魔法少女が出て殺す!(仮死状態)なRTA、はーじまーるよー。
今回はユウリ様の救助(?)に成功して寝たところから。
おはよーございまーーーーす!!(AM5:00)
魔法少女に睡眠なんか必要ねぇんだよ!
実際現時点ではそもそもHP最大値が少ないので、2時間半も眠ればばっちり全快してくれます。
リアルならもうちょっと寝ていたいところですが、悲しいけどこれ、RTAなのよね!
では早速仕事に取りかかりましょう。
倍速で移動しながら次の仕事を解説していきます。
丁度今頃にはコールサイン・プロローグが打倒されているハズなので、お次のイベントはユウリ様襲撃……では、当然ありません。
ユウリ様は無力化され我が手中に落ちている(文字通り)ので、ユウリ様関連のイベントは全てスルー。
よって次のイベントは丁度丸1日後の朝5:00、双樹姉妹襲撃&ニコちゃん魔女化となります。
1日も空きがあるなら少しはゆとりがあるかな?と思われるかも知れませんがあまーい!(ITDJN)
聖団をナメてはいけません。
彼女達はあの
結果的にその目論見は失敗しましたが、彼女達の分析力・立案力・実行力は魔法少女界隈でも屈指のモノです。
次の課題はニコちゃんの魔女化回避な訳ですが、このまま無策でユウリ様の時のようにスリに行ったとしましょう。
その時点でホモちゃんはザ・エンドです(カチッカチッ)。
理由は2つ。
1つ目は、聖団に合流を許してしまった事。
これにより、ニコちゃんがユウリ様襲撃現場で得たホモちゃんの魔力パターンを分析し、聖団全員に共有してしまいます。
無論万全では無いので、団員に近づかなければこちらが見つかる事はありません。
しかし近づかなければスれない都合上、こちらからもだいぶ手を出しにくい状態です。
ただ、もしそれだけだったならば、聖団の進行ルート上に罠を張り、無力化してからスる等、まだやりようがありました。
ですが2つ目の理由により、ニコちゃんのSGだけは、どう足掻いても
2つ目の理由、それは相手が
彼女はその分析力・発明力に加え、厄介なものをもう一つ持っています。
固有魔法・再生成です。
この魔法のおかげで、彼女はUMK姉貴に次いで聖団中2位の手数を誇り、その頭脳と合わせて罠には罠で対抗してきます。
仮に彼女に近づく事に成功し、そのSGに触れられたとしましょう。
するとすかさず、ダイバー・ダウンに改造されたグッチョの如く、ニコちゃんの肋骨が噛みついてきて腕をへし折られます。
再生成の能力を応用して、自分自身の身体を罠に改造しているんですね。
お前精神状態おかしいよ……(恐怖)
以上2点の理由により、このまま向かっていったとしても、ホモちゃんがお亡くなりになるだけの可能性が大です。
ではどのように手を打つか?
ここに同時発生するもう一つのイベントがあるじゃろ?
これ(双樹姉妹)を、こう(囮に)して、こう(同時襲撃)じゃ。
という訳で、現在はあすなろ市周辺にいるハズの、双樹姉妹の捜索作業中なのです。
双樹姉妹があすなろ市に襲来するのは本来なら明日ですが、既に市周辺には来ています。
彼女達が聖団に接触する前にこちらに引き入れ、2人……3人?掛かりで襲っちまおうというわけです。3人に勝てるわけないだろ!
あんなPSYCHO-PASSをどう仲間に引き入れるんだという疑問が当然浮かぶでしょう。
しかし既に、彼女達を引き入れる為の条件は整っているのです。
それがこの……
他 人 の ソ ウ ル ジ ェ ム 〜(某青狸風)
彼女達は他人のSGをコレクションして宝箱に仕舞い込むという大変良い趣味()を持っており、
無論、それは相手と仲良くなる為では無く、コレクションする際のラベリング用に名前を聞く為なのですが。
どうしてこう名前を聞いてくる魔法少女は地雷女ばっかりなんだ(某銀髪の13歳を見ながら)
そういうワケで、彼女達は他人のSGを持っていても安心(?)して話しかけられる例外的存在なのです。
どころかむしろ、同じ趣味を持つ同士で話が弾むので仲間にできる可能性が上がる、という特殊仕様。
彼女達を仲間にできれば、ステータス雑魚のホモちゃんでも十分に他の魔法少女と渡り合えるようになりますし、何より「他の魔法少女を仲間にする」という行為自体が経験値の加算対象なので、将来的にホモちゃん自身の強化にも繋がるのです。
但し、彼女達を仲間にする際は(実際は1点どころでは無いですが) 1点だけご注意を。
多重人格者だからといって、彼女達の事を「1人」として扱ってはいけません。
必ず「双樹あやせ」「双樹ルカ」の「2人」として扱いましょう。
1回くらいなら見逃してくれますが、
そうこうしているウチに、見つけましたね、双樹姉妹です。
早速話しかけに……行きたい所さんですが、待て待て、焦るんじゃない。
今後のルート安定の為に、話しかける前にしておきたい事があります。
皆さんお察しかと思われますが……
スリッ
魔法少女との交渉事の際、相手のSGをスッてから話しかけると
これは試走では(結果的に無しで上手くいったので)併用しなかったテクニックなのですが、今回は安定を取ります。
どう転ぶかは
よし、じゃあ(会話)ブチ込んでやるぜ!
ヘイ、チャンネー!
これ、キミの落としモンだろぉ?(ユウリ様のSGを見せつつ)
何、違う?
おっとホントだ、こっちだったぁ〜(姉妹のSGを見せつつ)
へへへ、もう意味分かっただろ?
お前らは俺のモンになるんだヨォ!(ゲス顔)
(…………行けたか?)
【双樹あやせが 仲間に 加わった】
【双樹ルカが 仲間に 加わった】
……どうやら、上手くいったみたいです。
今の現象について、少しばかり説明をば。
先程、双樹姉妹を仲間に加えられるとうま味、と申しましたが、無視できないデメリットも有ります。
それは、AIが走者の予期せぬ行動を取る場合が多々有る事。
これはどの魔法少女でもそうなのですが、彼女達の場合は特にそれが顕著です。
パーティに加えておいてもいつの間にか居なくなっていたり、見つけたと思ったら既に救済対象を狩った後だったりと、リセポをバラまきまくる悪魔の様な挙動をしやがります。
とは言っても、彼女達はあくまでSGをパクってくるだけで誰かを死なせたりは(あまり)しないので、まだカバー可能な範疇。
気に食わねーヤツをバンバン頃しまくる某クソザコピエロよりはマシなので、試走ではそこまで気にならなかったのです。
しかし、今回は本走。
念には念を入れて、とあるテクを使っておきました。
そのテクというのが、先程の会話時のやり取り。
初対面の際に相手のSGを握りしめ、ちょちょいっと脅してやれば、とりあえずは「恐怖」という名の枷を与えてやれます。
そうしておく事で、パーティ内での独断専行を抑制できるんですね。
特に彼女達は、お互いの事が大・大・大スキな究極百合姉妹。
自分のSGならいざ知らず、相方のSGが狙われているとなれば、だいぶ言う事を聞いてくれるようになる……ハズです。
代償として、この手段でパーティに加えたキャラの好感度は最低値になるワケですが……別に今回はキャラ攻略が目的じゃないから(震え声)
今ご覧頂いているように、顔を真っ赤にして烈火の如くお怒りなので、双樹姉妹も例外では無いみたいですね。
このまま連れ回しておくといつホモちゃんがお亡くなりになるか分からないので、『かずみ』ルートを最速で終わらせ、彼女達にはSGを残して一度退場して貰う必要があります。
それまでに彼女達が反旗を翻すかどうかは、完全に乱数依存です。祈りましょう。
さて、初めての仲間作り()に成功したのでレベルアップです。
おっ、今回の経験点で精神力のステがカンストできましたね。
これは実にありがたいです。
精神力が高いとSGが濁りにくくなるだけでなく、洗脳の類に耐性が付くという実に素晴らしい恩恵が生じます。
一体何度これのおかげで
他ルートでも洗脳系の敵は『おりこ』の
そして、ホモちゃんのステータスは当面はこれで完成です。
レーダーチャートがまち針みたいだぁ……(直喩)
今後余った経験点は、何か起きた時に柔軟に対応できるよう、すぐに振らずに貯蓄しておきましょう。
万が一でも知力なんぞに振ろうものなら、いざという時に仲間の謀反から逃げきれずお陀仏です(3敗)
以上で準備は整いました。
では早速ニコちゃんを仕留めに……じゃなかった、助けに、イクゾー!
■■■
ヒュアデスだかプレイアデスだかいうアドレスから来たメールを見て、私たちはここ、あすなろ市に立ち寄っていた。
何でもここには、私たちの大好きな宝石が集まる場所があるらしいが……実際のところ、その真偽はどうでも良かった。
ただ、そのメールを寄越した相手に会ってみたかったのだ。
私たちにそんなものを寄越すという事は、私たちの趣味を知っているという事。
もしかすると、私たちと同じ趣味を持っているのかも。
もしそうなら、その子の
それだけを楽しみに、この街に来たのだけど。
「ねぇ、あなた」
耳元でささやく声がして、振り向いた。
そこにいたのは、まるで闇に融けているかのような、黒ずくめの少女。
その首元で光る漆黒の
「あなた、魔法少女ね?」
黒づくめの少女はコク、と頷くと、手に持ったものを見せてきた。
ソウルジェム。
当然、自分のものでは無いだろう。
「……ふぅん、そういう事」
どうやらこの子が、さっきのメールの相手らしい。
首元のものも手にしたものも、まるで浄化したばかりのような、一点の曇りもない輝きを放っていた。
私たちと同じ趣味って事で、間違いなさそうね。
「それで、私たちに何の御用?」
私は少し、この子に興味が湧いてきていた。
その首元の
摘み取る前にちょっとくらい、話そうかと思う程度には。
すると彼女はその手の
それは私たちが良く見知った、真紅と純白の宝石。
私たちの一番の、宝物。
それは、私たちの───
「貴様ッ……」
思わずルカが出てきて彼女に掴みかかろうとするが、それはすぐに遮られた。
「双樹あやせ。そして、双樹ルカ。
あなた達なら、この意味、分かるでしょう?」
意味。
数多のキレイな宝石を集め、自分のモノにしてきた私たちにとっての、この行為の意味。
魂そのものを宝石に変じた、魔法少女である私たちにとっての、この言葉の意味。
私たちと同じ価値観を持つ者が、相手の
呆然としてしまう私たち。
彼女の言う通り、その意味が推測できない私たちでは無い。
だが、まさかとも思ったのだ。
まさか、そんな。
私たちの理想そのままの出来事が、起きるハズが無い。
そんな混乱の渦中にいる私たちに、彼女はトドメを刺しにきた。
私たちの
「私のモノに、なって欲しい」
瞬間、私たちの身体には、火が着いたとも氷が触れたとも言えるような、奇妙な感覚が走った。
これは、つまり。
こ、こ、こくっ……
『……告白、ですね』
その上ずったルカの声で、私の炎は一気に燃え上がってしまった。
夢だった。
キレイな宝石を手にする事が。
夢だった。
真っ白なドレスを着る事が。
夢だった。
私を理解してくれる相手と出会う事が。
……夢だった。
王子さまの求愛を受け、共に生涯を過ごす事が。
そう、夢
たった今、
「……あなた、名前は?」
「モエカ。 穂波、萌香」
穂波 萌香。
それが、私たちの王子さまの名前。