「死に至るガバ(大嘘)、そして」なRTA 、はーじまーるよー!
今回は日向華々莉を何とかだまくらかしたところから。
前回のガバライブ!
『すずね』ルートに入った走者を待っていたのは、佳奈美ちゃんが裏切ったというお知らせ。
ホモ「私の輝かしい、チャート構築が!?」
チャート崩壊を阻止するためには、離反した佳奈美ちゃんを迎え撃つしかない。
そこで私は、彼女の事は切り捨てて、別ルートを模索する事にしたの。
でも……
よばん「佳奈美ちゃんの事、見捨てちゃうの……?」
あやせ「私はどっちでもいいけど」
それでも私、佳奈美ちゃんのために何かしたい。諦めきれない! 私、やっぱりやる!
という訳で『チャートは進行する』『佳奈美ちゃんも守る』「両方」やる覚悟を決めた走者。
そんなこんなで組み上げられた作戦が、以下の通りでした。
まず姉妹とよばんちゃんからSGを預かり、圏外になる100m手前まで移動します。
そして佳奈美ちゃん&華々莉がホテルに乱入し、
良きタイミングが訪れたら、裏人格のルカさんから念話を貰い、2人のSGを圏外に置いて意識を絶つ事で暗示を解除。
この際、よばんちゃんに作って貰った偽ジェムをルカさんの氷魔法で細工して砕き、2人の死を偽装します。
それらが済んだらルカさんと引き続き連絡し、華々莉たちが撤退していない事を確認しつつ現場に急行!(所要時間数分)(クソ雑魚走力)
ホテルに到着しポジションが確定したら、佳奈美ちゃんだけに念話を送りつけてホモの存在を感知させ、華々莉の片腕ごとブッた切って貰います。
相当に凝った暗示でない限り、暗示にかかったキャラクターは直線的な行動しかしないので、誘導は容易です。
直後、華々莉はホモに暗示をかけ 死 亡 確 認 をしてきますが、カスがそんなモン効かねえんだよ(無敵)(精神MAX)
直接華々莉のSGをスっても良いのですが、警戒されている以上、成功率はダダ下がりで安定しません。
今回はただでさえガバっている都合、なるべく運が絡まない手を選んだ形です。
ここで華々莉の片腕を巻き込んだ意図についてですが、それは後ほど。
さて、走者陣営の身を隠す用意をしつつ、華々莉を退散させるだけなら、以上の作戦で十分でした。
しかし今回はチームメンバーに良識派のよばんちゃんが居る以上、佳奈美ちゃんを見捨てるルートは取りたくありません。
よって、もう1つ小細工をツッコんでおきました。
それがコチラの……
切り掛かってきた佳奈美ちゃんのSGをスりつつ、よばんちゃんに製作して貰ったコイツを取り付ける事で、あたかも佳奈美ちゃんが魔女化したかのように演出しました。
魔女モドキは普通の人間にも使用可能な手前、魔法少女が変貌させられても魔力消費がありません。
また万一魔女モドキが打倒されても、当たりどころが悪くなければ中の人にはダメージが入りません。
魔女化の防止、SG破損の予防を両立できるので、ただ生命を繋ぐだけならば中々優秀なシロモノです。
当然ながら魔女モドキ化すると任意操作をほぼ受け付けなくなるので、パーティメンバーには使いたくないアイテムですがね。
華々莉としても、役目が終わり、しかも魔女化で扱いづらくなった佳奈美ちゃんを連れ回す理由は無いハズ。
恐らくこの場で佳奈美ちゃんを手放してくれる事でしょう。
後は姉妹とよばんちゃんを蘇生して、彼女を正気に戻すだけです。
以上、NNK姉貴からパクッた死んだフリ作戦でした。
「パクるな」と言われても、すずね勢がこんな策に引っかかる奴ばっかなのが悪い(暴論)
それにRTA的にも、ここで死んだフリ作戦を採用する意義は確かにあります。
『すずね』本編において、華々莉は鈴音ちゃんを精神的に追い詰める為、ある取引をしていました。
それはQBと結んだ第二の契約「鈴音・華々莉から生じる利益を超えない限り、魔法少女殺害を容認する」。
これは本作でもフラグという形でしっかり再現されており、
結果、QBが華々莉に催促しに現れ、ストーリーが強制進行するという訳です。
まあ実際のところは誰も死んでないのでホモが裏から手を回したんだがな!
ここら辺の自由度は『マギレコ』ルートの欠点でもありますが、同時に魅力でもありますね。
インキュベーター的にも、これ以上の脱落ナシで事態を収束できるなら乗らない手は無いという事か、こういった交渉は基本的に上手くいきます。
交渉には本来ある程度の知力が必須になりますが、こういった成功率の高い交渉の場合はそうでもないので、それを見越して知力にはステを振らなかったのです(結果論)
解説も終わった所で今後の動きですが、ここで片腕切断の理由をお話しします。
単純にその方が撤退率が上がる、というのもありますが、それ以上に重要な点が1つ。
今回の作戦目標は「日向華々莉を追い払う」事。
そう、華々莉とは再戦の必要があるのです。
ストーリーを強制進行させた事もあり、日数の余裕もナッシング。
今夜辺りには決戦の火蓋が落とされる事になるでしょう。
それに計算し直したら『おりこ』ルート開始まであと1日しかないし(小声)
そんな訳で、華々莉の戦力ダウンも図っておきたかったのです。
華々莉が使う暗示魔法は、劇中描写からも分かる通り、基本的に掌から出力されます。
ですから利き腕を落としてやれば、魔法の命中率もグッと下がり、華々莉との戦闘を有利に運びやすくなるのですね。
よって残った仕事はあと1つ「日向華々莉を仕留める事」!
居場所は鈴音ちゃんを見つければ逆説的に探知できるので、難しい事はありません。
鈴音vs華々莉の決戦場に乗り込んで、双方疲れきった所を美味しく頂くって寸法よ!(三下ムーブ)
……という訳なんで、早く華々莉にはどっか行って欲しいんですが?(床ペロ状態)
こんな死体が転がるだけのホテルに何の用があるんです?
もうする事無いでしょ……?
何 で こ ん な 場 面 写 す 必 要 が あ る ん で す か ?
「……あはっ。イイコト思いついちゃったぁ」
えっ。
「佳奈美ちゃんも……鈴音ちゃんに復讐、したいよねぇ?」
「……連れて行ってあげる」
あっ(察し)、ふーん。
華々莉のヤツ、魔女った佳奈美ちゃんを連れて行っちゃいましたね。
そっかあ、そういう事するんだぁ。
ふーん(半ギレ)
■■■
「キリサキさん」から逃れたあの後、私たちはチームで話し合った。
今後私たちはどう動き、「キリサキさん」に対処すべきか。
いくらかの意見交換の後、詩音千里の主導の下、結局は以下の方針がまとまった。
「暫くの間パトロールはせず、放課後は可能な限りチーム全員で過ごす事」。
これは「キリサキさん」から身を守る為だけでなく、最近は魔女が減っていたという事情も込みでの判断だった。
リソースが確保できない以上、万一に備え力を温存しようという事だろう。
成見亜里紗はこの方針に不服なようだったが、「無策で引きこもる訳ではない、直接探す以外にも出来る事はある筈だ」と詩音千里に説得され、一応は合意となった。
私もその時の判断には、特に異論を持たなかった。
ただその「出来る事」というのが───私の過去に触れる可能性を示唆していれば、反応は違ったかも知れないが。
「もし良ければ……私たちの願いについて、話してみない?」
翌朝、詩音千里はそんな話を持ちかけてきた。
彼女に曰く、放課後に集まる際、予定していた事はいくつかあった。
「キリサキさん」の情報を、安全な手段で収集する事。
他の魔法少女に出会ったら、「キリサキさん」の危険性を伝える事。
そしてチームの結束を高める為に、互いについて知っておく事。
確かにそれらの行いは、事後対策としては申し分無いものだろう。
戦いの前には情報が要るし、それは敵についてに限らない。
背中を預ける仲ならば、可能な限り互いを知っていた方が良い。
そして「そこまで親しくなれていないから、私は聞くだけにさせて欲しい」と言えば、受け入れてくれる配慮もあった。
彼女は間違いなく、リーダーに必要な資質を意識し、それを実践していたと言えるだろう。
だから私の
これは私の失敗だ。
ただ私が一方的に、彼女達の話を聞く事すら、きっとすべきで無かったのだ。
放課後がやって来て、賑わいのある街のカフェにて、その催しは行われた。
日向茉莉に聞く所、ここは結構な頻度で利用する、チームお気に入りの場所だと言う。
店員にもすっかり顔を覚えられており、空いている時は奥の席を取っておいて貰えるそうだ。
「でもアソコ、4人席なんだよね。
日向茉莉は既に出かかったその言葉を、苦い顔をして飲み込んだ。
そう、4人だ。
かつて彼女たちは4人組で、そして私が増えた今でさえ、4人なのだ。
既にこと切れていた彼女について、私たちはどうする事もできなかった。
私が今ここに立っているのは、あの路地で彼女を見捨て、彼女の居場所を奪ったからだ。
日向茉莉に悪気は無いだろう。
今まで通りの日常ならば、その発言には何の問題も無かったのだから。
「2人とも、暗い顔はそこまで! 今は仲良くなる為の時間よ?」
暗い空気の私たちの間に、割って入る詩音千里。
私たちは彼女に押され、席の奥へと追いやられる。
明るすぎる程のその様は、付き合いの短い私から見ても、彼女らしいとは思えなかった。
日向茉莉も成見亜里沙も、こんな事態は珍しいのか、ぎこちなさそうな雰囲気だ。
こんな有様では仲良くなるも何もない、と思わないでもなかったのだが、結果としては逆だった。
そのぎこちなさが功奏してか、皆饒舌になったのだ。
……どういう訳か、私も含めて。
最近の出来事といった軽い話から、将来の夢といった重大な話題まで。
そしてその会話の流れで、その時は訪れた。
「……そろそろ、いい時間になってきたみたいね?」
詩音千里は時計を見ると、一呼吸置いて本題に入ろうとする。
そして話を始めようとして……それを遮る者が一人。
「あのさ、アタシに先陣切らせてくんない? 昨日はちょっと……噛みついちゃったし」
声の主、成見亜里紗はドリンクを一気に飲み干し、笑って続けた。
「多分この中じゃ、アタシが一番下らない願いだから。ハードル低い方が話しやすいでしょ?」
それを否定する声は無い。
ただそれは「下らない」という発言に同意だからでは無いだろう。
恐らく残り2人は既に、彼女の願いを知っている。
それに対する本人の想いも分かった上で、彼女の主張を尊重したのだ。
「アタシはね、ムカつくヤツをぶん殴る力を願ったの。その力で……イジメられてた自分を、変えたかった」
成見亜里紗は淡々と、落ち着き払ってそう語る。
恥じるでも誇るでもないその様は、「下らない」事を話す素振りでは決してない。
その願いの内容も、「自分を変える為の力」ときている。
それを成す手段はともかくとしても、自らの弱さを認め、改善しようとするその想いは、疑いなく立派なものの筈だ。
単に
「ま、結局1人じゃ『心の弱さ』みたいなのは変わらなくてさ。イジメられなくなったって、孤立してるのには変わりなかった。今の私があるのは……」
そう言いながら、彼女は隣の詩音千里を抱き寄せる。
「千里が会わせてくれた皆と、一緒に過ごした結果ってワケ……ハイこれで終わり! さっさと次行って!」
照れ臭そうな成見亜里紗と、それを無言で受け入れる2人。
この様子を見ただけで、彼女達の結束は分かるだろう。
「例え道を間違えても、連れ戻してくれる者がいる」。
その信頼が彼女達の支えであり、そして強さの源でもある。
たった1人で戦う私とは、全く別の人間なのだ。
……果たして今の私は、正しい道に居るのだろうか。
仮に間違いだったとしたら、連れ戻してくれる者は、居るのだろうか。
「じゃあ次……茉莉が話しても、いいかな?」
沈みかけた私をよそに、続けて名乗りを挙げたのは、落ち着かない様子の日向茉莉。
彼女はやたら真剣な目で、まっすぐ私を見つめている。
何故か私はその表情を、初めて見たとは思えなかった。
謎の既視感が拭えないまま、日向茉莉は更に続ける。
「なんだかこの話は、鈴音ちゃんにはしなくちゃいけない気がするの」
そう、使命感のようなものを吐露する彼女。
どうやら、何か重大な事を彼女はかつて願ったらしい。
残る2人も彼女の願いは初めて聞くのか、少しばかり前のめっているのが分かる。
しかし、私はその話を……日向茉莉の願いの話を、はるか昔に、聞いたような。
朧げな記憶を辿りながら、彼女の語りを待つ私。
私の記憶が正しければ、私はそれを知っている。
明らかに間違ったこの記憶が、その答えを既に知らせている。
なんだ。なんだ、この記憶は?
いやきっと思い違いだ、と私の理性が語りかける。
いやこれこそが真実だ、と私の本能が訴える。
その感情の相克の中、日向茉莉の口が開き、その答えは示された。
「茉莉はね、茉莉は目が───」
「はぁい、仲良しゴッコはおーしまい」