今回は短め、そろそろ本筋に少しづつ戻していきます。
さてさて、もうじきそに子さんとのヒーローショー&ライブ。基本大きな任務はこなしているので余裕もできたので遠慮なくダンスに専念。歌? もちろん踊りながら声質落とさないよう口寄せの応用でそりゃあもうばっちりです。
「あー・・・やっぱりいい鍛錬になりますねえ」
「これで数こなせばばっちりだし、っふふ。待ち遠しいわ」
私とナディアさんは酸素を薄くしてもらえる低酸素ルームでひたすらダンスの練習。軽く高度4000メートルの薄さでぶっ続けでダンスを体に覚えさせていく。重りをつけていない代わりに今回は心肺機能を思いっきりチェック&強化。歌手。アーティストの方々はみんなすごい心肺機能と声の技術を持っているのでそれに合わせられるように私たちも能力、種族に頼ったごり押しではぼろが出そうなのでそりゃあ徹底的に。
「しかしまあ、そに子さんとも練習していますが、うーん・・・アクションシーン。大丈夫ですかね?」
「私の糸で操るわけにはいかないしねー・・・演出家さん、監督からはOKもらえたけど」
ただまあ、問題というか懸念点は一つ。そに子さん。心肺機能は人よりあるのは確かですが、それ以外が一般女性に少し毛が生えた程度。アクションシーンをやるにあたって私たちがとがどれほどやっていいのか。
警備などの観点からもツヨシ工業、そして私たちの舞台からも何名かが護衛として敵役、あるいはバックダンサーの一人に紛れさせたりなどをするのだけどもアクションを盛り上げるためにしている。対魔忍の中でも身体強化系忍術を使わない中でトップランクの体術使いたちもいるのでそりゃあジャッキーやブルース・リーにも負けないアクションをする。
そに子さんはエレキギターでの音を武器にするという。映像を活かした演出をするというのだが、やっぱりバランスは大事。私とナディアさんで本気で組手したら軽く初期DB張りの動きできますよ。
「まあー・・・なるようにしかなりませんね。夕方からそに子さんも時間空くそうですし、私たちもシャワー浴びて、荷物もっていきましょう」
「はーい。対魔忍スーツ、一応市販よりは頑丈なもので作ったんだっけ?」
「流石にあの装甲や繊維は国家最高峰の素材ではあるので・・・」
オークたちは普通にひん剥いたり、ナイフで切り取ったりするけど、なんやかんやあれはナノ金属も使用している。薄布だけどもそこら辺のナイフじゃ切れないし、銃弾もはじく優れモノではある。
ただまあ・・・・魔界都市、普通に米連とか、中華連合の払い下げ品。若しくは最新の刃物もあるので割と切れ込み入れてからびりびりと破かれたりする。うちの部隊で今改良を心掛けているけど・・・うーん・・・どこまでいけるか。私達の家のスーツ、シャツ程に厚く、重ね着できるものなら衝撃も殺せるし、鬼族の刃だろうと大事には至らない。
けど、なんというか、うちの部隊以外はわりとアサギさんやさくらさんたちにあこがれてと、多分スタイルの誇示も含めてと、感覚がマヒしているせいであのぴっちりスーツで行く人が今も多いのだ。そんなスーツなだけに悪用というか、流石にこれ以上魔界都市やそこ以外で出回るのは困るので普通の防弾、防刃チョッキくらいのものにして渡すつもりです。
「とりあえず、もう一度再確認しつつアクションチェック。後は演出とのすり合わせですね。スクリーンと特殊技術を用いた演出ゆえにほんと細かな組み合わせが必要ですし」
「やっぱりというか、人の世界の技術は面白いわ。魔界だと一部の、人間界に興味を示しているところ以外は魔術ですましちゃうし」
魔術の便利さはノイおばあさまに関わるとそれでいいやとなるも分かります。あの人できないことが少ないですし。
この後、そに子さんにスーツを渡して動作チェック。特に問題はなさそうなのでそのまま合わせをしたのですがええ。ほんとこの手の技術の高さには驚かされます。私達の動きに合わせて対応できちゃうのがほんと。AIや技術の進歩がわかるというか。
「ありがとうございました華奈さん! ナディアさん! お二人のおかげで大盛況でしたよ」
「こちらこそ。お誘いくださってありがとうございます」
無事ショーも終わり、今は舞台裏でのんびりそに子さんと談話中。ショーについてはびっくりするくらい何もなかったです。国営風俗だったり、あるいはヒーロー扱いの二極化されていた対魔忍なのでほんと何かあるかもと構えていたんですがねー・・・
ええ。何もなかったです。むしろ素直にショーを応援してくれる人ばっかりで・・・割と少女、家族連れが多かった当たり、私の諜報力に偏りがないかむしろ不安になるほど。
「そういえば、このショーはアニメ放送前のえーと・・・前夜祭に近いんだっけ?」
「はい! それと、アニメの評判次第ですが人気だと第二シーズンでお二人をモデルにしたキャラが登場するとプロデューサーさんが言っていました」
「え、ええー・・・いやいや、資産家と教師よりも今を時めくアイドルの皆さんをモデルにしたほうが」
「お二人の美貌と踊り、アクションは役者さんも舌を巻くほどですよ! それに特撮でもアクターの依頼が・・・」
まさかの対魔忍のアニメに出演と聞いて、まあ、問題はなさそうでもさすがに嫌なので謙遜したらすんごいキラキラの目で寄ってくるそに子さん。いやいや・・・アラサーのおばさん予備軍よりもほんと未来ある若い子たちにスポットライトを当てたほうが・・・
「いやいやいや。そしたら私の本業が出来ませんから」
「そ、そうねー私も特例で許可もらっているけど教師は副業駄目だしね?」
「あー・・残念です。でも、よければまた一緒に関わりたいものです。お二人の歌と踊りは本当に私も見入っちゃいそうでしたし・・・」
ほほを染めて笑うそに子さん。ほんといい子なんでしょうねえ。芸能界の中でも頑張ってほしいです。何かあればまあ―・・・うん。再就職のあてくらいは都合しますよマジで。
「あー! あーぅぃ♪」
「愛花はこのアニメ好きですか~? んーわりと・・・王道でびっくり・・・」
「変身シーンいいわねー♪ ダンスも私覚えちゃおう」
で、放送されたアニメ。ええ。愛花と一緒に見ましたが思った以上に王道かつ勧善懲悪を根幹にそえたもので、私でも特に苦痛なく見れちゃったのが驚きでした。愛花も喜んでみていますし・・・録画、しておきましょう。ナディアさんもノリノリでEDのダンスとかを覚えてさっそく振り付けしている始末ですし。
愛花もアニメに反応しているのか、対魔忍に反応しているのかは不明ですがまあ、評判がいいのは安心ですし、特務中隊も動きはしっかりしている。これならあん・・・
『コートララの惨劇はただの序章に過ぎない!!』
「ブーーーー!!?」
「あきゃぁーい♪」
「あうち!? ・・・かふ・・・く、唇が冷たい・・・って・・・なんですこれ・・・」
アニメも見終わり、一度朝のニュースに入ると思えば米連の緊急ニュースに映るのはアサギさんたちが倒したはずの桃知が演説している。思わず茶を吹き出せば愛花に唇を凍らされてひりひりしつつニュース映像を見入る。
『世界中にまかれた因果の種は目を伸ばし、何度でも血塗られた花を咲かせるだろう!! 恐怖せよ! 我々の攻撃は続く!!! 世界を不当に支配するもの達よ、貴様らの時代は終わったのだ!!!』
「か、華奈さん! SNSから桃知のやつが世界中に向けてこんな映像を!」
「わかっています・・・至急フリーのメンバーに召集。特務中隊に協力をできる体制を作るのと同時にアサギさんにもその件を伝えます・・・あと、今後日本は一層テロで荒れます。公安、自衛軍にも注意喚起を・・・」
あーもー・・・役者、声優、ダンサーの仕事を政府から投げられてこなしたと思えばこんな形で対魔忍として始動とは・・・もう・・・アサギさんたちが受けた仕打ちを桃知をひっとらえたら全部追体験させてやろうか・・・また世界と家族のだんらんの時間を荒さないでくださいよ本当に・・・
ようやく復活した? 桃知の場所とかがわかり始めて安心。どんな忍術だったのやら。きららもイングリットもアクションに来たし、嬉しい。
華奈のヒーロー、戦士の在り方ってどれに近いと思います?
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