BIO HAZARD -Queen Leech-   作:ちゅーに菌

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サブタイトル
・ハーブテロ

今回はハーブをキメながら書きましたので、脳味噌を溶かしながらお読みしてください(ギャグ回)





女王ヒルの手記 6

 

 

 

1998年6月25日

 

 洋館にあったのか、どこかの職員が持っていたのかは定かではないが、リサが目をキラキラと輝かせながら、こんなチラシを持ってきたことが全ての始まりであった。

 

 

ハーブパイのレシピ 心身疲労に効果的! 特製ハーブパイの作り方

 

家庭のパイに、ハーブエッセンスを加えてみませんか? 滋養強壮・疲労回復、様々な効果があなたを幸せにします!

 

材料(2人前)

強力粉 250g 砂糖 160g

薄力粉 250g 牛乳 600ml

バター 50g  生クリーム 300ml

塩 小さじ1      

卵黄 8個分

 

粉ゼラチン 20g

水 100ml

コーンスターチ 50g

グリーンハーブ粉 15g

レッドハーブ粉 15g

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 なぜ、パイにグリーンハーブとレッドハーブを詰めるのか、グリーンハーブ粉及びレッドハーブ粉とはなんなのか、そもそもさも当たり前のように食品と化しているのはなんなのか等々、ハーブに対する疑問は尽きないが、リサが作って欲しそうにしているので作った。

 

 ちなみに私は肉食主義者なので、無論、パイはリサとついでにフォーアイズに食わせる為のものだ。まあ、料理は科学なので私に出来ない道理はない。

 

 ハーブとは都市ラクーンシティ及びラクーン郊外のアークレイ山脈地方に自生している植物であり、ポピュラーなもの……と父は認識している。明らかに常識的なハーブからは逸脱している気がするのだが……まあ、いいか。

 

 フォーアイズに聞くと、ラクーンシティでは割りとポピュラーな食べ物らしいが、彼女の感覚は当てに出来ないので、洋館の図書室で調べると"周知の通り、植物には薬効を持つものが多くある。人類は太古から様々な植物を用い傷や病を癒してきた――"とのことで、本当にハーブはラクーンシティではポピュラーなような記述が書かれていた。

 

 グリーンハーブ・レッドハーブ・ブルーハーブ・イエローハーブの四種類がある。他にもパープルハーブなる伝説のハーブがあるらしいが、実在するのかは謎らしい。

 

 知識では、これらのハーブを組み合わせることを調合と呼ぶ。ラクーンシティに住んでいる、あるいは滞在する者は、基本的に調合技術が必修であるようで大抵のものが調合が可能だ。また、ラクーン市民は日常的にすり鉢などを持ち歩いていると記憶もしており、父も持ち歩いていた。そんな馬鹿なと生まれて初めて父の記憶を疑いつつ、フォーアイズを見ると、彼女がいつも持ち歩いているポーチからすり鉢とこぎ棒を取り出して見せた。

 

 どんな町なんだラクーンシティとは……。

 

 

 ちなみに調合の種類は――。

 

・グリーンハーブ+グリーンハーブ

・グリーンハーブ+グリーンハーブ+グリーンハーブ

・グリーンハーブ+レッドハーブ

・グリーンハーブ+ブルーハーブ

・グリーンハーブ+グリーンハーブ+ブルーハーブ

・グリーンハーブ+ブルーハーブ+レッドハーブ

 

 などの種類がある。ブルーハーブが絡むとT-ウィルス由来の生物の毒をほぼ完全に無毒化出来る。なんなんだろうな、このT-ウィルスによるバイオハザードのためだけに生まれてきたような謎の植物は……。

 

 尚、効果を得る前の形状は、薬包紙に乗った粉末状だったり、タブレット状だったり、そのままだったりする。また、摂取するときは食べる、傷口に塗る、傷口に貼る、煎じて飲む、調理する等様々だ。

 

 今、寄宿舎にはプラント42と呼ばれるB.O.W.――というよりも、少し洒落た巨大な食虫植物のようなものがある。なんでも、寄宿舎の職員が好奇心からT-ウィルスを注射したところ巨大化し、人を襲うようになった植物とのことだが、特に邪魔でもなく、もっぱら攻撃に反応して防御してくる程度な上、置き場に困った活性死者を投げ込むと処理してくれるので重宝している。

 

 そして、ふと思ったのだが――。

 

 ハーブにT-ウィルスを使ってB.O.W.を造れば何が生まれるのだろうか? フォーアイズに話したところ、"是非ともやりましょう"の一点張りな上、私も気になったのでやってみることにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1998年6月29日

 

 4日ほどフォーアイズとハーブで遊んだ研究した結果。とんでもないことになった。

 

 まず、洋館の庭にハーブを植えて、プラント42と同じようにT-ウィルスを注射して反応を見た。しかし、丸一日経っても、表面上の変化がまるでなく、二日目になっても変わらなかったため、ひとまずハーブの組成を調べ、投与前と後での変化を比べてみることにした。

 

 すると、前後でほぼ同じ結果になったのである。要するにハーブは投与されたT-ウィルスをほとんど増殖させずに、半ば無毒化してしまったのだ。どうやら、T-ウィルスはハーブの中では上手く活動出来ないらしい。洋館とアークレイ研究所で手に入るグリーンハーブ・レッドハーブ・ブルーハーブを50株ずつ行ったにも関わらず、全てで同様のことが起きたため、コイツらのとんでもない生命力と、ウィルスへの効用に私と共にフォーアイズも目を丸くした。

 

 仕方なく、T-ウィルスから純粋に突然変異を引き起こす始祖ウィルスへと変更した。始祖ウィルスが殺されれば私でもお手上げだ。今度は前回の結果から駄目で元々ということで5株ずつにした。流石に始祖ウィルスの毒にやられて死滅すると思っていたからだ。

 

 すると翌日、始祖ウィルスを投与して洋館の庭に植えたハーブは、縮尺をそのままに3m程まで巨大化していた。庭に生えるただデカい三色のハーブを前に、フォーアイズが腹を抱えて笑っていたのを覚えている。かくいう私も顔をひきつらせていただろう。

 

 まあ、とりあえず出来てしまったものは仕方がないので、当初予定していたように変異したハーブを使い、最上の効果を持つグリーンハーブ+レッドハーブ+ブルーハーブの組み合わせで実験を行った。

 

 そして、実験体の生きた人間の腕を切断し、液状にしたハーブを掛けながら切断面と切断面をくっ付けてみたところ、見事に張り付き、傷がなくなるだけでなく、内部の組織まで完全に元通りと言えるほど癒合していたのだ。私の身体で起きたならば普通だが、常人の身に起こったならば魔法のような光景である。

 

 始祖ウィルスによって突然変異を起こして巨大化した医学界に革命をもたらし、全人類の新たな希望に成り得るハーブ。略して、"始祖(シソ)ハーブ"と名付けよう。

 

 ただし、このシソハーブには致命的な欠陥がある。

 

 始祖ウィルスの毒は自然界にある毒の中でも最上級であり、これのせいでマトモに使用するのが難しかったため、T-ウィルスを開発したという経緯からも解る通り、始祖ウィルスは大変扱い難いウィルスだ。それをこのシソハーブは全て受け継いでしまっていた。

 

 何せ、切断した腕が瞬時に繋がったまではよかったのだが、使った人間が数秒後に死亡してしまったのである。遺体の解剖と、変異後の成分分析の結果、始祖ウィルスとそれによる毒素を、ほぼそのまま持って共生していたということが判明した。逞しすぎて涙が出る。

 

 ということは可能性があるとすれば、始祖ウィルスベースのB.O.W.。もしくはシソハーブ自体がT-ウィルスと同様に変異すれば、一応は1000万分の1という確率で存在するT-ウィルスの完全適応者に使えるようになる程度だろう。人類への嫌がらせか何かか。

 

 恐らく、始祖ウィルスにより、巨大化しただけでなく、他の生き物に補食されないように毒を身に付けたのだろう。この小癪な進化のおかげで、全人類の希望は潰えたと言っていい。無条件で始祖ウィルスを抑制出来る夢のような抗体でも無い限りまず不可能。ゴミだなこれは。研究するにしても、常人が完全適応者になる方法を探した方がまだ早いであろう。

 

 ――と、思ったのだが、使い途を思い付いたのでモノは試しに実験をしてみることにした。

 

 それは恐らくはシソハーブが使えるであろう、完全適応者のセルゲイ・ウラジミール大佐のクローンがベースのB.O.W.――T-001型(プロトタイラント)に使えるのではないかという疑問である。正直、自分でも魔が差したとしか思えないが、考えてしまったものは仕方がない。

 

 プロトタイラントはT-ウィルスが極度に作用した結果、全身の腐敗が激しく、それに伴う脳の壊死により思考能力が低下している状態であり、半ば暴走状態にある。そして、まさかとは思うが、この腐敗と壊死をシソハーブで取り除けてしまえるのではないかと考えたのだ。

 

 ハッキリ言って最早、オカルトの域だ。一応、筋は通っているため、可能性としては無くもないが、こんなことが成功する訳もない――と思っていた……いや、いち研究者として思いたかった。我ながら父から頂いた己の才能に恐怖を覚える。

 

 まず、私が三種類の全てのシソハーブを食べて体内でシソハーブの回復成分を凝縮しつつ調合を行った上、我々(ヒル)の体内で始祖ウィルスをT-ウィルスへと父が変異させたことを利用して、シソハーブの始祖ウィルスをT-ウィルスへと変換することにより誕生したシソハーブのT――"ハーブ-T(ティー)"を作る。

 

 これにより、T-ウィルスの完全適応者に馴染みやすくなると共に、私の体はリサ曰く"ハーブのいい匂い"、フォーアイズ曰く"トイレの芳香剤みたいな香り"に2~3日なった。

 

 そして、活動を停止させてあるプロトタイラントの全身を切り開き、脳内から爪先まで内外部問わず、あらゆる腐食・壊死した部位にハーブティーを与えた。更に休眠状態にしたまま、プロトタイラントをタイラントの培養槽に浮かべ、色が変わり中身が確認出来なくなるほど残りのハーブティー投入し、頭蓋内に注入した結果、約10時間後――。

 

 

 プロトタイラントは壊死した脳が再生したことで機能を回復させ、全身の腐敗が取り除かれ、それに伴い暴走状態も解除されてしまった。

 

 

 培養槽に浮かぶプロトタイラントは、全身の腐敗部や癌化している部分が消え去り、新たに皮膚が作られ、欠損していた唇なども再建され、タイラントで珍しく左胸にあり露出した心臓は完全に体内へと戻り、馬上槍のようだった疎らな長さの爪が全て抜け落ちて人間と同じように整っていた。

 

 最早、見た目だけならばT-103型と比べても遜色ないだろう。プロトタイラントが、やや薄緑色の肌をしており、身長が255cmのため、若干T-002型よりも10cm低く、筋量がやや少ないためかスマートな印象を受け、むしろ人間への偽装にはより向いている気さえする。

 

 言わば、プロトタイラントはシソハーブにより、完成したタイラント。すなわち、"ハーブタイラント(-T)"だ。まあ、どことなく体の色もグリーンハーブっぽいのでそれでいいだろう。もう、何でもいい。それより、関われば関わるほど頭が痛くなるので、しばらくハーブから離れたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1998年7月5日

 

 どうやらハーブによる私の受難は、まだ終わらないらしい。庭に蒔かれたハーブの零れ種の如きしぶとさと鬱陶しさである。ハーブは雑草レベルに生命力が高いため、庭に植えてはならぬのだ。毎年、庭で地獄を見るぞ。

 

 ハーブタイラント――この呼び方は何か嫌なのでプロトタイラントに戻そう。プロトタイラントの性能の向上は想像の遥か斜め上であった。

 

 そもそもプロトタイラントには、T-002型や、T-103型と異なりプログラミングでの制御が一切ない。そもそもタイラント計画は、圧倒的な戦闘能力と暴力性、そして生命力に加え、任務を遂行する兵士としての行動が可能な知能をタイラントに持たせるのが目的である。そのため、まずは圧倒的な戦闘能力・暴力性・生命力・知能を持った兵士を作るところから始めたため、機械などで制御をするということをそもそも考えていなかったのである。まあ、言葉で言うことを聞けばそれに越したことはないからな。

 

 しかし、結果として生まれたプロトタイラントはタイラントの基準に戦闘能力・暴力性・生命力以外は全く届いておらず、暴力性の赴くままに無差別に襲い掛かる姿は、兵士というより獣のそれであった事だろう。故に機械制御へと変更されたのだ。

 

 そのため、制御されていないタイラントというものは人間の手に負えるものではない……筈なのだが――。

 

 黒いトレンチコートに身を包んだ大男にしか外見上も見えないプロトタイラントが、庭に自分で作った普通のハーブ畑に如雨露(ジョウロ)で水やりをしている、姿を見ていると、あれが元々何であったかを私でも時々忘れそうになる。

 

 他にもプロトタイラントは、リサとリバーシ(オセロ)をしたり、洋服の洗濯を手伝ったり、ドアの修理を手伝ったりと、通常のB.O.W.ならまず出来ないほど高い知能が必要なことを行っている。

 

 他にも事前に教えた洋館のトラップを回避したり、何かのアンプルを持って迫るフォーアイズを避けたりと危機回避能力にもかなり長ける。また、最近は読み書きを教えているが明らかな上達が見られ、既に簡単な日常会話ならば筆談が可能である。

 

 そして、試しにアンブレラ養成所で拾ったカスタムハンドガン、ショットガン、グレネードランチャーに、アークレイ研究所の警備員が持ってきたサブマシンガンと、アサルトライフルの計5種類の銃器を同じ場所に置き、それらの銃弾をあえて実弾箱に入れず剥き出しで同じ箱に入れて置いておいた。そして、私が一度カスタムハンドの銃弾を箱から取り出して試射し、他の銃器の装填方法だけを銃弾を用いずに見せてからからプロトタイラントにさせてみたところ――。

 

 装填した上で試射することを5種類の銃器で同様に行い、ほとんど失敗することもなかった。また、指が太いため、引き金の大きさと派手な爆発からグレネードランチャーが気に入ったらしく、その後に多く試射していた。

 

 つまりプロトタイラントは、私が一度して見せただけで、銃器のおよその使い方を覚え。その上で箱の中の5種類の大きさや形状の異なる銃弾を適切な銃器に装填する事を言われずとも理解していたのである。

 

 最早、認めるしかないだろう。プロトタイラントの知能は人間とあまり変わらないレベルにまで達していると言える。それに加えて、趣味嗜好や性格傾向といったものまで垣間見えるため、プロトタイラントは完全に兵器というよりも"兵士"であろう。

 

 それならば、B.O.W.としては大失敗作だ。

 

 確かにタイラント計画の最終目標は圧倒的な戦闘能力・暴力性・生命力・知能を持った兵士を作ることだった。しかし、これは理想であって、実際にあってはならないことだ。

 

 何せ、兵器ではなく兵士ならば、感情を持つことにより、奥底に野心を秘める、戦争への嫌悪を覚える、無償の愛を覚える、主人への離反や裏切りを覚える、そして正当な自由を覚える。それだけの下らない可能性が出始めるのだ。そんな不安定な兵器があっていいわけがないだろう。B.O.W.には一切必要のないことだ。

 

 まあ、それを言ってしまえば私も同様の大失敗作となる。私を完全に制御出来た者は最初からこの世にいないのだからな。

 

 とりあえず、今回の実験結果を省みて、シソハーブとハーブティーは封印することに決めた。仮に今のプロトタイラントと同じものを100体製造したとしよう。それらが学び、憂い、叛逆すればタイラントらをトップとした国が出来上がり兼ねない。そうなれば人間を原料として量産されるタイラントが人間を確保して次々と製造され、すぐにタイラントと人間の戦争が勃発することになるであろう。流石にそんなものを私は求めていない。B.O.W.は兵器であらねばならぬのだ。

 既にシソハーブの実物は消費し、植えていた土壌を焼いてから、数段強化した枯葉剤を散布して根の一部ですら残らないように徹底的に抹消した。フォーアイズにはタイラントの国などという面白そうなことを伝えれば、実際にやりかねないため、拡張性がないクセにアンブレラやテロ組織に渡ると、間違いなくロクなことにならないと、それもまた事実の嘘を伝え、ただの実験のひとつと認識させておいた。

 

 すぐに彼女の目を引くため、このアークレイ研究所で私が襲撃してから研究を続け、未だに完成していない研究内容を伝えると、彼女はそちらの方に興味が移ったため、もう掘り返されることもないであろう。

 

 さて、幸いにも始祖ウィルスは、アフリカのあの場所でしか今のところは生育出来ず、それを除けばオリジナルは私の中にしか存在しない。ましてや、その始祖ウィルスをラクーンシティ原産のハーブに捩じ込むような真似をする人間がいるわけもないことが救いか。

 

 …………なぜ、私はハーブで世界の危機を考えなければならないのだろうか?

 

 

 

 

 







バイオのハーブを本気で考察してはいけない(戒め)

基本厚着でイメージがつけにくいので、手軽にスーパー化する前のタイラントのほぼ全裸が想像したい方は、"タイラント ビキニパンツ"などと検索するといいですよ。


~B.O.W.~

ハーブタイラント
 プロトタイラントあるいはT-001型と呼ばれていた最初のタイラント。ハーブの栽培が趣味のため、近くに寄ると仄かにさわやかなハーブの香りがする。とんでもない経緯と冗談のような思い付きの方法で改良されたが、アンブレラが目指していたタイラント計画の当初の目的であった"圧倒的な戦闘能力・暴力性・生命力・知能を持った兵士を作る"という理想を実現した個体である。
 しかし、兵器としてではなく、兵士としてのレベルまで完成してしまったため、人間と同様の多様な感情を持ち、それに沿った行動をとるため、結果としてこの世に生み出してはならなかったレベルの失敗作である。そのため、女王ヒルは人間が持つ"自由"という概念の恐ろしさから、この1体を除く製造を封印した。


~所持品~

ハーブ
 当初のハーブは、ラクーンシティ及びラクーン郊外のアークレイ山脈地方に自生している植物だったが、何故かこのハーブがウィルスに効用があるため、バイオテロの拡散と共に世界中で栽培されるようになった。ある意味、アンブレラが世界へ撒いたもうひとつのバイオテロ。

シソハーブ
 ハーブに女王ヒルの持つ始祖ウィルスを注入したことで突然変異を起こして巨大化したハーブ。理由は不明だが、始祖ウィルスと共生している。このままでは、始祖ウィルスベースのB.O.W.にしか効果がなく、他の摂取したものを毒素で死に至らしめるため、あまり意味がない。

ハーブティー
 女王ヒルが体内で、シソハーブをT-ウィルスに変異させた物体。数百~数千倍にまで高められたハーブの薬効と変異した始祖ウィルスの効果によって、摂取した対象はT-ウィルスとほぼ同様に体内の全細胞が活性化し、死滅済みの細胞さえも再生し、異常な耐久性を有す。また、この際に脳細胞さえも含まれる。しかし、1000万分の1で存在するT-ウィルスの完全適応者でない限りは、拒絶反応と始祖ウィルスの毒素で死に至らしめる。要するにより適応対象を遥かに狭くしたウロボロスウィルスのような何かである。
 ちなみに女王ヒルはシソハーブとハーブティーについての研究を封印したため、本編で使用されることはないが、タイラントや始祖ウィルスベースのB.O.W.でない対象に向かってハーブティーの入ったアンプルを撃ち込むと、G生物完全態であろうが、ニュクスであろうが、ベースがT-ウィルスの完全適応者でない限りは、体内でウィルスレベルで始祖ウィルスの毒素がバラ撒かれるため、内部から全身を破壊するというデイライトとはまた違った武器と化す。無論、人間にも有効なので誤射すると死ぬため、デイライトよりも遥かに危険。

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