文化祭の準備期間だが、Roseliaの練習は変わらず行われる
どんな状況でも練習に取り組むのは、すごいことだと思う
やはり、頂点を目指すバンドとはこういうものなのだろう
紗夜「__お待たせしました。」
燐子「こんにちは。」
リサ「あ!来たねー!」
友希那「そんなに待ってないわ。今来たところよ。」
部屋に入ると、羽丘にいる3人がいた
もう各々が準備に取り掛かってる
あこ「お疲れ様!りんりん!」
燐子「うん、ありがとう。でも、亜蘭君が手伝ってくれたから。」
あこ「さっすが四宮さん!」
亜蘭「大したことじゃないよ。」
文化祭期間の生徒会は忙しいからな
俺にも手伝えることがあってよかった
思った以上に早く終わらせられたしな
あこ「やっぱり彼氏っていいなー。あこも四宮さんみたいな彼氏ほしいなー!」
燐子「え......!?」
亜蘭「あはは、あこならすぐに出来るよ。」
リサ(無理じゃないかな。)
友希那(彼のような男子、中々いないわよね?)
紗夜(彼、自分のレア加減を理解してないわね。)
それにしても、あこもこんなことを言うのか
幼い印象を受けていたが、一応、俺の一つ下なだけだ
そう言う事に興味も持つだろう
燐子「い、いくらあこちゃんでも、亜蘭君は、わ、渡せない......!」
あこ「え?いや、流石に四宮さんのことは狙ってないよ?みたいな人ってだけだから!」
燐子「あ、そ、そっか.....」
あこ「もー!りんりんは可愛いなー!」
亜蘭「あぁ、そうだな。」
燐子「うぅ......///」
燐子さんは顔を真っ赤にしている
うん、可愛いな
勘違いで嫉妬しているところもなんと愛らしいんだ
亜蘭「それでは、俺はそろそろ部屋に戻ります。」
燐子「あ、うん......」
亜蘭「また、後で来ます。何なら、夕食などいかがでしょうか?」
リサ「マジで!賀川さんの料理、美味しいから食べたいなー!」
亜蘭「分かりました。それでは、雫にそのように言っておきます。それでは。」
俺は軽く挨拶をし、部屋を出た
その後は雫にRoseliaの皆さんの夕食を用意するよう頼み
自室に戻り、業務に取り掛かった
__________________
2時間後、俺は一通りの業務を片付けた
基本的には谷戸やメイドが仕事をしてくれてるから、俺がすることは少ない
優秀な者たちが周りがいて、大助かりだ
亜蘭(さて。)
Roseliaの練習もそろそろ終わる頃だろう
取り合えず、練習部屋に行くとしよう
雫の準備も終わっているか分からないし、皆さんが空腹とは限らない
練習後のフィードバックの時間もあるだろう
亜蘭「皆さん、入ってもよろしいですか?」
友希那「良いわよ。」
亜蘭「それでは、失礼します。」
俺はそう言い、扉を開け、部屋に入った
どうやら、練習は終わっているようだ
燐子「あ、亜蘭君.....!?」
亜蘭「?」
部屋に入ると、燐子さんは慌てたような声を上げた
どうしたんだだろうか?
何か不都合でもあったのか?
亜蘭「失礼しますね。」
燐子「う、うん......」
取り合えず、俺はいつも通り、燐子さんの隣に座った
だが、燐子さんは少しずつ距離を取ってる
な、なんでだろうか
亜蘭「ど、どうかしましたか?」
燐子「い、いえ......なんでも......」
亜蘭「なければ、なぜ距離を?」
紗夜「乙女心と言うものですよ?」
亜蘭「え?」
氷川さんにそう言われ、俺は少し考えた
乙女心......?
それとこれに、何の関係が?
リサ「あはは~、四宮君も人間らしいところあるね~。」
亜蘭「......?」
あこ「流石の四宮さんも完璧じゃないですからね~。」
本当に分からない
どうしたものだろうか
リサ「燐子ー?これから先、何年も一緒にいるんだし、ちゃんと言っといたほうがいいよー?」
燐子「で、でも......///」
亜蘭「俺も一応、聞いておきたいですね。燐子さんのことはもっと知りたいですし。」
燐子「あ、あう......っ///」
燐子さんの顔が真っ赤だ
本当に、どうしたというのだろう
そこまで重要な事柄なのか?
燐子「え、えっと、その......///練習でたくさん汗かいて、シャワーもまだだから、汗のにおい、するから......恥ずかしい.......///」
亜蘭「え?そんなことですか?」
燐子「す、好きな人には、そう言う部分は見せたくないの......!///あ、亜蘭君に、臭いとか思われたら、生きていけない......///」
亜蘭「特に思わないですが。いつも通りというか。」
燐子「い、いつも汗臭いの......!?///」
亜蘭「いえ、良い匂いがしますよ。」
まぁ、別にどんなにおいでも関係ないが
だが、本人が気にしていることだ
俺がどうこういうのも違うだろう
亜蘭「なら、シャワーでも浴びてこられてはいかがでしょうか?」
リサ「着替えあるの?」
亜蘭「はい。燐子さん、よくここに泊まりに来られるので、俺が買っておきました。」
燐子「そうなの......!?」
燐子さんがいつも着てる服を記録し、それを買ってきた
本当ならオーダーメイドで作りたいところだが、それでは落ち着かないだろう
いつも着ている服で安心してもらえるようにした
亜蘭「メイドに着替えを用意させますので、どうぞ。」
燐子「う、うん、行ってきます.....!」
燐子さんはそう言い、席を立った
やはり、まだまだ燐子さんについては知らないことが多いな
もっと、理解を深めなければ
紗夜「幸せそうですね。」
亜蘭「えぇ、この上なく。」
リサ「ほんとに燐子のこと好きだよねー。」
亜蘭「もちろん、愛しています。」
俺に燐子さん以外は考えられない
あんなに素晴らしい女性はそうはいないからな
本当に出会えてよかったと思っている
あこ「じゃあさ、りんりんの好きな所教えてよ!」
亜蘭「いいぞ。まず、燐子さんはしっかりと自分の意思をもっていて、苦手なことも克服しようと努力するんだ。でも、他人には優しく、悪人にすら優しくしてしまう。その危うい部分も守りたくなって__」
それからしばらく、燐子さんの好きな所について語った
性格、容姿、エピソード
話すところはいくらでもある
全てをまとめると、燐子さんは可愛くて、性格もいい、素晴らしい女性だということだ
亜蘭「__こんなところですね。」
友希那、リサ、あこ、紗夜(甘すぎる......)
亜蘭「どうかしましたか?」
雫「亜蘭。ここにいるの?」
俺がすべて話し終えると、雫が部屋に入ってきた
恐らく、夕食の準備が整ったのだろう
ベストタイミングだ
雫「夕食の準備できたよ。皆おいで。」
紗夜「ち、ちなみに、メニューの方は?」
雫「麻婆豆腐。中華にもこだわりがあってね、得意料理。」
友希那、紗夜、リサ、あこ「ありがとうございます!!!」
雫「え?どういたしまして?(どうしたんだろう?)
亜蘭「俺は燐子さんと一緒に行くよ。皆さんを案内してくれ。(皆さん、麻婆豆腐が好きなのか?)」
雫「うん。分かった。」
そんな会話の後、雫とRoseliaの皆さんは部屋を出て、ダイニングに向かった
俺はそれを見送り、燐子さんを待つことにした
それから数分後、燐子さんがシャワールームから戻ってきて
談笑しつつ、一緒にダイニングまで移動した