提督業再開しました   作:刻の風

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提督業の工廠視察

〜〜〜工廠〜〜〜

 

新城「ここか…見た目は普通だな」

曙「見た目は、ね」

新城「…中はどうなってるんだか」オジャマシマース

 

ガラガラ

 

?「はい!今行きま〜す」

新城「お前が明石か?」

明石「はい、そういう貴方は?」

新城「え?伝達行ってなかった?今日着任した新城という提督だが」

曙「…明石さん…今度は何日間引きこもってたんですか?」

明石「4ヶ月」

新城「4ヶ月ゥ!?」

明石「え?普通じゃないですか?」

新城「全然だわ!」

曙「明石さんは機械関係になると時間の概念がおかしいわね…」

明石「えー?流石にひどいですよぉぼのたん」

曙「誰がぼのたんよ!ていうかなんでアンタまで知ってるのよ」

明石「え?他に誰か言ってるんですか?」

新城「奇遇だな、俺もぼのたんって呼んでるんだ」

明石「提督…」

新城「?」

明石「貴方とは仲良くできそうです!」

新城「ああ、俺も今そう思ったところだ、ところで明石」

明石「はい、なんでしょう」

新城「俺たち一応工廠の中を見にきたんだよ」

明石「と、言いますと?」

新城「近く大規模作戦があってな」

明石「なるほど!それで工廠の整備状況の確認ですか!」

曙「ええ、なので中に入れてくれないかしら」

明石「まぁ構いませんが…触れるなと言ったものには触らないでくださいね?死んでも知りませんので」

新城「え?今死んでもって言った?」

明石「お気にせず〜、じゃあ行きましょうか」

曙「なんか不安ね…」

 

ガチャ

 

新&曙 オジャマシマース

 

新城「…意外と片付いてるな」

曙「そうね…でも気をつけましょう、何が有るかわかんないわ」

明石「そんなに警戒しなくても大丈夫ですってば〜、そこら辺に兵器が放って有る筈がないじゃないですか」

新城「この魚雷みたいなのは?」ヒョイ

明石「…貯金箱です」

曙「…」ジー

新城「…本当は?」ジトー

明石「クラスター魚雷です…」

新城「うわ!あっぶな!お前なんちゅう物を放り出してるんだよ!」ブンッ

明石「あ!投げちゃダメですよ!」

曙「何やってんのよクソ提督!」

 

ボンッ チュドドドドドドドドドドドドド

 

新城「壁に穴空いたんだけど…」

明石「あ〜あ、やっちゃいましたねぇ…」はぁ…

曙「ちょっと明石さん、なんてもん作ってるのよ!あの壁、見た目はレンガだけど戦艦の装甲を超える硬さよ!」

新城「そいつに風穴開けるって…」

新城「…ん?」

曙「クソ提督?」

明石「どうされました?」

新城「明石、こいつ量産できるか?」

明石「勿論ですけど」

曙「どうしたのよクソ提督!…アンタまさか…」

新城「ああ、今度の演習で使う」

曙「正気なの!?」

新城「ああ、別に誰も創作兵器の使用不可なんて言ってないだろ、それに、元帥閣下がそう仰らなかったんだ、誰も文句は言えまい」クックックック

明石「そういうわけでしたら喜んで!」

新城「だが流石に威力は落とせよ?あくまでも演習用だからな」

明石「え〜!詰まんないですよそんなの!」

新城「そのかわり後の実戦で…な?」ヒソヒソ

明石「中々話の通じるお方ですなぁ」クックックック

曙「アンタらねぇ…」

新城「後は艦載機や砲弾でお前が開発した物はあるのか?」

明石「そうですねぇ…艦載機はともかくとして砲弾ならいいのがありますよ」

新城「…ほう?聞かせてもらおう」

明石「ここに取り出すは一見普通の一式徹甲、しかし中には…濃硫酸入りでございます」

新城「」ポカーン( ゚д゚)

曙「」ポカーン( ゚д゚)

新城「…そいつも量産できるか?」ヒッヒッヒッヒ

明石「勿論でっせ、お代官様」クックックック

新城「ハッハッハッハッハ!」

明石「フフフフフフフフフ!」

新&明「ハーッハッハッハッハ!!!」

曙「アンタらねぇ…」

新城「では頼んだぞ!ではこれで!」

明石「ええ!畏まりました!」

曙「何も見なかったことにしよう…」

 

〜〜〜その夜執務室にて〜〜〜

 

明石「提督!完成しました!クラスター魚雷10000発と硫酸弾1500発です!」

新城「え?もう?早いな」

明石「速さも売りですから!」

新城「早速明日の選抜隊の演習で試させよう…」

曙「アンタ本気でやる気なのね…」

新城「当たり前だ、あいつらと本気で応援するって約束だからな」

明石「では私はこれで、又のご利用お待ちしてますね!」

新城「おう!世話になるぞ」

曙「もうついていけないから寝るわ、おやすみクソ提督」

新城「いっしょに寝てやろうか?」

曙「いらないわよ!っこの変態クソ提督!」

新城「変態が増えた!」

 

〜〜〜次の日〜〜〜

 

赤城「提督はどうされたのでしょうか…演習前に集会なんて」

加賀「どうやら装備換装の指示があるらしいわ」

長門「装備換装だと?」

加賀「ええ、しかも明石さんが作った装備よ」

陸奥「私はまだ死にたくないわ!」

足柄「落ち着いて陸奥!私も一緒よ!」

新城「お、もう集まってたか」

赤城「提督!どのような装備に?」

新城「明石謹製クラスター魚雷搭載艦載機とクラスター魚雷、硫酸弾装備の艦爆と硫酸徹甲弾だ!」

足柄「また聞くからにやばそうな兵器を…」

長門「遺書を書いてきてもいいか?提督」

新城「安心しろって、ちゃんと演習用に威力軽減してある」

赤城「それならまぁ…」

新城「じゃあみんな確実装備換装始めてくれ!もうちょっとで近隣泊地からの演習艦隊が来るから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ミスって出しちゃいました…すみません…

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