アルタラス王国の最新鋭の部隊は、浜からやってくるパーパルディア皇国を相手に戦っている。
が、軽機関銃が一丁壊れて動かなくなった。
「撃て!なに?弾が出ない?また壊れたのか!」
アルタラス王国指揮官はうなる。またかと。
オランダから購入したこの軽機関銃 シャーシャ軽機関銃は軽くて取り回しがいいという利点と連射できるという優れものだが最大の欠点を抱えていた。
壊れやすいのだ。とくにうち過ぎるとオーバーヒートにより壊れる。それが発生してしまった。
次第にあちこちでシャーシャ軽機関銃が故障し使えなくなり予想に反して弾が余るという事態になった。
問題はそれで終わらずさらにここで敵のワイバーン部隊が接近してくる。
ライフルは1人一丁、100人ほどいるためある程度は撃ち落とせるがその間に敵陸戦隊はこっちに来る。
「大変です!包囲されました!」
「想定より早いな。ここで終わりか。皆よくやった!突撃だ。アルタラス王国はここで終わるが、国民が終わる訳では無い。ここでパーパルディアの力を弱めることによって反パーパルディアの希望になるだろ。
アルタラス王国万歳ー!」
このあと数時間後にアルタラス王国は降伏。地図上からアルタラス王国は消えた。
パーパルディア皇国はワイバーン15騎、陸戦隊460人死亡、1590人負傷という大損害をくらい、圧倒的な勝利ではなく、辛うじて勝利というものとなった。
◆◇◆◇
ドイツ帝国 ミュンヘン
11月中旬
季節は冬だが緯度の関係かあまり寒くない。
ミュンヘン中心部にある喫茶店にターニャは軍服でコーヒーを飲んでいる
ワイバーンを50騎ほど落としたため休暇が貰えたのだ。
魔導師の規定で敵航空戦力を50機以上撃破した場合1週間の休暇と一流のフルコース料理が食べれる。
ただ、この航空戦力にワイバーンが入るか入らないかが疑問だったが適用されたためこうして休暇が取れたのだ。
「ドイツ料理も悪くないもんだ。参謀本部の食事は不味すぎたが。」
参謀本部名物の食堂。調度品に金をかけすぎたためコックを雇う金すらなく結果無茶苦茶不味い。
海軍のご飯の方が美味しい。
就職先間違えたかな。
「時間だな」
ターニャは楽しみにしている事がある。それはこれから見る映画だ。
「我々の闘争」
アドルフ・ヒトラー作の日記が元。
世界大戦やロシア内戦でのイデオロギーや戦争の悲惨さ。ドイツ民族の優秀さを説いたものであり、我が闘争からユダヤ人などの劣等民族意識を無くしたようなものだ。
◆◇◆◇
「うん、中々いい話だった。」
ウィンストン・チャーチルのかいたヒューライヒとやらよりはかなり面白い。
ヒューライヒ
世界大戦で連合国が勝利したというifの世界だが、いわゆる史実の世界ではなく、ドイツが解体されてたり、ロシアが共産化してたり、オスマンは生きているものの分割されまくってたりと史実以上に酷い状況となっている。
この世界でハルラーという男が解体されたドイツを統一し第二次世界大戦を起こすというのがこの小説なのだが、色々無茶苦茶だったりするため全く受け入れられなかった。
「号外!号外だ!」
号外新聞を配る青年。ターニャは彼から1部受け取り内容を見る。
そこにはこう書かれていた。
「アルタラス王国へ観光旅行していたドイツ人がパーパルディア皇国に捕まる!!劣悪な収容所に送られた!」
と。
次回、交渉
原作にないオリジナル都市を追加するかどうか?
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追加して欲しい
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いや、そこは原作に忠実にして欲しい