BIO HAZARD -Queen Leech- 作:ちゅーに菌
ご感想・評価・お気に入りなどありがとうございます。大変励みになりますので、本当に嬉しいです(単純過ぎる脳ミソ)。感想の返信よりも次話投稿を優先していたため、現在から少しずつ感想を全て返して行きたいと思います。
また、再度になりますが、この小説ではラクーンシティ事件が表面上で本格的に始まったスタジアムでの暴動騒ぎが起きた日は、9月24日となっております。
1998年8月18日
今日は下水道でハンターγを研究しているアンブレラのDr.ローガン・カーライルという男に接触した。無論、グレッグ・ミューラーとしてだが、日記に書き忘れていただけで何も今日に初めて知った相手と言うわけではない。
私がラクーンシティに来た当初から、下水道を移動していると時々、白いサンショウウオの頭に無理矢理足を生やしたハンターのような何がトコトコ前から歩いて来て、すれ違うことがたまにあったのだが、その飼い主が他でもないローガンだったのだ。てっきり私は、ラクーンシティの下水道に白いワニがいるという都市伝説をアンブレラが広める遊びでもしているのだろうと思っていたが、ハンターγの研究を打ち切られたローガンの涙ぐましい努力の結晶だったらしい。我ながら酷い勘違いであった。
その名は"ハンターγ"。全身が薄いピンク色で両生類らしいぬめりとイボで覆われ、前肢は小さく退化し、鋭い歯とオタマジャクシのような尾びれのあるデザインをしたハンターベースのB.O.W.である。どうやらアンブレラから開発を打ち切られたことで、下水道に研究室を移設して勝手に研究を行うという私も舌を巻くガッツによってひとまずの実用化に漕ぎ着けていたらしい。
ちなみにDr.ローガンと初めて会った時にふと目に入ったラブレターの覚え写しがこれである――。
『愛しのスイートハート
君たちとこの場所へ逃れてきてから
もう3か月になるね。
研究所で君たちが産声を上げたとき
僕は感動に打ち震えた。
愛らしいフォルム、絶大な破壊力、
そして尽きることを知らない食欲。
ハンターシリーズの最高傑作が誕生したのだと。
けれど上層部は君たちの破棄を僕に命じた。
兵器として、重大な欠点があるからだ。
君たちの欠点…
それは熱への耐性のなさ、そして捕食時に
「急所」をさらけ出してしまう無防備さだ。
けれどその不完全さこそ、
僕が君たちを愛してやまない理由でもある。
ここで僕と共にさらなる進化の道を辿り、
そしていつか必ずアンブレラに証明して見せよう。
君たちハンターγこそが、
頂点に立つべき存在なのだと…』
色々言いたいことはあるが、これを目にした瞬間、私は親近感となんだか放っておけない感覚が二乗でムクムクと膨れ上がっため、Dr.ローガンを保護することに決めた。まあ、なんだ……その……フォーアイズ同様に我が父と同じ人種である。
とは言え、当然ながら才能の方は、我が父には決して及ばないが、Dr.ローガンのハンターγは2日でラクーンシティの下水道の構造を完全に理解しており、Dr.ローガン本人には飼い犬のように慣れていたりと、既に水棲B.O.W.としてほぼ実用化させている点は特筆すべきであろう。Dr.ローガンに任せておけば、1~2年後には海中散歩をするハンターγを造り出しそうなものだ。
何故、アンブレラは長い目で育てようとするどころか、研究を打ち切ったのだろうな。私としてはアンブレラはさっさとタイラントなぞ捨てて、ハンターの拡張に取り掛かった方がまだマシな結果になると考えているのだが……まあ、そんな考えが出来ていればラクーンシティの下水道をハンターγが自由に散歩しているようなことにはなっておるまい。
ああ、Dr.ローガンの助手はアンブレラに少し寄り過ぎていたため、不慮の事故で死んでしまった。ハンターγの捕食行動は、見た目にそぐわず素早くダイナミックだったな。
しかし、養成所の付近に発生していた二次感染個体をサンプルとしていくつか捕獲し、休眠させておいたモノを破棄するのも忍びないため各1~2体ずつだけ一応持ち出して正解だった。まさか、ラーカーがあると言っただけで、あそこまで食い付くとは嬉しい誤算である。どうやらやはり我が父マーカスの名というブランドは、アンブレラの研究者として未だに得難いモノらしく、誇らしい限りだ。
まあ、要するにどうなったかと言えば、Dr.ローガンの研究室が私の研究室に程近い、ラクーン大学地下の下水道に移転したということをここに記しておこう。
蛇足だが、私のヒルとしての姿をDr.ローガンに見せたところ抱き着かれて頬擦りされた。ハンターγほどではないが、とても可愛らしいとのことである。
マジかお前……マジか……。
◆◇◆◇◆◇
1998年8月21日
Dr.ローガンとハンターγをこれからどう改良していくか、ひとまずの方向性を2~3日間で話し合った結果、"発電器官"を付けるという方向性で落ち着いた。私としては毒腺の形成を彼に最も勧めていたのだが、発電器官を例に出してしまった私の落ち度であろう。そんな面白そうな発想に彼が飛び付かない理由がなかった。
さて、自然界に存在する著名な発電器官あるいは放電器官を持つ生物はデンキナマズ、デンキウナギ、シビレエイの三種類を挙げる。
基本的には大差無いが、とりあえずデンキウナギの放電器官を例に取ると、筋肉で出来た発電器の中で、発電板を直列につなげて発生させている。要するに小学生の頃にやった電池を直列につないで豆電球を点灯させるあの実験を体内で行っているに過ぎない。直流故の瞬間的な放電を可能としていると言える。ニコラ・テスラが生み出す前から生物界では当たり前のことだった事は脱帽せざるをえないだろう。また、自身が感電しない理由は蓄えられた脂肪が絶縁体の役割をしているのだ。
ちなみにデンキウナギの他にも先ほど挙げた例を含む多種多様の発電魚が知られているが、それらの発電の主目的はおもに身辺に電場を作って周囲の様子を探ることにある。デンキウナギだけは他の発電魚よりも強力な電気を起こせるため、捕食と自衛にも電気を用いることが出来る。
まあ、これ以上デンキウナギについてなぞ日記で語ったところで大して意味はないため、この辺りにしておこう。そして、肝心なデンキウナギだが、ラクーンシティのペットショップで購入出来た。最近のお店はすごい。
とりあえず、デンキウナギは生きたまま
その甲斐あって、擬態により私の体内にデンキウナギ由来の発電器官を造り出す事が可能となった。人間に擬態できる私からすれば、これぐらい遺伝子情報さえあれば容易い事だ。とは言え、流石に全身の多くの細胞を発電器官に擬態させ続けるのは実用性が無い上に、若干無理をし続けている状態が続いているため普通に辛い。
と言うわけで、発電器官を遺伝子レベルで組み込んだヒルの卵を幾つか産み、それが孵るのを待つことにする。発電器官を持つマーカス博士のヒル――デンキビルの孵化が実に楽しみだ。
◇◆◇◆◇◆
1998年8月22日
早くできないかなぁ
ニュクス
卵まだかなぁ
デンキビル
面白いなぁ
黒澤映画
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1998年8月23日
さて、孵ったヒルは中々のものであった。
まず、デンキウナギというよりも、丸々と太ったミミズか何かのようにようにやたら細長く太いため、ヤツワクガビルを更に巨大化させたような個体に見える。私の元々の品種としては、ヤマビルやチスイビルを良い感じにミックスした雑種なので、なんだか他人のような気がしなくもないが、これもまた私であることは感覚を共有している私が一番よくわかっている。
測ってみるとなんと一匹の全長約200cm、太さ約15cmとまあデカい。とは言え、デンキウナギの発電器官は体長の5分の4ほどを占めるため、それもやむ無しであろう。とりあえず、その電撃威力を試すために既に注文していた一頭の豚へ浴びせる事にした。ちなみに今日の私のご飯でもある。美味しく仕留めるべし。
結果は――まあ、大方の予想通りインパクトに欠けるものであった。確かに豚を感電させて昏倒させることは可能であったが、派手に殺すには程遠いどころか、ヒルの方が先に疲労によって電気を出せなくなったため、結局絞め殺したのだ。
とは言え、そもそもデンキウナギの電圧は高くとも800V、電流は1A程度が関の山。しかもこの高電圧は約1000分の1秒程度しか持続しない。明らかな電力不足である。まあ、電圧との兼ね合いもあるが、ヘアードライヤーでさえ10Aは無ければろくに動かないため、少なくとも人間が用いる電気と言うものが如何に規格外なのかはよくわかるであろう。
さて、ならばなぜこのような無駄でしかない実験をしたのか? それはデンキビル――発電器官を遺伝子情報に持つ始祖ウィルスを作製するために他ならない。そして、このデンキビルを私が再び体内に取り込み、少しアプローチを変えつつTーウィルスとして抽出することで、極めて強引にTーウィルスの変異ウィルスを精製し――淡い黄色をしたTーウィルスにそっくりなアンプルが出来上がった。
正確にはTーウィルスの変異ウィルスではなく、始祖ウィルスベースのTーウィルスに限り無く近い新種のウィルスである。更に噛み砕いて言えば、Tーウィルスそのものを変異させるのがTーウィルスの変異ウィルス。Tーウィルスの設計図に落書きをして新たな素材を加えて精製するのが私の変異ウィルスである。
アンブレラが見たらぶちギレるかも知れない。実際にフォーアイズが、"ズルい! 私にも作らせて!"等と私に非難轟々であった。うるさい、欲しければお前も始祖ウィルスの現物とその設計図、Tーウィルスの設計図、ジェームズ・マーカス博士の頭脳の4点が体内にあれば誰にでも出来ることだ。
これを"Tー
フォーアイズは"ひょっとして博士疲れてる?"、プロトタイラントは"そろそろ寝た方がいいですよ?"等と失礼な事を言っていたが、私は一向にニュクスが出来上がらない疲労で可笑しくなってなどはいない。
そんなことは置いておき、空き時間でハンターγの設計図も大きく見直しておいた。
まず、意味を成していない尻尾をヒル由来の吸盤器官にすることで移動手段を増やす、口にも同じくヒル由来の伸縮性を追加する事で、より効率的な捕食を可能とする。それからなんかその小さな翼っぽい退化した腕は本当に翼っぽくしてしまえば良いだろう。そして、手足の爪に特殊な吸盤を備え付ければ室内の機動性は完璧だな。涎も強酸性に出来れば更に捕食が捗る筈だ。
"それは最早
このB.O.W.の名はゴエティアに当時する存在にして、26の軍団を率いる序列34番の地獄の大伯爵であり、召喚した者の命令で 稲妻・雷を起こすことも出来るという悪魔――"フルフル"という名前にしようと思う。我ながら悪魔的でハンティングな発想だな。
しかし、何故かリサに"危ないよジャクリーン!?"と珍しく血相を変えて非常に真摯な様子で止められたため、仕方なく開発は中止になった。その上、"お姉ちゃんと一緒にちゃんと寝るのっ!"というおまけ付きである。
姉には勝てないため、仕方なく色々と諦めてリサに従い、この日記を綴ってから今日は眠るとしよう。
P.S.
作りたかったなぁ
フルフル
◆◇◆◇◆◇
1998年9月2日
そうだ。ネメシスを強奪しよう。
ラクーン大学の研究室の回転椅子に座り、特に理由もなくしばらくグルグル回っていた私は、色々なことを考えた結果、最終的にそんな事を考え付いた。
フォーアイズには、ニュクスの開発が完全に終了したことで、いつぞやのハンターγ改良計画の時のように可笑しくなってしまったのではないかとラムダ共々心配されたが、実に余計なお世話である。誰がお父さんだコラ。
理由を説明すると、元々、アークレイの情報であったのだが、眉唾物と捉えていた事柄が最近になってどうやら事実だとの裏付けが取れた事及び奇跡的にニュクスーγが完成した事が最大の理由だ。
前者の裏付け以前に、世界中に点在するタイラント研究所にて、ネメシスシリーズの幾つかの個体に培養過程で自我が芽生え始め、複数の実験体がアンブレラの施設から脱走を企てていたらしいと言うこと自体は、アークレイでアクセス出来る資料の中でも閲覧は出来た。しかし、本当に眉唾物の話であり、私自身がいることや、改良型プロトタイプ・ネメシスを使ったキメラ-β、ジャバウォック、プロトタイラント等を実際に製造していなければ信じなかったであろう。
まあ、そして如何にしてそんな話の裏付けを取ったのかと問われれば、私は誰にでも簡単に成り代われるB.O.W.のため、ラクーンシティ地下研究所に潜り込んでアンブレラの内部情報を漁るなど朝飯前だ。それによれば、ラクーンシティから数百kmほど離れた別の都市部にあるタイラント研究所に、"4体"ものそう言ったバグを引き起こしたネメシスらが保管されているとのことだ。その脱走を謀ったネメシスたちは、一体一体が余りにもハイコストなため、処分することも出来ず、一先ずはサンプルとして一点に集めつつ凍結処理されて保存しているとのこと。まあ、最もな理由と言える。
しかし、ハッキリ言ってラムダーγが居なければ、今回の計画をそもそも立案しようとは思わなかった。まず、タイラント研究所襲撃かつネメシス強奪に辺り大きな問題が四つほどある。
ひとつは、対処しなければならない純粋な戦力。多数のタイラントの他、ハンター等のB.O.W.に加え、在中しているB.O.W.鎮圧用の警備兵と、襲撃によって投入される
ふたつは、襲撃方法と退路の確保。生半可な方法ではタイラント研究所を麻痺させることは出来ず、ネメシスが奪われたとなればアンブレラは草の根を上げてでも探し出そうとする筈であるため、退路の確保も重要であろう。とは言え、多少強引だが、これも不可能な話ではない。要するにアンブレラ側に強奪されたと思わせなければいいのだ。
みっつは、タイラント研究所は都市部にあるにも関わらず、内部にアークレイのような自爆装置が付いている事だ。設計時期や構造も近いため、恐らくはアークレイと同様のものが置かれている可能性が高い。となると完全にオフラインな上、自爆機構の電源も独立しているため、難攻不落と言えるかも知れない。しかし、これは自爆機構のスイッチが置かれた部屋さえ抑えてしまえば、然したる問題ではない。私という個にして群れを存分に発揮し、初動で制圧してしまえば良いのだ。幸い既に施設の図面も入手しているため、大まかな位置は把握している。
よっつは……というよりこれが最大の問題点のため、襲撃を断念していたのだが、4体もの脱走を企てたネメシスを覚醒した状態で運ぶ事になるのがほぼ不可能な点である。流石にこれは私でも4体のネメシスに暴れられれば、物理的に運搬どころではない。まあ、私製のプロトタイプ・ネメシスを打ち込めば可能かも知れないが、その時点で純粋なネメシスではなくなる上、流石に既にネメシスに寄生されている個体に新たにネメシスを寄生させるのはリスクが高過ぎる上、予想も出来ない。しかし、ニュクス-λが居ればネメシスたちを頭脳を無傷で説得あるいは洗脳出来るため、これをクリア出来てしまうのだ。
ならば……最早、決行しない理由はないだろう。ラクーンシティ地下研究所襲撃の予習にもなるため、ちょうど良い。それに世界へのジャバウォックという兵器の御披露目と、ニュクス-λの稼働データの収集も出来る。また、あわよくば、リサにあったプロトタイプ・ネメシスではない本物のNE-α型や、自立寄生型のNE-β型を手に入れたいという思惑もある。
期間はそうだな。準備期間とネメシスらをラクーンシティに運び込む期間も含めて"20日"もあれば足りるだろう。大学はグレッグ・ミューラーの有給が死ぬほど溜まっているらしいので、それも消化してしまおう。あるいは遅れた夏休みや、研究目的でも何でもいい。
リサは……プロトタイラントに留守番を頼めばいいか。我ながらとんでもない文書だな。ああ、別にDr.ローガンを当てにしてもいいか。ふむ、どうやら私の無意識の信用度はDr.ローガンよりもプロトタイラントの方が上らしい。やはり、彼を作った例の始祖は世に出してはいけない代物だな。
P.S.
この計画をフォーアイズに聞かせたところ、"マーカス博士大好き! 愛してるわアナタ! たぶん!"と大変気色悪く曖昧な返答を頂いた。図に乗るなぶん殴るぞ。私にだって配偶者を選ぶ権利ぐらいある。
◇◆◇◆◇◆
「ジャクリーン遅いなぁ……」
タナトスが安置されているグレッグ・ミューラーの地下研究室にあるソファーに寝そべり、クッションを胸に抱きながら足をパタパタと動かしているリサ・トレヴァーはそんなことを呟いた。
時を遡ること20日ほど前、ジャクリーン・マーカスを名乗るリサにとっての妹は、仕事で少し離れなければならなくなったため、渋々リサは了承したのである。
リサの名誉のために言っておくと、決してソファーの横の机に置いてあるゲームボーイと、ポケットモ○スター赤・緑なるものに釣られたからというわけでないないであろう。
流石にリサが幼いとは言っても、20日でポケ○ンをしゃぶりつくしたのか、やることがない様子である。
とは言え、リサにとって待つことは慣れっこなため、これぐらいの孤独は寂しくもなんともないのであった。帰って来るというただそれだけで彼女は嬉しいのである。
「――――!」
すると地下研究室に置かれた電話機が鳴り響き、それに反応してリサは身体を起こすと跳ねるように受話器を取り、笑みを浮かべて声を張り上げた。
「ジャクリーン!?」
『……ああ、私だよ姉さん。だが、"どちら様ですか?"が先だろう?』
「えへへ……ジャクリーン! 怪我してない? もう帰ってくるの?」
『そうだな。仕事は終わったから明日には帰るよ。少し友達も増えたからね』
「そっかー! 待ってるねっ!」
『ああ、夜は暖かくして眠るんだぞ?』
「えへっ、大丈夫! リサ風邪引いたことないもん!」
『そうか、それは何よりだな』
ジャクリーンが言う友達がどんなものなのかは、リサにとって重要ではなく、ただ純粋に妹の帰りを待つ。その後、姉妹の会話は少しだけ他愛もない会話を続けた後に終わる。
「~♪」
受話器を電話機に戻したリサは、どこかで聞いたことのあるような音楽を調子外れに口ずさみながら、部屋に置かれた1998年版のカレンダーの前まで来きた。
そして、近くにあった赤ペンを手に取り、キャップを開けると――。
「えへへ……楽しみー!」
明日――1998年"9月24日"に花丸を付けたのであった。
※次回はタイラント研究所襲撃(ネメシス強奪)編となります(尚、ラクーンシティ)
~ウィルス~
Tー
始祖ウィルス段階から作られているため正確には若干異なるが、ジャクリーン製作のTーウィルスの変異ウィルス。カナーン神話における稲妻と悪疫、疫病の神の名を持つ。投与した個体にTーウィルス由来の突然変異を強めた効果と共に独自の発電器官の劇的な発達を促すウィルスであり、他にもデンキウナギの遺伝子情報を用いたためか空気呼吸を行う魚類の要素等が個体に見られ、溶存酸素量が少なくなる水域にも適応した種となり、実際に水辺等を好む生態に変わる。また、工程を経たためかヒル由来の形態の変化もあり、ウナギとヒルを掛け合わせたようななんとも言い難い外見になる感染個体が多い。尚、ジャクリーンは全く意図しては居ないが、後に開発されるT-Abyssを海洋性ウィルスと呼ぶならば、TーReshefは淡水性ウィルスと呼べるほど陸地の水辺に対する限定的な感染能力を持つ。
あくまでもTーウィルスの変異ウィルスなので、ワクチンはデイライトベースのものを少し捻って造り出すだけで事足りるため、このまま、売ろうと思えば商品にならなくもないが、特に販売目的で製作したわけではなく、ジャクリーンにとっては余りに陳腐で捻りがないモノのため、彼女のプロ意識の高さから非売品扱いとなっている。そもそも彼女の思想として、自身はB.O.W.の研究・開発者であるため、顧客にB.O.W.の製作に使う素材のひとつでしかないウィルスだけを売るという行為そのものが言語道断なのである。
~B.O.W.~
フルフル
ニュクス開発に疲れてIQは据え置きだが、馬鹿になったジャクリーンがTーReshefをハンターγ与えて一手間加えることで生み出しそうになった構想段階のB.O.W.。CAPCOMのモンスターハンターシリーズに登場するうわなにをするやめr