ライダーウェポン使いの青春ラブコメ リメイクバージョン

由比ヶ浜結衣は比企谷八幡と友になる

八幡side

あぁクソ。風邪引いちまった

どうも風邪引いてる比企谷八幡だ

レイズの激務が祟っだのもあるだろうし若干昼夜逆転気味なのも良くなかった

健康管理がダメだったな……！

そんな風に考えていると義母さんが俺を呼んでくる

「ハチ、友達よ」

「友達？」

「えぇ、女の子の可愛い友達。今更部屋に行くって」

……誰だ？川崎辺りか？等と考えて居るとピンク色の髪のボインな女子が部屋に来る

「……由(・)比(・)ヶ(・)浜(・)？」

そう、由比ヶ浜だ

持っている袋には冷えピタやらスポーツドリンクやらがあり、それを俺に渡してきた

「あ、ヒッキー…えっと、久しぶり」

「ゴールデンウィーク中は部活無かったし会えなかったからな。久しぶりだ、どうした？」

「あ、えっと……同じ同好会の部員だしお見舞いに来たの！」

「まじか」

え？まじで？生まれてこの方蒼と彩加(あと材木座)以外の奴から見舞いに来てもらったことないんだが……

「ヒッキーってあまり風邪をひかないイメージあったんだけどなぁ……ナントカは風邪をひかないとか言うし」

「『バカは風邪ひかない』だな。バカは風邪をひいても自覚しないから……みたいな意味合いだが……おい由比ヶ浜？」

「え！？そういう意味だったの！？」

「……お前仮にも高校生だぞ！？」

え、コイツ大丈夫か！？

バリバリのJKだぞコイツ！

「え、お前ホント大丈夫か？」

「失礼な！」

「いや失礼なじゃねえよ。お前成績どうなのよ」

「……え、えっと…下から数えた方がはやい、かな」

「……オイオイオイ」

ダメじゃねえか

本人曰く『1年は辛うじて進級出来た』らしいが……

「あのなぁ……お前これ以上単位落とせねえだろ」

「ぁぅ……」

「……蒼と俺の予定が空いた時なら勉強教えてやるよ」

「え、いいの！？」

「問題ねぇよ。お前特に大きな問題行動起こしてないし」

雪ノ下のやらかしてる事がデカすぎるから印象薄すぎたが悪いヤツじゃ無いんだな。由比ヶ浜は

「あ……ヒッキー、聞きたいことがあるんだけど、いい？」

「おう」

「ヒッキーとせんちゃんって付き合ってるの？」

「んん！？どうしてそう思うんだ！？」

「あーいや……距離感とか、他の人とは少し違うな……って」

う〜む……。言いくるめ、出来そうにないな

変なところで鋭そうだし

「まあ……一応結婚を前提に、な」

「……やっぱり、そうなんだ」

「おう」

由比ヶ浜の表情が沈んでるな

どうすればいいか……

「ねえヒッキー！」

「うわ大声いきなり出すなよ！で、なんだ？」

「今から私達って友達になれる？」

「と、友達？」

いきなりどうしたんだよ由比ヶ浜

「えっと、同じ同好会の部員だし、部員全員と友達になりたいな…って」

「なるほどね。って事は蒼も？」

「勿論！」

「んじゃぁ、宜しくな」

「うん！」

そんな事を話していると由比ヶ浜のスマホがバイブ機能で震える

「もー、こんな時に……ってええ！？」

「どうした？」

「ヒッキーヤバいよ！レイズに襲撃があったって！」

「嘘だろ！？」

すぐに向かおうと思ったが病人である俺が向かうのは如何なものかと思い風間さんにLINEで連絡を取ると『明日こい』との事だったので、由比ヶ浜が帰ったら明日に備えて睡眠をとった