ユキアンのネタ倉庫   作:ユキアン

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お久しぶりです。
転職してから余裕がなく、書く気力が減っていましたが一応生存報告も兼ねて短いですけど更新。


鬼滅の刃 閃

どうも皆さん、はじめまして。我妻善逸です。正確には我妻善逸になってしまった者です。前世の最後はあまり覚えていません。そして鬼滅の刃もあまり知りません。友人からジョジョの1部から3部までを大正時代の日本でやったらそんな感じということしか知りません。あと、名前が一々珍しいのとコンビニなんかのフェアでメインと思われるキャラクターの顔と名前ぐらいしか分からないんですよね。それでも我妻善逸になってしまった以上、頑張らないとバッドエンドを迎えてしまうかもしれないので頑張ります。

 

雷の直撃を受け、一命を取り留めると同時に私が憑依した形になるようで記憶喪失の振りをして情報をかき集めます。そして判明したのは以下の通り

 

・女に騙されて借金漬けにされたところを育手である桑島滋悟郎に助けられて鬼殺の剣士を目指すことに

・雷の呼吸という波紋みたいな技術の六まである型のうち壱の型しか使えない

・基本的に臆病。だけど、恩を仇で返すようなクズではない

・聴力が極端に良い。それこそ広範囲の索敵に使えたり、他人の感情を聞き分ける程度には

 

ふむ、どうやら索敵と一芸特化型の強キャラのようですね。ならば、その芸を磨くのみ。

 

つまり、走り込みですね。そして波紋に似た技術だというのなら呼吸を常に全集中の呼吸に切り替えるべきです。

 

 

 

 

 

 

 

7日間生き残れか。まあ、耳は良いので逃げに徹すればどうということはない。駆け出していく候補生たちを見送り、スタート地点すぐの藤の花の近くに陣取る。

 

「貴方は参加されないのですか?」

 

最終選別試験の説明をしてくれた白い髪の女の子が話しかけてくる。

 

「いいや、この場所は既に試験会場だろう。ここに居ても問題はないはずさ。ここは鬼にとってとても過ごしにくい場所だ」

 

「鬼を狩らないのですか?」

 

「合格するには7日間生き残る必要がある。無駄な体力を使うわけにはいかない。それにだ、そこを動くなよ」

 

地中から飛び出してきた鬼が女の子と女装している男の子を襲おうとする。

 

雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃・三連

 

一回目で二人を安全圏まで運び、二回目で鬼の頸を刎ね、三回目で元の位置に戻る。

 

「「えっ?」」

 

「数人しか食っていないからと言って弱いだなんて誰が証明した?共食いで力を得る可能性だってある」

 

こいつはたぶん、そんなに強くない。単純に毒が効きにくくて、穴を掘るのに慣れてる、たぶん囚人の炭鉱掘りだろうな。

 

「という訳で、鬼はちゃんと狩ったよ。とりあえずは安全だと思うけど、迎えを寄越して貰えるならそうした方が良いよ。さすがに下山中まで守るのは、選抜中だから出来ないからね。逆に言えば、この付近にいるなら面倒を見るよ」

 

 

 

 

 

 

あれから二人は鴉を呼び寄せて報告を上げたところ、明朝には迎えが到着するようで、それまで面倒を見ることになった。

 

とりあえず夜営の準備を行う。近くの木を斬り倒して簡易の丸太椅子を作り、懐に忍ばせている風呂敷を敷いて二人を座らせる。それから薪を集めてマッチで火を付ける。

 

「生憎食べ物はこんな物しかないけど我慢してね」

 

懐から別の風呂敷を取り出して中から干し芋を手に取り、軽く火で炙ってから二人に手渡す。

 

「大丈夫なのですか?」

 

「うん?ああ、別に大丈夫だよ。思っていたより楽な環境だからね。動物も多いし、川には魚もいる。念のために持ってきていただけだから問題ないよ」

 

ついでに腰にぶら下げている竹の水筒を二人に1つずつ手渡す。

 

「一体どれだけの物をお持ちになっているのですか?」

 

「何も入っていない風呂敷が8枚に干し芋が6セットと金平糖が7瓶、水筒が10本に針と糸に傷薬にマッチに、僕の中で一番重要な予備の草鞋が10足」

 

霹靂一閃は履き物の寿命を一気に削る。耐久性と整備性、調達の容易さから草鞋を大量に持ち運ぶのが一番だと結論付けた。

 

「まあ、そんなわけだから遠慮する必要はないよ」

 

自分の分の干し芋を齧りながら焚き火を調整する。その間も警戒は怠らない。

 

どんどん人の音が消えていく。ああ、背中を向けるなんて殺してくれと言っているようなものだ。ああ、刀で受けたりしたら折れるよ。

 

逆に鬼も狩られていく。目の前の獲物に集中しすぎて横から頸を刎ねられたり、上から頸を刎ねられていく。

 

その中で奇妙な音が聞こえる。明らかに数人食った程度と思えない鬼がいる。これは、あの女の子か僕でないと狩るのは難しいでしょう。その鬼の近くに主人公である竈門炭治郎がいる。

 

えっ、もしかしてこれって二人で討伐するって流れなの?ちょっ、まっ!?

 

「二人はここから動かないで!!」

 

雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃・二十連

 

木々の間をすり抜けるように駆け抜け、最短距離で主人公のもとまで走る。

 

雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃・三十連

 

選抜開始と共にそこまで普通に走った位の位置に主人公と大量の手が生えた鬼が見える。地中から生えた手をかわすためにジャンプをして動けない状態でいる。

 

雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃・神速

 

全速力で空中にいる主人公を掴まえて射線から逃れる。

 

「き、君は?」

 

「自己紹介は後!!やれる、やれない!!」

 

「やる!!手伝って!!」

 

「突っ込め!!防御は全部任せろ!!」

 

かなり無茶苦茶なことを言った。いきなり現れて防御は任せろなんて信用できない。だけど、竈門炭治郎は僕を信じて、真っ直ぐに鬼に向かって突っ込む。音からも僕を信じきっているのが分かる。信頼には応えなければ男が廃る。

 

雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃・八連

 

周囲の木々を利用して三次元に動き、鬼が伸ばす手を片端から切り落とす。そして、炭治郎が頸を切り落とす。

 

 

 

 

 

「改めて、危ない所を助けてくれてありがとう。竈門炭治郎です」

 

「間に合って良かった。我妻善逸、とりあえずついてきてくれるとありがたいんだけど」

 

「どうかしたのか?」

 

「ちょっと護衛することになってね。傷の手当てもしてあげるから」

 

「いや、なんで護衛なんかすることに!?というか、離れちゃ不味いでしょ!!」

 

急いで駆け出そうとする炭治郎の首根っこを掴んで止める。

 

「落ち着け。何処に待たせてるのかも分からないだろうが」

 

「大丈夫、俺鼻が良いから!!善逸の臭いを辿ればいいんだろう」

 

「そうだとしてもそんな身体じゃあ遅くなる。ここで回復の呼吸である程度治療してからの方が最終的に早い」

 

「回復の呼吸?」

 

何故そこで首を傾げる。というか、何故全集中の呼吸を絶やす。まさか気付かないのか?

 

「全集中・常中。常に、それこそ寝ている時でも全集中の呼吸を行うことで身体能力が格段に強化される。その応用で止血なども出来る。それが回復の呼吸だよ」

 

「……えっ?あの、全集中の呼吸って物凄く疲れるんだけど」

 

「そうだったな。で?」

 

「いや、えっと、何でもないです」

 

「じゃあ、集中。身体の違和感を探る。そこに集中してそのまま維持」

 

「……あっ」

 

「分かっただろうが、それが回復の呼吸だ。というわけで、拠点に連れて帰るから回復の呼吸を維持することだけに集中」

 

炭治郎を背中に背負って拠点にまで引き返す。

 

 

 

 

 

 

 

 

「何をやっているんだ、お前は」

 

鎹鴉、僕だけは雀を受け取り、ようやく日輪刀の話になるのかと思えば、参加者の一人が鎹鴉を振り払い、かなたちゃんを殴ろうとしているのをギリギリで受け止める。

 

「うるせぇ!!刀を、色変わりの刀を寄こせ!!」

 

人の話を聞く気がないか。じゃあこっちも聞いてやる必要はないな。握っている腕を思い切り引っ張り、鳩尾に膝を叩き込んで首に肘を叩き込む。前のめりに倒れそうになるのを足を払いながら拳を握っていた手を放して首を掴んで背中から地面にたたきつける。

 

「良し」

 

「いやいやいや、何が良しなの!?」

 

先程まで怒っていた炭治郎がうろたえているので説明してやる。

 

「意識無し、呼吸あり、出血なし。良し」

 

「いや、でも、えぇぇ」

 

「僕の耳でも炭治郎の鼻でも安全なのは分かってるんだから、後で鎹鴉にこの後の話を伝えさせれば問題ないだろうさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かなたちゃんと輝利哉君の親がお礼を言いたいということで案内されたのは我らが鬼殺隊の当主様のお屋敷まで連れられてきてしまった。いや、使用人とかだよね、きっと。

 

「はじめましてだね、善逸。私が輝利哉とかなたの父であり、鬼殺隊当主の産屋敷耀哉だ。輝利哉とかなたを救ってくれてありがとう」

 

おぅ、色々突っ込みたいところが増えたんだけど。とりあえず早急に済ませないといけないことがいくつかある。

 

「お初にお目にかかります、鬼殺隊隊士我妻善逸にございます。無礼を承知で1つよろしいでしょうか?」

 

「なんだい?」

 

「まともな食事を最後に採られたのは何時になりますか?」

 

「……そうだね、2年ほど前になるかな。それからはほぼ重湯だね」

 

想像以上に酷い状態だ。むしろこれで何故生きているのか分からない。だから、これは気休めだ。

 

「台所と食材をお借し頂けますか」

 

「何を作るんだい?」

 

「ただの気休めです。少しでもお館様が生きる糧に出来る物を」

 

「ふむ、かなた、案内してあげなさい」

 

「はい」

 

かなたちゃんに案内された台所で食材を確認する。この時代での基本的な食材は揃っているようだが、色々と足りない。とりあえずは今ある物だけで何とかする。椎茸と昆布から出汁を取り、納豆、人参、玉葱、ジャガイモをみじん切りにした上ですり潰した物を出汁に入れて煮込む。ある程度煮込んだところで濾して最後に溶き卵を入れて塩で味を調える。時間と食材の関係でこの程度しか出来ないのが悔やまれる。これからも何とかスープからでも栄養を取っていただかなければ。

 

ふと、かなたちゃんが興味深そうにこちらを見ていたのを思い出した。

 

「今の手順、覚えてる?」

 

「はい」

 

どうするか。まだ幼い彼女に大量の食材を切って擂り潰して濾してと大変な作業が多い。いや、使用人位いるはず。うん?音が少ない?えっ、大人が二人だけ?子供が五人?マジか。ここに来るまでも目隠しに耳栓までされて来たが、そこまで秘匿されてるのか。

 

「大丈夫ですよ」

 

どうしようか悩んでいたのだが、かなたちゃんはやる気のようだ。これを断ることはできないな。

 

「作り方を書いた物を後日チュン太郎に持ってこさせるから。他にも幾つか使う材料を変えた物もね。それらをお館様が飽きないように作ってあげてね」

 

 

 




珍しく最終話までのプロットだけは存在してるのでついでにこちらで紹介


お館様にお願いして激戦地送りにしてもらう。

原作と同じ場所で炭治郎と再会、禰豆子ちゃんのことで一触即発状態に
「腹を切って何になる!!そんな命を無駄にするなら相手に捧げろ!!」

禰豆子ちゃんのことは一旦保留で任務に

原作通りに鬼を狩ってから禰豆子ちゃんの入った箱を伊之助から守る

藤の家において深夜に禰豆子ちゃんと対面
「君のために命を懸けてくれる人がいる。それはとても幸せなことだ。裏切るなよ」

そのまま夜の散歩に繰り出す。その後も炭治郎が合流しているときは夜に散歩に出かけるようになる。

那田蜘蛛山で兄、姉、累を撃破

禰豆子ちゃんを庇い義勇と交戦
「お館様からの指示があるまでオレは彼女を守ると約束した。約束は絶対に果たす!!」

柱合会議直前、不死川から禰豆子ちゃんの入った箱を奪取
「手癖の悪さじゃあ、僕の方が上ってことで」

柱合会議で鳴柱に任命されるも壱の型しか使えないことから閃柱に変更してもらう

柱合会議後、かなたちゃんに料理を教える
「色々道具も作って貰ってきたから楽に調理できるようになるよ」

閃柱として各地で大暴れ

無限列車で原作通りに合流

夢の中で本来の善逸と対面
「変わってもいいけど、その分働く必要があるぞ。それも結構キツイし危ない」

猗窩座戦において煉獄さん(重症引退)と伊之助と協力して撃破
「伊之助、あいつを殺す気でそこら辺の石を投げまくれ!!」
「世界の半分しか制することのできない生物が至高に至れるわけがねえだろうが!!」

吉原編、普通に客として店に入って聴力での情報収集

昼間に奇襲を仕掛けて太陽で焼き殺す

刀鍛冶の里、任地が遠すぎて最終盤のみ禰豆子ちゃんを日光から守るために参戦
「任せろ、炭治郎!!」

柱稽古
「食料とか雑貨はここにある物を使う。これらを好きなだけ持って、ここから向こうに見える山を5つ登って降りてもらう。頂上には印を置いてあるからそれをちゃんと集めるように。制限時間は日の出から日の入りまでだよ」

珠世合流後、鬼化の薬を依頼
「使う必要が無ければそれでいい。だけど、必要な時に無いのは避ける必要がある。いざという時に柱は鬼になる覚悟をするべきだ」
「第二の無惨が現れることになったとしても、お館様は救われる。あの人は、あの人たちは、もう救われてもいいはずだ」

最終決戦前、じいちゃんの墓参り
「じいちゃん、本当は僕が善逸じゃないって分かっていたのに、それでも色々と便宜を図ってくれたり、本当にお世話になりました。馬鹿兄弟子は僕が必ず討ちます」

最終決戦直前、お館様達四人を救出するも足はボロボロに
「その捨てた命、あと半日だけ持っていてください。半日、それで全部が終わる。終わらせる!!オレは、貴方の本当の笑顔を見てみたい!!」

兄弟子戦、ギリギリ歩ける状態だった足を犠牲にして何もさせずに頸を落とす
「お前の真意なんてどうでもいい。お前は恩知らずの屑、それだけでいい」

無限城崩壊後、激しすぎる消耗に覚悟を決めて鬼となる
「愈史郎、寄こせ!!」

鬼化後、握力で赫刀化させ聴力で無惨の7つの心臓を潰し続ける
「元の素材の差だろう?なんせ鍛えてますから」

日の出、無惨を盾にしながらも全身を焼かれて燃え尽きる
「炭治郎、禰豆子ちゃんと幸せにな」

鬼殺隊解散式
「いるのだろう、善逸」
ギリギリの所で日光を克服してしまい、出るに出れなくなっていたがお館様に言われてしぶしぶ姿を現す

解散式後逃げようとしたが取り押さえられて別室にて正装を着せられて更に別室に連れられる。そこにいたのは花嫁姿のかなたちゃんと禰豆子ちゃん
「た、炭治郎、そんな内縁の妻なんてダメだろう!?」
「善逸なら禰豆子をやれる」

現代編、大日本帝国陸軍特務隊、通称鬼殺隊の士官候補生学校に通う昔見たことのある面々を屋上から眺める老人の姿をした善逸
「我が曾孫ながら本来の善逸みたいな奴じゃな。まだまだこの国も見守ってやらねばな」
老人の姿から20代位に若返りながら



こんな感じのプロットだけは存在してます。書く気力が全くないですけど。


次に見たい奴

  • ドラゴン★エクスプローラー
  • ダンまち 兎大魔導士
  • ゴブスレ 大魔導士
  • ネギま ダークネス
  • 龍の子
  • 遊戯王 諸行無常

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