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無惨様万歳。
J月a日
色々書きたいことがありすぎるので、整理しながら書いていこう。
連行された私は、取り調べを受けていた。
乱暴されるかもしれないと怖かったが、想像していたようなことはなかった。
そもそも私には犯人ではない証拠があった。
警察がいう犯行が行われたであろう日にはお店で接客していたし、何人ものお客さんに目撃されていた。
なので警察も疑ってはいなかったという。
ならどうして連行されたかというと被害者全てが私に好意を持っていたことから、逆恨みの可能性もあるとのことだ。
事件に何かしらの関係があるであろう私を連行すれば、犯人が事を起こすと読んだ警察が仕組んだ連行というのが今回の真相だ。
恐らく犯人は私に好意を持っていて、他の男共が煩わしかった。排除するために犯行に及んだのではないかと警察は言っていた。
警察の読み通り犯人が尻尾を現したのは、連行されて3時間後位だろうか?
町で大きな音がしたので警官を派遣すると、外れの方にある家が切り崩されていた。
近くの家の住人に話を聞くと、犯人らしき人物を目撃したとのことだ。
額に痣があり、長髪で上半身が裸の男だそうだ。
そいつはふんどし一丁の男を担いで、西の方に去って行ったそうだ。
犯人の特徴を聞いて誰か心当たりはあるか?と聞かれたがまったく心当たりがなかった。
かわりにやはりと言うべきか、連れ去られた男の特徴を聞くと私の常連客だった。(こちらもやはりと言うべきか、告白してくる常連客だ。)
警官は犯人である剣士が、衆道であるだろうことから事件を衆道剣士事件として捜査を続けていくみたいだ。
J月b日
憐哀さんに心配をかけてしまった。警察に連行されたことが噂になっていて、憐哀さんの耳にも入ったみたいだ。
警察から戻ると、店の前にアカザ殿と憐哀さんがいた。
憐哀さんは私の顔を見ると駆け寄って来て、月見が行けなくなったらどうするんだ!?貴様、私との約束を破るつもりだったのか!?
と言われてしまった。
破るつもりは更々ないので、
ご心配をかけてしまい、すみません。
憐哀さんとの月見は私も楽しみにしています。
憐哀さんの為に特別な場所を用意しているので憐哀さんも楽しみにしていて下さい。と伝えた。
憐哀さんは顔を赤くしながら(相当怒らせてしまったみたいだ)
私は心配などしていない、お月見さえお前と出来ればそれでいいと言って去ってしまった。
アカザ殿に憐哀さんを怒らせてしまった。挽回するにはどうしたららいいのか?
と聞いて見たが、答えてくれなかった。
J月f日
あれから憐哀さんと会えていない。気配はしないが、アカザ殿はずっと護衛に来てくれているみたいだ。(アカザ殿の夜食にでもと置いておいた、おにぎりがなくなっている)
J月g日
今日もアカザ殿が来てくれているみたいなので、声をかけた。
いつも護衛ありがとう。アカザ殿のお陰で安心して眠れる。感謝の気持ちを少しでも形にしようと、おにぎりを置いたんだけど口にあったかな?
と聞いたら、
口に合わなかったが次も置いておけ、お前のおにぎりは何故か食べたくなる。
と言ってくれた。明日もまた作ろう。
J月m日
お月見前日。アカザ殿と仲良くなって来た気がする。度々話すようになった。
いつも雑談しかしないが、今日はアカザ殿もっと仲良くなろうと思い提案した。
明日は憐哀さんとお月見なんたけど、あれから憐哀さんと会えていないので不安だ。
月見といったら月見団子だし、団子とお詫びの一つとして手作りの料理を心を込めて作ろうと思うんだ。
アカザ殿手伝ってくれないかな?
といったら最初は断られたが、どうしても手伝って欲しいというと手伝ってくれた。
アカザ殿がお月見団子を捏ねている姿はちょっと可愛かった。