好きなものはパンと… 作:ミッシェルランドの中の人
ここからほぼオリジナルストーリーになります。そしてこれが終わればようやく第二シーズンが見えて来る。そしてあのストーリーに……是非楽しみにしててください!
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蘭達と別れた後もずっと悩んでいる。“本当にあの答えでよかったのか”とずっと考えてしまう。ああ言ってしまったことで何かを壊してしまってないか、どうしても不安になってしまう。
「おーい、晴希!さっきから呼んでんだけど…」
「あ、悪い…」
どうやらずっと智也から話しかけられていたらしい。
「どうした?話なら聞いてやるぞ。」
「ん、悪い。じゃあ聞いてもらえるか…」
ことのあらましを話した。蘭達の間で起こったこと、俺の行動、あくまで俺の主観でしか話せなかったが全てを話した。大切な幼なじみだから、守ってあげたいという本音まで。
「……そっか、お前も色々考えてんのな。」
「やっぱ久々に会えたし、今はこうやってバンドって形で繋がることができている。この繋がりを、あいつらの絆を、どうしたら保てるのかわかんねえんだよなあ…」
「少なくとも俺は間違ってないと思ったけどな。」
「……間違ってない、かな…」
「どうした、お前らしくもない。」
「不安にもなるさ、人の関係が崩れるのって意外とあっさりとしてるしな。」
「まあ、俺らがそれを1番よく知ってるから怖いってのもわかる。ただな、お前が今ここで立ち止まってしまったら変わろうとしてる彼女達を誰が支えると思う?人の心はものすごく弱い、特に未知や、恐怖に対しては、だからこそお前が先頭に立って時に隣に寄り添って自分なりにできることをやるしかないやろ。」
「くよくよしてもしょうがない、か。」
「お前はいつでも当たって砕けろって精神だったろ。」
「ああ、そうだよ。俺が立ち止まっちゃいけねーな。すまんなこんなこと聞いてもらって。」
「気にすんなって、あんま一人でため込むなよ。俺らがいるから。」
「おう、そうさせてもらう。とりあえず明日色々話してみる。もしかしたら“コイツ”使うかもしれん。」
「頑張れよ!」
「まかせろ!」
そう言って俺たちは別れた。トモはやっぱりみんなのこと見てるんだなと再確認でき、自信にもつながった。
翌日、話し合いの場を設けてみたものの蘭は不参加だった。話し合うことが出来ないなら寄り添ってみる。寄り添えないのなら道を示す。だからこそ…
「お前らには先に渡しておくわ。」
「…え?…これは…?」
俺が渡したのはライブのチケット、それも俺たちフライハイト主催の。
「気分転換って言ったらなんか変だけど、刺激というかそういうのを育ててくれるかもしれないしな。」
「え?でもいいの?」
「その日予定入ったし行ってみな。蘭の方には俺から渡してみるからさ。」
「行ってみようよ!私たちと蘭ちゃんとで何か感じるものを共感できるかもしれないよっ!」
つぐみの一声で行くことをみんな決めたようだ…
さて、迷い姫に道を示しに行くとしようか…
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