好きなものはパンと… 作:ミッシェルランドの中の人
コロナウイルスの影響が広がって来ていますね。皆さんも手洗いうがいをして良いバンドリライフを送りましょう!
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ライブは佳境に向かう、俺たちの一世一代のイベントが始まる。と、同時に俺にとっての、いや俺たち幼なじみにとっても分岐点が訪れようとしている。今回のことが吉と出るか、凶と出るか全くわからない、だが俺は今できることはこれぐらいしかない。現在Roseliaの順番を終え残り2組で俺たちの出番となる。舞台に上がる時に緊張するなんていつ以来だろうか…それだけ今回のライブは不安なんだろう、俺は両頬を叩き気合を入れ直す。いつのまにか出番は回って来ていた。さあいこう俺たちのステージへ!
〜 side蘭 〜
このライブに来てよかったと思った、みんながどんなふうに感じているかはわからないけれどでも、このライブはあたし達を良い方向に向けてくれる気がする。そしていつかあたし達もこういう舞台に立てたらいいな。
〜 sideモカ 〜
ひーちゃんも、ともちんも、ツグもみんな感動しているみたいだ。でも私は今この場に蘭が来ているのかという心配で全然頭に入ってこない…ちゃんと来てるかな?来ているんだったらこの場所に一緒に立ちたいって思ってくれてたらいいな。
〜 視点は戻って 〜
「いいか?今からのステージは俺らにとって“終わり”であり、“始まり”でもある!」
「まあどうなろうとも俺たちは俺たちのまんま。」
「そゆこと、しゃあいくぞ!!」
「「「「おう!!!!」」」」
再び上がるステージは最初とはまるで変わっていた。会場の熱気は最高潮、始まりとは違ったこの雰囲気で俺は、俺たちは、あいつらにそして観客の皆さんに向けて俺たちの道を示す!
「皆さんさいっこうに盛り上がってますね!」
「いや〜記念ライブももうあと2曲で終わりですよ。」
会場からは残念がるような声が響く
「名残惜しいですがあと2曲、しっかりついて来てくださいね!」
「それじゃあいきます。新曲『素顔のままで』」
俺たちには珍しくバラード調の曲。盛り上がった観客一人一人の心に染み渡るかのように拡がっていく。そしてサビに入る瞬間、全員がつけていた顔を隠す用のお面に手をかけ………一気に投げ捨てた!観客は唖然とする、それもそうだろう今までずっとつけていてそれが当たり前だったものがいきなり無くなったのだから。そしてサビを歌い終わり間奏に入った瞬間に歓声が怒号のように湧き上がる。ようやく自分たちの選択は間違っていなかったのだと確信できた俺たちの音は弾き始めよりもあきらかに弾んでいた。
〜 side蘭 〜
そこに晴希は立っていた。私たちが望んでいた場所に彼は立っていた。でもその姿はとてもしっくりくる。晴希達はみんなで一緒にというよりはなんていえばいいのかわからないけど、でも確実に今のあたし達にとって足りないものを示してくれている。あたしは人がいっぱいいるのにもかかわらずまた泣いてしまった。今度は前回と違う想いで。
〜 sideモカ 〜
はーくんがライブをしていた。確かに再開してから声が似てるな〜とは思っていたけど…でも似合っていた、その姿が。そして私たちにお手本を見せてくれているようだった。横並びだけじゃない幼なじみとのありかたを。
〜 視点は戻って 〜
「『素顔のままで』いかがだったでしょうか。そして次が最後の歌で最後です。」
「この曲は俺、ハルが初めて作詞作曲に挑戦した曲です。コンセプトは悩んでいる人たちへのエールです。」
「それじゃあ聞いてください、『君がいたから!』」
紫郷さん、ユッケ氏さんお気に入り登録ありがとうございます。
これからもご期待に添えるよう頑張っていくので応援よろしくお願いします。