世界会議
各国が占いの話で盛り上がっている。
リッペントロップにとって魔帝とはよく分からない国である。
ドイツでも魔帝は危険視されている。と言うのもある仮説が出たからだ。
ドイツやオーストリア、デンマーク、オランダなどがこの世界に飛ばされた理由は魔帝に対抗するためというものがある。と言うのも魔帝にはロケットや、最重要機密だが核兵器に匹敵するものが存在するとされている。
そんな国が突然やってくるなんて非現実的だがそもそも我が国がこの世界にやってくるのも非現実的だ。
非現実的が現実になっているのだからその辺を考えるのは無駄なのかもしれない。
それよりも今回、この私がやる事は各国の動きを探るのが目的だ。特にグラ バルカスの動きは要注意だ。
と注意していたらグラ バルカスが突然侮辱発言をしだす。
正直、グラ バルカスが何を考えているのか理解できない。どうやらレイフォルとやらを倒したのがかなり嬉しいようだ。
グラ バルカスの女性ははっきりとみんなにこう告げた。
「一つ、最初に伝えておこう。
我が国は、今回、会議に参加し、意見を言いに来たのではない。
この地域の有力国が一同に会するこの機会に、通告しに来たのだ。
グラ・バルカス帝国 帝王グラルークスの名において、貴様らに宣言する。
我らグラ バルカスに従え。
我が国に忠誠を誓った者には、永遠の繁栄が約束されるだろう。
ただし、従わぬ者には、我らは容赦せぬ。力で潰してやる
沈黙は反抗とみなす。
まずは尋ねよう。今、この場で我が国に忠誠を誓う国はあるか?」
沈黙。
その後の罵声。当たり前といえば当たり前だ。
どうやらグラ バルカスは本当に砲艦外交のつもりで来たようだ。従わなければ滅ぼすか。それはつまり宣戦布告と受け取っていいのでは?
「とりあえず明確な書類や被害がある訳でもない。冗談というオチもある。冗談で済めばいい話だけどな。1度本国に情報送るか。」
グラ バルカスの女性が退出した後にリッペントロップは一旦情報を本国へ送った。
◆◇◆◇
それから数日後、世界会議にてグラ バルカスの艦隊が神聖ミリシアル帝国艦隊へ奇襲をかけ被害が出たという報告が出た。どうやらやはりあれは宣戦布告のようだ。
どうやら一時期避難させるつもりらしいが船はどうするつもりなのだろうか?
各国はどうやらグラ バルカス艦隊とやり合うつもりらしい。
「すまないが我がドイツ帝国は民間船もあるためこの海域から脱出させる。これはドイツ本国からの指示である。」
グラ バルカスに拿捕なんてされたら最悪だ。本国の指示は、対グラ バルカス戦は協力するが港の貸出しなどの許可を貰う事と派遣している艦隊を早急に本国へ帰還させること。無理ならば自沈させろというものだ。
「な!ドイツはグラ バルカスごときに恐れをなしたのか!」
「今ある戦力ではグラ バルカスの艦隊を撃退出来ない。戦力を整えねばならないのだ。」
「だがなリッペントロップよ。既にグラ バルカス艦隊はここに近づいて来ている。協力しないとここから脱出もできないだろ?」
拒否権はないということか。
リッペントロップは小さくつぶやく。
「どうなる事やら。シュペーではあのデカブツには勝てない...来ないことを祈るしかないか」
◆◇◆◇
ラングスドルフ大佐は異世界の艦隊をみる。
「数はあってもなぁ。弾除けくらいにはなるだろう。」
「艦長、全速力でいけばギリ突破できるかもしれません。ですが...」
「最悪突破出来なければこの船を盾にすればいいだろ」
「確かにそれなら駆逐艦や民間船は逃げることができるでしょう。でもそれだとこの艦は沈み」
「この艦に乗った時点で死ぬ覚悟はあるだろ?」
「えっあっはい。」
重巡洋艦シュペーを盾に駆逐艦や民間船は進む。その船に乗っているのは希望か絶望か。
◆◇◆◇
「レーダーに反応あり!敵航空機およそ200機!」
報告が上がる。
ラングスドルフ大佐は敵艦隊の規模を推測する。
「敵戦力は最低でも空母3~4、駆逐艦10隻以上か。空母機動部隊だな。」
絶望的な戦力差。他国の船も含めれば50隻以上がこの港に集まっているが正直戦力としてカウントしていいのはムーと神聖ミレシアムくらいだろう。
「とりあえず対空戦闘用意!観測機を上げろ!」
これから歴史にも残る大海戦が始まる
次の投稿は多分土日..
絶望がやって来る....
次回「大艦巨砲主義」
ターニャ「え?何これ新しい作戦の指令書?本当にこれ、やるの?(どうしてこうなった...)」
ヴァイス「今回は死を覚悟した方が良さそう」
ケーニッヒ「あぁ、彼女欲しい」