こちら対魔忍特別諜報室   作:零課

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前回の話がランキング89位に入っているのが驚きました。嬉しさもたくさんですが、本当に名作、傑作ぞろいの皆様方が連ねるランキングにこれが入っていいのかね? 畏れ多いよヤバイヤバイ。となりました。

とりあえず、できる限り華奈の好きほうだいしつつも周りに振り回されるこの作品をこれからも書いていければと思います。皆様、どうかこれからもよろしくお願いします。


ふうまの子供たちと先生の一日(任務がない時) それとファンクラブ

 「っ!? ぴッ・・! ひぎ・・・ぃ♡ ~~♡ ひっ・・・お・・ぁ・・・♡ いぢぎ・・・こわ、りぇ・・・」

 

 

 「あ・・・え・・・ぉ”♡ ふたりでぇ・・・だ、めにゃのぉ・・・♡」

 

 

 「はぁ・・・はふ・・・ああぁ・・・も、んぉ、ぅあ・・・・♡ 私達、明日・・・学校なのに・・搾りすぎ・・・です」

 

 

 夜更け。そろそろ丑三つ時の時間になるころ。私の自室で夜のプロレス(意味深)の2対1のハンデマッチを私の勝利で見事に終えました。

 

 

 これのせいで私のベッド、というか別荘建てた最初は節約でせんべい布団だったのに、今はキングサイズレベルの巨大ベッドにしているんですよねえ・・・静流さんがいつの間にやら買って持ち込んで・・・ついでにベッドの収納スペースにいろいろ仕込んで。

 

 

 目の前でアヘりながら気絶しているさくらさんとナディアさん。二人とも最近ある草案のために私や静流さん、不知火さんが走り回り、任務に政府との交渉、対魔忍内部での調整に奔走していて時間が取れなかったせいで夜の相手が出来ず、そして明後日までは任務がないとわかるや否や私に生やす薬を持ってきて迫る始末。

 

 

 私も私で付き合うのと、したかったのは内心あったので本気で相手しましたが明日が学校だというのに二人ともヘロヘロになってもやめないので気絶させないといけないことに。

 

 

 「ふぅ・・・ん・・・今から・・・3時間は眠れる・・・ナディアさんに踊りで元気にさせてもらってからなら大丈夫だし、濃いめの珈琲用意しておけばいいでしょう。ん・・・余韻・・・抜けない♡ ふぅ・・・も・・・くぅ・・・」

 

 

 私の場合はもともとのタフさもありますし、仮眠だけで数か月の行動をしたりとかしましたけど、二人の場合はそれをしてはいけないでしょうに。とりあえず、明日の料理は疲れの取れるものかつ珈琲で目を覚まさせることを決めて私も疼く身体を抑えながら寝ました。

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぅ・・・あ。4時。ん・・・行きましょう」

 

 

 朝、早速目が覚めたので目覚ましをナディアさんたち用にセット。それからはすぐに体を起こしてシャワーを浴びて、ジャージ姿に着替えてから台所に。

 

 

 「よしよし・・・じゃ、軽くこれを煮込んで。後だしを・・・コーヒーも・・・十数人分あればたぶん大丈夫でしょう」

 

 

 その後は寸胴鍋に野菜を入れ、コンソメスープを作った後で弱火でコトコト。コーヒーメーカーも割とここには常に誰かが朝食を食べに来るのでもう3~4台あるのでそれら全部にスイッチを入れてコーヒーを作らせておく。

 

 

 炊飯器も無事に米を炊き上げ、いい香りを出してくれているのでかき混ぜておいてふたを閉める。

 

 

 「後は、30分後に。ですね」

 

 

 それからは重りを体に着けて家を出る。

 

 

 「おはようございます。先生。今日もお願いします」

 

 

 「おはようございます先生。やっぱり起きていましたか」

 

 

 「お・・・おはようございます・・・ぅ」

 

 

 「おはようございます。凜花さん。友奈さん。凜子さん」

 

 

 時間は4時半。朝の走り込みに付き合うのは凜花さん。友奈さん。凜子さん。私がいないときでもこの三名は常に走り、体力を付けることに余念がない。友奈さんもきついはずなのに対魔忍として頑張りたいと寝ぼけ眼をこすりながら来るのだから大したもの。

 

 

 「まあ、任務もしばらく休みですからね。他の人にも仕事を回しませんと。さてさて、今日はジグザグダッシュをしますからね。ふふ。きついですよ~」

 

 

 「強い足腰のためには必須。それに、拳を使うためにも頑張ります!」

 

 

 「私も。凜花に小太郎、達郎たちには負けていられないですから。さ。行きましょう」

 

 

 「ふぇ・・・ま、前の800メートルダッシュ10本よりもきつそうです・・・」

 

 

 「皆様良いことです。友奈さん。まあ太ももパンパンになるのは確定ですので後でナディアさんに回復してもらいましょうか」

 

 

 話を続けて走る時間を削るのはもったいないので早速開始。私が先頭になり最初は軽く流していき、今回の走り込みのメニュージグザグダッシュのために行く場所。河原の近くに。そこの川のそばにある土手の斜面を駆け下りたり駆け上がるのをひたすらに続けながら少しずつ進む。100メートル前に進む間にその数十倍の距離を走らないといけないしアップダウンを交互に続ける。

 

 

 「ふっふ・・・ん・・・・ふぅ・・・」

 

 

 「はっ・・・はぁ・・・はふ・・・は・・・」

 

 

 「はひー・・・ぜひ・・・カフ・・・コヒュー・・・」

 

 

 凜花、凜子さんは大丈夫そうですが友奈さんはダッシュを始めて5往復の時点でヘロヘロ。でも続けるあたり大したものです。

 

 

 私は私である程度離しつつ、ゆっくり見ていくのですが三人ともスタミナがいい感じについてきている。それに凜子さんたちは地面をける足の動きもぎこちなさやブレがない。踏み込む力も、蹴り飛ばす力も付いてきている証拠。

 

 

 最終的に30分みっちり走り込み、友奈さんがいろいろリバースしそうな状況になりつつも一緒に別荘に戻り、私は水を三人に渡してから風呂桶で湯をかぶって汗を流した後に友奈さんはストレッチしつつ息を整え、凜花さんはシャドーボクシングとサンドバッグでトレーニング。凜子さんは剣の型を流し、その後に素振りをするために外にまた出ていく。

 

 

 「どれどれ・・・おお。いい感じ。味も・・・ふぅ・・・これはいい。さっぱりしていますし。キノコもいい味しています。後は・・・」

 

 

 その後は早速料理の続き。コンソメスープはきのこを大量に入れたものにしましたが味もいいのでそのままいける。なので今度は卵焼きなどの料理を作りつつ弁当も作成。とりあえず、子供たちとふらりと来るメンバー含めて平均20~30名ちょいの数を用意しないといけませんし、サクサクと、でも栄養もばっちりでべやすいものを作っていきます。

 

 

 「今日の朝ごはんは~オムレツに、野菜炒めにしましょう。デザートに梨を。うふふ。昼ごはんはミニハンバーグ、ピーマンとちくわの炒め物、だし巻き卵に、あ。確かたくあんを昨日もらっていましたし、それとほうれん草のアーモンド和え・・・うん。良さそう」

 

 

 鍛えた剣術で刀ではなく包丁ですがそれを使いすぱすぱサクサク野菜もちくわもカット。その間に卵を片手で割ってからかき混ぜ、フライパンにうつしてだし巻き卵を作成。で、カットした手が空いたらそのままもう片方で野菜炒めを調理開始。

 

 

 もう、自分の剣術が太刀と脇差の変則4刀流なのとこんな生活を毎日送っているせいで片手である程度の料理をしつつもう片方で料理を行うという割と変ですが便利な特技が身についてしまいました。ただこれは本当に朝の短い時間であの人数分の料理を行うには必要スキル。

 

 

 「ん・・・おはようございます。華奈さん・・・早起きですね・・・んふあ」

 

 

 「おはようございますあやめさん。昨日は任務だったでしょうに。無理はせずに」

 

 

 「いえいえ。早く任務が終わったこともあるぐっすり眠れましたから大丈夫です。手伝いましょうか?」

 

 

 料理を片っ端から仕上げていき大皿にうつして弁当用と朝ごはん用にと分けているとあやめさんが起きてきました。昨日は敵の情報をすっぱ抜いた後に別の場所で魔族の組織を潰したのですがあまりに手際が良すぎて22時で終わり、帰りがてら報告書もあの大学ノートほどではないですが必要な情報を詰め込んだものを完成させて提出。23時半には帰って眠るという早業ぶりでした。

 

 

 アサギさんたちは夜中の2時位を想定していたので鳩が豆鉄砲喰らったような顔をしていましたねえ。

 

 

 「ありがとうございます。じゃあ、コンソメスープをかき混ぜてもらうのと、弁当への盛り付けをお願いしますよ。そこの大皿のやつが弁当ですので。後、確かもう三十分ほどで紅さんが起きるはずですからその時にでも他の子たちを起こしてあげてください」

 

 

 「はい。紅様と、ゆきかぜ、小春たちを起こしてきます」

 

 

 「なら私が手伝いましょうか?」

 

 

 料理ももう少しというところで不知火さんが起床。コーヒーを飲んでからそばに立ち、あやめさんと一緒に弁当を作っていく。

 

 

 「お願いしますよ。ちょうどいいので私もちょっと起こさないといけない人たちがいるので」

 

 

 「あー・・・うん。すごかったらしいですし・・・ね?」

 

 

 「うん・・・その、華奈ちゃん。もう少しぐっすり寝ていてもよかったんじゃないかしら? その、お小遣いを渡してからで朝食もある程度手を抜いても」

 

 

 で、ちょうど手が空きそうなのでさくらさんとナディアさんたちを起こしに行くと暗に言えばすぐに理解した二人は顔を赤くしつつ、ついでにその後でこの早起きをするのはきつくないかと心配してくれました。ありがたいのですが、これくらいじゃあ参る体にならない生活を送りまくったせいで本当に大丈夫なんですよね。

 

 

 「私が好きでやっていることですから。それに今日も任務は休みですし楽できています」

 

 

 ひらひらと二人に手を振った後に6時になったと同時に鳴り響く目覚ましの音と二人の肩をゆすって起こし、風呂場に放り込んでから今度はきららさんやここに泊まりに来ているメンバーを起こして回る。

 

 

 その際にトレーニングをしていた三人も参加してみんなで回っていきました。

 

 

 

 「ふわぁ・・・おはよぉ・・・あふ・・・ぁ・・・」

 

 

 「ん・・・ぐぅあ・・・瞼重・・・変な姿勢で寝たせいで・・・・肩が重いぃ・・・」

 

 

 「きららもゆきかぜもゲームをし過ぎだ。あやめが帰ってきている時間から更に起きていたんだろう?」

 

 

 「せんせー♡ おーはよっ」

 

 

 「ぶふわっ。おふぅ。もう。うふふ。元気なのは良いですが、優しくですよ~♪」

 

 

 「お、おはよ・・・」

 

 

 そして起きてくるのは子供たち。ゆきかぜさんらはまたゲームで夜更かししていたので眠そうなのと、目覚ましが鳴る5分前に目が覚めて身支度を整えていたのであやめさんが起こす楽しみをなくしてがっくりさせちゃった紅さん。

 

 

 そして私のもとに預けられたカヲルさんの妹小春さんにようやく情緒不安定が落ち着いてきたひびきさん。皆さんも6時ちょいすぎに無事に起きてくれたので一安心。

 

 

 「さ。皆さんはどれがいいですか? オレンジジュースと、コーヒー、緑茶に紅茶、牛乳もありますからあちらから選んでくださいね?」

 

 

 「もふが・・・くる・・・でも幸せ~・・・♡」

 

 

 「・・・小春。はしたないぞ。・・・・・・・・いいなあ・・・」

 

 

 「んにゃー・・・・じゃあ、私ジュース―・・・」

 

 

 私にダイブしてきた小春さんの顔を胸にうずめさせながら用意していた朝食用のドリンク一覧とコップを置いておき、まだまだ寝ぼけ気味の皆に早く飲んで目を覚ますように促していきます。

 

 

 その間も小春さんは何やら私の胸で言っていますがスルー。紅さん。してほしいのですかね? これ。いつでもしてあげますのに。

 

 

 「先生おはようございま~す。朝ごはん食べに来ました」

 

 

 「昨日話した通り来たぜ。おーいい香り」

 

 

 「おはようございます。あ、ふうまちゃんに骸佐ちゃん早いって」

 

 

 「おっすみんなおはよ。ってか、まだパジャマのやつ多いが大丈夫か?」

 

 

 みんなが飲み物を選んでいる間に配膳をしているとインターホンを鳴らして入ってくる小太郎君たち。朝ごはんと弁当を食べに来た皆さんも参加して更にワイワイがやがや。まだ6時半くらいだというのにもう賑やかなものです。

 

 

 後、きららさんが骸佐君の声で目を覚まして、急いで部屋に駆け込んでからパジャマ姿から制服姿に着替えてきたのが面白かったです。乙女ですねえ。青春ですよ。

 

 

 で、そこからは天音さんや権左さん。幻庵さんも参加してきて、うちの部隊員も来て最早食堂のような光景に。

 

 

 皆さん朝から食べるので食事の追加をしておくのと増えた分の弁当を私と不知火さん、あやめさん、さくらさんと紫さんで作りました。

 

 

 それがひと段落し、急いでみんなで皿洗いを済ませたら7時ちょい。ちょうどいい時間なので一足先に荷物と弁当を持って縮地で学校に移動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぅ・・・今日は少ないですねえ・・九郎隊のしごきもあって報告書も分かりやすいですし、楽なものです」

 

 

 「そうね。以前なら二人そろってデスマーチだったのに、楽になったわ」

 

 

 「・・・私も少し前までは足を引っ張っていたと思えば申し訳ないです」

 

 

 7時半。アサギさんと妊婦故に任務に出せない代わりに事務仕事をしている紫さんと朝の文の書類の整理と処理。脳筋対魔忍たちは九郎隊のスパルタ訓練で矯正して、ついでに事務仕事を仕込んでいるので一応政府に出せる内容となっている分私たちは軽いチェックで済み、以前は二人でしていたのにそこに紫さんが来てくれているのもあってそれはもうサクサクと進みます。

 

 

 以前は私もアサギさんもそれが終わらずにクマがべっとりで、化粧でごまかしていた日が常だったことを思えばもう天国。紫さんも不慣れだった書類仕事が板についてきているのと安定期に入ってきてアサギさんと夜も楽しんでいるのが活力となっているのかたまに私がちょっと仕事をしただけで十分な日もあるほど。

 

 

 「いやいや。現場での隊長としての仕事凄く助かっていますからね? ん。そろそろホームルームの時間ですね。あ、紫さんとアサギさん。これ」

 

 

 「ん? なにこれ・・・パンフレット?」

 

 

 「いや、紫さんがいずれ出産する前に産婦人科の情報得ましょうよ。ほら、五車の総合病院のスイートルーム。いろいろ見ておいて、何時ごろから行くかを決めてください。私の部隊から事務員変わりは出しますし、さくらさんも張り切っていますから」

 

 

 「ふむふむ・・・これはすごいわね・・・ええ。早めに考えてくわ。ありがとね華奈ちゃん」

 

 

 「私の場合、あの変態に診てもらっているのと、怪我も治るから意識していなかったが・・・最近の病院は・・・・・凄いのだな」

 

 

 二人とも興味深げに見ていますが、むしろ五車の医療機関。機密情報から魔界の技術も扱うのですしある程度は知っておくことは必要ですし、同時に二人の間の子どもって現対魔忍総隊長であり名門中の名門井河、その最強の当主アサギさん。その井河家に長く仕え、不死覚醒というとんでもない忍術。兄弟の功績で下忍から上忍の家系に格上げ、アサギさんの後釜に座るであろう紫さんの子どもの事ですからもう少しじっくりチェックしましょうよ・・・

 

 

 「いや・・・割とお二人の子どもって五車どころか日本の諜報組織の影響力や今後左右しますからしっかり気を配りましょうね? 私よりも本職の栄養士、料理人のご飯のほうがおなかの赤ちゃんにもいいはずですから」

 

 

 この後はのろけ始めた二人の様子を見てコーヒーを甘くして元気をもらいながら書類仕事の再確認を終わらせ、とりあえず今度の休暇には下見に行ってくれと言っておきました。二人とも、なんやかんや最近まで仕事漬けだった故の習慣が抜けないんでしょうねえ。

 

 

 後紫さんはアサギさんのそばで仕事をして支えたいというのもあると思いますけど。

 

 

 

 

 

 

 

 「ほらほら、連携が甘い。発想は良いですが死角のカバーが出来ていないですよ~」

 

 

 「ぐぶはっ!? げっほ・・・・ごぁ・・・」

 

 

 「舞華がやられた! きらら!」

 

 

 「はーい遅い。舞さんとの紙と氷。薄い隙間を縫って氷の壁の中での爆撃祭りは悪くないですが、炎の後は時間かかるのがね。ゆきかぜさんと鹿之助君。凜子さんで炎の残滓を空遁でばらまいていたほうがまだつなぎやすいですし効果ありますよ・・・っ!」

 

 

 「う わ ら ば」

 

 

 ホームルームを終えて、戦闘訓練を開始。私自身も成長しているのか重りをさらに追加して、一部加圧も追加。それでも木刀でうちのクラスを圧倒しているのが本当に実感出来ちゃいます。

 

 

 ほかのクラスの子たちだとそれこそ重りも付けて武器も持たずにフリーザ様よろしく手足も使う部分セーブしても相手になりませんし、よくて木刀でも両手足使わせていく程には実力をつけている皆さんは本当に強いんですよねえ。

 

 

 成長の成果か以前は20分で全滅していたのですが今回は35分。連携もいくつか冷や汗ものがありましたし、嬉しいことこの上ない。

 

 

 「ナディアさん、アネモネさん。お願いします」

 

 

 「はーい。さ、みんな落ち着いてね~」

 

 

 「いい動きではあったがな。連携を破られた後の備えをもう少し練るべきだろうよ」

 

 

 その後は副担任のナディアさんと、アルバイトで治療スタッフをしているアネモネさんで治療を開始。ナディアさんが癒しの踊りで、アネモネさんはどうにも生命エネルギーを譲渡できるみたいなのでそれを使ってみんなを完全復活。

 

 

 アネモネさんも対魔忍の戦術や忍術。いろいろと目新しい刺激を楽しんでいるのと、人間界のほうが嗜好品、娯楽品は多様なのでそれを買うために仕事に精を出しています。学園に行くのは大変じゃないかとアサギさんと政府に相談したところ

 

 

 「地獄の番犬と最強の対魔忍二人が長く監視に着けるのならそれがいいし、何ならそれでこちらに関心を持って協力体制を築けるかもだしOK」という緩いのか合理的なのかわからない許可をもらいました。まあ、実際五来る学園のほうがうちのクラス含めてさくらさんに時子さん、燐さんもいるのでいざという時は制圧しやすいんですけど。

 

 

 「華奈よ。そういえば友奈が有休が欲しいと言っていてな。我が明後日もいるゆえに出来ないか?」

 

 

 「ん? あら。いいですよ。なら、サービスで明日も半休にしてあげてください。私が任務ないのでいれますし私たちのメニューに頑張ってついてきていますからね。ご褒美半日くらいは私の裁量でサービスです」

 

 

 「相分かった。あれが元一般人とは思えん成長速度。人というのは、存外侮れぬものだ」

 

 

 「うふふ。友奈さん真面目だもんね~なんだか今朝からウキウキしていたし、デートかな?」

 

 

 全員の治療が終わり、軽くストレッチをしてから授業終了。今考えると、対魔忍の未来を担う最高幹部レベルの家柄、才能を持つ子供たちのクラスの先生は対魔忍の歴史が10年ちょいの新顔で、副担任が魔界の踊り子。新しいアルバイトがアラクネ族の姫って、普通に考えたら中々に狂った環境な気がします。

 

 

 本当、米連やほかとのしがらみもあるとはいえアサギさん時折ぶっ飛んだ采配しますよねえ。

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぅーむ。今回のテストの平均点、少し落ちましたね」

 

 

 「あー華奈ちゃんもそう思う? んー・・・簡単なものばかりだけど、範囲が広かったのも関係しているのかなあ・・・」

 

 

 「ひっかけ問題もあるのかも。結構皆凡ミスで落しているね~」

 

 

 昼前、今度はさくらさんとナディアさんと一緒にテストの採点。最近は対魔忍の体勢をまたテコ入れしたのと、私自身が学校で受け持つ授業の数がシンプルに4分の1に減ったせいで空いた時間は友奈さんやアネモネさん。リリスさんみたいなバイト、新入りのメンバーの様子を見つつ誰かのテストの採点を手伝ったり、テスト問題を作ったりして過ごしています。

 

 

 ここまで時間が空いたのは歴史の授業をしなくなったのでまず半分。残った戦闘訓練の教官に関してもうちのクラス以外では実はあまりない。理由としては私のクラスでの戦闘よりも明らかに手を抜いているのにぼろ負けでプライドが折れた子がいたり、恐怖を覚えた生徒も多いこと。それもあって基本教官の数が足りないときにヘルプで入る以外は時間が空くようになったので他の教師の皆さんを助けて回ることに。

 

 

 楽な雑務ですし、採点くらいならナディアさんもできるので半ば雑用係にもなっていますが楽しいです。

 

 

 「あちゃーもったいない。この子なんてここの解答欄の書き間違えなければ80点台だったのに。あ、華奈ちゃん。もう一人のわ・・・桜花や愛子ちゃんはどう?」

 

 

 「いい感じです。小太郎君と非常に仲がいいですし、クオンともどもクラスに馴染んでいますよ。この前はみんなでパラパラ漫画作って見せあいっこしていましたっけ」

 

 

 「あ、それと家庭科の授業で出来たケーキ、私にプレゼントしてくれた。美味しかったな♡」

 

 

 「そっかー・・・あ~いいなあ~~私の学生時代なんて・・・あれな思いでもあるし、長老衆からやれ宗家の責務だの、お姉ちゃんの妹だからと無駄に担ぎ上げていくやつらがいたり、対立させようとしたりで・・・変にピリピリしていた時期もあったかもだし」

 

 

 さくらさんの場合はカオスアリーナでのあれとか、長老衆もアサギさんが独自に一門を率いていたこともあっていろいろあったそうですからねえ。アサギさんのやり方を気に食わない連中がさくらさんを担ぎ上げて井河当主の座を与えて争わせようとしたとか。

 

 

 当時は私はいなかったのですが確か、不知火さんと飛燕さん、朧さんがどうにかしたんでしたっけね。朧さんは表立って動けば甲河が目を付けられかねなかったからこっそりらしいですけど。

 

 

 「まあまあ、人生これから。私達も今は余裕が出来てきましたし、また夏休み、冬やすでも用意できるようしますからその分を取り戻しましょう? 愚痴も受け止めますから、ね?」

 

 

 「んー・・・ん♪ そうする。昨日みたいにまた抱いてほしいし、今夜はまたご飯も食べたいな。家に来ていい?」

 

 

 「もー二人ともずるいわよ。あ、でも私もご飯は欲しい」

 

 

 これ以上さくらさんに学生時代のきつい思い出を思い出させてもあれなので頭を撫でながら優しく抱き寄せるとほにょりと表情を緩ませて甘えてくれるさくらさん。ナディアさんもほほを膨らさせる様が可愛らしく、こちらも癒されちゃいます。

 

 

 採点も無事に終わり、一応用意していたテストの草案、問題で使えそうなのを用意して錯乱に渡していたらお昼時間。ナディアさんは今日はリリスさんと蛇子さんで食堂に行ってくるそうなので見送り、さくらさんはアサギさん用に私が作っていた弁当を渡すついでにそのまま井河3女傑で昼食。私も予約が入っているので屋上に移動しました。

 

 

 

 

 「ん・・・ふぅ・・・落ち着く・・・・・・」

 

 

 「人ごみの中はまだ落ち着きませんか」

 

 

 「それもだけど・・・先生だし・・・」

 

 

 屋上でのんびり昼食。その際に私を呼んだのはふうまひびきさん。ふうま一門の家系なのですが、過去の出来事のせいで人間不信。情緒不安定という大変な状況。私も何年もかけて側にいてゆっくりと落ち着かせ、不安定故に当たり散らし、その後の自己嫌悪で落ち込むひびきさんを受け止めながら過ごしたのが功を奏したか、最近はうちのクラスでもみんなと話すようになり、月に一度くらいですが食堂にも足を運べるようになりました。

 

 

 「私だから?」

 

 

 「先生は・・・私の事ずっと受け止めて、どんなに怒っても、引き離しても守ってくれて、危険な任務をこなしてくるし、不知火さんも救出したり、大物を倒したりで、大変なのにそれでも笑顔を見せてくれるから・・・安心できるの。必ず帰ってくるんだって」

 

 

 「ごちそうさま。ふふ・・・先生ですからね。みんながいずれ私に追いついて、追い越してもらえるように頑張りますよ~ひびきさんもえらいです。一人のほうが楽なのに、こうして頑張って、学校でも一人じゃない。みんなで笑顔でいられるようになっていった。立派です」

 

 

 食事を食べ終わり、それより先に食べ終わっていたひびきさんを手招きして、来てくれたので膝枕。ちょうど今日は小春日和なので日差しがまぶしくないように私の手で目隠しも。

 

 

 「ん・・・立派じゃない・・・まだ怖すぎて、一人でいたいのに・・・一人が怖くて、もう・・・訳が分からなくなるの」

 

 

 「それを口にできて、理解できている分大丈夫です。私と今こうしていることは嫌です? 一人でいたいですか?」

 

 

 「それは、いや・・・今はこうしていて欲しいです・・・」

 

 

 「なら、もう少し私やナディアさん。不知火さんやみんなと少しづつ慣れましょう? とりあえず、今はこうして、きつい中勉強も頑張った分休んでから、午後も頑張って、ゆっくりと・・・ね」

 

 

 「はい・・・先生・・・わたし・・・本当に・・・」

 

 

 空いている手で頭を撫でながら落ち着かせていると陽の温かさと食事後の眠気、疲れもあってかそのままひびきさんは夢の世界に。私も少し仮眠を取りたかったので壁にもたれかかってそのまま仮眠。

 

 

 ついつい寝入ってしまって授業開始2分前に目が覚めて慌てながらひびきさんを担いで屋上から飛び降りて次の授業の教室まで運んでいって驚いたひびきさんに怒られてしまうというオチがついちゃいました。この後メールで互いに謝って笑いで済ませましたけど。

 

 

 

 

 

 

 

 「んしょ・・・ふぅ。いやあー流石にこの人数分を3日分となると量が出ますねえ」

 

 

 「そうねえ。それを軽々とリヤカーに積んで帰る華奈ちゃんも大概だけど」

 

 

 学校も終わり、雑務も終わらせた夕方。明日の朝で食材が切れそうだったので五車の食品店を回ってたくさん食事を買い込みました。

 

 

 毎日20~50人くらいの人数のご飯を作っているのでそりゃあ消費量も増えていくばかり。皆さんお金を出してくれるんですが、勤務時間が不規則すぎる対魔忍では買い出しも当番制にするのも大変。なので基本は私や紫さんなどが買っていき、一部の不足分をすぐにほかのメンバーが買えるようにしています。

 

 

 だからまあ、私の場合は一度に買う量が多い。そのせいで自作のリヤカーにクーラーボックスも付けたもので街中を歩いてそこかしこで食品を買いまくっていく。不知火さんも手伝ってくれましたが、多い日は買い出しだけで時間かかるんですよね。

 

 

 「後で業務用冷蔵庫と食品棚に入れておかないと・・・あ。そうです不知火さん。ちょっと聞きたいことが」

 

 

 いつも大量に買い込んでくれるからと八百屋さんでサービスでもらったパック詰めの厚焼き玉子をいくつかもらいつつ不知火さんに学校で気になったことを聞いてみる。不知火さんもアサギさんの相談役、うちの部隊の参謀として静流さんと両輪で回していますしいい機会。

 

 

 「何かしら?」

 

 

 「いえ、最近うちのテレビが新しくなっていたり、学校の職員室のおやつ。質が良くなっているじゃないですか。何か羽振りがいいことってありましたっけ?」

 

 

 「テレビは華奈ちゃんの部隊の皆で出し合ったお金で新しく買って、おやつはあれじゃないかしら? また多くの対魔忍が任務に出ることで学校や個人にもお金が回るようになったでしょ? それで少し奮発したと思うわ。ほら、ボーナスもこの前出たし」

 

 

 「あー。それと、小太郎君たちの居残り訓練。最近は座学もしているんでしょうか? うちの部隊員もいないときがありますし」

 

 

 私個人でも気になって探ってみたんですがテレビや食事に仕込みなし。小太郎君たちも一応図書館とかで本を読んでいたりでしたけど、何か最近視線を感じますし気になるんですよねえ。

 

 

 「そうねえ。座学。というよりはみんなで読書かしら。ほら、前に歴史の解説本、漫画とかを舞ちゃんと小太郎君で紹介していたでしょ? あれで火が付いたらしくて。キングダムとか三国志が熱いらしくて」

 

 

 「ああー私の別荘も家も、歴史本最近ないなあと思えばみんなで回し読みしていたんですか」

 

 

 「ま、華奈ちゃんの本はちゃんと別荘内。家の中。また貸しはしていないらしいから安心して?」

 

 

 「ええ。了解です。いやはや、妙に気になっていたのですが大丈夫そうですね。あ、アイス買っていきます?」

 

 

 「クッキー&クリームでお願い♪」

 

 

 帰り際に稲毛屋に寄ってクーラーボックスにありったけソフトクリームとアイスを買い込んで買い物終了。いやあ。この後の食品の整理も不知火さんの忍術で撃い出した水の分身も使ってくれたのでかなり楽に終わって助かりました。

 

 

 床が一部水に濡れましたがそのままモップ掛けすれば汚れも取れて一石二鳥でしたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ、私がチンジャオロースとチャーハン、卵スープを作ります」

 

 

 「私はサラダと揚げ物ですね。ああ。それと比丘尼から漬物も貰ったので子供たちと大人にも振る舞いましょう」

 

 

 「じゃ、ちゃちゃっと行きますか。子供たちも風呂入り始めたし」

 

 

 そして夜になれば台所は戦場。というわけでもなく人数がいる分楽。大人組は酒のつまみさえ用意すれば後はいいという感じなので軽く役割分担を決めれば補佐組も手を貸しながら私、時子さん、静流さんで調理を始めながらやっていきます。

 

 

 「んっしょ。いやーこの特注鍋用意していてよかったです。おかげで調理もしやすいのと、一気に量を作れますから」

 

 

 「代わりに10キロを優に超えているけどね。ほんと小さいフライパンでも使うように中華鍋を振るえるのがすごいわ」

 

 

 「コンロも火力が一般家庭のものと段違いなのもありますよね。寸胴鍋以外で以前強火で煮込んだら鍋の半分近く火が届いていましたもの」

 

 

 中華鍋に一気に十人分くらいのチンジャオロースの材料を入れて一気にソースと具材を絡ませる。ほんと、毎日思うことではありますが給食のおばちゃん。炊き出しの人ですよね私。作る量的な意味で。

 

 

 まあ、カレーとかは一気に多く作ったほうが具の出汁も出て美味しくなるのでいいのですが。カレー、最近は二日目まで残ることも少ないですし、今度からもっと作りましょうかねえ。

 

 

 その後は出来上がった料理を配膳して、飲み物も用意すれば騒がしい食事の始まり。テレビのチャンネル争いは今日は骸佐君とアリカさんが勝利して動物番組の特番を見ることになりました。犬と一緒に過ごしていたせいですごく人懐っこい子猫の映像に心が癒されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「二人とも、綺麗な髪ですねえいつ見ても。ふふ・・」

 

 

 「先生も綺麗な髪の毛よ? ふふ。心地いい」

 

 

 「そ、そうでしょうか? 私よりもゆきかぜや時子さんの方が」

 

 

 食事が終わり、お風呂でみんなで汗を流した後はゆきかぜさん、紅さん、きららさん達の髪の毛を乾かし、梳いてから手入れをして整える。皆さんのきれいな髪の毛を手入れしつつ触れ合えるこの時間は嬉しいのですが・・・同時に緊張の一幕でもあります。

 

 

 「あ、ママ。私のもお願いしていい?」

 

 

 「ええ」

 

 

 「なら私もお願いしようかな~? その後も」

 

 

 最近髪を下ろしたことである意味色気が増した静流さんに、後ろでしてほしそうにするあやめさん。紅さんたちも気づいていますが、夜で私が任務もない、フリーの時間の時は基本、夜の相手を求められます。なので髪の手入れやちょっとしたことからアピールしてきたり、酒に酔って口が軽くなったことでダイレクトに頼む(主にさくらさんと亜希さんら)ことも多いのでそりゃあ、色々と大変。

 

 

 ローテーションは組んでいますが、何分急な任務もある対魔忍。飛び込み参加や以前出来なかった分を味わうと割とそこら辺が大変なんですよね。

 

 

 紅さんたちは明日も学校なのと一応うちの部隊で任務と研修を受ける予定なので特には言いませんが、少ししてほしそうに見つめてきます。いや、流石に私でも一気に4人も5人も相手するのはやばいです。身体が持っても次に続かないです。学校休まないとですよ。

 

 

 流石に「夜のプロレスで教え子と疲れ切ってしまい休みます」な休みは・・・学生との関係は対魔忍ではよくあるのですが、諜報員が疲れ切って動けない理由がそれは流石にやばいですし。

 

 

 「よし、ゆきかぜさんと紅さんのは終わり。じゃあ次はきららさんと静流さんですよ~」

 

 

 「待ってました♪」

 

 

 「ふふ。華奈さんの頭皮のマッサージも気持ちいいのよねえ♡」

 

 

 とりあえず残りのメンバーの髪の手入れも終えてゆきかぜさんと小太郎君、桜花さんは何やらはまっているゲームのために自室に戻り、残りのメンバーは何やら最近TRPGにはまっているらしく私も参加。

 

 

 敵の狂信者の前で魔導書朗読して無差別SANチェック爆撃したり、鹿之助君のキャラ(振りなおしたはずなのになぜかAPP高めのサイズ小さめの合法ショタになっていた)がさらわれる前にこちらからわざと割り込んで誘拐されてヒロインは私のものよー! とオカマボイスをまねて叫んで爆笑させたりとで楽しかったです。明日も時間はあるのでどうにかシナリオクリアしていきたいものですよ。

 

 

 で、その後は寝る時間になったので私の寝室にスケスケのネグリジェで入ってきた不知火さんともう、下着の用をなしているのかわからない下着を着けた静流さん入ってきて・・・後はお察しです。まだ子供は出来ませんが、このノリが続いたらラッシュできかねないから大変です・・・どうしたものか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 時は少しさかのぼり、学校が終わり華奈が帰りながら買い出しに出たのを確認した一人の人が合図を送り、五車学園のすぐ近くの公民館、その一室である大広間に移動する。

 

 

 その広間は表向きは使用していないということでカーテンも閉め、暗くしているがしばらくしてそこに蠢く影が徐々に増え、最後の一人であろう人物が入ってきたことを皮切りに扉を閉め、鍵をかけた。

 

 

 「集まったな・・・さあ。始めるか」

 

 

 誰が言ったかわからない声を合図に部屋にうすぼんやりとした明かりがともり、広間に集まった影、いや人を映し出す。

 

 

 その人は全員が顔を隠すために三角覆面をかぶり、更には身体も黒装束で覆い性別も声以外では判別不可能にするほどの気合の入れよう。彼らは全員対魔忍。ただその年齢は幅広く、その一同がみる先にはいくつもの写真の数々。

 

 

 それは華奈や凜子、凜花をあらゆる角度から撮影したものであり日常生活から戦闘の訓練、授業を受けている様子から教え子たち、クラスメイト達と和気あいあいとしているものまでさまざまな写真があった。

 

 

 

 ぶっちゃけ、これは蟲遁使いや最新式の器具を使った盗撮、あるいは頼んで撮影した写真の数々。これらをまるで最高級の宝石でも見るように彼らが見る中、司会者と思われる覆面に星のバッチをつけた対魔忍が口を開く。

 

 

 「さあ、本日の取引を始めよう」

 

 

 彼の言葉を口斬りに広間の熱は上がり、だれもが覆面越しに見える目の色を変えた。

 

 

 

 

 

 

 

 彼らは「華奈、二凜ファンクラブ」と呼ばれるメンバーであり事の始まりは凜子、凜花の五車学園の入学。そして華奈が自身の部隊を作り上げたころからにさかのぼる。

 

 

 後天的に対魔忍となったにもかかわらず多くの武功を上げ続け、今や九郎隊と同じかそれ以上の強さと便利さを誇る部隊設立、次期対魔忍たちの育成にも手を貸した才媛、忍術のせいもあり20代後半でも15のころの若さとかなりの美貌を持つ華奈とそのもとで教えを受け、剣術、忍術、学業において天才の名をほしいままにしても尚精進を続け、美女ぞろいの対魔忍の中でも最高峰の美貌を誇る凜子。

 

 

 その凜子と並ぶほどの美貌と強さ。ふうまの反乱の事もあり自身の家の事での誹謗中傷にも負けずにいまやふうまと井河の調整役、そして名を上げ続けた紫藤凜花。

 

 

 彼女らのその普段の活躍や美貌だけでもかなりの人気が出るのだが、そこに華奈、その配下の部隊たちの起こす騒ぎ、任務での珍道中。これらもあって更に愉快さやユーモアを持つ存在という気楽さもあってさらに人気爆発。

 

 

 ふうまは華奈に資金から人材を手配されて助けられ続けてきた恩義。井河はアサギをはじめとした幹部レベルはみな一度は命を救われたこともあり上も下も彼女らを慕うものは多い。学校でも生活でも任務でも助けられた彼らは真面目に任務に学業に励み、そしてその中で手に入れた資金をもとに数か月ごとに密かに行われるオークションで買い求め明日への活力。そしていつかは彼らの部隊に認められて自分も同じ船坂、秋山、紫藤家のどこかで尽力する夢を追う支えとするのだ。

 

 

 「よし、では今回は最初から特注品だ。華奈殿の貴重なメイン武装を持って暴れている写真。刀とガトリングの2枚セットとなっている。3000円から」

 

 

 そういってプロジェクターに映し出した写真は任務で袴の姿に腰に2振りの太刀、2振りの脇差を佩き、太刀を構えて切り込んでいく際のりりしい華奈の写真。もう一枚は黒のスーツ姿で専用武装の一つ携行式ガトリング銃ケルベロスから硝煙をくゆらせと専用バイクホワイトファングにまたがりながら殲滅した組織の跡地をきりっとした瞳で眺める華奈の写真。

 

 

 「4000!」「4500!」「4700!」「5000!!」

 

 

 「・・・では、19番。貴方に5000でこの写真をお渡しします」

 

 

 数字の書かれたプラカードが上がり、その中から高値を出したものにすぐさま売っていくオークション形式で裁かれていく写真の数々。

 

 

 

 この収入のすべては会場を借りる際のレンタル費用、それ以外はすべてを華奈たちに還元する約束となっており学校でのおやつ。購買、食堂で華奈たちが何かを購入する際は少しサービスがあったり、静流たちこのことを知っていつつも華奈には話さない船坂家メンバーに渡すことで家の家電や家具を新調する際の資金にしたりするものになる。

 

 

 そのために彼らファンクラブはお金を出してその対価に写真をもらう。同時に対魔忍の中でもアサギに次ぐ実力者であり風雲児、麒麟児と謳われる彼女らを尊敬、あるいは崇拝に近いレベルで慕う彼ら、彼女らにはこのオークションで手に入る写真を手に入れ、その資金で彼女たちをかげながら支えるのは娯楽の一つ。

 

 

 静流たちも写真の一部をもらえることを条件に厳しい対魔忍の世界では娯楽も必要と認め、華奈の不利益にならない範囲で許している。

 

 

 なお、これを下手に知られて潰されたり、余計な心配をかけないようにこの写真の「情報の漏洩」「焼き増し」「横流し」はご法度。少しでもそれをしようものなら対魔忍どころか世界レベルでも諜報に長けている精鋭の諜報部隊たちに追跡された挙句にひどい目に合うのは確定。

 

 

 任務成功率100% 淫魔族の王をはじめとして多くの魔界の大物を屠り、撃退してきた実力をよく知るのと余所者へこの写真を渡さないこともありこの掟は絶対であり、それもまたこのオークションの楽しさと写真の価値を引き上げていく。

 

 

 

 「さて・・・次はかなりのいいものだ。酔った勢いで凜子殿をハグして微笑む華奈殿と、スポーツウェアで一緒に縄跳びをしている華奈殿と凜花殿の写真となっている」

 

 

 「おぉお・・・こんなに柔らかい表情をしているんだ華奈殿・・・」「凜子さんの胸と華奈殿の胸がつぶれて形を変えて・・・凜子さんの表情も・・・ヌッ!」「私もなでなでしたい・・・」

 

 

 「腹筋が美しい・・・」「山が揺れている・・・」「これマジ? 最新式の写真でも縄跳びの縄がぶれるほどの速さって」「汗がエロイ・・・綺麗」

 

 

 いろいろと劣情を催す声の中には女性の声も多い。華奈がもとからレズよりのバイなのもあるが、対魔忍となっていろいろ男のあれな部分を見たことや支えてくれている女性が多いことでそっちに走ったせいもあり五車内での同性愛は割と多い。

 

 

 そして男女問わず引き寄せる美貌の持ち主でありつつも優しくも厳しく、凛とした大和撫子と言える凜子でも華奈の前で見せる年相応のしぐさや表情、凜花のボクシングで鍛えた肢体とひたすらに励み続けるその姿にギャップ萌え、同性として鏡となる姿ということもあり女性人気もどんどん上昇。

 

 

 この写真のセットは女性の対魔忍が2万で競り落としたのだが、買った後も「はぁあぁあ・・・・お姉さま・・・私もいつか一緒に鍛えたり、なでなでしてくださいませ・・・」とつぶやいている当たり、相当なファンだろう。 

 

 

 オークションはこの後も続き、次々と写真が高額で競り落とされる中、特に高値がついたのが夏の合宿の際の水着を付けて三人がプールで遊んでいる姿が映っていた。

 

 

 白のハイレグに技巧の光る模様を刻まれた水着に透けるほどに薄いパレオを纏い、銀糸の髪に蒼の瞳なのもあり幽玄さと美しさ。これがあの地獄の番犬と思えないほどのはかなさもある美しさと我儘な肢体を椅子にもたれさせて二凜を優しげに見ている。

 

 

 華奈とは反対に黒を基調としたボンテージファッションでローライズを攻め気味なパンツうっすらと見える腹筋のラインと、引き締まった肢体を見せつけつつクロールでゆったりと泳いでいる凜花。

 

 

 その横で並ぶように泳いでいる凜子は左右からクロスさせるようなビキニに左側を結ぶことでとめる日もパンタイプのパンツ。自身の対魔スーツを意識させるような紫の色で彩られており、こぼれんばかりの胸や尻を強調するというかなり扇情的なデザイン。

 

 

 これには万を超えるほどの金額がつき、競りも大激戦。最終的にはある女性が15万で競り落とし今回のオークションも終了。その際は次回の事も楽しみにしているという声が多数上がり、そのために鼻息荒く出ていく覆面たちが特徴的だったそうな。




任務のない日と休みの日は正妻愛人皆容赦なく華奈を食べに行きます。そしてカウンターもらって鳴かされて気絶。

原作でもあるファンクラブ、凜花と華奈も加えてパワーアップしております。


凜子の下着はFGOの水着アン・ボニーの第一再臨。


凜花は水着カーミラの第三再臨とイメージしてくれると幸いです。


多分次回からアクション対魔忍。いろいろ時間が少し飛んでからのスタートになれるよう頑張ります。

華奈のヒーロー、戦士の在り方ってどれに近いと思います?

  • ウルトラマン
  • 仮面ライダー
  • こち亀
  • クレヨンしんちゃん
  • スーパーヒーロー戦隊
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