〜〜〜廊下〜〜〜
新城「ん〜、お前ら数ヶ月間資材補給意外何も食べてなかったんだよな?」
天龍「そうだけど…それがどうかしたか?」
新城「ならあんまり重い物はやめておいた方がいいか」
龍田「そうしてもらえるとありがたいな〜」
〜〜〜厨房〜〜〜
曙「やっと来たのね、遅いのよ!このクソ提督!」
新城「お!ここに居たかぼのたん!」
曙「ぼのたんゆーなー!」
電「曙ちゃん、すごく嬉しそうなのです!」
曙「うっ嬉しくなんてないし!」
響「ぼのたん…、うん、いい呼び名だね、今度から私もそう呼ばせてもらうよ」
雷&暁「「私達もそう呼ぶわ!ぼのたん!」」
曙「うううぅなんでこうなるのよぉ…」
天龍「ぼのたんかぁ…悪くないんじゃねぇの?」
龍田「私も気に入ったわ〜♪」ケラケラ
曙「天龍さん達まで〜!やめてくださいよぉ!」
天&龍「「いやだ(ね)(わ〜)」」
曙「そっそんなぁ…」
新城「そんなに落ち込むなって!ぼ の た ん !」
曙「アンタのせいでしょーが!ぼのたんゆーなー!こら!そこ笑うなー!」ギャーギャー
新城「冗談も程々にして料理始めるぞ〜、」
曙「急に冷静になるなー!」
暁「で?なにを作るの?」」
新城「うん、お腹の負担を重くしたくないからお粥だ」
電「了解したのです!」
雷「私がすっごい美味しいお粥を作ってみせるわ!」
響「了解、響、調理に入る」
曙「まぁクソ提督にしてはまともな選択ね!」
?「ええ、艦娘達の体調を最優先した素晴らしい選択です」
曙「あ、間宮さん!」
新城「間宮さん?」
間宮「初めまして提督、給料艦間宮です、」ニコ
龍田「間宮さんはここの厨房の責任者なの〜、料理の腕は抜群よ〜」
電「とっても美味しいのです!」
新城「間宮か、よろしく頼む、早速で申し訳ないがお粥を作るの手伝ってくれないか?l
間宮「勿論です!その為にここに居ますんで!前任はお料理をさせてくれませんでしたが…久しぶりですが頑張ります!」
新城「…ああ、よろしく頼むよ、前任の時の分も頑張ってもらうから覚悟しておけよ!」
間宮「望む所です!」フンス!
新城「じゃあまず俺と天龍姉妹で米を研ぐぞ、ザルに米を投入して水をかけ続けながら米をかき混ぜるんだ、研ぎ汁が透明になるまでやるのがいいが…人数分は無理だから大体で頼む、暁達は間宮さんに教わりながら研ぎ終わった米を煮てくれ」
一同「「了解(なのです!)(したわ!)(しました〜)」」
〜〜〜1時間後〜〜〜
天龍「ヤットオワッタ…テガ…イテェ」
新城「天龍…お前片言になってるぞ」
龍田「久しぶりに疲れたな〜」
間宮「お疲れ様です!あとはお任せください!」
暁「暁の出番ね!見てなさい!」
響「暁、厨房で暴れるとあぶない」
暁「きっ気をつけるわよ!もう、ぷんすこ!」プンプン
曙「精精期待してなさい!このクソ提督!」
新城「おう、期待して待ってるぞ、じゃあ俺達は掃除の手伝いしてくるわ」
天龍「え!?オレもかよ!」
龍田「天龍ちゃん〜?働かざる者食うべからず、よ〜?」
天龍「オレはもう十分働いたっての!」
新&龍「「はいはーい、曳航曳航〜」」グイグイ
天龍「ちょっおい!押すなよぉ!」ジタバタジタバタ
雷「うふふ、司令官達楽しそうね!」
曙「えぇ…アンタあれが楽しそうに見えるの?私にはただ天龍さんが連行されていったようにしか見えないんだけど…」
電「とっても楽しそうなのです!」
響「うん、すごく楽しそうだ」
曙「まぁアンタ達がいいならそれでいいけど…」
間宮「さて!皆さん、お粥作り始めますよ〜」
一同「はーい」
〜〜〜艦娘寮〜〜〜
新城「じゃあまずは駆逐艦寮から行くか」
天龍「まぁ人数も1番多いし妥当だろうなぁ」
龍田「駆逐艦寮はお部屋多いけどどこから行くの〜?」
新城「1号室から順番だな、」
天龍「じゃあこっちだな」
新城「お前別艦種の寮なのによくわかるな〜」スゲー
天龍「おう!オレは駆逐艦共と一緒にいる事が多かったからなぁ、せめてあいつらを少しでも笑わせてやりたくてよ…」
龍田「うふふ〜、天龍ちゃんは仲間思いのお姉さんだから〜♪」
天龍「茶化すなよ龍田!」
新城「お、001、ここか、」
天龍「おう、ここだぜ」
新城「じゃあお前らは別々に分かれて002と003の手伝いをしてきてくれ」
天&龍「了解(した)(しました〜)」
新城(見た目は少しボロいアパートだが…中はどうだか)
新城コンコン「提督の新城だ、掃除を手伝いに来た、入るぞ〜」
?「え!?司令官さん!?すっすぐに参ります!」ドタバタ
?「えっと吹雪型1番艦吹雪です!出撃でしょうか!」ガチャ
新城「あ、いや、掃除を手伝いに来た、何かやることはあるか?」
吹雪「いえ、部屋の掃除ならすでに姉妹艦と一緒に終わらせました!」
新城「え?いやいやいや、いくらなんでもこんな早く終わらないだろ?」
吹雪「でも終わってしまいましたし…」
新城「…悪いが少し上がらせて貰うぞ」
吹雪「えっと…狭い所ですが、どうぞ」
新城 オジャマシマース
嘘だろ?ありえない、綺麗すぎる、サッパリしている、これではすぐに終わるはずだ、私物どころか家具や寝具すらない、あるのは小さな一つのちゃぶ台と部屋の隅に置かれた着替えのみだ
新城「お前ここに住んでたのか?」
吹雪「はい、姉妹艦2人とこの部屋で暮してます」
新城「ベッドや他の家具は?」
吹雪「ありません、前の司令官さんの時に解体されて資材になりました」
新城「…お前らはどこで寝てるんだ?」
吹雪「床で雑魚寝してます」
新城「寒くないのか?」
吹雪「寒いです、ですが言ったところで変わるんですか?」
何を言ってるんだろう私、こんなこと言ったって殴られて、罵られて終わりなのに…暁ちゃん達は前までの司令官とは違う、信じられる、って言ってたけど信じられない、信じたくないのかもしれない、もう2度と裏切られたくない、信じて裏切られるんだったら信じない方がいい、
新城「ちょっと待ってろ、」ドタバタ
どこに行ったんだろう、でももうそれもどうでもいい、どうせ今回も同じなんだから
新城「お待たせ、ベッドには及ばないがこいつを使ってくれ、倉庫で埃かぶって眠ってたが床で直寝よりはマシなはずだ」
吹雪「え?」
新城「どうした?もしかして使い方わからんかった?」
吹雪「えっと…その」
新城「ここのジッパーを開けて足から突っ込むだけだから誰でも1人でできるぞ」
吹雪「違うんです、使い方がわからなかったんじゃなくて、なんで駆逐艦なんかのためにそこまでしてくださるんですか?」
新城「それはどういう?」
吹雪「なんで駆逐艦如きの為に提督が走り回ってるんですか!?なんで駆逐艦如きを心配されるんですか!?」
新城「え?理由は特にないけど?」
吹雪「は?」
新城「俺はここにいるみんなと末長く一緒に居たいからな、それだけだよ、駆逐艦も戦艦も関係ない、仲間だろ?それ以上の存在にはなれてもそれ以下にはなれない、いや、俺がさせない、」
なんだろうこの人は、こんな司令官今まで来た事がなかった、作戦の役に立てない駆逐艦を心配したり、ましてや駆逐艦のために走り回る司令官もいなかった…今度の司令官さんは…本当に違うって、信じてもいいのかもしれない、何故だろう、今まで感じた事のない感情が胸の奥から湧き上がってくる、暖かい、ゆっくりとゆっくりと私の心を溶かしてくれる…今度の司令官の下でなら、この戦いを終わらせられるかもしれない、終戦にみんなと一緒にたどり着けるかもしれない、信じてもいいんだ、この人は
吹雪「すみません司令官、私すっごい失礼な事言ってました、」
新城「気にするなよ、俺をクソ呼ばわりする艦娘もいるんだし、」
吹雪「特型駆逐艦、吹雪型1番艦吹雪、司令官、宜しくお願いします!」
新城「おう!じゃあ他の部屋の様子を見てきてくれないか?」
吹雪「了解しました!」イッキマスヨ~
〜〜〜数分後〜〜〜
ガチャ
龍田「提督〜、駆逐艦寮の掃除終わりました〜、」
新城「こんなに早いって事は…他もこんな感じだったのか?」
天龍「ああ、あいつら…こんな所で暮してたんだって再認識させられたよ…」
新城「聞くが戦艦寮や空母寮、重巡寮は快適なのか?」
天龍「ああ、勿論だ、軽巡や駆逐艦、潜水艦はゴミみたいな扱いをしやがった癖に戦艦や空母、重巡には一端の扱いしやがってたんだ!」
新城「駆逐艦達と戦艦達の仲は険悪か?」
天龍「いや?寧ろ仲はいいぜ」
新城「なら俺に考えがある」
龍田「どういう考えかしら〜?」
新城「駆逐艦達を重巡以上の艦娘寮に部屋替えさせる」
天龍「なっ!?」
龍田「っぷ」クスクス
新城「悪くないだろ、そこそこの広さはありそうだし、それに仲は悪くないんだろ?」
天龍「まぁそうだけどよ」
新城「ならいいじゃん」
龍田(やっぱりこの提督面白いわ〜♪)
ガチャ シレーカン!クチクカンフブキタダイマモドリマシター!
新城「お、お帰り、そっちの2人は?」
吹雪「ルームメイトで妹の白雪と深雪です!宜しくしお願いします!」
新城「白雪に深雪か、いい名前だな、これから宜しく頼む」
白&深「宜しくお願いします(よー)!」
吹雪「あれ?何で天龍さん達がここに?」
新城「ああ、天龍達には他の部屋の掃除を手伝ってもらってたんだ」
天龍「おう!お前らは?」
吹雪「司令官さんに頼まれて他の部屋を見てきました」
新城「どうだった?」
吹雪「…ほとんどの部屋は私達とおんなじでした」
新城「そうか…悪い、少し席を外す」
天龍「何しに行くんだよ」
新城「ちょっと鎮守府内放送を入れる」
一同「?」
出し方間違えて書き直ししちゃったよ…