ミルフィオーレ日本支部に警報が鳴り響く中、入江はモニター越しに、沢田綱吉たちの姿を目にした。
「何だ、これは…。なぜ、、ここに こいつらが…
ボンゴレがいるんだ!!!」
「ボンゴレアジトはどうなっている!! 強襲隊との連絡はまだ取れないのか!?」
「ハッ
一向に電波障害がおさまりません」
「………、、ハメられたな」
「ボンゴレの電気施設を破壊したために起きている電波障害 という報告はでたらめだったんだ…。これは、事故をよそおったやつらの罠だったんだ!!」
「入江様…」
「まず このやかましい警報を切ってくれ!!
ボンゴレアジトへ偵察を送れ!! 少人数でいい」
「ハッ」
「警備システムサーバーへは C ランク以上の兵を回せ!!」
「了解っ」
「だが、なぜ今まで気づかなかったんだ。監視カメラには映らなかったのか」
『カメラに
入江が疑問を零した時、基地内のボンゴレを映していたモニターが切り替わり、アフロヘアーの女が画面に映った。
『ハーイ、大将』
「アイリス!!」
『あいつらの通ったルートには、いつもと変わらぬ光景が映し出されるように、このフィルターが設置されてたんだよ。まっ、ステルスリングを使えば、取り付けは可能だぁね』
「アイリス、おまえ…奴らの潜入に気付いていたのか!?」
『いんや。アタイが気づいていたのは、
「格納庫?」
「ハッ
周辺から震動が確認されていたのですが、私の判断で入江様には…申し訳ありません」
チェルベッロが入江に頭を、頭だけを下げる。
『色んな
モニターの映像が引かれ、アイリスの全身が、そして、後ろ手に手足を縛られている筋肉ダルマが映る。
「!! あいつは、デンドロ・キラム!!」
『ただ、この異変に気付いたのはアタイだけじゃなさそーだよ。 あん時の様子じゃ、ジンジャーとターバンオヤジも気付いていたねぇ』
ザザッ
『んん?』
ザザーー
「!!」
突如として、全てのモニターの映像が砂嵐へと変わり果てる。
「警備システムサーバーが破壊されました!!
警備システムダウン!!」
「何をしている!! 早く誰かを向かわせろ!!」
「それが、ボンゴレアジト強襲に C ランク以上が
「そんなことはわかってる!! 誰か近くにいないのか!?」
「ブラックスペルのスパナ B ランクが、
「スパナ? 奴がいたのか…ツイているぞ。
個人とのモニター通信はできるな?」
「ハッ」
「繋いでくれ」
入江の命令で、モニターに金髪作業服の男が映し出された。
「やあ スパナ、僕だ。ボンゴレが B 8 F の警備システムに侵入して破壊した。君にただちに迎撃してほしいんだ」
『………。うちのは飛び回るんでナビが欲しい。
この基地の細かい裏道までわかる3 D マップをダウンロードしてよ』
「そ…そんなトップシークレット…」
「よかろう。許可するよ、スパナ」
「入江様!!」
入江は兵士の言葉に耳を貸さずに、飴を食べているスパナと話を続ける。
『………。警備システムが使えないなら、敵の
「わかった、ただちにやらせる。だが、アレは細い裏道を通れるのか?」
『うん。
通れない所は壊す』
*
スパナとの通信を切る。
「いいんですか? この基地の全マップを渡してしまって……、トップランクとはいえ、スパナ氏はブラック…」
「今はブラックもホワイトも関係ない。我々はミルフィオーレだ」
兵士の言葉を入江は遮り話す。
「僕も技術畑出身だからニオイでわかるんだ。
彼は機械への純粋な熱意で勤めてくれている。信頼できる男だよ。
現に彼のチューンしたストゥラオ・モスカは、ミルフィオーレ最強クラスのスペックを誇っている。ノーマル・モスカを一般車両とすれば、フォーミュラマシンと言えるほどのね」
****
「どうなんだ? スパナから連絡あったか?」
「いまだありません。
しかし用水路で爆発が確認されています」
「!! ……戦闘だな? 誰とだ!?」
「わかりません。強制的にモニター通信を開きましょうか?」
「……いや、いい。
戦闘中は気が散るから通信は入れるなと言われている…
ピンチになれば助けを求めてくるだろうし、戦闘が終われば何かしら知らせが来るはずだ」
そんな入江にチェルベッロが報告をしに来た。
「入江様」
「現状の把握と、対策シュミレーションが完了しました」
「ごくろう」
「確認されている敵の数は5名。 敵の侵入目的を主要施設の破壊と仮定した場合、考えられる敵の優先破壊対象は、メインコンピュータールームで確率は42%。次に第一通信指令室で28%。そして入江様の研究室12%、その他と続きます」
「そうか…」
「ですが、我々はどれもボンゴレの手に落とすつもりはありません」
「ん?」
「そこで、戦力を3点に分け、それぞれに配備、警護することを提案します。
敵が集中していた場合は、空いたものをフォローに向かわせればいいかと」
「なるほどな。
で、その戦力というのはどうなっている」
「戦歴のある C ++ランク以上の者に許可を持たせ 配備するつもりですが、謹慎中の者の処分により戦力が大きく変わっていきます」
「第3アフェランドラ隊のことか…、
………わかった。彼らも戦力に数えてくれ」
「はっ
では現在、基地にいる C ++ランク以上の戦士をリストアップします」
「第3部隊
同じく、
第12部隊
第8部隊
第7部隊 白の
第9部隊
そして、
「配置は、幻騎士、アイリスをコンピュータールームへ。司令室を
「研究室の配置がひっかかるな。
とくにバイシャナ……奴とあの匣は危険だぞ」
「だからこそ戦力的にぬかりのない配置かと…。
例の件でしたら、まさかこの緊急時に…」
「こんな時だからこそだ!!
あの男を野放しにするな!! 静止する力が必要だ」
「はっ。
では、幻騎士を研究室に向かわせます」
「そうしてくれ」
「配置を各人に伝達せよ」
「はっ」
チェルベッロは入江からの命令を部下を通して連絡させる。
「ん…? さすが歴戦の猛者は違いますね」
「どうした」
「すでにニゲラ氏は自分の判断で研究所に向かっている模様です」
夜の炎を創り出す為に必要なモノはなんだと思いますか?
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未来を考えられなくなった「絶望」
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何も変えられないという「あきらめ」
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現状に対する「怒り」
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スキなモノ(人、物を害された「憎しみ」
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上記を含めた「負の感情」の集まり