そんな、あったかもしれない物語   作:ザクシャ

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果たして覚えていてくれておられる方がいらっしゃるのか。遅くなったというより失踪していたの方が正しいですね。
大変申し訳ございません。リアルの方が多忙すぎて小説を書いている余裕がありませんでした。
本当に久しぶりに書いたので、短めかつ間違い等々あると思いますが、再出発頑張っていきたいと思います。
以前読んでくださっていた方、いらっしゃいましたらコメント頂けると幸いです。私の活力兼支えて頂いているという義務感が出ると思うので...


お出かけ①

 

 

 さあ、着てみました。ええ、着ましたよ。男八幡、まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ。なお実際は360曲がっていてまっすぐな模様。ところで由比ヶ浜さん遅くないですか?いや女の子の着替えは遅いということに理解はあるが、それにしても遅い。もしかして恥ずかしがってるとか?彼女のことだ、一見ペアルックなどとうに経験済みと見せかけて初ってパターンという事だろう。やだ、お互い初めてのペアルックですって!初々しいわね~!是非この妹に見せてくださいまし!......うっ、幻聴か?

 そんな感じでトイレの前で妹からの母ビームに苦しめられていると、背中をトントン叩かれた。

 

「えいっ」

「うぇっ」

 

 皆さんご存知頬を指で突くあれをされました。あれの正式名称なんて言うんだろ?指銃か?

 

「ど、どうかな...?」

「そりゃお前、俺と同じ服着てるんだからネガティブになるに決まってんだろ」

「その発言が1番ネガティブだ!...んで、どう?」

「...よくお似合いで」

「うん!ヒッキーも似合ってる!おそろいだね!」

 

 ねぇあなたに恥ずかしさってないんですか?と思ったがよく見なくても分かる顔の紅潮...その顔に免じて許してやろう。我は寛大だからな!他の人に構ってる余裕はありません!......なんか暑くない?

 

 

 

 さてペアルック騒動から2時間程経ち、お昼時になってきた。さて、ここで問題です!由比ヶ浜さんがこういう時何が食べたいでしょう!答えは誰にも分かりません!なので素直に聞いてみましょう!

 

「なあ、昼飯なんか食べたいものとかあるか?」

「えっ、もうそんな時間!?....ホントだ、じゃあ何がいいか考えよう!」

 

 ディスティニーに来た経験がほぼない俺にとっては正に無限大の選択肢があるも同然だった。なので先程インストールさせられたディスティニーのアプリを使って調べていると、1つ目に留まるものがあった。それは由比ヶ浜も同じだったようで。

 

「「パンさんのクリスマスレストラン?」」

「みてみて、抽選で限定のパンさんがもらえるんだって!ここ行こうよ!」

 

 パンさんといえば我らが奉仕部部長雪ノ下さんが愛してやまないキャラクターだ。しかも限定グッズとなれば雪ノ下なら単身で当たるまで突撃していても不思議ではないが...流石にクリスマスだしないか?いやでもありえなくもないな...もしくは転売ヤーから買っていそうでもある。転売ヤー絡みではトラブルも多いと聞くから、なるべく頼るのは避けてほしい所だが...何しろその物が欲しいのではなく、その物の金銭的価値にしか目がいかない連中だ。転売とは、人が持つその物が本当に欲しいという弱みに漬け込み、金銭を巻き上げる行為に等しい。

 ある時、世の中には仲介業を営んでいる人がいる。自分はそれと同じだとのたまう奴がいた。確かに結果は変わらないかもしれない。誰かから誰かへの橋渡しという点では確かに同じだ。だが両者が納得し、望まれたものじゃない。過度に値段を吊り上げ、自分の利益にしか眼中にない。それはまるで風の噂のような。尾ひれがつき、事実や価値とは異なる何かを突き付けられるのだ。

 

「愉快だから。」

 

 そんな理由で。減るものは金か人の心か。その違いはあれど傷つく人間がいる事。それは変わらない。

 

「勿論構わないが、クリスマス限定となると...」

「?」

 

 ほら、クリスマス限定だとカップル限定イベントとかが付き物でしょ!八幡君キャパオーバー近いんだから少しは配慮しなさいよね!

 

「よくわかんないけど、ここにしよう!」

 

 こんな時だけ察しの悪い由比ヶ浜さん。しかし限定グッズはディナーのみだそうで、違う場所へ行きましたとさ、ちゃんちゃん!..........ねえそれもしかしてよりロマンティックな雰囲気ってことじゃない?

 






読んで頂きありがとうございました!またこれから頑張っていきます!
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