10代目雲の兄弟 霧雲の守護者になった者   作:白炉丸

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霧雲 拾陸

「お呼びですか? 入江様」

 

 部屋を離れたチェルベッロの2人は、数分もしない内に入江に呼び戻されていた。

 

「見てくれ!」

 

 そう言い、入江はチェルベッロにパソコンの画面を見せる。

 

 

「これは…先程の白蘭様の映像ですね」

 

「この男は誰だ!?」

 

 入江は画面に映る白蘭の奥にいる男を指差し、チェルベッロに問うた。

チェルベッロでさえ、その顔に見覚えはない。

 

 

「この部屋に普段入室できるのは、許可された世話係と伝達係だけだと思います」

 

「確か先日、伝達係のルイジが亡くなられ、代わりにFランクのレオナルド・リッピという男が配属されたと聞いております」

 

 

「ああ…その名は知っている……。

レオナルド・リッピは僕が推薦したんだからね…。

 

 だがレオナルドは…、60歳の小男だ!!!」

 

 

「「!!」では、この者は一体…」

 

「……わからない。

通信室に行くぞ! 白蘭サンと連絡を取らなければ!」

 

「「はっ」」

 

 

 

 

*

 

 

 

 メローネ基地の通信室では人が忙しなく動いている。

現在、ボス 白蘭に未知の人影が迫るという緊急事態が起こっているからだ。

 

 

「やはりダメですねぇ。白蘭様への緊急回線も繋がりません!」

 

 部屋に隊員の声が響く。

 

「もーいいよ!! イタリア本部にいる他の部隊に繋いでくれ!!」

 

 白蘭へ直通で繋がるはずの回線は、それ以前に繋ぐ事すらできなくなっている。

入江は他の手段を部下に命令する。

 

「どうやらそれも無理のようです。

本部 パフィオペディラムに繋がる全ての回線が通信障害を起こしています」

 

「なんだよそれっ!? 一体どーなって……」

 

 

 

 

 

***

 

 

 

「白蘭サン!!」

 

「ん」

 

「ん、じゃないよ!!」

 

「うん、元気」

 

「あの伝達係! 伝達係は今どこに!?」

 

 白蘭と連絡が取れない状態は、数時間経過した後に回復した。

 

「ああ、レオ君? 明日の新聞に載るんじゃないかな? 変死事件か何かで。名前はちょっと変わるけどね」

 

「え…、じゃあ…」

 

「そーそー彼の中身ね。六道骸君だったよ」

 

 

「六道骸…って。ボンゴレの霧の守護者ですか…!?」

「うん」

 

「じゃあ白蘭サン…六道骸を葬ったと?」

「まぁね」

 

 

「まぁね って…」

 

「それより面白くなってきたよ、正チャン。

骸君からは直接聞き出せなかったけど。近々、ボンゴレは残った力で、なんか大きなことを企んでそうだ。

諜報部の情報と僕の勘を合わせると、ほぼ間違いないね」

 

「………大規模な攻撃作戦ですか?」

 

「うん、恐らく全世界規模のね。 もちろん、日本も含まれるよ」

 

「しかし…ここには過去から来た10代目ファミリーしか…… !! まさか彼らもこの基地に攻撃してくると?」

 

「そーいうこと」

 

「…………、確かにそうなれば、僕らにとっては願ってもないことですが…イタリアの現ボンゴレ本部が、彼らを作戦に組み込むでしょうか…?

第一、彼らが命を懸けてまでここに来る理由がないと…」

 

「彼らは、まがりなりにも γとグロを倒したんだ。戦力に数えられるのは当然さ。

それに、理由だってあるよ。正チャンには謝んなきゃなんないけどね」

 

「?」

 

「骸君にしてやられてさ。ミルフィオーレの情報がネットワークから少しずつ漏れるように、コンピュータに細工されてたんだよね」

「な…!! では、ここの情報も!!」

 

「あれの存在を10代目ファミリーが知ったら、何か何でも行くだろうね、そこ」

 

「────」

 

「まあでも 心配はいらないよ。もう情報漏れは止めたし、ボンゴレ本部がそれを知っても、日本に増員する余裕もない。

これはビックチャンス♪ ボンゴレリングを一網打尽にするね。

ってことで、忙しい正チャンのために スペシャルボーナスを用意したんだ。僕が思うに正チャンと肩を並べられる数少ない…

 

「増援でしょ? いりませんよ」

 

「!」

 

「足手まといなんです、そーいうの」

 

「正チャン? もしかして」

 

「研究したかったけど、後回しにします。 僕だって隊長らしく振る舞おうとがんばってきたんだ。

でも、人のやり方見てるとハラハラするし、お腹が痛くて仕事が手につかない……」

 

 入江は円柱型の入れ物から、1つのリングを取り出し指に嵌めた。

 

【晴のマーレリング】

 

 

「僕が直接やりますよ。彼らの迎撃とボンゴレリングの奪取は」

 

 

「………ついに来たね。

最も信用する部下がそう言うなら、止める理由は何もないや。 まかせたよ。正チャン」

 

 白蘭は胡散臭い笑みで そう笑う。

 

 

「じゃあ、しばらくほっといてくださいね。白蘭サン」

「あっちょっまだ…」プチ

 

画面が消えた。

 

 入江はチェルベッロに命令を下す。

 

「非常招集だ。ハンガーを全部上げてくれ。白いのも黒いのもだ」

「はっ」

 

 

 

 

****

 

 

 

 

「あーあ、正チャンったらはりきっちゃってさ」

 

 白蘭は通信を切られた画面の前でマシマロを(かじ)る。

 

「せっかく、凜弥クンのことを教えてあげようと思ったのにね」

 

 大きなあくびを一つして、ソファの背もたれに頭をつける。

 

「結局彼も、他の世界にたまに存在する異分子の一つ。隠れキャラの一つだった」

 

 マシマロを口の中に放り込む。

 

「だけど、彼の強さは本物のみたいだからね。真6弔花でも完全には始末できなかったようだし、他のパラレルワールドに彼は存在しないから、その技もほぼ未知数のまま……。隠れキャラは隠れキャラでも、お邪魔キャラクターの方だったか」

 

 マシマロを一掴みして貪っていく。

 

「さて、君はそこに居て、これからどう動くのかな?」

 

 袋の中に手を伸ばす。

 

「あ、、なくなっちゃった」




途中、原作通りに飽きてしまいセリフのみの場所ができてしまいました。

それより僕は7人目のスタンド使いがやりたいんじゃあ!
メンテ終わったと思いきやセーブデータが消えてて草………草 (´;ω;`)

コナン小説を書き終えたら、第3.5としてジョジョのちゃんねる形式の小説でも書こうと、今ネタを考えてます。ジョジョもスレッドもにわかなんですけどね。
それよりもこの小説の先をまったく考えてないという…ヤバス
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