ライダーウェポン使いの青春ラブコメ リメイクバージョン   作:G・himagin

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今回は彩加無双だよ……
ちょっとインフレ激しくない?(自問)


戸塚彩加は狂犬と化す

三人称side

 

「ふんっ!」

「ギャァァァァァァァッ!?」

 

警報が鳴り、警備員の悲鳴が廊下に響く

クロは廊下をスキップするように移動し、上階へと向かう

真っ黒の仮面ライダーがスキップするという本来の仮面ライダービルド ハザードフォームのOVER FLOWとも、ファントムビルドとも違う不気味さがあり、自分の目的の為に加減をせずに生身の人間を攻撃する様は狂気を感じさせる

 

「さぁて……どーん!」

 

リベルの部屋を見つけたクロは扉を蹴破りドリルクラッシャーの先端をリベルが居るであろうベッドに向ける

 

「さーて、リベルちゃんはこのベッドに居るんだろうなぁ……」

「ハァッ!」

「ぐっ……!?」

 

ベッドを捲るとそこには彩加がおり蹴りを顔面にくらい仰け反る

 

「おー……やるねぇ、君。戸塚彩加、だっけ?」

「なんで知ってるの?」

「予備知識は必須だろ?」

 

そう言うとクロは2つのロストボトルを取り出し、装填する

 

KUWAGATA!CASTLE!

Are you ready?

UN CONTROL SWITCH!

BLACK HAZARD!

ヤベーイ!

 

するとクロの複眼がコブラからクワガタに、スパナーから城型のものへと変化する

 

「さて、リベルの嬢ちゃんを出してもらおうか」

「……どこにいると思う?」

「さあね…テメェから聞き出してやるよ!」

 

ドリルクラッシャーを振りかぶるクロ、咄嗟に回避しギリギリチャンバラガシャットを取り出す

 

「お?やるか?」

「……うん、()らせて貰うよ」

「……?」

 

GIRIGIRI CHANBARA!

 

「ッ……──……

「……ん?どうした?気絶かー?」

 

ガシャットを起動すると俯き、ピタリと動かなくなった彩加にクロが煽るように言うが顔を上げた彩加を見て、驚き、焦るように言う

 

「な、嘘だろ!?()()()()()!?おま──」

展開……

 

ガシャット!

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()彩加がギリギリチャンバラを挿入、装甲が装着されたが色が逆転しており、白と銀、首周りにのみ金色の装飾が施されており、見たものの印象がガラリと変わる

武器もガシャコンスパローから2本の赤と金の鎌のような形状のガシャコンウェポン──ガシャコンサイザーへとなる

 

「ちっ……とんでもねぇ()()仕込みやがって!」

 

余裕が完全に消えたクロが右腕を掲げると城壁の様なエネルギーが構築され、そこから大砲が現れるとビームが放たれる

一つ一つは小さくとも、複数のビームが装甲を貫き急所に命中する……筈だった

 

「ハァァッ……!」

「な、どこに……ぐぁぁぁっ!?」

 

クロの視界から彩加が消え──それと同時に背中から複数の斬撃による激痛が走る

よろけつつも後ろを向けば彩加がガシャコンサイザーで自分のことを傷付けていた

即座に振り向きビームを放つ、今度は腕に命中し、血が流れるがそんなことお構い無しに超高速で接近し蹴りからの斬撃を叩き込む

自分の体すら関心を持たず、相手を叩き潰す様は獣にすら見える

 

「素敵なパーティの時間だ……死ぬまで付き合ってもらうよ!」

「ハッ……狂人が!いや、獣だからなぁ……狂犬か!?」

「そんなこと……()()()()()()()()()()!」

 

彩加らしからぬセリフと共にまたもクロの視界から消えると斬撃、拳、蹴り、掌底……ありとあらゆる近接攻撃を瞬間的に喰らい、彩加の装甲よりも数段はグレードの高い装甲が、ひしゃげ、罅が入り、潰れる

 

「がふっ……!クソ!」

 

一方的にズタズタになぶられるような気分になったクロは反撃の為、強化剤を使用することにした

 

MAX HAZARD ON!

ガタガタゴットンズッタンズタン!ガタガタゴットンズッタンズタン!

Ready Go!

 

「潰れろ、狂犬ッ!」

 

OVER FLOW!

ヤベーイ!

 

ビルドドライバーに装填されているハザードトリガーのボタンを押し回転させる

すると黒いモヤの様なもの──ハザードトリガーに搭載された強化剤がクロの周囲に纏われ、暴走状態であるOVER FLOWになる

しかしクロは暴走せず、構えを取る

 

「壊れやがれ!」

 

明確な悪意と共に放たれたその拳は、彩加に掴まれる

 

「なっ……ぐはぁっ!?」

「……その程度?温いよ」

 

掴んだ状態で腕をひねり顔面に拳を叩きつける

数歩後退した時、トドメを刺すべくガシャコンサイザーにガシャットを挿入する

 

ガシャット!キメワザ!

 

「な、まず──」

「消えろッ!!」

 

GIRIGIRI CRITICAL DEAD FINISH!

 

彩加がガシャコンサイザーを投擲すると生き物のようにガシャコンサイザーが自由自在に軌道を変え、クロを切り付けていく、そしてガシャコンサイザーがクロの胸部に突き刺さると何かに縛られたかのように身体の自由が効かなくなる

 

「ハァァァァッ!」

 

そこに彩加がライダーキックを叩き込むとガシャコンサイザーが装甲を貫きクロの肉体にまで入り込む

 

「グァァァァァァァァァァァァッ!?」

 

勢いよく後ろに吹っ飛んだクロは吹っ飛んでいく中ガシャコンサイザーを抜く、すると血が溢れ出し、地面に叩きつけられると変身が解除される

 

「ぐ、ぉ……!この、狂犬ッ!覚えていろ、この借りは何時か返すッ!」

 

クロが地面になにかを叩きつけると煙が発生し、視界が晴れた頃にはクロは消えていた

 

「……」

 

彩加もガシャットを抜き取り、展開を解除する

 

「ッ…」

 

彩加がこの状態……狂犬モードに陥ることはそれなりにあるが、その条件は()()()()()()()()()()()()()()()()()だった。

今回もまた暴走し、危うく殺しかけてしまった自分に恐怖を抱き、無茶な戦い方に意識がぼやけ、倒れかけるがなんとか踏みとどまり別室にいるリベルに声を掛けるべく歩き出した

 

 

 

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