好きなものはパンと… 作:ミッシェルランドの中の人
ポピパ編2話目です。あと2〜4話ぐらいをめどに次回のAfterglow編に移ろうと思ってます。Afterglow編は長くなる予定なので応援よろしくお願いします。
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Poppin’Partyとの練習二日目。今日はおたえと香澄のギターの指導が中心の練習たまに有咲達を教えることもあったが基本的にはギター二人がメインだった。練習あとは沙綾のうちのパンをみんなで頬張り談笑する。他のバンドにはないこのバンド特有の空気は馴染みやすくて心地よいものだ。その日の帰り道、やはり誰かの視線を感じる。明日も同じようなことであるなら、正体を暴いてやろう。
三日目。昨日練習したことを早速試したがった香澄の要望で何曲か通して演奏することになった。結果としては劇的な変化はなかったが今まで気になったところは滑らかになっていた。ただ、まだ香澄は少し間違えたりしてるのでこれからの練習で伸ばしていく必要があるようだ。まあ前回の薫さんの件もあったから今日のところは小言を言いながらも褒めてあげた。やっぱり妹って可愛いなと思いながらも、俺は今夜の対ストーカー戦のことを考えていた。談笑も終わり皆と別れ帰路に着く。やはり今夜も視線を感じる。俺は少し早足で角を曲がり待ち伏せることにした。案の定向こうも駆け足でこちらに向かってくるようだ。角を曲がったところで鉢合わせる。
「なんのつもりか知らないけれど、これ以上…つきまと…何やってんの?」
まさかの相手で俺も硬直したし、相手も俺が待ち伏せているとは思っておらず驚きのあまり硬直していた。落ち着いて話をするため某ファストフード店にいった。
「それで何のために俺を尾けてきたんだ?おたえ。」
何と後ろから尾けてきていたのはおたえだった。何が目的か一切不明なので事情聴取するためにここにきた。
「晴希はものすごくギターの技術が高いから。」
「おたえもかなり高い部類だと思うが?」
「うん、でも決定的に違うものがあったから。」
「違うもの?」
「私と他のバンドの人達とは経験に違いがある。」
「ライブの経験は?」
「10回もない。だからどうやったら経験ができるのか知りたかった。」
おたえはおたえなりに考えていたようだ。まあやり方はかなり強引だったが…
「なるほどな…だったらストリートで経験積んでみる?」
「ストリート…?」
俺はおたえにストリート、すなわち路上ライブを勧めてみた。俺らはYou○ubeの方で鍛え、ライブの経験がそこそこある。ただ簡単には教えられるものじゃないからこそ、一時期本気でやろうか悩んでいた路上ライブを勧めてみることにした。
「みんなで経験値を一緒に上げていくにしても、まずは誰か経験者がいた方がやりやすいだろうし。」
「なるほど…。」
「しかも自分の実力も測れるぞ。」
「どうやって?」
「演奏が良ければ立ち止まって聴いてくれる人も現れる、逆に下手くそだと相手にもされないから相当メンタルもっていかれるぞ。」
「うん、それぐらいの覚悟はある。」
「じゃあ明日いい場所探してみるか!」
「ありがとう。頑張らないと。」
こうして俺とおたえは明日から弾丸路上ライブすることになった。
アンケートの方ですが似たような数がいるようなので番外編で歌詞を出そうかなと考えています。
これからも応援よろしくお願いします。