「霧雲の守護者のリングはこちらで預かっております」
その言葉を聞いた時、イラツキと共に、ゼッテェ倒れてやるものかと覚悟の炎が燻った。
***
デスヒーターが注入されてすぐ、凜弥は倒れることなくそこに立っていた。
──ふぅ、、
アレは、簡単に毒で倒れない僕を 良い実験台として見てるフシがあるからな……何回、致死量ギリギリを盛られたことか、、、まあ、毒耐性をつける為に最初に依頼したのは僕だけどさ。
アレもアレで毒の扱いが上手いから、死ぬような目にあうことも、僕自身のプライドやらなんやらで、毒に倒れ込むこともなかったしね。
デスヒーターも、アレに盛られた毒の1つにあった。 何回盛られただろうか……4,5回は口にした覚えがある。
つまり、僕はデスヒーターに対して耐性を持っている。
とは言うものの、デスヒーターは数ある毒の中でも、致死率が上位にあるものだ。
さすがの僕でも完全に効かないというわけではない、せいぜい残り30分という寿命が伸びるだけだ。それに伴って動ける時間も伸びはするが。
死に至ることには変わらないからな。解毒しなければ。
凜弥は歩き出す。
霧雲のリングはチェルベッロが持っている。
つまりは この戦いの中に無いという事だ。
なら、早々にこの戦いを終わらせ、リングを手にする、または解毒剤を入手しよう。
まずは体育館へ行こうか。
この世界ではまだ クローム髑髏に会ったことはないが、先程、精神世界で骸と話した時に、彼女らを見てあげるって引き受けたからね。
死ぬ事はないとわかってはいるけど、僕のかわいい弟子の、大切なモノだからね。
必要以上にキズつかないようにはしてあげよう。
ブラッコは弟子じゃないのかだって?
アレはただの部下 兼 同行人だよ。
***
他の守護者が本当に死ぬ事がないかを見回ったり、その途中でXANXUSの視界に入ってしまい攻撃されたりしていたら体育館に着くのが遅くなってしまった。
XANXUSがマジギレしたのを見た後、凜弥は体育館の中に入って行った。
*
「げ、お前は」
( 獄寺隼人と山本武はまだ来ていないようだね )
凜弥が体育館に入ったときには既に リングが乗せられていたポールが倒されていた。
倒れているポールの側には、ポールを倒し手に入れたリングでマーモンを解毒したベルフェゴールが立っていた。解毒をしてすぐだったようで、マーモンはまだ動けはしないようだ。
その為、クローム髑髏もまだ捕まってはいなかった。
「 ヴァリアーの嵐の守護者ベルフェゴールだね。通り名は
「ししし、そういうお前はエース君の兄貴だっけ?エース君とそっくりじゃん」
「 双子の君達ほどではないよ 」
「は?」
「 これ、借りるよ 」
「あ、」
不意打ちをする時は相手の心を乱すと成功しやすいから、ぜひ試してみるといいよ。
凜弥はベルフェゴールの手から霧のリングだけを掠めとった。
「!この」
ベルフェゴールが投げたナイフを躱しながら、クローム髑髏へと近づき リングをリストバンドに差し込み解毒をする。
「…っ、凜弥様」
フッ「 はじめまして、クローム髑髏。 骸から僕の事を聞いていたのかい? 」
コクッと、頷いたクローム髑髏に 少し休むように言い、凜弥は立ち上がる。
「 これ、いらない 」
クローム髑髏の解毒を終えた凜弥は、そう言うと、霧のリングをベルフェゴールに向かって投げつけた。
「へ?」
ベルフェゴールばリングを手放した凜弥に驚いている。
「 僕は、君がエース君と呼ぶ恭弥の兄ではあるけど、今は ボンゴレ10代目ファミリーの霧雲の守護者だからね。
弟の恭弥が沢田綱吉側としてこの戦いに参加していても、僕自身はまだどちら側にもついていないんだよ。
この戦いで誰が勝とうと、僕には関係ないな。
クローム髑髏を助けたのは個人的な約束があったからだしね 」
いや〜色々と迷いました(笑)色々と。
次はいつになることやら
アンケートの結果、このままハーメルンのみでの投稿を続けます。