ボンゴレファミリー・ボンゴレ
容姿はボンゴレ
実はボンゴレの血統ではないが、「憤怒の炎」と呼ばれる凄まじい破壊力の炎を自在に使いこなし、掌中に発生させ放出して相手にダメージを与えることが出来る……。
その
それも眉間にシワを寄せて、その視線だけで誰かを射殺せそうな凄く不機嫌な状態で殺気を放ちながら。
これは…、並盛中学校 現風紀委員長として、雲雀家の長男として、放置もとい見過ごす訳にはいかないかな。
とりあえず、その手の中の光球を消させないと。というか(まだ)一般人の前で死ぬ気の炎使わないでほしいよ。
ハァ…
こちらを睨んでいる彼に気づかれないようにため息を吐き、僕も睨み返す。
「 ねぇ、君。……いや」『
僕が日本語を話したとき、彼の目元がピクリと動いたのを目にしたため、彼が正しく理解できるであろうイタリア語を使うことにした。今世初めてのイタリア語だ。
言語の壁というのは大きいのだよ、ワトソン君。まあ、世界中を旅していた僕にとってはあまり関係ないけどね。
今まで気に止めてなかったけど、彼の足下には学ランを着ている男達、つまり並中の風紀委員が数人転がっていた。
『なんだてめえ、こいつらのボスか?』
まだ若い彼は見下したように僕を見る。睨みながら見下すって器用だな。
『こんなカス共のボスなどどうでもいが…、
──カッ消す!』
そう言うと彼は手の中の炎を僕に向けて撃ってきた。
だが当たらなければどうということはない。
直線的なそのその攻撃を避けるのはとても簡単で、その炎を躱すと同時に、僕は一気にザンザスの懐へと潜り込んだ。
『な! ぐっ』
平和な日本の自分より年下だと思われるカスと、油断していた彼に近づくのは簡単だった。
まだ若いからか 驚きで硬直するザンザスに取り出したヌンチャクを振るうと、それはすんなりと彼の顎にヒットし、彼は衝撃によって数歩後ろに下がった。
『 一つ訂正させてもらうけど、僕はそこの草食動物達のボスではないよ。
彼らが勝手に僕の下にいて、まだ使えるからそこに居ることを許してるだけさ。 使えないなら咬み倒す 』
『ぐぅ……てっめぇー』
どうやらザンザスは僕の話は聞いていなかったみたいだ。
彼は片手で顎を抑えながら、その赤い瞳で僕を睨む。
( っ…まずい )
ザンザスがその手に本気で憤怒の炎を込め始めた。あれが放たれれば、それが通った場所の何もかもが消え去ってしまう。
( 僕の背後には──)
( ──並盛神社が!! )