まず初めに、始めまして。
今回はプリズマ☆イリヤことプリヤの日常編を二次創作してみようかと思いました。
まあ、今回はまず説明会的なのです。
まず第一にこの話は完全に本編無視の日常をぶっ込んだだけです。戦闘やらシリアスは何処かにすっ飛ばしたのでお許しを。なので作者の妄想をお許しください。
次に作者はかなりの未熟者です。下手な文になっても温かく見守ってくれると助かります。
時系列がバラバラになったりしますが、内容が思いつきのため目を瞑ってください。
話はいくつかのものに分けられます。
・イリヤ編
イリヤと士郎のイチャイチャ? しそうな話です。
・美遊編
こちらは美遊とイリヤ世界の士郎のイチャイチャ? しそうな話です。
・クロエ編
他のよりイチャイチャが激しそうな話です。
・百合編
イリヤ、美遊、クロエのイチャイチャ? した話です。
・三姉妹編
イリヤ、美遊、クロエの三人と士郎のイチャイチャしたりしなかったらする話です。
基本的にこの五種類を中心にやってきます。
最後に、この話は不定期に更新します。
そこの所もよろしくお願いします。
さて、文字数がかなり余ったので、短編を書きました。
三姉妹編 (かき氷)
夏休みの真っ最中、イリヤ達は美遊の家、もといエーデルフェルト家でくつろいでいた。いや、ぐうだらしていた。
「あづい〜、美遊〜この部屋冷房動いてる〜?」
完全に暑さに負けたイリヤが美遊の部屋で机に平伏していた。
「イリヤ、この部屋も屋敷自体も冷房は付けてる。それでもこの暑さは凌げない」
「それにしたって限度があるじゃない! この暑さは異常よ!?」
しかし、冷房が付いてる割にあまり意味をなさず、部屋は暑くなる一方だった。
あまりの暑さにクロの我慢が限界に達した。
そこへ扉からノックがした。
「? ルヴィアさん達ならさっき協会に連絡がどうとかで部屋に篭ってなかった?」
「よね。ならあの執事?」
「オーギュストさんも今は休憩中だったはず……一体誰だろう……」
美遊が扉に近づいて誰か尋ねている。すると返ってきた声に三人が驚いた。
「どちら様ですか?」
「ん? ああ、俺だけど……イリヤとクロいるかな?」
「!! し、士郎さん!?」
「「お兄ちゃん!?」」
だらけていたイリヤとクロが一瞬で目を覚ます。
「い、イリヤとクロなら居ます。どうぞ中に……」
「あ、ありがとう。美遊ちゃん」
士郎は一言礼を言いながら美遊の頭を撫でた。美遊も嬉しそうに頬を赤くするが、士郎の手に持っている箱に目を奪われた。
「お、お兄ちゃん? その手に持ってるのって……」
「ん? ああ、これか。これはだな……」
そう言って士郎は箱を解いてく。
そうして中から出てきたのは──
「「「か、かき氷機!?」」」
「そ、かき氷の機械だ。イリヤ達の事だから暑い暑い言って涼しい部屋でだらけようと思っただろ?」
その言葉の後、一瞬イリヤとクロが目を逸らした。それを見た士郎は「やっぱり……」と思いながら持ってきたものの準備をする。
「だからこれの出番だ。ちょうどルヴィアから伝言で「つい先程、突然暴れ出した野蛮人が屋敷の冷房を壊してしまったので、シェロにはあの子達の為に冷たいものを用意して欲しいのです。あ、あと出来れば私にも……」って言ってたからさ」
そうして出されたのがかき氷機だった。
可愛らしいペンギンの形をしたそれは今のイリヤ達にとって救いの手だった。
「やったー! かき氷だー!! わたしいちごー!」
「あっ! クロずるい! お兄ちゃん! わたしもいちご!」
「はいはい、今から作るから待ってろよ〜っと、美遊ちゃんはどうする?」
「ぁ、じゃあわたしはメロンで……」
「あいよ、じゃあ、少しだけ待っててな」
士郎はそう言うと、一緒に持ってきたクーラーボックスから氷を取り出した。そして氷を削っていく。
そうして一皿目。刻まれた氷達の上にイリヤのいちごシロップがかけられた。
「わぁーい! ありがとうお兄ちゃん!!」
「急いで食べるなよー」
イリヤは喜びながら食べ始めた。
その数秒後にはクロと美遊のかき氷も出来上がっていた。
「いやったー! お兄ちゃんありがとう!!」
「ありがとうございます。士郎さん」
「いえいえ、こちらこそどうもありがとう」
三人はそれぞれ食べ進めていく。途中イリヤがクロによっていちごミルクのシロップを追加でかけられてより甘くなったり、イリヤとクロの早食い対決も始まったりと、楽しく過ごしていた。
「そういえばさっきのルヴィアの話ってあれ、凛のことよね〜」
「凛さん……また耐えられなくて私の部屋に突撃なんて無いよね?」
「流石にそれは無いと思うけど……否定は出来ない」
過去にはルヴィアの仕打ちに耐えきれず、イリヤの部屋に突撃した事もあり、あの時は窓から入ってきた為、
割れた窓の修理が大変だったらしい。
二人の心配をしていると、美遊は士郎が何処か居心地が悪そうに見えた。
「士郎さん? 体調でも悪いんですか?」
「え? ああそうじゃないんだ。ただ……」
士郎は三人を見渡す。
「こうも可愛い女の子達がこんな薄着で近くにいると我ながらいつか殺されそうで……」
「?」
薄着と言われ、イリヤ達は自分達の格好をもう一度見た。
イリヤは肩が出ているシャツに短いスカート。
美遊は屋敷でよく着るメイド服(夏バージョン)
そしてクロはというと……
「特にクロはその、何かしらもう一枚着てくれないか?」
ショートパンツにその上は肌着だけとも言えそうな服。少し動けば胸が見えてしまいそうになる。
「……!」
それを聞いたクロはお皿を持って席を立ち、士郎の隣に座って──
「はい、お兄ちゃん♪ あーん」
「ちょっ!? クロ!?」
余ってるかき氷を集めて、士郎の口に運ぶ。満面の笑みで差し出された為、士郎も簡単には断れない!
しかしそこへ──
「さ、せ、る、かー!!」
「え? 〜〜〜〜!!!!」
イリヤの渾身の自虐によって防がれた。
もっとも、イリヤが足の小指を机の角にぶつけた為、両者ノックアウトになった。
「い、イリヤ!? クロまで!?」
「い、イリヤ……」
「〜〜〜!!! だ、だいじょぅぶ……」
「大丈夫な訳あるか! ほら、見せろ」
すると今度はイリヤの顔が真っ赤になって飛び引いた。
「だだた、大丈夫だから! うん! ホントに大丈夫! あ、アハハ……」
「? まあ、本人がそう言うなら……クロはどうだ?」
先程まで痛がって黙っていたクロが士郎に抱きついてきた!!
「おにぃちゃん……介抱して?」
「「「!!??」」」
クロはそのまま士郎の唇を奪おうと口を近づけた。
流石にイリヤも先程の痛みが残っており、誰もクロを止めれないでいた。
しかしその瞬間──!
「ただいま〜美遊〜少し匿ってほしいんだ、け、ど……」
部屋の扉が開き、そこから元凶とも言えそうな凛が美遊の部屋にやってきて、この状況である。
「……」
「…………」
凛とクロの沈黙。
そして直ぐに……
「こらクロ!! アンタって奴はー!! あ、衛宮くん。こんにちは。待ちなさーい!!!」
「やば、これは逃げなきゃ! じゃあねお兄ちゃん! かき氷ありがとー!!」
まるで嵐のように二人は消えていった。
「「「…………」」」
部屋に取り残された三人は忘れようとかき氷を食べ始めた。