不良のシン   作:坂井実

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PHASE2:ステラ

ステラが

「破壊流奥義…エネルギー拡散弾!」

エネルギー拡散弾…それは腕、腹にかけてエネルギーを充填させ、一気に放出する必殺技である!

「やれやれ、困ったね。」

と現れたネオ…

「あんたのせいで…あんたのせいで、ステラはぁぁ!!」

とシンが両手を独特な構えをし…

「運命流、最終奥義…運命斬拓拳!」

運命斬拓拳とは、体の全身にエネルギー波を腕に収束させる事により、強大なエネルギー波を放ち、その後の反動で暫く動けなくなるが、全ての技において頂点に君臨する最終奥義である。

「ぐわあああ!」

とネオの仮面が粉々に砕け散った。

 

 

一方キラは…

「自由流奥義…加減☆抜刀!」

加減☆抜刀とは、腕にエネルギーを集中させ、一つの刃を形成し、切り裂く奥義である。

が、ステラはよけ…

「ステラァ!」

身動きの取れないシン…然し、辛うじて腕を動かし…

「運命流奥義…加減粒子波ぁ!」

加減粒子波とは腰のある部分にエネルギーを集中させ、放つエネルギー砲である。が、加減と言うの通り、そもそも止めを刺す為の技にあらず。真の狙いはステラを生存させることにある。

「ぐわぁ!」

とステラが両手で頭を押さえて際に発するエネルギーが彼の放ったエネルギー砲を弾いた。

「あの娘を、助ける!」

と、キラは種割れし…

「自由流…加減自由波…派生奥義…自由光明拳!」

説明しよう…自由光明拳とは、彼が放つエネルギー波に対し、肩や腰にエネルギー波を集中させ放つ一撃。

然しそもそもの目的は倒すと言う者にあらず。生かす為の奥義なのだ!

「…私は」

と気が付いたステラ…記憶を取り戻したようだ。

「…俺は」

一方ネオも不意に今までの記憶が蘇り、全て取り戻した。

だが、彼らの戦いはまだ終わらない…

「行くぞぉ!」

現れた第三の男…そして舞台は宇宙へ!

「あんたが裏切るから!」

混沌とする世界…平和を勝ち取る事が出来るのか…?

「シン、お前はもう過去にとらわれる必要はない。今を生きろ…それが俺の伝えられる事だ。」

不器用で伝える事が出来なかったアスラン…

そんな彼も、シンと和解する。

「闘うことでわかる事ってあるんですね。」

二人は今、新たな戦場で理解を深め合う。

そして三人は、最終ステージへ…!

「どんなにつらくても変わらない世界は嫌なんだ。…だから僕は、明日が欲しいんだ!」

彼らは戦いの末に、何を見るのか…

豪華な面子で送る。

こんな種死は、見たことがない。

あらゆる思いが交錯し、全てが混ざり合う。

「運命流最終奥義派生…」

新たな技を、ご覧あれ。


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