霧雲 拾
ヴァリアーがイタリアへ強制送還され、ようやく静かになった並盛町
その一角に建つ屋敷、
ブラッコとヴィータは念のため、まだ日本に置いておくことにした。
この数日、ブラッコは黒曜に彼らのご飯を作ったり、掃除をしに行ったりしているようだ。
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並盛に滞在してから時間が経ち、理解する。
この世界はパラレル世界ですね、わかります。
前前世と同じように1ヶ月経っても未来編に入らなかった為、未来編軸の世界だと僕は確信した。
皆、争いが起こらない平和な日常を過ごしている。
僕はこの世界が未来編軸だと気づいた後すぐに、前と同じ事が起こるのではないかと、部下達に調べさせることにした。
数日後、前前世と同じように、ボンゴレに敵対しているファミリーが徒党を組み、並盛町に攻め入ろうとしているという情報を掴んだ。
それらの目的は、時期ボンゴレボス沢田綱吉とその守護者の抹殺だそうだ。
得た情報を 10代目霧雲の守護者としてボスである沢田綱吉に渡しに行った。
沢田綱吉は超直感でも働いたのか、早々に僕の持ってきた情報を信じた。
彼はまた争い事が起こるのかと騒いでいたが、黄のアルコバレーノに沈められ静かになった。
僕の情報は 黄のアルコバレーノが裏取りしてから、他に伝えることとなった。
大空戦で初めて会ったんだ。裏にいる者ならそう簡単に信じることはできないだろうね。
表にいても信じない人は信じないだろうしね。
その後、裏取りが完了した後、前と同じように僕以外の守護者各々に家庭教師が付き修行を始めた。
僕は1度、実力を見るため、恭弥と戦ってみることにした。
跳ね馬と修行していた(させられていた)恭弥をボコした後、僕はブラッコを連れ、数年ぶりに会った跳ね馬と話をすることになった。
跳ね馬は僕達のことを覚えていたそうだ。だから恭弥と初めて会った時は内心驚いていたという。
その間にファート(鳥)とヒバードは仲良くなったらしい。
そして、敵対ファミリー集団襲撃日
沢田綱吉とその守護者達が迎え撃つ。
「初代もファミリーと町を守るために戦っていたんだぞ」
とはリボーンの言葉
確かに幾度も襲撃を受けたのを覚えてる。力の差があり過ぎて無双ゲーと化してたけど…。
ジョットは自ら戦いを仕掛けるというのは好まなかったからね。殆ど防衛戦ばかりだったよ。
まあ、彼の逆鱗に触れた場合は別だったけどね
家庭教師をするために並盛に来ていたディーノとスクアーロ、マーモン、そして僕も協力し、敵ファミリー撃退した。
早い段階でブラッコを敵ファミリーに潜入させ、情報を流させた。
そして僕は独断で 敵ファミリーに奇襲を仕掛けた。
そのため、怪我人は出たものの、前よりかは断然怪我の度合いが軽くすんだようだ。
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数カ月経ち、恭弥、草壁、笹川了平が高校に入学
それを見届けた後、僕は、これからの事の為に 部下を連れ並盛町から旅立った。
近頃、リングの炎を使う者が多くなり、匣兵器を持つ者も増えてきている。
リングの炎自体はだいぶ前から噂話が上がっていて、一の者は死ぬ気の炎を灯せるリングを集め始めていた。
僕は前々から少しずつリングを回収していたから、今更になって急いで集めはしていない。
もう少ししたら、ブラッコ達にもリングを渡しておこうと思ってる。
匣兵器に至っては、これから回収していくつもりだ。
あんなに神秘的なモノをバカ共に持たせておくなんてもったいない、死ぬ気の炎の純度が足りず、開匣できない者も多いようだしさ。
それこそ、創られた匣は 僕が持っている この有り余るお金で全て買い占めたい程だ。ブラッコに止められたが…。
あとは、僕専用の匣も欲しいんだけどね。
霧雲の炎は 雲と霧の匣を開けられるけど、混ざった炎では100%の力を発揮できないようだからさ。
……今のところ匣を創れる科学者は、イノチェンティ、ケーニッヒ、ヴェルデの3人
いずれ白蘭にヤられるのは、イノチェンテとヴェルデ。ケーニッヒは生き残るも、研究の為に匣を売るという愚行を犯している。
この中でなら、そうだな。
アルコバレーノにさせられる程の頭脳を持つヴェルデが良いかな。どんな人物かも 多少知っているからね。
彼に霧雲の匣の作成を依頼しよう。
対価は、お金と……霧雲の炎の研究協力で大丈夫そうだ。僕の勘もそう言っている。
〔第1転生〕の「未来編?」39話の出来事を元に書いています。
「ヴ」がつく名前多いな…