好きなものはパンと… 作:ミッシェルランドの中の人
第二章始まりました。ここからRASも交えた展開を繰り広げていくのでどうぞよろしくお願いします。
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新学期と…
春、桜が満開に咲き誇るわけでもなく少しずつ散っていく様をみながら新学期を迎える。転校してから始めの時期は俺とユートの二人で登校していたが今ではAfterglowの面々(+あこ)が一緒に登校するのもいつも通りになったものだ。まあ今日は始業式のためあこはいないがそんなあこももう高校一年生になる。そーいえば高校の合格発表があった日の夜に明日香から『羽丘受かりました。来年からよろしくお願いします。先輩』というようなLINEが送られてきた。『花咲川にそのまま進学すると思ってたんだが…』と送ったところ、『プチサプライズ成功ですね。大学進学を考えて受験しました。』との答えが返ってきた。可愛い妹分からのサプライズに驚きながらも祝福した。明日香がこの中に入ってくるのも面白いかもしれない。まあ何にせよ知っている人が後輩となると少しは安心できるものだ。
学校に着き人だかりができている場所に向かう、というのも新しいクラス分けが書かれた紙が貼られているからだ。少し離れたところには友達と一緒のクラスになることができ喜ぶもの、逆に離れてしまって寂しがるもの、それぞれがいた。ちなみに登校時からずっと蘭がソワソワしているのもこのせいだろう。
「今年はみんな一緒のクラスになれるといいね。」
「まあ別れても昼休みには集まるしアタシ達にはバンドがあるもんな。」
「でも人が多くてっなかなか見れないよ〜」
「んじゃまあこの中では身長が高い方の俺とユートで見てくるよ。」
「よろしく〜」
少しばかり人だかりをかき分け紙が見える位置まで移動する。
「俺はAクラスから見るからユートは、反対から頼む。」
「まかせろ。見落とすなよ。」
「そっちこそ。」
軽口を叩きながらも名前を探す。“青葉モカ”…“上原ひまり”…“宇多川巴”…もうあったんだが、続いて“瀧上晴希”、俺もAクラスか。それから“羽沢つぐみ”…この並びは少し不安になるが…“美竹蘭”…よかった…あとはユートだがむしろ無い方が面白いんだが…“安井裕翔”まあ、これはこれで一安心か…
「ユート、見つかった。戻るぞ。」
「え、早くね?まあ了解。」
さっきよりも少なくはなった人だかりをかき分け蘭達が待つ場所に戻る。
「お〜お疲れ様〜」
「どうだった。ねえどうだったの。」
「見事に全員同じクラスになれました。」
全員が呆気に取られた顔をした。
「え…ホント?」
「嘘だと思うならみてくればいい。全員Aクラスだぜ。」
「やったね!蘭。」
「もう、ひまり抱きつかないで。」
「そんなこと言って〜嬉しいくせに〜。」
どうやら今年度は良いスタートが切れたようだ。
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