目の前には
「あれ!?目が!」
おかしい、あの日から僕は失明し何も見えなかったはずそれに僕はしんだんじゃ
「目が覚めましたか」
声のした方を見ると、まるで女神のような神々しさを纏った女性がいた
「それでは説明」
「──────綺麗」
「へ?」
「い、いえ何でもないです!」
「そ、そうですか」
すると女性は少し不満そうな顔をし、話し始めた
「それでは説明しますね、あなたは死にました」
やっぱり僕は死んだのか
「貴方には転生のチャンスが与えられました」
「え?」
「貴方には生前、こう考えていましたね『救いたかった』と」
「は、はい」
突如として、女神は語り始めた
「ほとんどの人間が死の間際に抱くのは
「…………」
「そんな貴方だからこそ、貴方は選ばれました。我欲や妄執に捕らわれない貴方の歌によってのみ世界を救うことが出来きる。どうか、世界を救って下さいませんか?」
そんなこと、決まってるじゃないか
僕は────
「やります、僕が……救って見せます!」
「ありがとう」
そう言って笑う女神のような女性はとても美しかった
「貴方の決意に私が出来る最大限の贈り物を」
すると僕の回りに五つの光が現れ、光が収まると六つの楽器が現れた
「これは全て神器と呼ばれる楽器です」
「そんなものを頂いてもいいんですか」
「はい、これは貴方の旅路への贈り物なのですから」
すると、最初に渡されたのはハーモニカだった
「これは『
「響律ハーモニカ……」
触れていると、光になり体の内側に消えていった
「続いて『
「テルフィウス……」
これはフルートか
さわると、先程と同じように光に体に入っていった
「これは『
これはギターか、それもエレキギター
ガラージも体の内側に消えていった
「続いて『
こんどはキーボード、オクトーヴァも光になり体に入っていった
「最後に『
今度はバイオリン、アメシウスも体に入っていった
「そして、貴方には音色を操る能力、楽器を扱う才能
神器である楽器を召喚する力を、これで貴方は男性、女性、中性の声が出すことが出来ます」
「本当にありがとうございます」
「これで、私の贈り物は全てです、そして貴方の楽器はそれぞれに縁を繋ぐことも出来ます」
「縁を?」
「はい、神器で歌って見てください、きっと答えてくれるはずです」
「はい、来てテルフィウス!」
そう言って手を翳すとそこには吹鳴テルフィウスが握られていた
テルフィウスを口に当て、吹く
そして、心の中で唄う
[今、奏でよう
我、無限の岐路に佇む者
汝に繋ぐ
我は宙へと手を伸ばす
この声、この歌を聴くならば答えよ]
すると目の前に光のサークルが現れる
サークルは回転を始めた
サークルから光が溢れる
思わず目を覆う
光が収まったのを感じて目から手を離すと
そこには白い髪に緑の瞳を持った少女、そして魔法使いのような格好をした女の子が立っていた
「アサシン。ジャック・ザ・リッパー。よろしく、おかあさん」
「お、お母さん?」
「うん!」
「そ、そっか?僕は男なんだけどな」
そう言って、もう一人の女の子の方を向く
「君は?」
「普通の魔法使い、
「う、うん、よろしくね魔理沙。僕は奏、音也 奏」
「よろしくなのぜ!」
「いきなり二人ですか、これは幸先のいいスタートがきれそうですね」
「はい、ありがとうございます」
「それは貴方の運命が導いた事です、それでは転移させますね」
女神のような女性がそう言った瞬間、体が透けるように透明になっていった
「ありがとうございました!」
「そう言えばまだ名乗っていませんでしたね、私は偶然と宿命の女神、レイミェナです」
「え!?」
こうして僕は転生した
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