本当に欲しいもの   作:火の車

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占い

 休憩に時間に入り、俺は燐子さんと校内を回っている

 

 今回は羽丘も同時に文化祭をしているらしいし、そっちにも行ってみたいな

 

 Roseliaの皆さんもいるし

 

亜蘭「さて、どこに行きましょうか。何か気になる出し物はありますか?」

燐子「うーん......食事はもういいから、それ以外がいいかも。」

亜蘭「確かにそうですね。では、その条件で探しましょう。」

 

 と言っても、何がいいのだろうか?

 

 燐子さんはホラーが苦手のようだし、お化け屋敷はよくないな

 

 そうなると、どこに行くべきか

 

燐子「あっ。」

亜蘭「どうかしましたか?」

燐子「あれ、行ってみたい......!」

亜蘭「あれは......」

 

 黒いカーテンで覆われ、怪しい雰囲気の出し物

 

 紫色の看板に「占いの教室」と書いてある

 

 なるほど、燐子さんはこういうのに興味があるのか

 

亜蘭「いいですね。行ってみましょうか。」

燐子「うん......!(亜蘭君との相性とか、見れるのかな......!)」

 

 俺と燐子さんはその教室の方に歩いた

 

 占い云々は初めてだが

 

 どういうことをするのだろうか

 

 面白そうだな

__________________

 

 “燐子”

 

 教室に入ると、なんだか異様な雰囲気だった

 

 なんだか、教室っぽくない

 

 ここまで準備するなんて、すごい......

 

?「よくぞいらっしゃいました。ようこそ、占いの教室__うわ、まぶし!」

亜蘭、燐子「?」

?「あ、いえ、どうぞ、向かいの椅子へ......(な、なんで亜蘭様と生徒会長が!?まぶしすぎてビックリした......)」

亜蘭(今、思い切り素が出たな。)

 

 今、まぶしいって言ったよね?

 

 あっ、亜蘭君がいたからか

 

 この暗い空間に居たら、亜蘭君は眩しいよね

 

?「お二人はどのような占いをご所望で?」

亜蘭「そうですね......燐子さんは何か、気になることはありますか?」

燐子「わ、私たちの相性......とか......///」

亜蘭「あ、いいですね。」

?「分かりました。(尊い......)」

 

 そう言うと、占い師の人が水晶に意識を集中させたのが分かった

 

 こういう感じなんだ

 

 占いの本とか読んだことあるけど、これはそれらとは違う

 

?「......ほう。」

亜蘭「結果が出たんですか?」

?「はい。それでは、お二人の相性についてですが......」

燐子(ゴクリッ)

?「最高です!まるで、最初からこうなると決まっていたような、運命的です!」

亜蘭「ふむ。」

燐子(パァァァァ)

?(まぶし!生徒会長が!)

 

 すごく嬉しい

 

 運命的だって......!

 

?「亜蘭様?過去に生徒会長に会われた、もしくは見かけられたことがありますね?」」

亜蘭「!」

燐子「え?」

?「具体的な場所までは分かりませんが、会っているのは確実です。どうですか?」

 

 亜蘭君は目を見開いてる

 

 本気で驚いてるみたい

 

 ていうことは、本当に会ったことがあるの?

 

亜蘭「いやはや驚いた。占い師とは魔法使いでもあったんですね。」

?「大当たりのようですね。」

燐子「え?い、いつ......?」

亜蘭「俺が瑠唯と一緒にいた時くらいです。とあるピアノの発表会で偶然。と、瑠唯に教えられました。」

燐子「そ、そうだったんだ。」

 

 自覚はなかったけど、そんな昔に......

 

 そう言えば、あの日、運命を信じますかって聞かれたっけ

 

 あれってそう言う意味だったんだ

 

?「ちなみに、未来でもお二人は幸せになると思います。はっきりとは見えませんが、多分、お子さんは3人ほどかと。」

燐子「!?///」

亜蘭「そんなことまで!?」

燐子(あ、亜蘭君との、こ、子ども......///)

 

 きっと、可愛いんだろうなぁ......

 

 男の子でも女の子でも、美人って感じで

 

 それで......

 

亜蘭「__燐子さん?」

燐子「ふぇ......?///ど、どうしましたか......?///」

亜蘭「ボーっとしていたので。」

燐子「だ、大丈夫だよ......///その、ちょっと考え事をしてただけだから......///」

 

 つ、つい妄想しちゃった

 

 流石にまだ早いよね......

 

 そういうことはせめて、卒業してからで......

 

亜蘭「ふむ、結婚か......」

燐子「亜蘭君......!?///」

亜蘭「いずれ、考えるべきことでした。外野を黙らせるために。」

燐子「!」

 

 亜蘭君が真剣な表情をしてる

 

 そうだ、亜蘭君は私以外にとっても特別な存在

 

 私みたいな普通の人間が一緒にいるのを、気に入らない人たちもいるんだ

 

 私自身も、そう言う事言われたことあるし

 

亜蘭「まぁ、この話は後に。」

燐子「そ、そうだね。」

?「少なくとも、私や、この学校の生徒のほとんどはお二人を応援していますよ。亜蘭様も生徒会長も、私たちの目の保養ですから。」

亜蘭「そうですか。ありがとうございます。(め、目の保養......?)」

燐子「あ、ありがとうございます。(目の保養.......?)」

 

 そんな会話の後、私と亜蘭君は教室を出た

 

 それからしばらく、亜蘭君は真剣な表情のままだったけど

 

 「折角だから、文化祭を楽しみましょう」って言って

 

 すぐにいつもの優しい表情に戻った

 

 

 

 

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