好きなものはパンと… 作:ミッシェルランドの中の人
日頃の皆さんへの感謝を込めて、ホワイトデー記念です!
これからも「好きなものはパンと…」をよろしくお願いします。
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歌詞づくりに難航していたがいつも通りを探してそれを一度まとめてみることにした。
『ふふーん、こんな時に、ぴったりないいものがあるんだなー♪』
『何?』
『じゃーん!グループチャットのアルバム!ここに、みんながいーっぱい写真をあげてくれてるでしょ?これを見て行けば何かに気付けるかも。』
『おお〜』
『ひまりちゃん、すごいよっ!これ、すっごく役に立ちそうっ!』
『でしょでしょ?さかのぼるとー……あ!私たちが初めて出た文化祭の写真が残ってるよ!』
『……ホントだ。懐かしいね。』
『うわ、なんかみんな若いな!そうそう、このときのひまりさあー』
思い出話に花が咲き夜はどんどん更けていった。
すっかり当たりが明るみ始めた。
『ふふっ、この時のつぐが1番前で見よう!って言ったんだよね。みんなずぶ濡れになっちゃってさ……ありゃ、つぐ、寝そうだね。』
「そりゃそんだけ夜通し話していたら眠くもなるだろう。」
『……はっ!!ご、ごめん……』
『ていうか、もう朝じゃん。日が登ってきてるよ。』
『この時間まで起きてることって……ぜんぜんないから……ふわぁ……』
『ん〜〜〜〜〜!たっくさん喋ったなあ〜〜』
『結局、話脱線しまくってたけどね。』
『まあいーじゃん。たのしかったし。』
『ねえみんな、外出てみない?朝日見たらちょっと頭スッキリするかも。』
『うん、私もそうしたいかも……ふわぁ。』
ゴソゴソと音がし始めたので外に出ているのだろう。俺は紅茶を淹れ一息つこうとしたときに…
『わぁ……っ!!』
『朝焼け……すっごくキレイ!!晴希も見て見て!』
言われるがまま俺はカーテンを開け、眩しさに目を伏せ視界が鮮明になるのを待って顔を上げた…
「おお…スゲ…」
『これはエモいっすね〜』
『ホントだ……』
『写真撮っとこーっと!』
『朝焼けと夕焼けって、似てるね。……まあ、あたりまえかもしれないけど。』
『ちょうど今、同じこと思ってたよ。ここからが夜じゃなくて、朝になるのってなんか不思議だよな。』
『ここからが朝になって、昼がきて、夕焼けが出て……夜になる。』
『夜がきたら、また朝焼けが出て、朝になる〜』
『繋がってるんだな、全部。』
『あたし達の『いつも通り』も空と一緒なのかもしれない。』
『空と……?どういうこと?』
『さっき、新・いつも通りをみんなで出し合ったでしょ?そしたら、案外いっぱいあって……知らないうちにあたし達の『いつも通り』も変わっててさそれって、空が時間と共に少しずつ変わっていくのに似てるなって思ったんだ。』
『確かに!空と同じだね。』
「つまりお前らの『いつも通り』が少しずつ変わっていってたのに気づけてなかった。」
『うん、それで不安になってたけど……』
『今は私達、同じ新しい『いつも通り』を見てるよね?』
『うんっ!そう思う。『いつも通り』は日々変わっていくこと。日々変わってく中で変っちゃいけない『いつも通り』を守ること。それが、私達がいつまでも一緒にいられるためにできること!ね、これを歌詞にしようよ!』
『あたしもそう思ってたとこ。新しい『いつも通り』をあたし達の中にずっと刻んでおけるような歌詞……そんな歌詞にしたいね。』
『もう1つだけ私から提案なんだけど……私たちにとっては夕焼け以外の空も全部、大切なものになったでしょ?だから…歌詞のなかに、変ってく空の色も入れてみたらどうかな?朝日、とか夜空、とか。もちろん夕焼けも!』
『ひーちゃん、ナイスていあーん。』
『空模様か……いいね、それ。……うん。歌詞のイメージ、湧いてきたかも。』
『ほんと!?やったぁー!私、歌詞のこととか、色々……すごく反省してたの。だから、蘭の力になれてうれしい。』
『蘭だけじゃないよー。これはあたし達の歌なんだから。みーんなの力になったんだよ、ひーちゃんは。』
『さすがリーダー、だね♪』
『えへへ……そっか。うれしいな〜』
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