カイザー召喚記   作:ハロポン

39 / 50
伏線たてていくぅ
今回の話は
やや右寄りの要素が入っております。



34話 ティガー計画

「完成したぞ!」

 

ヴェルナーは研究所で時間をかけて開発した物が完成し喜ぶ。

 

「これは歴史を変えるぞ!この対艦ロケットは!」

 

目の前にある大きな筒状の物。

ヴェルナーは、戦艦の砲弾に匹敵する威力のある対艦ロケットを開発したのだ。

重量の問題でこれを乗せられてさらに高速で飛べる機体は少ない上に無誘導のため命中率が低いという問題もあるのだが、これを実験する場所を彼は探している。

 

◆◇◆◇

「なに?エスペランドの国王が私に会いたいだと?」

 

ターニャはヴァイス中尉からの報告を受ける。

ここに来てから早2日。

なんとか本国と連絡がつき、状況を知らせたところ

「魔物の情報を集めて報告せよ」ときた。

どうやらここの魔物を滅ぼすつもりらしい。

エスペランド王国のものでは無く所有者不明の土地なら合法的に統治の問題もなく領土にできるという事を狙ってるのか?

 

といことでグランツら補充部隊が魔物を7体ほど倒し、本国とエスペランドの騎士にも報告したわけだ。

一応、エスペランドでは遭難者として扱われているのとお礼として情報を提供している。

 

「おい、そこのちっこいの。貴様がこの部隊の隊長なのか?名前はなんだ?」

 

突然、騎士らしき者が来る。

無礼にも程があるぞ

 

「貴様とはなんだ。それに名前はそちらから名乗るのが礼儀だろ?」

 

ターニャも反論する。

 

「ふん。俺の名は騎士、ジャスティードだ!」

 

「そうか。では私も名乗ろう。ドイツ帝国軍第203航空魔導大隊 大隊長のターニャ フォン デグレチャフ少佐だ。」

 

と帝国式敬礼をする。

 

「敬礼か。 ところで....」

 

ジャスティードは剣を抜き、剣をターニャへ向ける。

 

「おまえ.....本当は魔物ではないのか?最近の王国への侵攻の真の目的はなんだ?答えろ!!」

 

彼はターニャを切り掛るつもりで剣を向ける。

ヴァイス中尉らもジャスティードに銃を向ける。

ターニャは落ち着いた様子でいう。

 

「人と獣の区別もつかんのかこいつは。騎士がこれとはこの国も末期なんだな」

 

ジャスティードはキレる。王国を侮辱された。自分を侮辱されたと。だが彼の本能が同時にこう呟く。

 

彼女、ターニャは歴戦の兵士だ。自分では勝てないと。

 

目に恐怖は無く、それどころかやれるならやってみろ。お前には無理だろうがなと感じるような目だ。

 

ジャスティードは剣をおさめ、ターニャに質問する。

 

「魔物では無さそうだな。王国以外にも人類がいたとはな。もし本当ならなぜ神話を知らんのか!」

 

ヴァイス中尉から何度か神話がどうのとか言ってたな。

それの事か。

 

この世界の国は神話を信じてる国も多い。まぁ中世レベルの文化だったら神話を信じてもおかしくは無いな。

魔帝が復活するという神話も信じてる国も多いし。

 

「神話なんぞ知るか。ただでさえ神話多いのに」

 

日本神話とか、ギリシャ神話、北欧神話など色々ある。

 

どうやらターニャの言葉にきれたジャスティードは反論する。

 

「神話を知らない?それでも貴様は人間か!」

 

「感情むき出し。謎理論。話にならんな。」

 

その後もジャスティードが騒ぐがそれを無視。

やがて疲れたのかジャスティードらは帰ってった。

 

にしても神話か。気になるな。神話というのは真面目に読むのではなく面白く読むものだ。

例えば日本神話での日本の成り立ちなんて考古学を馬鹿にしたような内容だし。

天照大御神が天岩戸にこもった理由が、

スサノオが糞をばらまいたりとやんちゃしまくり溜まった不満が爆発。

日本史上初の引きこもり事件へと発展する。

なんだこれ?

 

「ヴァイス中尉。神話についての情報も集めてくれ。」

 

「はい。」

 

「さてと。今ある武器はこれくらいか」

 

重機関銃2丁 弾は200発程度

隊員分の軽機関銃 弾は1人につき260発

訓練の余りの地雷 3個

手榴弾 29個

対戦車ライフル 1丁 弾8発

ナイフ

拳銃 隊員分。

 

これだけだ。もう数日すれば本国から連絡船が来るため持ちそうではある。

 

 

◆◇◆◇

ドイツ帝国参謀本部

 

「これが対グラ バルカス戦の作戦計画、ティガー計画だ。」

 

マンシュタイン元帥立案の作戦計画、ティガー計画。

その作戦目標は、簡単に言うとグラ バルカス主力を引きこみ包囲殲滅するというものだ。

さらにグラ バルカスのもつ大艦隊を減らすための作戦まである。

 

「ティガーか。たしか新型重戦車にティガーがあったな。そこからとったのか?」

 

ルーデンドルフは軽戦車の次に量産が決定されていたティガー戦車を思い出した。

 

早い、強い、硬い。傾斜装甲を取り入れた画期的な戦車でありオーストリアの戦車相手にでも十分勝てる。

 

「ああそうだ。この作戦にはありとあらゆる最新の兵器が必要だ。状況によってはこの作戦は無くなるかもしれないがな。」

 

「マンシュタイン元帥のおっしゃる通りで。またあの大戦を繰り返すのだけはごめんですな。」

 

「ルーデンドルフもグラ バルカスとは戦いたくないのか」

 

ワインを飲むゼートゥーア

 

「ああ。さすがに嫌だぞ。ゼートゥーアもマンシュタイン元帥も知ってるだろ?かの国の海軍はあのイギリスとフランスを足したような国だ。我々とたいした性能差も無い、かなり厄介な国だ。とっておきでも使わねば勝てないだろうな。」

 

「そうだなルーデンドルフ。そのとっておきだが、もう時期完成するぞ。」

 

「そうなのか!何時だ?」

 

「来年か再来年だ。全く、我が国は優秀な人が多くて助かったな。」

 

◆◇◆◇

ゲッベルスの自宅

 

至って普通の家で暮らすゲッベルス。彼は今、次の計画をたてていた。

愛国心のあるものをもっと増やしたい。そう考えていたのだ。

プロパガンダでも限界はある。プロパガンダ映画ばっかでは効果が無いから普通の映画もやりつつ、プロパガンダ映画がプロパガンダとは思えないような出来にしたり、ー例えば恋愛映画だがよく見ると主役はドイツ人だが悪役はグラ バルカスの関係者だったりそれを連想するようなものを仕込んだり、悪役は決まってグラ バルカスだったりとー フォルクスワーゲンの車の値段を下げたりーこの時のフォルクスワーゲンは国営企業ー

鉄道や道路の整備やロウリア、クワトイネなどの旅行を推奨したりして不満を無くし反感を減らしているが数年後は分からない。

 

「子供の代が問題なんだよな。道徳教育に愛国心を芽生えさせるような方法もありだが人口減少が起きたらなぁ。ん?人口減少を止める?」

 

ゲッベルスはいい政策を思いついた。

 

「子供を増やすよう、結婚を奨励する法律を作ればいいんだ。」

 

この後ゲッベルスは結婚資金貸与制度と愛国心が芽生えるような教科書を作らせた。




次回、焼却

しばらくはweb版エスペランド王国編が続きます。
あまり長くは続きませんが
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。