海戦の前の話が思ったよりも長くなったからだよ。
ちなみにロウリアの艦隊数4400隻の維持費かなりヤバそう。
ドイツ海軍主力 空母打撃艦隊
再編された艦隊であり、ドイツ海軍の残った主力艦ほぼ全てを投入した艦隊だ。
1ヶ月前に就役した新型大型空母、ペーター・シュトラッサー
グラーフ・ツェッペリンに続き造られた空母で、ツェッペリン含めてほぼ全ての空母を失ったドイツ海軍に残された唯一の空母であり、建造していたため転移の影響を受けなかった。だがドイツ海軍再建のために急ピッチに造られたこともあり試験もろくにしていない。
見た目や大きさは赤城そっくりであり速力は赤城より早いという違いくらいしかない。ー 一説によると設計者が日本の空母を見て強い影響を受けたとか受けなかったとかー
その空母を筆頭に旧式の弩級戦艦6隻、駆逐艦16隻、U-140型潜水艦 ー駆逐艦と砲撃戦できる潜水艦であるU 139型の後継。お前は何を言ってるんだと疑問に思ったが実在する。第一次世界大戦に活躍した(?)U 139型の正式な後継。U 139型の特徴は魚雷発射管6基と15㎝単装砲2基を装備。最大の特徴は60mmもの装甲を張った事で、当時の駆逐艦や巡洋艦よりも装甲が厚かったがこの船はさらに装甲と火砲を強化した。一体どこに向かっているんだこの潜水艦は?ちなみに建造したのは1922年~1923年。さらにこれの後継のU 141型もある。まだ作ってたのかー を13隻加えた艦隊だ。
なお普通の潜水艦は無かったのかだが、普通の潜水艦は転移した日、たまたま北海で訓練していたため巻き込まれなかった。
この艦隊の提督はアルフレート フォン バイ大将
北海にて何度かイギリスと海戦をしドイツを勝利へと導いた将軍。
彼は出港直前に海軍参謀本部にてこう言い残した。
「この度の海戦の最大の敵は弾薬と輸送船の数でしょう。我らドイツ海軍は世界最強です。ロウリアとやらの海軍は数百年前の船なんでしょ?そんな時代の船が4000隻あろうと我らの敵ではありません。むしろ敵は弾薬が足りなくなるという事と沈没した敵の水兵を救助しなければならないが輸送船の数が足りないんじゃないんですかね。」
と余裕の表情を見せた。というのも練度も桁違いに高い、世界最強の大英帝国艦隊とやり合ってきた男だからこそこの余裕の表情ができる。
バイ将軍は、艦隊を出港させる。まず最初の目的地はクワトイネのマイハーク港。
ここでクワトイネの観戦武官を乗せなくてはならない。なんでも政府の連中はドイツ帝国の力をクワトイネに見せつけてあわよくば外交的に属国化するつもりらしい。
クワトイネ公国 マイハーク港
ここでドイツ海軍の空母打撃艦隊を見た観戦武官のブルーアイは、目を疑っていた。
その船は、彼の常識からすれば、とてつもなく大きかった。ドイツとの接触の際に、ドイツの船はとてつもなくでかいという噂は聞いていたが所詮ただの噂だと思っていた。だがそれは真実だ。
今彼が見ている船たちは、遠くの沖合いに停泊しているにも関わらず、とてつもなく大きく、そして帆が付いていない。
やがて、一際大きな船から、小さな船が出てきた。その小さな船の動力源が全く理解不能であり、その乗り物に乗り、沖合いへ移動した。
「それ」は進んだ。ワイバーンよりも遅いが、遥かに快適で、人が大量に運べる。
やがて、母船が見えてくる。
その大きさに驚愕する。
(いったいなんだ!この大きさは。そうか、これだけ大きければ、人員もたくさん搭載できる。切り込みの際は、中から大勢の人が出てきて一気に一隻づつ制圧していくのだろうな。これなら、一回の戦闘に投入できる人数が多いから、1隻あたりの戦力は大きいだろう)
彼はこのペーター・シュトラッサーを理解しようとした。だが彼は航空母艦というものを知らない。
疑問は尽きない。彼は、自衛官に言われるがまま、艦内に入っていった。
・・・中が・・・明るい。
鋼鉄の船。
何か燃やしているのか?それとも、光の魔法?これは魔導船か?わけがわらないよ。
彼はやがて艦長と出会う。
「艦長のアルフレート フォン バイです」
「クワトイネ公国第二海軍観戦武官のブルーアイです。このたびは、援軍感謝いたします」
「さっそくですが、我々は、クワトイネの船の位置を把握しており、ここより西側500kmの位置に彼らはおります。船足は、5ノット程度と非常に遅くはありますが、こちらに向かってきております。我々は明日の朝出航し、すべて排除する予定ですので、明日までは、ゆっくりとされてください。」
ブルーアイは驚く。彼らは、自分たちだけで、クワトイネ海軍の協力を得ずに、4400隻の大艦隊に挑むつもりなのだ。
確かに艦は大きく、切り込み用水夫を大人数を収容できるだろう。しかし、たったの36隻で、4400隻に挑んでいくのは、やはり自殺行為を思われた。
また、バリスタや、火矢を防ぐ木盾が無いのが、不安に思われた。
「ブルーアイさん、この船の事を軽く説明しましょう。軍事機密に触れない程度ですがね。」
バイ将軍はこの空母を説明し始める。
グラーフ・ツェッペリン級ペーター・シュトラッサー
ドイツ帝国海軍の航空母艦であり、航空母艦とは主に航空機を離着陸させる船であり言わば移動する飛行場ということ。航空母艦には艦上戦闘機や艦上爆撃機が載っておりこれらが敵の船を破壊すると。またこれらは全て魔力を使っておらず全て科学の力で造られているということ。また帝国協定加盟国には他にも戦艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦などがありどれもブルーアイには理解出来ないものだった。というのもこれは戦争の常識を一変するものでありドイツや帝国協定の技術力は少なくとも
列強のムーと同等以上である
と。もちろんこれが本当だったらという話であり現物がある以上本当のことなのだがブルーアイはそれを認めたくなかった。いや信じたくなかった。クワトイネは恐ろしい国を戦争に巻き込んだのではないかと.....
その日の夜、ブルーアイを含めての作戦会議が行われた。議論の末
まずこの空母からの戦闘機で敵ロウリアの航空戦力であるワイバーンを全て撃墜し制空権を確保しつつ艦上爆撃機による敵艦の破壊。
その後弾薬が尽きたら航空部隊は帰還した後砲撃戦を開始。その時潜水艦隊は一旦別行動をとり、ロウリア艦隊が総崩れしそうなタイミングで奇襲攻撃を仕掛ける事にした。
翌朝
ロウリア王国東方討伐海軍 海将 シャークン
「いい景色だ。美しい」
大海原を美しい帆船が風をいっぱいに受け、進む。その数4400隻、大量の水夫と、揚陸軍を乗せ、彼らはクワトイネ公国経済都市、マイハークに向かっていた。
見渡す限り船ばかりである。
海が見えない。そう表現したほうが正しいのかもしれない。ーそりゃあ4400隻もいたら海なんて見えねぇよな数だけなら米帝もビックリだろー
6年をかけた準備期間、パーパルディア皇国からの軍事援助を経て、ようやく完成した大艦隊。これだけの大艦隊を防ぐ手立ては、ロデニウス大陸には無い。
いや、もしかしたら、パーパルディア皇国でさえ制圧できそうな気がする。
野心が燃える
いや、パーパルディア皇国には、砲艦という船ごと破壊可能な兵器があるらしいな・・・。
彼は、一瞬出てきた野心の炎を理性で打ち消す。第3文明圏の列強国に挑むのは、やはり危険が大きい。
彼は東の海を見据えた・・・・ん?
何かがこちらに飛んでくる。
なにか大きなものがこっちにくる?
彼は知らない。これが戦闘機であること。
彼は知らない。近代戦というものを。
彼は知らない。制空権の重要さを。
彼は知らない。本当の恐怖というものを。
後にロデニウス大海戦と呼ばれる海戦が今幕を上げる。
ちなみにU 139型は実在します。ウッソだろお前。
なおU 141型も1925年製でありそれは全てドイツ領東南アジアに派遣された。
なおこのシリーズのさらなる後継を作ろうとしたが海軍のとある人に止められた。
ー砲撃戦に特化した潜水艦作るよりその費用で駆逐艦や巡洋艦作る方がいい。ー
なおターニャは士官学校時代にこれを見て、「ウッソだろお前潜水艦だろ」と言ったとか言わなかったとか
原作にないオリジナル都市を追加するかどうか?
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追加して欲しい
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いや、そこは原作に忠実にして欲しい