ついにサブタイトルまで間違ってしまいました…生き恥…。
感想ありがとうございます!
続けていられるのも皆様のおかげです!
今日も鳴女にお店の近くに飛ばしてもらい、すぐにに向かう。
今日はお祭りの約束がある。
浴衣も久々に着たと思う。
私の浴衣姿なのだ。泣いて喜ぶだろう。
その前に晩御飯の準備をしよう、早く祭りに行きたいが二人で準備すればすぐに終わる。
たしか今日の夜。お客さんが、鰆をお見上げに持って来ると聞いた。
今日は焼き魚で決定だろう。
晩御飯の準備が終わって、それから一緒にお祭りにいく。
花火が一番の楽しみだ
ほんの少しの時間で着いた。
…まさかこの私が料理をするようになったり、花火を見るのが楽しみだと思うとはな…。
店の前に立つ。
閉まっている。おかしい…。
奴は出かけるとはいってなかったはずだ!
鍵を開け中にはいる。
誰もいない。とても不快だ。
童磨に聞こう。奴の信者はこの町に点在して、情報収集及び操作にあたっている。
何か知っているはずだ。
童磨を呼ぶ。反応がない。
おかしい、童磨の頭の中がのぞけない。
奴は死んだのか?
いつ?何故気付かなかった?
おかしい…おかしいおかしい!
何かがおかしい!
店の中を探す。いない
台所。いない
部屋。いない!
ふと、机が目に入る。
いつも綺麗に整理されている机に、手紙が三通置かれている。
どれも送られてきた日付がちがう。一つは開封済みだった。
日付が書いて無いものも一つある。私宛だった。
奴を屋敷に招待したと書いてある。
意味がわからなかった。だが差出人を見て心が凍る。
次に来るのは憤怒。奴のお陰で奥底に消えていたはずの心が、ものすごい勢いで溶岩のように溢れていく。
歯に力をいれる。砕けた。気になどしない。何かに力を入れていないと、爆発しそうだった。
他の手紙をみる。
開封済みのものから。
なるほど、そういう事なのか。誘いに乗らなかったことで直接来たようだ。邪魔されないように昼間に!
未開封のもの。
私が奴に秘密にしてきた事が書いてあった。
粉々に破り捨てる。
いいだろう。産屋敷。
一体誰のモノに手を出したのか知りたいようだ!
教えてやろうではないか!
しつこいと呆れている内に、天災にあったと思って諦めておけば良いものを。
鳴女を呼ぶ。
明日までに鬼殺隊の全隊士の場所を調べておけ!
無限城で奴ら全てを、全鬼の力をもって皆殺しにしてやろう。
だが、産屋敷。お前は他の奴には殺させない。
私自らが殺してやろうではないか!
産屋敷邸
「よく来たね。私の可愛い剣士たち」
「お屋形様におかれましても御壮健で何よりです 益々のご多幸を切にお祈り申し上げます」
鬼殺隊。鬼を殺す先鋭の集まり。その中でも最強足る8人が私の目の前にいた。
「実弥ありがとう。ついに来たよ。兆しが、運命が大きく変わり始める時が来たね。この波紋は広がってゆくだろう。周囲を巻き込んで大きく揺らし、やがてはあの鬼の許へ届く。必ず奴はここに来るだろう。十二鬼月全てを連れて。この場所にたどり着く手掛かりも残してある。全ての戦力でこれを倒す。」
炎、水、岩、風、音、蛇、恋、花。
過去最強の柱たち。
そして、奴も予想できないであろう切り札もある。
切り札は三枚。
鬼舞辻無惨を私の代で終わらせるのだ。
産屋敷邸一室
気づいたら、知らない場所にいた。抵抗したが、女性に似合わぬ怪力で落とされてしまった。
ここは何処なのだろうか?
憐哀さんはここにいることを知らないだろう。
心配をかけてしまう。
早く戻らなければ。
足音がする。
誰か来たみたいだ。
「やあ、起きたみたいだね。」
『…無惨さん?』
いや違う。無惨さんには顔に痣はなかったはずだ。
「いいや、違うよ。はじめましてになるかな?私は産屋敷耀哉。私が君を招待したんだ。」
「鬼舞辻無惨について聞きたいことがあってね。」
『…知りません』
「それじゃあ、憐哀さんについて教えてもらえるかな?」
目の前の男性は優しそうな声をしていたが、違う。
私に対して、心に優しさなど秘めていない。
これは、嫌悪だ。
「鬼舞辻無惨の妹なんだよね?」
答えない。
「悪いけど、日記は読ませて貰ったよ。私は君に感謝をしなければいけない。」
勝手に日記を読むなと怒鳴ろうと思ったが、言葉が飲み込まれた。
目の前の彼が発していた、感情の波によって。
さっきまで私を嫌悪していたはずのソレは、また違う感情となって襲いかかってきた。
あまりにも強すぎるそれ、言葉で表すならば「喜び」だった。
呆然とするなか、彼はこういった。
鬼舞辻無惨をずっと追っていた。
彼は鬼である。
鬼とは人を食べる存在で、彼はその始祖。
罪の無い人々を食い殺し、悲劇を起こしつづける。
鬼は日光に当たると死ぬ。
そのため日中は活動しない。
奴の目的は日光を克服すること。
そのためならば犠牲は厭わない。
奴を殺せばすべての鬼が死ぬかもしれない。
私たちはその被害を防ぐため鬼を殺す組織である。
奴は姿を変えられる。
君は騙されている。
最初はそうおもっていた。
ずっとそうやって1000年以上人を騙してきた為、手掛かりを掴めなかった。
奴は卑怯もので臆病者だからと。
でも、違った。
やっと見つけた。
奴はいままで一度も、人と関わるとき無惨という名前を出さなかった。
君の日記を見たとき、目を疑ってしまったよ。
君は間違いなく、無惨の…君のいう憐哀さんの特別だ。
唯一君にだけ無惨の名前を出していたのだから。
と。
私の話が嘘か本当かはすぐにわかる。
と言って考える時間が必要だろうと部屋を出ていった。
産屋敷さんの言葉は信じられない。
憐哀さんを倒さなくては、罪の無い人々がずっと犠牲になる。
そんなの信じられない!
だって…憐哀さんは…私の恋人なのだ…。
どうすればいいのかわからない。
混乱する頭の中で一つ確かなことは、憐哀さんに無性に会いたいということだけだった。