ライダーウェポン使いの青春ラブコメ リメイクバージョン 作:G・himagin
蒼side
『小町が今日泊まって欲しいらしいけど大丈夫か?』
「うん♪まあ私は家の許可は居るけどね」
アメリカ支部から来たヴェルデンさんを迎え、皆が解散すると私もホンダ・CBR1000RR*1に跨り、自宅に一旦帰り、ハチ君家に泊まる許可を貰ってから出発……と、お母さんが呼び止めてきた
「なあに?」
「私も行っていい?
「あー……良いんじゃないかな、湊姉さんの許可いるけどね」
「当たり前よね」
私達が隣のハチ君のお家に行くと湊さんが少し驚いてたけど……まあ当然だよね
「あら、千鶴さん達もコッチで泊まるの?」
「ダメでした?」
「いえいえ、寧ろ食事を一緒に作ってくれる人が増えるから」
「そう言うと思って鍋必要食材一式持ってきましたよ♪」
「じゃあ今日は鍋ね、千鶴さん、作りましょうか」
「はい!」
お母さん達がキッチンに向かい、料理を始めると遅れてハチ君が家に帰ってきた
「義母さん、これ頼まれてた……って居ねえじゃん。って蒼、もう来てたのか」
「バイクで行けば早く帰れるよ?」
「あー……確かにな」
「あと湊姉さんならキッチンでお母さんと一緒に料理してるよ」
「あ、千鶴さんも来てたのか」
「うん♪」
ハチ君が湊姉さんに食材を渡すとこっちに戻ってきた
「小町ちゃんは?」
「ダチと買い物だってさ、メシまでには帰ってくるって」
「そうなんだ」
小町ちゃんともお話したかったんだけどな〜……
っと、その前に今日会ったことを報告しよう! そんな事を考えてハチ君の部屋に入ってから話を切り出すことにした
「今日アメリカ支部からリサ・ヴェルデンさんって人が来たんだ」
「アメリカ支部?」
「うん」
「アメリカかぁ……」
ハチ君がなんか難しそうな顔してる……
「アメリカ支部って何かあったの?」
「特殊医療と特殊犯罪があるのはアメリカも同じなんだが……1つの組織が今勢力を拡大していってるらしい」
「それって特犯が見つけられなかった…って事?」
「それもあるんだろうがその組織にデカいスポンサーが着いているらしいんだよな……そのスポンサーも目星は着いているんだがアジトは特定出来てない…」
……んん?その組織、私知ってるよ?
「ひょっとして
「やっぱ蒼も知ってたか、財団Xがスポンサーになった組織……
「メタルボトルは知らないけどフルボトルって言うのは知ってるよ」
「大方ファウストの技術を流用したのかもな」
「というかハチ君なんでそんな事知ってるの?」
「バグスター関係だと一応世界最高の医療が出来るって事で結構海外から受けに来る人もいるんだ、そういう人からな」
「あー……だから
「さあな……向こうが喋ってないんだろうが…」
そう2人で色々と考えていたけど答えは出ず、諦めた私はハチ君に抱き着いてベッドに飛び込んだ
「んな!?蒼、おまっ!///」
「ふふーん、ハチ君こうやって抱きつかれるの大好きだって知ってるもんね〜!」
「……ワンコ」
「んなぁ!?」
今のは聞き捨てなりませんなぁ!
私がワンコ!?どこが!?ただ衝動的に抱きつくだけだよ!?
「へー……そんな事言うんだ、へぇぇぇぇ………」
「あ、あの蒼さん?」
「そんなこと言うハチ君にはお仕置でーす!」
そう言ってもっと強く抱き着く
「暫くこうやって抱き着いている刑にしょす、特犯の命令だよ〜……///」
「……顔真っ赤だぞ///」
「知らない!///」
後編もイチャつくよ〜
……誰がとは言ってない