「完結」無惨様をメス堕ちさせてみた   作:flyfull

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誤字脱字報告ありがとうございます!
感想もありがとうございます!
めちゃめちゃ嬉しいです。


ところでキスの描写ってどこまでセーフ?
生々しい言葉は避けたけど、つたわるかな?(語録がたりない)


6

なんて幸福なのだろう。

 

意識が曖昧になっているようだ。

 

 

 

この感覚は、どこかで感じた事があったような気がする。

 

そういえば、初めて人を食べたときも意識が曖昧だった。

あのときは怒りが感情を占めていたが。

最初の一口。自分の口の中の、味覚という味覚を刺激された。

人は食べ物。それも極上な。私にとってはそれが当たり前。

 

 

 

それなのに、私は今何をしているのだろうか?

口付けをしている。誰と?

目を開ける。金色の瞳が、驚いたようにこちらをみている。

まるで月のようだ。目があった。魅いられる。

意識がさらに朦朧となる。

私の舌が奴の唇に触れた。

 

「吸え」

 

江戸の時代に…かつてみた本の内容を思い出していた。

恋のむつごと四十八手だったか…?

集めていた資料の中に紛れていた本で、当時は下らないと思っていたがなるほど。

 

役に立つとはな。

 

 

 

『れ、憐哀さん?』

 

何故躊躇している?私に求愛しただろう?

 

 

『こ、こういうのはまだちょっと早いんじゃ…。』

 

 

だめだ。私のものという証を刻みこむといった!

 

私の言うことは絶対だ!

 

…断るなど言うまい?

 

「私とするのは嫌なのか!?口付けをせがんだのはお前だ!」

「無理やりにでもやってもらう」 

 

『嫌じゃないです!あ、ちょっと憐哀さ、』

 

 

もう一度、口付けをする。

舌で唇をなぞる。

私を受け入れろ!

 

 

…奴の口がちょっと開いた。

それでいい。が、吸ってくれない。

じれったいので、私が直接入ってやろう。

 

『ん~~!』

 

強引にねじ込む。

目をみる。

今度こそ。

吸え。

 

 

「んっ」

 

何だこれは?

口付けを交わした時とは、比べ物にならない位の幸福と快感。

唇で舌を挟まれた。

今度は優しく擦るように奴の唇が動く。

きもちいい。

さらに、今度は舌が奴の舌と絡まって…

 

 

 

 

 

 

気をやってしまったのか…。

私が?失態だ。奴の膝に頭をおかれていた。無礼だ。

だがやはり怒りがわかない。

奴といると怒りや焦燥感がなくなる。

 

 

……もう分かっているのだ。

この気持ちを。

 

 

 

だがまだ言えない。

奴は私が鬼だと知らない。

もし、知ってしまったら?

もし、拒絶されてしまったら?

 

自分でもどうなるのかわからない。

 

奴を依存させる計画も、絶対奴に拒絶されないようにするためだった。

 

それに、悔しいのだ!

私だけが好きだなんて!

奴にも好きになって欲しい…。

奴の口から好きだと言って欲しい。

 

 

私は狂ってしまったようだ。

 

 

 

『憐哀さん?起きましたか…?』

 

 

「…ああ。」

 

 

『良かった…。憐哀さん』

 

 

「何だ?」

 

『すみません!やり過ぎました!舌を絡めるなんてはしたない…。』

 

 

「また、お願いするといったら?」

 

『え?』

 

「なんだ?」

 

『い、いえなんでもないです。……やっぱりあります!』

 

まったく…一体どっちなんだ?はっきりしろ。きいてやる

 

 

『貴女が気をやってしまったとき思ってしまったんです…。目を瞑る貴女はおとぎ話のかぐや姫のように儚げで、もしこのまま目を開けなかったらどうしようって。月に連れていかれたらどうしようって…。』

『考えれば考えるほど、貴女と離れるのは嫌でした。』

『憐哀さん!初めて見たときから、ずっと貴女の事を思わない日はありませんでした。』 

『貴女の事をお慕い申しあげております。結婚を前提にお付き合いをお願いします!』

 

「私と…?」

 

もちろん了承するに決まっている!

だが、なんと答えればいい?

口が上手く回らない。

 

ならもう一度行動で示そう。

 

 

幸せとはこういうものなのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何処かの屋敷で

 

 

 

 

「よく来たね。私の可愛い子供たち。」

「鬼舞辻無惨の手掛かりをみつけたよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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