルベロスの二丁持ちで暴れまわり、周りをかく乱、破壊してまだ気持ちが折れていない対魔忍を動かしつつ、救援部隊への意識を向けさせずにその間に救援。
そこに気づいて私への注意を減らせばそこを突いて殲滅ついでに取り残しがあれば救出。アミダハラはリリスさんやノイおばあ様、アンネローゼの方々から協力を取り付けて縮地を使えるようにしてもらってすぐ別の都市に移動。
わざとほかの魔界都市に私が暴れている情報を流してここには来ないだろうと思わせておいてからの強襲。ばれていたセーフハウスに仕込んだ爆薬も使用しての派手なショーを開くことでとことん手が回らないようにしてここでも大暴れ。
レモンさんが相手の気を読めるのとドライブテクがうまいので珠由良ブラザーズには私が縮地で離脱できない東京キングダム、ヨミハラの逃走経路の確保要員兼戦闘員として起用。思わぬ人手。そして諜報は苦手なのでと役割に徹してくれたので予想よりも手際よく作戦は成功。
学生たちも本当に小太郎君たちは策を理解した上で現地で工夫をして見事なサポートをしてくれましたし、一部突貫した凜子さんやきららさん、舞華さんも危険でしたがそこは互いにフォローをすることで回避。まあ、狙った輩はみなひどい目に合わせておきましたし。
用意していた手段を早くもいくつか使う。場所を餌に釣ることもしたので、持っていた手札がなくなったのが痛いですが・・・中にはノマドや大物対策用のものも使うことになりましたが・・・人員損失に比べれば・・・背に腹は代えられないはずです。うん・・・
「大将。政府への報告書終わった・・・・・おーい・・・生きているか?」
「華奈さん。桐生への治療の段取りもすん・・・華奈さんも病院に突っ込むべきかしら?」
ただ、問題はこの後。結局学生と私達で事をこなして、報告書を書かないといけないのでその量が多く、捕まった対魔忍はまず治療をしないといけないので手伝いもできず、今後の起用も少し待たないといけない。というかなぜかこっちが怒られた。部隊を残しておけばもっと早くできただろうとか。
・・・・・・私たちが仕事とりすぎだということで今回の人事配置になったはずなんですが・・・
そのせいで皆さんが戻ってくるまではこの大規模作戦の後始末をしつつ空いた穴を埋めつつの日々。学生メンバーも手伝ってくれているのですがそれでもアサギさんや時子さんらがいない状況での日々。幹部レベルはまだしも、下忍で私へ余り良い感情を持たない方々には反発や独断専行。更には抜け忍になるものまでいる始末。
政府からもますます私達の方が使い勝手いいし、学生らもいるからここに頼んだほうがいいんじゃないという噂もありますし、本当に頭が痛い。しばらく珈琲とエナドリ漬けの日々を過ごし、終わって休もうと思えば眠れない・・・食事もあんまり喉を通りませんし。
「起こさないであげて。死ぬほど疲れているから」
「生きてますよ~・・・あぁう・・・報告見せてください~~・・・」
拳志からの政府の反応と、静流さんに頼んでいた桐生と魔界医術、医師メンバーによる治療チームの事を聞くために体を起こす。
ボイスレコーダーも付けているので、万が一記憶が飛んでもあとから聞いても大丈夫でしょう。
「桐生は最近の肉体改造や薬の事を直に調べられてウキウキ。『新しいモルモットが来たか。いいぞ静流。もっと華奈からもっと持ってきても構わないと伝えろ。ヴェァーハハハハ!!』って爆笑していたわよ。多分、例の写真を見せたのもあるんでしょうねえ」
「あ”あー・・・あの写真ですか。頼んでいた甲斐がありましたね・・・ふぐ・・・」
最近対魔忍が肉体改造や薬漬けにされて戻ってくることが無かったので魔界都市のテクや情報があまり入ってこなかったことで少し不満げだった桐生はなんやかんやご満悦。後、若アサギさんに頼んでいたホテルのプールでリラックスしていた競泳水着を着けた妊婦な紫さんの写真を餌にしたら超いい笑顔だったとかなんだとか。
第二子を早々になんてことにならなければいいのですが。これで多少は発散して、静かになって欲しいですねえ。
「政府からは俺たちの手腕が相変わらずなので問題なし。特に急ぎの任務での手落ちもないし、その上でこなしている分小言も無かった。言っているやつらは少し探ればすぐに汚職情報バラしてその場でしょっ引いたし」
政府の方ではまた汚職政治家がしょっ引かれたようで。あ・・・報告書にもありますし、あやめさんがテレビをつければ確かにニュースになっていました。
「じゃあ・・・後はアサギさんやうちの部隊が戻ってくる数日を待てば大丈夫ですね・・・うぐふ・・・じゃあ、一時解散。皆さんも少し休んでください・・・」
「じゃあ、私が代わりにいます。今回のいつも通りの動きで大丈夫でしたし、留守を守ってくれたナディアさんに蓮魔さんもいますので皆さんと少し処理をしておきますから」
「よーし。じゃ、行くぞ大将」
「言い訳は聞かないわよ。一番暴れて疲れている本人がつぶれたら困るし、睡眠薬使ってでも休ませるわ」
とりあえず直近の問題は解決。残りに関しても比丘尼さんやほかのメンバーに指示を与えつつ待つと考えていたらあやめさんが席に座り、私は静流さんと拳志に腕をつかまれて子牛を運ぶように連れていく。え。ちょ・・・まだ仕事・・・
「私もあやめちゃんの補佐をするから、華奈ちゃんは休んで。ほら。一晩ぐっすり眠ればいいはずだからね?」
「ワーカーホリックにまたなりかけているしさっさと寝なさい」
「ああぁあ・・・~~・・・」
その後はずるずると家まで運ばれて就寝。気が付いたときは夜の8時でした。疲れは抜けたのですがまた別の意味で眠れなかったのでゆきかぜさんと一緒にゲームしたりして過ごしましたよ。
「で・・・アサギ。今回のこのへま。どう説明するの?」
「いくらなんでもこれはあんまりですよ」
「えーと・・・・・・・」
後日。旅行から帰ってきたうちの部隊や若アサギさんたち。お土産を貰い、一度旅疲れを抜くための休暇を与えてからアサギさんを総隊長に戻して今回の大ポカに関して私と静流さんで問い詰めることに。流石に、下手すればあの人数がごっそり抜けちゃうのはやばすぎますからね。
というか、人員配置が基本火力重視ってどういうチョイスですか。逆に調査に向いている獣遁、虫遁とかの現場でも使える便利な裏方は組み込んでいなかったりで。いらないのなら私の部隊に即勧誘したあげくに九郎隊との研修積ませてちょっとした諜報部員としてうちの負担軽くできるんですが。
「私たちがスラスラこなしているように見える任務でも分厚い報告書が出来るほどの下調べと、情報屋を幾つもはしごするような金の惜しまない動きがあって出来ている。それを教えているわよねえ?」
「私は子供たちの教官で大人たちは指示していませんが、今は井河の腕の錆びも落ちたはず。ですのに。この結果はあまり・・・」
「・・・うん。そ、そうよね・・・」
冷や汗だらだらなアサギさん。プイと顔を逸らしていますがさすがに看過できません。というかこういう時にしっかり諫言していくのが秘書であり、長い付き合いの恩人への礼儀でしょうし。
旅行の後にこれは嫌ですが心を鬼にします。
「本来は私達だけで運用していいはずの資金もそっちに回して五車全体の懐に入れている。だから給料、報奨も文句ないはずなのに費用ケチる奴までいる始末。貴女、どういう教育、もとい考えであんな阿保を隊長にしたの?」
「破壊工作もずさん。援護もお粗末。というか、連携作戦では部隊の隊長同士で言い争って同士討ちもあるって・・・」
「しょうが・・・」
何というか、プライドが高い故に起きた件もあるし、はたまた待遇に不満を起こした人の件もあったりで散々すぎる報告にアサギさんはプルプルとうずくまり、何かをつぶやいた。
「しょうがないでしょう!? 井河に長く仕えているいる家とか、お金が欲しいから急いで任務が欲しいって言っている連中もいたりで、実際に華奈ちゃんたちがいない中では実力もあるほうだったから組んだんのよ! 困窮している話もされたら断れなかったのよぉお!!!」
「この阿保アサギ!! だから給料は多めに出してもいいって言っているのに、私たちが都合してあげるのに何やってんのよぉ!!? それと! それならそれで指揮権限をもっとはっきり与えなさい! 名家だからとかそんなんで動く連中が馬鹿したり、中途半端な実力持ちが天狗鼻のまんま行くからこうなってんのよ!」
「そういう時のためにアサギさんは総隊長としての権限もあるわけですし、釘を指してもよかったでしょうに・・・それでもだめなら、明確に隊長に指名した理由を与えたり、相性とか・・・こう・・・ね?」
涙目で同情や人付き合いから逃げられませんでしたと言い切るアサギさんにいよいよプッツンした静流さんが大激怒。私も私でもうどうしたものやらと。
私のような出自不明を受け入れてくれる優しさ、人情は本当にアサギさんのいいところですし、美点なんですが、これを必要以上に任務の編成にまで持ち込むのはちょっと・・・
「みなさいよこれ! 名家だからとか、先輩だからって破壊工作の部類でも相性ガン無視した結果火遁使いの一人、あっさり防火対策の備えにやられてアへらされているのよ!? 同じチームの一人は一人で水遁使いだけどむしろそれを逆手に取られて電撃やトラップでやられているし、何で突撃の際にも逆の配置にしなかったか不思議でしょうがないわ!」
「任務の際の下調べも不十分ですし、実力を過信しすぎた独断も多い。というか、偵察用の忍術をそれで潰して、サポートチームの邪魔をしていたりでもう散々です。アサギさん。しばらくは私たちの部隊でまた持ちますし、体調にして動かしますので、治療を終えたメンバーと今回の事例をもとに九郎隊やさくらさんたちと再訓練をお願いします。学生たちへの負担もシャレになっていませんので」
「はい・・・わかりました・・・ごめんなさい・・・」
この後もアサギさんと私はある意味針の筵の中で説教と話し合いを受け、時子さんや災禍さん。さくらさんを前線に出して動かしつつ、また私たちの部隊を多く動かすことに。
さすがにこの朝三暮四には「またでござるか・・・」「人気者はつらいねえ」などなどの声も上がりましたが、私たちのいない間の状況を知っていたり、疲労具合を知っているだけに軽口だけで終わり以前ほどではないですがまた前線で暴れてもらいました。
私たちも一気に部隊を休ませすぎたかもというガバがありますので、私自身も頑張りますよええ。
はあ・・・早く小太郎君たちが成長してくれればうれしいですがねえ・・・でも、もう少しじっくり鍛えたい気持ちもありますし・・・
なんやかんや部隊の稼働率を以前の7割ほどにして以前の仕事をすることになった私たちの部隊。学生たちにはお給金を多めに弾んでおいて合宿開けにごめんなさいと謝り、ひと段落。すっかり疲れも抜け、うちの部隊も休みボケが抜けているのといつもよりは控えめ。言ってしまえば余裕のある生活なので最初出ていた愚痴もすぐ収まった今日この頃。
私は、夜になるたびに自分の部屋によく連れ込まれている日々を送っています。理由は簡単。皆さん欲求不満が爆発しました。ストレスと私欲しさのせいらしいです。
静流さんは前回のしりぬぐいと部隊再編に疲れ、亜希さんにはその補佐の遊撃を頼んでいたので私からは長く離れていた。不知火さんはアサギさんの相談役で忙しかったですし、さくらさんは旅行で私から離れていたのにすぐさま任務に出ずっぱり。あやめさんは事務処理や狙撃支援で静流さんたちの補佐のみならず現場にも引っ張りだこ。
紅さんもゆきかぜさんもその忍術の性質や私仕込みの教育もあってかいろいろできる幅も増やしたので事務に現場にと大忙し。ナディアさんもそんな皆さんの治療や学校での授業で自分の仕事にてんてこ舞い。
それ以外にも殿や支援をする結果魔族の催淫効果のある血を浴びたりしたりなどいろいろ理由はありますが・・・夜の方もいろいろと頑張っている日々です。
妊娠はしないように対策はしていますが、もう不知火さんは本気で欲しがっていますし、静流さんあたりも割と本気。自分の立場故に抑えてはいますが、目がもう訴えています。現役だし、自身も鉄火場に飛び込むこともあるから。今はまだ・・・といいますけどね。
ナディアさんも欲しがっていて、何人か子供を産んだらメイアさんに預けて自身の領地の運営を任せたりすることも考えているみたいですし、もう毎日毎日鳴かせています。それと同時に、まあ、私自身のためでもあるのは分かるんですが。
「ふわぁ・・・あふ・・・ん・・・抹茶が染みます・・・」
「ママ。最近、寝不足みたいだけど・・・私が何か手伝えることある?」
「うふふ・・・大丈夫ですよ。それよりも、もう少ししたらテストや訓練もあります。何か不安な分野はありますか?」
そう。私の家の後継者問題。目の前で一緒に朝食を食べている養子のきららさんが嫡子。当主となるのでしょうけど、きららさんと骸佐君は本当に仲が良く、このまま二車家に嫁ぎそうな勢い。なのでそれに備える意味でも私にはもう少し子供が欲しい。
アサギさんも何名かいたほうがいいわよ。といってきていますし、時子さんも同様。アサギさんの場合は過去に対魔忍を引退した過去があることから子供が決して家を継ぐわけじゃないことから。時子さんの場合は忍術で戦力や五車内の価値が決まる傾向がまだ残るので強い忍術を持つ子供を産む、産ませることでいらぬそしりを受けないようにしたり、長い歴史の中ではペーペーの私の家が馬鹿にされないためでしょうね。
ふうまも当主の小太郎君のことで名家なのに目抜けと色々言われて大変でしたし、私の場合は忍術も継承されるか不安な分心配なのでしょう。
「んーないわ・・・よ?」
「ほーら、嘘をつかないの。合宿ではフォローできなかった部分があるのね?」
「う・・・ぐ・・・うん。古文の。一部が・・・」
「ああ・・・なるほど。史記列伝ですか。ここら辺の分は色々ありますし、いいですよ。書き下し分、翻訳も用意しておきますから」
きららさんが言う範囲は合宿で教えましたが少し触れた程度。あと、ちょっと読み方に癖があるのでわからないのはしょうがないです。今夜・・・時間のあるうちに用意しておきますか。このくらいなら大丈夫ですし・・うん。きっと。
「おーい。きらら。行くぞ~」
「あら。骸佐君の声。まだ早いはずですが・・・?」
「? あ・・・前もって自主練する約束していたんだった! ごめんねママ! すぐ出るわ!」
「はいはい。用意してきなさい。サンドイッチにしておきますから」
まだまだ朝の緩やかな時間。それを味わっていたらドアをノックする音と骸佐君の声。まだ7時半にもならない時間なのになんでだろうと首をかしげているときららさんと約束していたらしく忘れていたきららさんは急いでカバンを取りに走っていきました。
自主練がどうであれ、ご飯抜きは駄目なので卵焼きとベーコンは即席でサンドイッチにしてラップにくるみ、きららさんのカバンに入れておくことに。味噌汁は・・・合ませんし、ご飯の残りは骸佐君の朝ごはん代わりにおにぎりにしておきましょう。梅干しも新しく買いましたし。
「じゃ! いって来まーす!!」
「サンドイッチとおにぎりをカバンに入れているので学校で食べなさ~い。それと、気を付けてねー」
「はーい! ありがとうママ! 学校でね~!」
急いで制服に着替えたきららさんがカバンを持ってドタバタあわただしくと家を出るのに手を振って見送り、私は私でのんびり新聞を見ながら朝食の続き。
外では骸佐君ときららさんと声が聞こえ、学校に向かって歩く足音が聞こえたので問題ないでしょう。
で、結局今夜も今夜で不知火さんと静流さんに頼まれたので学校できららさん用に古文の訳と読み方を書いたメモを用意しておくことに。
・・・私も性欲は強いという自覚はありますし、嬉しいですが、本当に夜の方は忙しさが収まりません。嬉しい悲鳴といえばいいのか何なのか。しばらくは目についたクマが消えそうにありません。
結局華奈たちが出張る始末。傍から見れば華奈たちも普通に突撃して任務をこなしているように見えてしまっていたこともあっての始末。
魔界都市での対魔忍の相場は奪い返されたりしたのでまたストップ高。供給がないことからなのでこれには華奈にはにっこり。
華奈のヒーロー、戦士の在り方ってどれに近いと思います?
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ウルトラマン
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仮面ライダー
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こち亀
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クレヨンしんちゃん
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スーパーヒーロー戦隊