イタリア語はサイト頼り
霧雲 拾参
***
日本某所
コツコツ コツコツ
「入江様」
「クスクス…」
見上げるほどに大きな丸い装置の前に置かれたデスクにだらしなく座っている上司の下に、脳を意味する「チェルベッロ」と呼ばれる 褐色肌に桃色の髪、目元を隠す黒い仮面をつけた二人が現れる。
「失礼します」
そう言い、一人が入江のヘッドホンに手を伸ばし頭から外す。
「研究、お疲れ様です」
「ごめん……眠っちゃってたよ」
*
「野猿と太猿? 第3アフェランドラ隊の?」
「ええ…」
「負傷って、どういうことだい?」
「報告では 兄弟ゲンカをしたとのことです」
「………なくもないだろう」
真っ白な廊下を 入江は二人のチェルベッロを引き連れて進む。
「野蛮な連中だよ…ブラックスペルは」
「処分はいかがなされますか?」
「彼ら、きっと
僕が直接、第3部隊の隊長と話をつけるよ」
面倒くささを隠さずに 入江はため息をついた。
「ところで君、白蘭サンから送られてきたもの見た?」
「ええ…格納庫いっぱいに…、たしか花言葉は…」
「調べたさ」
格納庫に山のように置かれた白いアネモネの花、その花言葉は、
「 期待……だろ?
プレッシャーで僕を殺す気なのさ、あの人は…」
*
「この部屋におられるはずです」
「うん」
部屋に入った入江は、そこら中に転がっている空の酒瓶に足を取られる。
「誰だ?」
酒瓶が倒れる音が聞こえたのか、それとも入江が来ることを
「ホワイトスペル第2ローザ隊隊長 A
「おおっと、こいつは失礼!
こちらから挨拶に
オレがブラックスペル第3アフェランドラ隊隊長
そこにいたのは、入江の白い隊服とは真逆の黒い隊服を着た、人をおちょくっているような顔をした金髪オールバックの男だった。
「あなたが電光の
「やめてくれ、上司におだてられると鼻の下がのびる」
「上司? 同じA
どちらも自分のスキを見せないように、だが相手のスキを探るように 表面上は顔を良くしながら、握手を交わしていく。
「いいや、ここの最高責任者はあんたなんだ。何でも申しつけてくれ、我ら第3部隊は惜しみなく第2部隊に協力する」
「助かります。………では早速ですが、野猿と太猿がトラブルを起こした件について説明を……」
「おぉ」
「その件についちゃ、オレの監督不行届きだ。2人にはしっかり灸をすえて 反省もしている。
オレの顔に免じて許してもらえないか?」
「……ですが……問題は匣を4つ失ったことてして…」
「……………」
「……(白々しいなまったく…)
次は かばいきれないと伝えてください」
「いやあ、助かる。
あいつらはオレがもう一度とっちめとくよ」
「それと もう一つ、情報伝達のことなんですが、ボンゴレに関することは いかなる小さなことでも噂でもいい、もし何かあった時には必ず僕に伝達してください」
「そいつは……あんたの特別な任務と関係あんのかい?」
「……、いいえ…ただ…お願いを………」
「そうかい。了解した」
「では僕はこれで」
「茶でもどーだ? 後ろの方々も一緒に」
「結構です」
「失礼しました」
「お上手でしたよ」
「やめてくれよ」
あなたは見張られているというように。
「(ほんと、お腹が痛いよ……
……凜弥さん、、無事だといいけど…)」
****
「大変です入江様!!」
メローネ基地の廊下をチェルベッロの一人が駆けている。
「入江様!!」
「………………、」
「失礼します!」
入江の部屋に到達したチェルベッロは、中からの返答を待たずに電子ロックを解除し、部屋へと入った。
「入江様!! 起きてください!!」
「わっ」
「………嫌になっちゃうんだけど、こういうの…」
「大変です入江様」
チェルベッロが布団を引きずったことで、ベットから入江が落下した。
それに文句を言う入江だったが、チェルベッロはそれを無視し、入江に報告する。
「レーダーに新規の精製度A以上のリングが2つ、ボンゴレリングかと」
「!! なんだって……?………き…来たのか!!」
1ヶ月ぶりの投稿(;^ω^)
すみません 時系列順に書いていたら遅くなりました…
現在ジョジョにどハマリ中 二次創作も面白いんじゃ〜
緊急メンテで7スタがプレイできないんじゃ〜(ノД`)シクシク