プリズマ☆イリヤ 日常の話   作:sーk

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すこし早いですがホワイトデー編です!
今回は士郎がメイン!


ホワイトデー

 ホワイトデー前日

 士郎は悩んでいた。机に雑誌を並べて。

 

「あら? 士郎、何を悩んでるの?」

「ん? ああ、バレンタインのお返しだよ。先月イリヤ達から貰ったから。あと遠坂やルヴィアにも何かあげようかと」

 

 そこへアイリがやってきた。

 机に目をやると、ホワイトデーに作るものなどが載っている雑誌だった。

 

「まあ! 士郎ったらモテモテね〜。けど遠坂さんたちにもあげるでしょ? 私の息子はいつから女たらしになったのかしら?」

「その息子に対する評価が酷くないか!? けど、遠坂たちにはいつもイリヤやクロがお世話になってるからな。そのお礼かな」

 

 そう言うと士郎は読んでた雑誌を閉じ、台所に向かう。それでテキパキと準備をする。

 

「それじゃあ俺は今から作るよ。母さんはどうするんだ?」

「ん〜、士郎の作ったやつの味見でもしようかしら。そうだ! なんなら手伝っちゃおうか?」

「いや、いい。母さんは座っててくれ……」

 

 士郎は幼い時に一度食べたアイリの食事を思い出し、遠い目をして言った。

 その時のアイリの作ったものは切嗣からも止められる程らしい。

 

「そう? ならセラでも捕まえてゲームをしましょうか!」

 

 そう言うとアイリはセラのいる庭に向かい、ついでに居たリズも連行して行った。士郎は心の中で合掌しておいた。

 

 

 

「よし、あとはオーブンで、と」

 

 士郎が生地をオーブンに入れ、焼き始める。するとアイリたちのほうもひと段落したようで、セラの嘆きとアイリの笑い声が聞こえていた。

 

「母さんー? あと焼くだけだけどー」

「だそうよセラ、リズも。あと一回やったら士郎の所へ行きましょ?」

「な、あ、あと一回……」

「セラーそこのお菓子とってー」

 

 膝から砕け落ちるセラにリズは容赦無くパシるのであった。

 士郎は焼き上がる間をどうしようか悩んで、冷蔵庫を漁っていた。するとその中からある事を閃いた。

 

「そうだな、これも作ろう」

 

 そう言うと新たなお返しが追加されることになった。

 

 

 

 

 

 翌日、ホワイトデー当日

 士郎は学校で遠坂とルヴィアに作ったお菓子の少々を渡した。何故か遠坂は顔を赤くして怒ったように見えたが、結局最後は受け取ってくれた。

 ルヴィアはルヴィアで突然結婚とか言い出していたからややこしくなる前に走って逃げた。

 そして下校前には一成に会って遠坂とルヴィアのことで脅迫されてないかなど聞かれた。

 そうして家に着いた。

 

「はあ、色々あったけどここからだな」

 

 そう言うと士郎は作ったお菓子を並べ始めた。

 

 

 学校の終わったイリヤ、クロ、美遊は士郎に呼ばれてリビングに向かった。

 

「お兄ちゃんが呼ぶってことはアレだよね? アレでいいんだよね!?」

「まだ分からないのにテンション高いわね〜イリヤ。まあ、今日に呼び出しってそれしかないんでしょうけど」

「そう言うクロも若干歩くのが早い。期待してる」

「そりゃあするわよ。なんたってお兄ちゃんのお、か、え、し、だものね〜」

 

 クロは更にスキップ気味で家へと急いだ。

 家に着くと、三人は荷物を持ったままリビングに向かった。するとテーブルの上にはクッキーやカップケーキが並べられていた。

 

「あ、おかえり。三人とも」

「ただいまー!」

「お兄ちゃんー!」

「お邪魔します。士郎さん」

 

 イリヤとクロは荷物を投げて士郎に飛びついた。美遊は荷物を置いてイリヤたちを少し羨ましそうに見ていた。

 

「お、落ち着けイリヤ、クロ。まずは椅子に座ってくれ」

 

 もっとくっついていたいがそれでお返しがお預けは嫌らしい。

 

「さて、三人とも先月はありがとな。どれも美味しかったよ。だから今日はお返しとして、ここにあるお菓子を俺が作ったぞ!」

 

 ドーンと胸を張る士郎。しかしイリヤとクロは既にクッキーを食べていた。

 

「ん〜!! これいつもより美味しく感じる〜!」

「こっちはココア味? それでも苦すぎなくて美味しいわ!」

「あはは……ま、美味しく食べてるならいいかな?」

 

 苦笑いしつつも、美味しそうに食べてくれるのを見て士郎は嬉しい気持ちになった。

 すると美遊が士郎の袖をグイグイと引っ張っていた。

 

「ん? どうかした? 美遊ちゃん」

「士郎さん、あの……今日はありがとうございます。とても美味しいです」

 

 と、満面の笑みで言ってくれた。

 するとイリヤたちが……

 

「美遊がお兄ちゃんを堕とそうとした〜!!」

「美遊とお兄ちゃん……和風カップルとして成り立ちそうね……!」

「!!!???」

「な、なな、なに言ってんだ!?」

 

 突然の発言に美遊も士郎も困惑せずにはいられなかった。しかもそこへ……

 

「美遊ちゃんと士郎がくっつく!?」

「士郎!? また貴方という人は!!」

「ん〜? 士郎がロリコン〜?」

 

 アイリにセラにリズ。三人の参加によってリビングが混沌と化していた。

 

「な、なんでさぁああああああああ!!!!」

 

 その日の夕方、冬木市には謎の声が響いて一時期の話題になったそうだ。

 

 

 その後、学校に行くと、何故か金ピカの袋に入れられたチョコが机の上に置いてあった。遠坂からは出会い頭にチョコを投げつけられた。

 一成に出会うと「お前は偶には休め。そして嫌なことがあるなら相談するぞ」と言われた士郎だったのだ。

 

 

 




士郎がメインと言いつつも最後に美遊が攻めてしまった。
こういうこともプリヤならあってもいいですよね!
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