好きなものはパンと…   作:ミッシェルランドの中の人

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ミッシェルランドの中の人です。
今回でパスパレ編終了となります。内容が薄くはなってしまったかもしれませんが楽しんでいただければ幸いです。


※お気に入りやしおりを挟んでもらえるとモチベーションにつながるので面白いと思った方は是非お願いします。


千聖の苦難と…

 俺は軽く変装をした千聖さんと先ほどのカフェに来ていた。ただ雰囲気はお世辞でもいいとは言えず、むしろ重たすぎるのでものすごく帰りたい衝動に駆られています。この雰囲気の発生である千聖さんが口を開かないことが雰囲気を重く重くしていく。

「…えっと…話って…」

「…ああ、ごめんなさいね。その、本題なのだけれど…」

そう言った千聖さんは真剣な表情でこちらを向き口を開いた。

「今、私は舞台の役とパスパレの役と色々と仕事があって練習が疎かになっているのが現状です。そのことを相談しようと思って呼びました。」

「具体的に聞きましょうか?何か解決の糸口が見つかるかもしれないですし。」

「いえ、いいわ。でも、分からなくなった時は教えてくださいね。」

「了解です。一応ベースボーカルはまずはベースを完璧にしてみてください。そこからゆっくり歌と合わせて行きましょう。」

「じゃあそれで頑張ってみますね。」

そういったところで解散となりようやく1日目が終了した。こんなのが一週間続くと考えるとものすごく頭が痛い。

 

 教え始めて3日がたった。みんなも着実にレベルアップしている。もともと3人は俺が教えられるレベルではなかったので必然残りの二人特に千聖さんが忙しいから彩さんの特訓が主になっている。特訓の内容は歌唱力アップそしてMC能力アップだ。ただ外からみていて面白いのでテンパり辛くなる方法と滑舌を良くする方法はあまり教えてない。

「あ、そういえば今日って千聖さんの舞台練習を見学できる日ではなかったですか?」

「そーだよ!練習切り上げて行こうよっ!」

「ええ?ちょっと、れ、練習なんだけどっ!?」

「え?別に俺は行ってもいいんですけど。」

「晴希さんからの許しも出ましたしいきましょうっ!彩さん!」

「えっ!?ちょっと待ってよ〜」

 

 舞台練習を見た俺の感想はただ一つ、酷かった。俺の見てきた子役としてのそしてパスパレの白鷺千聖として輝いていた、だが今はそれを感じない。

「なんでもできるなんて思わないで!」

怒声が響く。なんか葛藤があるんだろうとずっと黙っていた。おそらく呼び出されるのもそう遠くはないだろうと思いながらパスパレを事務所に送り解散とする。案の定携帯には連絡が来ていた。

 

 今回はファミレスだったようで俺は先についていた。5分ぐらいで千聖さんは到着した。

「ごめんなさいね。待たせたかしら?」

「いや、大丈夫ですよ。今きたところですし。」

「後もう一人来るからちょっと待っててもらえる?」

「あ、了解です。」

 

 数分たってもう一人合流した。水色の髪の名前は…松原花音!ハロー、ハッピーワールドの一員だったはず。

「お待たせ、千聖ちゃんとえっと?」

「あ、瀧上晴希です。」

「え、えっとよろしくお願いします。」

「こちらこそよろしくお願いします。待ったかな?」

「いいえ私たちもさっき着いたところよ。急に呼び出してごめんね。花音の好きなケーキと紅茶頼んであるから。」

「ありがとう!それで何かあったの?」

それからことのあらましを聞き俺と松原さんは解決策を考えた。お互いがお互いにできることを考え出し合った。千聖さんはしっかりと耳を傾けそして一つ一つの意見を自分の中で考え結論を出した。花音先輩と話し合ったパスパレとの関係については見直すらしい。俺の出した舞台の方はとりあえず俺が手助けしながら自分のできることをすると言うことで決着した。

 

 それからパスパレはまた一つにまとまったようだ。演技もなんだかんだ言ってさすがは元子役、しっかりと向こうのボーダーラインを超えられたようだ。講演は一ヶ月後らしいが俺が関わった甲斐があると言うものだ。ちなみに色々吹っ切れたようでバンドの練習にもいままで以上に成果が出ている。課題だった『ゆらゆら』も一週間前と比べてものすごく良くなった。これらの一件があったおかげで千聖さんと俺は良き相談相手となった。この一週間は俺にとっても有意義なものであった。別れる時また教えることやライブに来ることなどを約束した。一名俺が千聖さんの復帰に関係しているだろうということで尊敬をむけている人と、今まで教えていた人がおかしいぐらいに泣きついてきたが一週間と言う約束だったので全員と連絡先を交換して今回の合同練習会は終わりを迎えた。




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