「完結」無惨様をメス堕ちさせてみた   作:flyfull

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無惨さま万歳


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?月?日

運命の出会いから数日。相変わらず女性客は憐哀さんしか訪れないが(3日に一度くらい!)、まるで干ばつの村に恵みの雨が降るように私の心にも憐哀さんという恵みが私の心を癒してくれている。

しつこく告白してくる嫌な奴も何があったか店に訪れることがなくなったし、私の心は晴れ模様だ!(恵みの雨なのに晴れ模様とはこれいかに)

 

 

 

 

 

 

┐月×日

人の気配があるので店の外を確認してみたら、店の目の前に半裸の刺青をいれた男性がいた。(しかも筋肉モリモリマッチョマンの変態だ!)

思わず腰が抜けそうになったよ。今までの経験から襲われるのかと思ったがどうやら違うらしい(もう男に襲われるのも、告白されるのもこりごりだ)

確かに好意(恋愛的な)があまり無いようだったので、一応話を聞いてみることにした(通報はそのあとだ)

男はアカザ殿というらしい。どうやらこの町で失踪事件があったらしく、心配した憐哀さんが護衛として手配してくれたという。

なんと心優しい方なのだと感動した。

アカザ殿いわく「お前は憐哀さまに守られている。お前は憐哀さまに感謝をすればいい。」

といっていたが、憐哀さんは本当は仏さまかなにかなのだろうか?今度店に来たときに贈り物をして感謝をしよう。

憐哀さんに贈る物を考えながら、アカザ殿に感謝と護衛に必要なものを聞いて就寝した。

 

 

 

 

 

┐月××日

早朝になる(朝日が登るくらいには)とアカザ殿はいなくなっていて朝食とわずかだがお給金を渡そうと思っていのだが、渡せなかった。

そういえばアカザ殿が来る原因である、町で起きた失踪事件は告白常連客(告白ばかりしてくる嫌な奴だが売り上げには貢献していた)が被害にあったのではないかとふと思った。来なくなった時期が一致しているような…いや気のせいだろう。

嫌な奴だが死んで欲しいとは思わないので、無事に店の売り上げに貢献しにこい(今度告白してきたら出禁にしよう。)

 

 

 

 

 

┐月×○日

アカザ殿が護衛をしてくれるようになって少し日が流れたころ、憐哀さんが店に訪れてくれた。

さっそく憐哀さんにアカザ殿を派遣してくれたお礼を伝え、そしてアカザ殿に私からお給金を渡したいのだが、早朝にはいなくなっているので代わりに渡して欲しいといった。

お給金は憐哀さんが払っているのでいらないと断られたが、それならと憐哀さんに渡した。最初は断られたが憐哀さんに負担をかけたくないのと、末永く付き合っていきたい(商売的な意味でいったつもりだったが打算ももちろんある)ので貸し借りはしたくないと真剣に伝えたら了承をもらえた(何故か顔が赤かったが可愛いすぎて気にならなかった)。憐哀さんが店に訪れるのは毎回日が暮れてからなので、失踪事件のこともあり送って行こうと伝えたが誰かといるところを見られるのはまずいらしい(兄妹でお忍びといわれた)。とても優秀な護衛がいるとのことなので、ちょっと不安だが店先でお見送りをした。

 

 

 

 

┐月〇日

失態だ…。贈り物をしようと思っていたのにすっかり渡せなかった。せっかく海外から伝を使って希少な口紅を入手したのに、会話に夢中になりすぎた…。ただその成果があってか、今度月見の約束を取り付けられた!その日に絶対に渡そう。

 

 

 

 

 

A月c日

失踪事件が続いている。容疑者ではないかと私が怪しまれているようだ。どうやら失踪している被害者達が私に告白して来た男性客で、男性以外の被害者がいまのところいないかららしい。だがそもそも失踪事件なんてアカザ殿が来て初めて知ったのだ、私ではない。

事情を聴取されるため連行されてしまう…憐哀さんとの月見まで日が近い。その日まで疑いをはらせるだろうか?

 

 

 

 

 


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