明らかに何の卵かわかるのに誰もわからないみたいなので卵鑑定士になりました 作:タマゴロウ
後、このネタ既に誰かやっていたら教えてください。ネタかぶり確認してないのど
俺の名は『たかし』
唐突ですか、俺は転生しました。え? 何で死んだか? どの世界に転生したか? 気になるか? そうだろうな。転生ものはそれが重要だからな。
まずはだな。俺が死んだ理由だか卵厳選をしていたんだがなかなか理想個体が出なくてな、王冠を使えばいいと思うがそれは俺のポケモン道に反する。だから時間が欲しくて通学中にもやっていたのさ、そしたら赤信号に気づかずトラックに引かれましたって訳。ながら歩きはやめようね。
次にどこに転生したかだ。それは勿論こんな話をしたんだ。ポケモンの世界さ、そう、10才になったらろくに旅費も貰えず地道に努力してしまいには大の大人がそんなガキに世界の命運を背負わせる世界さ。ゲームならやり直しが利くがこれは現実だ。もし負けたらと考えると毎日胃薬を頼りに過ごしています。
「今日のガラル地方の天気です」
丁度テレビで天気予報が報道されているからわかるがガラル地方だ。しかし、ここはただのガラル地方では無いんだ。じゃあどこが違うかだって?
「ガブリアス〜、ちょっと手伝って〜」
そう、リストラされたポケモンがいるのだ。これには最高に喜んだ。何故ならリストラされたシェイミがいる可能性があるからだ。リストラしたの許さんぞちなみにガブリアスはおっかさんのポケモン。戦闘狂と言うか暴れ好きと言うかそんな筈のガブリアスだがこの家では女子力高めのです。
さて、俺は今12歳です。え? 何故旅に出てないかだって? 言いましたよね。毎日胃薬に頼ってるって。そんな人間を親が旅に出すと思うか?
あ、そうそう。ここからが本題何だが何とこの世界。『アニメ準拠』何です。え? 何故そんなのがわかるかって? それはですねぇ
「母さん、やっぱり『ほのおのからだ』のトロッゴンがいないからイーブイの卵が孵化するのに時間がかかるよ」
「『タマゴロウ』何を言っているの? 何故これが『イーブイの卵』だってわかるのよ」
タマゴロウ。今の俺の名前だ。
「見ればわかるよ」
「見ればわかるって、いい? 孵化する前の卵がどんなポケモンか見分けるのは目利きの鑑定士でも、『ポケベル賞』を取った博士でさえも無理だったのよ」
そう、確かにわからない。『ゲーム準拠』だったらね。ゲームだったら卵は全て同じ柄だ。ミラクル交換にでも来た時にはまじでわからない。ミラクル交換したこと無いから送れるか知らんけど。だが、今俺の目の前にある卵は『明るい茶色と薄い肌色のギザギザのサンドイッチな模様』明らかにイーブイの卵だ。『アニメ』準拠なのだ。
ちなみにイーブイの卵はグッズ化されているので買うといいぞ。可愛い。
とまぁ、少し脱線したがこの通り親が『見分けるのは出来ない』と言っている。これもアニメ特有のものだ。明らかに(当時)トゲピーにしかない柄が卵にあっても何の卵かわからないと言っている。だから俺は考えた。
『卵鑑定士になろう』
卵の柄を見れば俺は殆どわかる。だから俺は旅に出なかった分の沢山の時間を利用し研究所や育てやに行って色んなポケモンの卵を見に行った。皆見た目では判断がついていなかった。殆どは『預けたポケモン』から判断したり『その場にいたポケモン』から判断している。勿論外れる事がある。特に後者は外しやすい。ならば、『柄で見分けられる』俺ならバンバン言い当てて大儲けできると思うんだ。
「お! 卵が孵化する! 母さん、そろそろイーブイが孵化するよ」
母さんは俺の言葉を信じずにどんなポケモンが生まれるかを楽しみにする。が、生まれたのはイーブイだ。
「嘘でしょ……タマゴロウ?! 貴方そんな特技を?!」
母さんが見開いた目で俺を見る。俺は生まれてきたイーブイを抱っこする。
「可愛いなぁ、よしよしよ〜し 」
あぁ〜癒される〜。やっぱりイーブイは2番目に好きだわ。可愛いすぎ。 母さんはいまだに驚いて固まっているが。
「母さん。俺卵鑑定士になりたい」
「えっと、それは」
「別に良いでしょ。卵鑑定士なんて前例が無いからそう言う資格もまだこの地方は定めてないよ。それにカウンターの端なら仕事の邪魔にはならないでしょ。ここのカフェ客足少ないから」
母の思考回路
息子が卵鑑定士になる。最初は信用無いがバンバン当てまくる。噂が噂を呼んで沢山の客が来る。ついでにここのカフェで何か飲食していく。客足が伸びる。
結論『儲かる』
「なっちゃいましょう!」
「やったぜ。」
という訳でカフェ『ガブリ飯』のはじっこにて『卵ロウ鑑定』がオープンしました。
タマゴロウはイナズマイレブンだろ!と思ったやつ。そうだよ。