パーパルディア皇国
フェンへの懲罰戦争が決定された。
この事に異論を唱える人はいない。問題はその日時だ。
その日フェン王国ではドイツ軍の軍事演習を披露する日であり噂のドイツ軍を見るため多くの国の大使が参加するということだ。大使やドイツ人がもし死んだら戦争になりかねない。
レミールはこれを知って直ぐに陛下へ謁見し説得しようとしたが、「国が転移するなど有り得ぬ。」と切り捨ててしまいさらにニコチンやエランテが調べたドイツの情報も切り捨てた。ここでレミールとニコチン、エランテは気づいてしまった。
「この国はやばいと」
◆◇◆◇
トーパ王国
喫茶店 ドトール
レミールはアルテルとまた密会している。
レミールは先日アルテルの正体を知った。
数日前、
パーパルディアの反乱軍の一味がマスケット銃でレミールを暗殺しようとした時に彼が私を抱きしめながら演算宝珠を起動させて守ってくれた。
「大丈夫かレミール」
「あ、ありがとう。これは、一体?」
「実は、僕はドイツ帝国皇帝の次男でさらに航空魔導師なんだ。と言っても飛ぶのは苦手なんだけど」
と言いながら彼は懐から銃を取り出し襲撃犯の足を狙って発砲。3発目の弾が襲撃犯の足首に貫通。倒れた所を周辺の人達に取り押さえられた。
「あなたがあの、ドイツの、皇帝の、次男??」
「はい。今まで黙っててすみません。その、ずっと隠すつもりでしたがレミールさんの命が危ないと思ったら体が勝手に動いて」
とモジモジするアルテル。
「ありがとう。助けてくれて」と笑顔で返すレミール。
「アルテル様。本当にドイツの皇族?」
「そうだよ」
「じゃ、結婚が嫌だから家出したのも事実?」
「うん。そうだよ。」
「冗談だと思ってた。」
ドイツはやはり油断出来ない国だ。マスケット銃を相手に防御魔法で防ぐとは。パーパルディアにはあのマスケット銃を改良したものしか無いが、その程度の武器ではこれを破壊することは出来ないだろう。
それにアルテルが使用していた銃もマスケット銃とは比べようもないくらい性能が高い。
「あの、アルテル様」
「アルテルでいいよ」
「アルテル さん。私にドイツについて色々と教えてください。」
こうして私はしばらくドイツという国を彼から学んだ。
ドイツではマスケット銃は数百年前の骨董品でありマスケット銃より威力も高く、命中率もよく、さらに連射できる機関銃も存在していること。
ドイツはドイツ民族で構成されており、転移前は世界最強の軍事国家だと。
食は基本じゃがいもであり びーる というお酒も美味しいと。さらにこの喫茶店ドトールはドイツ国内の会社でありこの喫茶店にあるメニューの7割が向こうのものだと。ーなおドトールを立ち上げた人は日本人だったりするー
この事を早く父上に知らせなければ
◆◇◆◇
現在に至る。
レミールはアルテルから貰った本や情報をまとめて皇帝に出したが読まずに欺瞞情報と切り捨てた。
さらに、調べれば調べるほどパーパルディアの現状は悪い。のにそれに気づかない皇帝。なんとか説得しようと連日皇帝に話をしに行ったら、謹慎処分を食らった。
「この国はもう終わりだ。」
レミールは諦め、亡命する準備を始めた。
◆◇◆◇
「え?第203航空魔導大隊はフェン王国の軍事演習に参加と?」
ターニャはレルゲン大佐から新たな任務を受けた。
「なぁに。ただの観光旅行さ。以前から貴官は休暇が取りたいと言ったでは無いか。警備と言っても、上空や街中で待機しとくだけの簡単な任務だ」
レルゲン大佐、普通の休暇を下さいと言いたい。
がこれは命令だ。拒否することはできない。
「承りました」
こうしてターニャ達はフェン王国での軍事演習に参加することになった。
アルテル・・・航空魔導師だけど成績はかなり悪くろくに飛ぶ事もできない。さらに補助具も無いため現在飛行する事は出来ないのだが護身用として演算宝珠を持ち歩いている。
射撃は上手いとは言えないレベル。そのため最初の2発を外してしまった。
原作にないオリジナル都市を追加するかどうか?
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追加して欲しい
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いや、そこは原作に忠実にして欲しい