鬼機
那田蜘蛛山にて複数の鬼が目撃された。その中には、十二鬼月が含まれている可能性がある。
鎹鴉からの報告を受けた鬼殺隊は、複数の隊士を派遣し、同時に隊士達の頂点でもある柱も送り込む事にした。
日柱 竈門禰豆子
水柱 冨岡義勇
古参と新参という違いはあれど、実力に恵まれ、
「…」
「…」
お館様の屋敷を出たところまでは、良かった。竈門禰豆子は内心で思っていた。
しかし、実際の義勇さんとの会話は
「では、向かうとしよう」
「はい!」
これが最初である。一言。お館様の屋敷を出て、それから半刻も無言で走り続けて、いい加減にさっさと現場に着きたいと思って、冨岡さんの前を走る速度を上げた。その時にである
「逸る気持ちを抑えられないのは浅ましい」
「方向が間違っているぞ、本当に目が良いのか?お前は」
「なぜ水柱にならなかった。お前は間違っている」
ぶつぶつと後ろから念仏のようにお説教である。げんなりしてしまう。そして、さらに半刻程を走った所で、ようやく山の麓に着く。夜の帳が落ちそうな中で、継子でもある玄弥と合流して、私はホッと息をついた。
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「…で?どうして僕の山に来てるの?ここは、僕たち家族だけの山だ」
「仕方ないでしょお?童磨様と黒死牟様からの命ですし、うふふ。君を庇っていたお優しい
「……ぁぅ…」
……無惨様が、血戦に負けた。
結果として、十二鬼月の上弦は一つずつ繰り上げとなり、上弦の陸が空いている。そこで、黒死牟様は下弦に実力を示すようにと申された。
家族に分けていた力を回収して、僕もまた備えていたところで、この山に柱も含む隊士がやってくるという。試練の場に相応しいと考えた、童磨様と黒死牟様によって、下弦の壱以外の十二鬼月が集められた。
…といっても、
「うふふふ。楽しみだ、柱を殺したらもっと多くの血を分けて貰える」
「ぅ、ああ~」
「……
本当に憂鬱だ。吐縛鬼と名付けられた
久し振りなので、改めて紹介するとここでは無惨様の代わりに童磨が始まりの鬼という設定です。
十二鬼月は現在
上弦の壱 黒死牟 六つ目に痣を備えた剣士の鬼。
上弦の弐 猗窩座 三面六腕に六尺の巨躯の鬼。
上弦の参 珠世 憂いを帯びた美貌の女鬼。
上弦の肆 半天狗 常に怯えて泣く老爺の鬼。
上弦の伍 堕姫・妓夫太郎 美貌と醜男の兄妹鬼。
上弦の陸 空席
下弦の壱 氷柱 白骨化した骸骨の鬼。
下弦の弐 響凱 現在の日柱。竈門禰豆子によって討伐。
下弦の参 魘夢 今回来てる。
下弦の肆 矢沙丸 任務に成功した為に二人の鬼が、童磨によって融合されて十二鬼月に抜擢された。しかし、現在の霞柱時透無一郎によって討伐済み。
下弦の陸 火産霊(炭治郎) 未だに人を食うことを拒否しており、理性を失っている。
となっていた筈です。