10代目雲の兄弟 霧雲の守護者になった者   作:白炉丸

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今年最後の投稿になります!




邂逅、跳ね馬 (後編)

( さて、 )

 

 真っ青な顔のディーノを尻目に、凜弥は暴れている男に目を向けた。

 

( 僕的にはヤッても良いんだけど…、今回は気絶させるだけに とどめておいてあげよう。

 なにかありそうだしね )

 

 凜弥は懐からヌンチャクを取り出し、手の中で回し始めた。

 

 一歩、一歩と、まだ鳥を追っている男に向かって足を進める。

 

 

 男までの距離、残り8メートル……7メートル……6メートル…

 

 …5メートル !動いた。

 

『バキッ!!』

 

 何かが折れるような音が4重に聞こえた。

 

 男が墜ちるように倒れ込む。

 

 

「 邪魔 」

 

 そう言って、凜弥は倒れた男を蹴り飛ばした。その手にはすでにヌンチャクは握られていない。

 

 

 

*

 

 

 凜弥の肩に、今まで男を挑発していた鳥が留まり、休むように羽繕い(はづくろい)を始めた。

 

 

「へぇー珍しい。ファートがおじ、じゃなくて、俺以外の肩に留まるなんて 今回では初めてだよ」

 

 

 足下から少年の声が聞こえ、凜弥は声の方に目を向けた。

 二人の目がバッチリと合う。

 

 

「あ、ご主人じゃん」

 

 少年の口からポロリと溢れるように音が出た。

 少年は確かめるように、ゆっくりとまばたきを繰り返すと 目を見開いた。

 

 

「ご!ごご、ご主人!? ホンモノ!?

 あれ!?なんでここに!?この場所に時代に?!?」

 

「 うるさいよ。咬み倒されたいの? 」

「あ、ご主人だ」

 

 凜弥がひと睨みすれば目の前の少年は静かになった。

 

 

 

「え〜と、おじ、じゃなくて俺は 今9歳くらいなんだけど…、ご主人は―」「 ―それやめなよ 」

 

「?」

 

「 その呼び方のこと。

 今は凜弥、雲雀凜弥だよ 」

 

「了〜解 !

 おじ、じゃなくて俺のことは、そだね。今回もブラッコって呼んでよ。そっちの方が良いや」

 

 そう言って、波打ってる黒髪短髪に薄茶色の目を持つ少年ことブラッコは 二ッと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの後、孤児院内に 応援を呼んだ跳ね馬の部下が突入してきた。

 入って来た彼らに僕は銃を突きつけられ囲まれた。

 咬み倒そうかと考えてたいら、部下に倒れていた女性を任せた跳ね馬が近づいてきて部下に「そいつは違う」と言っていた。

 

 

 何の話かわからなかった僕に ブラッコが耳打ちしてきた。

 曰く、ここ数日間に連続して殺人事件が起こっており、その犯人と思わしき人物の目撃証言に‘‘黒髪で茶色の服を着ていた’’というのがあるそうで…。

 

 

 ──誤解じゃないか。

 

 思わずジト目で見たよね、彼らのこと。

 

 そんな目で見られた彼らは、ボスの跳ね馬が代表して僕に向かって謝罪してきた。

 まあ、一蹴してあげたけど。

 

 あと、感謝もされた。「子供(ブラッコ)を助けてくれてありがとう」と。

 初めに邪魔したの 僕だけど。

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば ご主人と一緒に旅するって、前はなかったよね~。

 大変そうだけど、俺 楽しみだな〜」

 

「 馬車馬の様に働かせてあげるよ 」

 

「げ、それは勘弁だな」

 

 

 

 あの後、僕は名も名乗らずに街を出た。

 今の僕の目的は金を稼ぐ事で、キャバッローネのシマに用はない。弱い跳ね馬の相手をする気もない僕が あの街に滞在する理由はない。

 ブラッコもブラッコで好きにするだろうと思い、特に言葉もなく街を出た僕の前に、荷物を持ったブラッコが現れ、僕に着いていくと言った。

 

「軽~く挨拶もしてきたし、もとからそのつもりだったからさ! 

 暫くの間 よろしく頼むよ。ご主人!」

 

 

 ご主人呼びを指摘したら。

 

「だって、ご主人はBracco()の飼い主だからね〜」

 

 そう言われた瞬間、10代目の嵐が頭をよぎった。

 

 その後、「好きにしなよ」と言った僕の ご主人呼ばれが決まった。

 まあ、前からずっとそう呼ばれてたから その呼び方の方が 慣れているんだけどね。

 

 

 

 

 二人は新たな町へと足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 彼らを見ていたものが口を開く。

 

 

 

「アハッ!ようやく見つけましたヨ、あるじ様〜。

 

 早くワタシを──

 

 

 

 

 

 

    ──殺して下さイ♡ キャハハ!」




 
 主人公、これから大変だろうな〜(他人事)


 プリーモファミリー編を見たことがなかったからDVD借りようと店に行ったら物自体が無かった件について。
 マジか〜
(軽く見た感じ黒曜編から未来編のザクロにスクアーロがやられる所ぐらいまでしか無かった)

 映像見る為だけにネットでお金払う気はさらさら無い。詳しい情報が無ければ小説に組み込む気も無い。

 ソルドーネが居たからな〜。書ければ書こうかなとは思ってたけどこれじゃあムリだな。


次話は5日投稿。よい新年を!
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