提督業再開しました   作:刻の風

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提督業のお正月明け

正月の休暇を利用し実家に帰省していた新城だったが、ふとしたことで話題が新城の仕事の話にかわる

 

母「そういやあんた、もう24だけどさー、少しは浮いた話でもないの?」

新城「と、言うと?」

母「結婚とかさ、真面目に考えてる?もう24だしこのままってのは無いだろう」

新城「ああ、ちゃんと考えてるって」

兄「ああ、こいつはこう見えてちゃんと考えてるよ」

新城「兄貴…」

兄「だって鎮守府とか言う女だらけのハーレム状態だし、こいつ、興味ないように見せといてなかなかやるぜ!」

母「そうね…」

新城「おいクソ兄貴ー!!!」

父「ほう…新城、お前誰にも手を出して無いのか?」

新城「ったりまえだろ!なに考えてんだ!いい歳こいて!」

父「ちゃんと既成事実を作らんか!!!」

母「お正月で一族郎党集まってる席でんな事言わないで!」ゴン

父「ぁああああああ!!」

新城「何故俺まで…」

兄嫁「でも、新城さん優しいんできっといい人見つかりますよ!」

母「…そうね、じゃあこうします、お正月明け、貴様と一緒にリンガ泊地に向かいます」

新城「!?」

母「ええ、親族特権と…OB特権を使ってね…」

新城「でも母さんが元帥補佐だったのはもう10年以上前だぜ!?」

母「だ〜れ〜が〜貴様を軍に入れてやったと思っている?」ギロッ

新城「あれは選択の余地が無かっただろ!大学も決まってたのに急に「軍に入れ」って言って挙げ句の果てに「私に打ち勝ったら勘弁してやろう」とか言い出して俺を半死半生にしてその隙に入軍届出して元帥推薦枠で試験無しで士官校に入れてなし崩しで!」

母「なんのことだ…?」

新城「だ、か、ら!」

母「上官には敬語を忘れるな!この中佐風情が!…あれ?アンタ昇格した?」アラヤダモー!オセキハンタカナクチャ~!

兄「この流れ見てて飽きないわ〜」

父「だな、誰かが下らないことの犠牲になってるのを見ると実に気分が良くなる」

兄嫁「流石に言い過ぎじゃあ…でも…」

兄「でも?」

兄嫁「私も大好きです!」ブンブン

兄「はっはっはっはっは」

父「流石お前が選んだ娘さんだ、」

兄&嫁「「はっはっはっはっはっはっは!!」」

父「さて、矛先がこっちに向く前に逃げるぞ」ササッ

兄&嫁「「は〜い」」ササッ

 

〜〜〜翌日、リンガ泊地〜〜〜

 

新城「じゃあ母さん、これから朝礼で母さんが来ることを伝えるから、ここで待ってて」

母「結構、私は居ない体で良いわ…さて、艦娘がどう接してくるか…楽しみね」

新城(頼むから誰も余計な事しないでくれー!!!)

母「では、私は清掃員の振りして遠くから見ている、余り気にするな」

新城「はぁ…」

母「さて…楽しく見させて貰う」

新城「へ〜い」

母「返事!」

新城「はい!」ピシッ

母「宜しい」

新城(体が勝手に…)

 

〜〜〜朝礼終わり、執務室にて〜〜〜

 

曙「ちょっとクソ提督!何よ、私に用事があるんでしょ!早く言ってよね!」

新城「…今まで黙っていたが…」

曙「?」

新城「そのクソ提督って呼び方やめてほしい」

曙「はぁ!?クソをクソ呼ばわりして何か問題でもある訳?」

新城「…」カリカリ

曙「何よ紙に書いて…!?」

新城「いいな?これをみんなに伝えろ、そして、今日1日だけで良いからまともな挙動をしろと回してくれ」

曙「わかっt…失礼しました、了解いたしました、」ペコッ(言ってくりゃ良いんでしょ言ってくりゃ)

新城「宜しい…」(ああ、そうだ)

曙「失礼します」ペコッ(んじゃ行って来るわ)

新城(理力が伴に在らんことを…!)グッ

曙(理力が伴に在らんことを!)グッ

 

パタン

 

母「ふむ…まぁ礼儀作法に問題はあるまい…」

新城「どっから入ってきたおい!」

母「窓からだ」

新城「にしても異常だ!」

母「軍人だから普通だ」

新城「ここ3階!」

母「気にするな…」

新城「はいはい…」

母「では掃除に戻るとしよう、下水の詰まりが酷くてな」

新城(本職かよ!)

 

コンコン

 

新城「はいどうぞ」(又案件じみた奴が…)

母「」シュタッ

金剛「テイトクー!ヴァァァアアアアアアアにんぐぅ!ラァァァァァァァァアブ!!!」ダキッ

新城「!?!?!?」(こいつ確信犯か!?)

金剛「ちゅっちゅっ!」(テイトクマザーのお墨付き貰うのはワタシネ!)

新城「落ち着け金剛!どうした!」

金剛「テイトク…その…前から言いたかった事がありマス…」(テイトクは悪い人じゃ無いケドきっとドーテーネ!ドーテーはイチコロデース!)

新城「何かな?」(頭大丈夫かよこいつ…)

金剛「その…大好き…デス…(上目遣い)ワタシは…テイトクと一緒に居たいデス…!」(上目遣い/涙目/普段は気さくなオンナノコの恥じらい、カットイン発動ネ!さぁ、これでfinished、デース!)

新城「ドコカワルイミタイダナ、ウンソウダ、ドコカワルインダナ、憲兵!」

蒼鹿「は!いくぞ!」

憲兵s「は!さ、行きますよ」ガッ

金剛「そんなぁ〜!このワタシが…夜戦に持ち込ませられないなんて!嘘デース!」ズルズル

新城(本音出てるぞ本音…)

新城「…まぁ良い、この事は忘れよう」

 

 

次話に続く  後書き欄必見




年初めくらい笑っても良いですよね…それと!活動報告の感想欄にてアンケートに記載のある艦娘以外での地雷役の希望がある方は是非ご意見をお寄せください!活動報告の題名は「アンケート作戦(柄)」です!是非どうぞ!

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