泣きたい。遊戯王の世界に転生した。それは良いさ。主人公に生まれ変わったわけでもないし、前世のカードに加えてアニメオリカもあるから楽に生きていける。そう思っていた。ここがARC-Vの融合次元だということに気付くまでは。遊戯王世界で民度がワーストトップを争う一角の世界だ。他は5D’Sのシティとシンクロ次元にスタンダード次元だ。ARC-Vって糞だな。
それはさておき、問題なのは既にアカデミアに入学し、おそらくは次元戦争で一番最初に派遣される年代っぽい。というか、ユーリとか、エドとかタイラー姉妹を見つけた。あ、明日香もいる。
さて、どうするか。いや、悩む必要なんてないか。オマケの人生だ。好きに生きよう。そもそもARC-Vの登場人物のほとんどが嫌いな奴ばっかなんだし、説教なんて面倒なこともやりたくない。世界を破滅させても良いじゃないか。
では、悪の限りをやりますか。奴隷を手にいれるのって男の子の夢だよね。特に可愛い女の子の弱みを握って嫌々ながらも命令を聞くしかないってシチュエーションとか興奮するよね。柚子シリーズはハゲが五月蝿いだろうから手は出せないだろうけど、モブでも可愛い子は多いし、TF勢もいる。
それじゃあ、格付けから始めるとしよう。禁止制限が緩いって素敵だよね。エラッタ前後のカードが存在するって感動的だよね。アニメオリカなんて素晴らしいの一言でしか表せない。
モブをサイエンカタパで焼き払い、原作・TF勢は最新カードで強化したミラーで叩き潰して格付けを終わらせる。一番ヤバかったのは原麗華だ。先攻を取られた時は終わったと思った。組み合わせが悪くてライフが200だけ残ってくれて助かった。
負けず嫌いなセレナとはよくデュエルをするが、基本的には2、3回デュエルをした相手からは避けられることになるが、舎弟みたいなのは多くできて派閥を形成するにまで至る。派閥の奴らにはOCGに置けるカードの回し方を中心に指導してドロー力を鍛える前にデッキ構築を弄ることで頭一つ抜け出るように鍛え上げる。
アンティーク・ギアはいかに素早く強力な融合モンスターを出すかに勝敗がかかっている。ハウンドドックの地味バーンで喜ぶ暇があったらカオスジャイアントを立てろと口を酸っぱくして言いまくった。おかげで遅くとも2ターン目にはカオスジャイアントが立つようになった。カオスジャイアントが立っていれば大抵の相手は殴り殺せる。
おかげでオベリスクフォース内での精鋭部隊ゴッドハンドを率いるリーダーに任命された。好きに使って良い予算も貰えたのでカードを売った金も使って専用寮に専用のデュエルディスクを9人の舎弟達に配布する。
こいつらも来る次元戦争で可愛い女の子の奴隷を欲しがる屑野郎達だ。だが、扱きあげたこいつらにはそれを享受するだけの権利はある。無論、鉄の掟が存在し、破ればカード化させることを言い渡してある。
掟その1、融合次元ではヒーローを演じる。
融合次元はオレたちの故郷であり、オレらが好き勝手やれる土台をくれる守るべきものだ。あと、持て囃されるのって大好きだろ?オ・レ・も、大好き。
掟その2、約束は絶対に守る。例えそれが敵であろうとも約束だけは守る。オレたちは屑だが、それ以下にならないだけのプライドを持て。
掟その3、カードは大切にしろ。どんなカードにも役割がある。そのカードに思い入れがある人がいる。お前にも、オレにも。全てのカードを同じように扱えとは言わない。だが、丁寧に扱え。
掟その4、敗北は嚙み締めろ。勝率10割なんて夢は捨てろ。負けるときは負ける。だが、その負けを自分の足場にできるかどうかでその後に関わる。負けを受け入れろ。そのうえで再び立ち上がれ。
以上4つを守らせている。それを守る限りはこいつらを見捨てるつもりはない。そして、集団行動になじめない幾人かが偵察部隊として他の次元へと渡り、一番偵察部隊の数が多かったエクシーズ次元への転送装置が完成する。とうとう始まる次元戦争。どういう結果になるか、楽しみにしておくか。
運が悪い。これだけ広い街だというのにこれだと言う娘が見当たらない。悲しいぐらい股間に来ない。おかげで人間のカードだけは大量に集まる。ついでにカードショップを襲撃して普通のカードも収穫する。さすがエクシーズ次元、エクシーズをサポートするぶっ壊れが多いな。特にこのフィールド魔法、【コズミック・フロンティア】なんてやばいにもほどがある。エクシーズ召喚するだけで1ドローとか融合版も欲しいぐらいだ。
そんなことを考えながら略奪を続けていると本部から危険人物の情報が回され、対処するために現場に向かう。そこには見覚えのあるモンスターがオベリスクフォースを倒している所だった。
「中々腕の立つデュエリストのようだな」
「今までの奴らと服装が違う。お前がこいつらの親玉か!」
「残念だな、親玉のハゲは本拠地で踏ん反りかえっているさ。私はこいつらの中でのエリート集団のトップ程度さ。その腕前は今からのデュエルで教えてやろう」
デュエルディスクにデッキをセットして構える。
「「デュエル!」」
「先攻は貰ってやろう。手札の【銀河眼の光子竜】を墓地に送り【銀河戦士】を特殊召喚」
銀河戦士 ATK2000
「馬鹿な!?なぜ貴様が銀河眼を持っている!」
「私がカードに好かれているからさ。更に【銀河戦士】の効果を発動。このカードが特殊召喚に成功した時、デッキから『ギャラクシー』モンスターを手札に加える。【銀河騎士】を手札に加える。そして手札の【フォトン・パニッシャー】は自分の場に『ギャラクシー』または『フォトン』モンスターがいれば特殊召喚出来る」
フォトン・パニッシャー ATK2000
「【フォトン・パニッシャー】の効果発動。デッキから2枚目の【銀河眼の光子竜】を手札に加える。続けて【銀河剣聖】は手札の『フォトン』モンスターを見せることで特殊召喚出来る。【光子竜】を見せて特殊召喚。その後【剣聖】は【光子竜】と同じレベルになる。まあ、元から同じレベルだがな。そして【戦士】と【パニッシャー】をリリースして【光子竜】を特殊召喚」
銀河眼の光子竜 ATK3000
「【光子竜】は攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースすることで特殊召喚出来る。更に【銀河騎士】は『フォトン』または『ギャラクシー』モンスターがいればリリース無しで召喚出来る。そしてこの効果で召喚した場合、墓地の【光子竜】を対象に効果を発動。攻撃力を1000下げる代わりに墓地の【光子竜】を守備表示で特殊召喚」
銀河騎士 ATK1800
銀河眼の光子竜 DEF2500
「レベル8が4体!?」
「【光子竜】と【剣聖】、【光子竜】と【騎士】でオーバーレイ!4体のモンスターで2つのオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れよ、【No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー】、【No.90 銀河眼の光子卿】」
No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー ATK3000 ORU2
No.90 銀河眼の光子卿 DEF3000 ORU2
「ナンバーズまで、貴様、何者だ!」
「さあな、私にも分からん。カードを1枚伏せてターンエンドだ」
ゴッドハンド隊長 LP4000 手札0
場
No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー ATK3000 ORU2
No.90 銀河眼の光子卿 DEF3000 ORU2
伏せカード
「オレのターン、ドロー!【光波翼機】を召還、そして手札の【光波翼機】はフィールドに『サイファー』モンスターが居れば特殊召還出来る。2体の【光波翼機】を特殊召還。更に【光波翼機】をリリースすることで『サイファー』モンスターのレベルを4つ上げる。レベル8となった【光波翼機】2体でオーバーレイ。2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。闇に輝く銀河よ、復讐の鬼神に宿りて、我がしもべとなれ!エクシーズ召喚!降臨せよ!ランク8!銀河眼の光波竜!」
銀河眼の光波竜 ATK3000 ORU2
「サイファーねぇ、使いにくくないか?」
「っ、銀河眼の光波竜の効果を発動!ORUを1つ取り除き、エンドフェイズまで相手のモンスター1体のコントロールを得る、この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効となり、【銀河眼の光波竜】として扱う。サイファー・プロジェクション!」
「おっと、そいつは通さない。【光子卿】の効果を発動!ORUを1つ取り除き、相手のモンスターの効果を無効にする。取り除いたORUが『ギャラクシー』カードの時、無効にしたカードを破壊する!【光子竜】を取り除く」
「何!?くっ、速攻魔法【RUM-光波昇華】」
「絶対に通さん!【タイタニック・ギャラクシー】の効果を発動。魔法を無効にしてORUとして吸収」
「まだだ!オレは【光波双顎機】を特殊召喚。更に【光波複葉機】を特殊召喚して効果を発動!【光波双顎機】と【光波複葉機】のレベルを8に変更する。そして再び現れよ【銀河眼の光波竜】」
「【光波双顎機】だと!?どんな順番で使いやがるんだよ。普通召喚権は残しておくものだろうが」
「お前のデュエルディスクと同じ男たちと同じことを言うのだな。他の奴らより強かったが、お前の部下か」
「そうだよ。くそ、これだからレベルの高い奴らの嗅覚は嫌いなんだよ」
「【銀河眼の光波竜】の効果を発動。貴様の【光子卿】のコントロールを奪わせてもらうぞ!」
「ちっ、計算が狂うが仕方ない【光子卿】の効果を発動。デッキから『ギャラクシー』カードである【ギャラクリボー】を手札に加える」
「【銀河眼の光波竜】によって【光子卿】のコントロールを奪い【光波竜】として扱う。バトルだ!奪った方の【光波竜】で【タイタニック・ギャラクシー】を攻撃。戦慄のサイファー・ストリーム!」
「迎え撃て、破滅の タイタニック ・ バースト!」
2体のギャラクシーアイズが互いの光線を食らい爆散する。だが、フィールドにはギャラクシーアイズが残っている。
「もう1体の【光波竜】でダイレクトアタック!追撃のサイファーストリーム!」
「誰が許すか!手札の【ギャラクリボー】の効果を発動。こいつを墓地に送ってデッキから【光子竜】を特殊召喚。その後、攻撃対象を【光子竜】に変更。さらに【ギャラクリボー】を【光波竜】のORUにする。そして【光子竜】の効果でバトルフェイズの終わりまでお互いに除外する」
「なに!?くっ、バトルフェイズを終了する」
「バトルフェイズ終了時、除外されていた【光波竜】と【光子竜】がフィールドに戻る。そして【光子竜】の効果でエクシーズモンスターを除外していた場合、そのエクシーズモンスターの素材の数1つにつき攻撃力が500上昇する」
銀河眼の光子竜 ATK3000→4000
銀河眼の光波竜 ATK3000
「ターンエンドだ」
天城カイト LP4000 手札0
場
銀河眼の光波竜 ATK3000
「オレのターン、ドロー!ふむ、魔法カード【貪欲な壺】を発動。墓地から2枚の【光子竜】【タイタニック】【光子卿】【銀河騎士】をデッキに戻して2枚ドロー。なるほど、こちらが来るか。【銀河眼の残光竜】は自分フィールドに『ギャラクシーアイズ』モンスターがいれば守備表示で特殊召喚できる。そして【残光竜】と【光子竜】でオーバーレイ。現れろ!銀河究極龍、No.62!宇宙に彷徨う光と闇、その狭間に眠りし哀しきドラゴンたちよ!その力を集わせ、真実の扉を開け!銀河眼の光子龍皇!。そして、その真なる力を開放せよ!ランクアップエクシーズチェンジ!【CNo.62超銀河眼の光子龍皇】」
CNo.62超銀河眼の光子龍皇 ATK4000→6400 ORU3
「【超龍皇】はエクシーズ素材に【光子竜】が存在するとき、エクシーズ素材のレベル・ランクの合計×100攻撃力が上昇する。バトルだ!【超龍皇】で【光波竜】を攻撃!この瞬間【超龍皇】の効果を発動。素材を1つ取り除き、モンスターに3回まで攻撃出来るようになる。そして素材から墓地に送られた【残光竜】の効果を発動。デッキから【光子竜】を【超龍皇】の素材に加え、さらに『No.』モンスターの攻撃力を倍にする。そして最後に速攻魔法【ハーフ・シャット】を【光波竜】に発動する。攻撃力は半分となり、戦闘で破壊されなくなる」
CNo.62超銀河眼の光子龍皇 ATK6400→12800
銀河眼の光波竜 ATK3000→1500
「33900のダメージになるわけだが、何か言い残すことはあるか?」
「……例え、オレが倒れようとも希望は残されている!」
「なら、その希望も刈り取るまでだ。【超龍皇】よ、やれ!フォトン・ストリーム・エンド!」
「ぐ、ぐううおおおおおおおお!?」
天城カイト LP4000→0
超龍皇の攻撃の衝撃で吹き飛ばされ、全身に傷を負いながらも生きている。これだから高レベルデュエリストのデュエルマッスルは嫌いなんだよ。死んでればカード化出来ないから弄ぶ必要が無くなるのにな。まっ、運がなかったってことで。
デュエルディスクを操作してカード化装置を起動しようとした瞬間、物陰から小さな影が飛び出した。
「兄さま!」
カイトを兄さま呼び、つまりはハルトかと思ったのだが、髪が長いな。だが、面影はある。つまりはTSしたのか。うむ、シチュエーション的にも股間にくるな。
「……ハル、ナ…にげ」
それだけを言ってカイトが気を失う。いやぁ、追い風がバンバン吹いてきてるな。
「やあやあハルナちゃん、私は今から君のお兄さんをカードにしちゃおうと考えてる滅茶苦茶悪い人なんだ」
収穫物のカードを見せながら二人に近づく。
「だけど、ハルナちゃんが私の所に来てくれると言うのなら、お兄さんを見逃してあげてもいいよ。しかもお兄さんが条件を満たしたら帰してあげてもいい。さあ、どうする?」
ハルナちゃんはどうするか悩んでいる。なら、もうひとおしするか。
「今ならお兄さんの傷もある程度治してあげよう。これが証拠だ」
ナイフを取り出して手の甲を斬って血を流し、レッド・ポーションのカードにヘカを込めて実体化させて傷口にかければ綺麗に傷が治る。
「本当に兄さまを助けてくれるの?」
「嘘はつかないよ。つく必要もない。強引に力ずくでどうにでも出来るからね」
「......わかった。着いていく」
「素晴らしい判断だ。拠点にまで戻ったらお兄さんへのビデオレターを撮影するからね」
通信機で舎弟にカイトを磔にする準備をするように連絡をしてからレッド・ポーションを振りかける。これで死にはしないだろう。さて、お楽しみはこれからだな。
『いえ~い、カイト君見てる?見ての通り、ハルナちゃんはオレが拉致させてもらいました。正確にはカイト君をカード化するのと引き換えに招待したってのが正しいんだけどね。まだ手は出していないから安心したまえ。本題に入ろうか。カイト君を磔にした日から1週間後の正午に同じ場所で待っているよ。そこで私に勝てたのならハルナちゃんは帰してあげよう。負けた時は好き勝手させてもらう。それじゃあ、またねぇ~』
「と言うわけで、好き勝手させて貰うよ、カイト君。お仲間が居ればどうにかなると思ったら大間違いだぜ」
倒れ伏すカイトとユートと隼を見下しながら舎弟達に磔の準備をさせる。
「そうそう、瑠璃ちゃんだけど管轄外で大したことはしらないよ。まあ、ハゲボスが丁重に扱うように指示を出してるから大丈夫なんじゃない?」
本当はこんなことを言う必要もないんだが、隼はARC-V内で、本気で可哀想な境遇だからな。多少のサービス位はしてやってもいい。まあ、スタンダード次元での闇討ちだけは擁護出来ないけどね。
「ふざ、けるな!瑠璃を、返せ!」
「なら、デュエルに勝つことだね。そうすれば、力付くでどうにでもしてあげる。まあ、今回みたいな変則タッグはもうやる気はないけどね」
3対1は流石にキツい。どいつもこいつも後攻1キルが出来るから尚更だ。
「それじゃあ、私は帰ってお楽しみタイムなんで、バーイ。1週間後にまた会おう」
舎弟達にあとは任せて拠点に戻り、ハルナちゃんの部屋に入る。部屋中に仕掛けてある隠しカメラの電源を入れて、お楽しみタイムの始まりだ。カイト君にこの映像をプレゼントしないとね。
どれだけ耐えられるかな?
ルビ振りはまた今度