そんな、あったかもしれない物語   作:ザクシャ

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読んでくださりありがとうございます!

ここまで書いてきてあれなんですけど...もしかして生徒会のメンバー、少なすぎ...?


彼らの仕事は終わらない。

 

 

 さーて、どうしましょうかねー。こういうイベントに詳しそうかつ俺と話す上である程度現実的な話が出来る奴となると...気は進まないがあいつが適任か。という事で声を掛ける事にしたのだが、「は?嫌ですけど?」とか言われたらどうしよ...八幡くん明日から生徒会来れません!

 

「一色、ちょっと付き合ってくれないか?」

「は?嫌ですけど?」

 さて!帰って枕を濡らそうかな!

 

 

 

 

 

「なーんだ、案出しに付き合って欲しいって事ですか、それならそうと言って下さいよー!」

「悪かったよ...あんなに心にグサってくるなんて思わなかったよ...」

 

いつもの振り芸すら見せてくれないとは...いや待て俺は何を言ってるんだ?振り芸ってなんだ?うっ、頭に何かが流れ込んで...来ませんでした。はい。今思考が乗っ取られていたに違いない。

 

「ていうか、なんで私なんですか?他の先輩方で良かったんじゃないですか?」

「いやまあほらなんて言うの、話が1番通じそうなのがお前だったというか...」

「ホントの理由は何ですか?」

「お前鬼だな...」

「で?」

「いやなんて言うの?ほら、各自で考えるって言ってたし...」

「...」

 

 一色はじっと俺を睨んでいる。これはもうダメみたいですね。

 

「あいつらには頼りたくなかったというかなんというか...」

「はいはい、かっこつけたかったんですね。大方最初のイベントだしここは結衣先輩達にかっこいい所見せるぞーみたいな。」

 

 すいません、後輩からの死体蹴りが凄まじいんですけど。しかも何この後輩、俺の考えほとんど見透かしてるし。

 

「先輩に1つ教えてあげます。あの2人はもう先輩がかっこ悪いって知ってますよ?」

「いや分かってるけどさ、こうね、最初くらいはーって思ってた訳よ」

「無駄無駄のむーってやつです!」

「悲しいなぁ...」

「けど!先輩のかっこ悪さ?ちっぽけなプライド?私は好きですよ!なので、付き合ってあげます!」

「嬉しくないなぁ...」

 

 無事俺のメンタルが13回くらい死んだ所で一色に付き合ってもらうことが出来ましたとさ。まる。

 

 

 

 時は流れて次の日の放課後。俺達は生徒会室で会議をする事になった。あれ?海浜総合高校と合同イベントじゃなかったっけ?おかしいな?本当ならコミュニティーセンターにいるはずなのに。別々でいいんですかね。ま、生徒会長の言う通りという事でいいか。いいね!指示に従うって!考えなくていいから楽ちん!

 

「ではまず私達から提案するわ」

「あたし達はねー、こんな感じ!」

 

 そう言われて資料が手元に来る。あのー、君達も2人で考えたんですか。そうですか。ここを無闇につっこむと雪ノ下から氷の目で睨まれる気がしたのでやめておく事にしよう。さてさて、内容の方は...

 

「イルミネーション?室内なのにか?」

「正確にはイルミネーションがあるカフェね」

「やっぱクリスマスといえばイルミネーションとケーキでしょ!」

 

 なるほどなるほど、室内でイルミネーションっぽく飾り付けしてその中でケーキなりを提供するって訳か。

 

「いいんじゃないか?俺の考えた案よりよっぽど楽しそうだ。しかも準備も比較的楽だし」

「ですです!流石雪ノ下先輩に結衣先輩!」

「そ、そうかしら...」

「でしょでしょ!いい感じだよね!」

 

 あら雪ノ下さん照れてるんですか?お可愛いこと!...ひっ!寒気が!ふえぇ、怖いよぉ...

 

「じゃあ先輩、一応私達が考えた案言いますか」

「おっ、そうだな」

「という訳でじゃーん!先輩と一緒に考えた案です!」

「あなた達も一緒に考えていたのね...」

「いいなぁ...じゃなくて!えーっと、クリスマスライブ?」

「ほら、お前ら文化祭とかで歌ってただろ?だからちょうどいいかなと」

「えへへ、思い出すと照れるなぁ」

「あなたが考えたにしては良いんじゃないかしら?」

「いや、それがな...」

「ほとんど私が考えました!先輩がした事といえばお2人が歌上手いって惚けて きたくらいです」

「歌上手いって思ってくれてたんだ...嬉しいなぁ」

「あ、あなた後輩におんぶにだっこで恥ずかしいとは思わないの?」

 

 そういって2人は少し赤面している。いや、あのね、そういえばあいつらは歌上手いって言っただけなんすよ...べ、別に惚けてなんかいないんだからねっ!

 

「で、ではどうしましょうか。折角良い意見が出た事だし難しい所ね...」

「あ!じゃあ2つともやればいいんじゃない!?」

「あのなぁ、それは規模的にむずk」

「いいじゃないですかそれ!どっちもやればお得ですよ!」

「そうね...予算的に厳しい部分があるとは思うけれど、不可能ではないと思うわ」

 

 いやちょっと待って欲しい。クリスマスイベントの開催日まであまり日はない。つまりここから計画を詰めて、実行するための時間が足りなくなる可能性が高い。しかもこちらの動ける人数は俺ら4人+声をかけて手伝ってくれそうな人しかいないんだぞ。その事を雪ノ下に伝えると、一言良い笑顔で返ってきた。

 

「私達がやるのよ?」

「ふっ...」

 思わず苦笑がこぼれる。前までなら私がやるのよ?って言ったはずなのにな。...随分と信頼が厚くなったもんだ。

 

 

 

 

 

 さて!仕事が待ってますよ!帰ってからも仕事仕事ぉ!!




後日、いろはすと八幡の会議interlude書きたいと思ってます!

あと今回改行多めにして(個人的には)見やすくしたつもりなんですけど、どうでしょうか...
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